4月1日、きょうもお坊ちゃまは下半身裸で  
やわらかでふかふかのソファに座っていた。  
何もはいていないお坊ちゃまの股間には、  
やや色白で、サイズは大人にしては控えめだが、  
四年生や五年生のころにくらべると  
ずいぶんと成長したおちんちんが、  
芯ができて、弾けばびよんびよん揺れて  
紅色の先っちょが半ば顔を出して、  
お坊ちゃまの欲求を誰にともなく  
主張するようであった。  
そして、年の頃なら三十路前、  
ひっつめ三つ編みを編み込んで  
ヘッドドレスでまとめた髪の  
黒いワンピースの制服に  
縁がフリルの白いエプロン  
アルトの声のメイドさんが、  
にこやかにゆったりと歩みよってきた。  
「坊ちゃま、お時間です。いつもの  
ご奉仕でよろしゅうございますか。」  
「メイドさん、今日もよろしくお願いします」  
坊ちゃまの裸の白い、産毛も目立たない  
太ももを、またぐようにソファに  
上るのかと思うと、膝立ちで  
太ももをまたいでメイドさんは  
座りこんだ。エプロン、スカート  
そしてスリップの順で、坊ちゃんの  
裏スジはさらさらとこすられて、  
じゃりじゃりとしたヘアの感じのあと  
ぬるぬるとした温かい溝が、  
尿道海綿体にぴたっと当てはまる  
ように密着した。  
「ぼっちゃま、わたくしにおっしゃるお言葉、  
 ありますでしょう。お願いします」  
「好きだよ、メイドさん。お願い」  
「はて。わたくしは坊ちゃまにどうして  
 差し上げればよろしいのでしょうかねえ」  
ぬちゃぬちゃと生あたたく、次第に  
湿り気を増す感覚が、メイドさんの  
エプロンとスカートとスリップの三つが  
重なって隠されている太ももの付け根で  
心地よくなっていく。坊ちゃまは  
じれったくなり、ご奉仕の次を、  
待ち焦がれる気持ちになってきた。  
 
熟女と言うにはまだみずみずしい肌の  
太ももの内側は坊ちゃまの太ももに、  
成熟した女のしっかりとした肉の重さを  
思い知らせていた。  
わざとなのか、無意識なのか、  
それとも自分の快感を求めた勝手動きなのか、  
メイドさんの腰は、ぼっちゃまちんぽを  
レールに見立てて、溝を前後に擦るような  
緩やかな動きをいつの間にか始めていた。  
「メイドさん。いつものように、お願いします。」  
「坊ちゃま。わたくしのことを大事に思ってくださってますか」  
「あ、生じゃだめって?」  
「いいえ。もちろん、大事なお嬢さんがおできになって、  
 このような親密な仲になられたら、大事な御配慮ですよ。  
 でも、今は違いましてよ。」  
「ああ、固くなるよ。固くなっていく」  
「素敵な固さにおなりですね。でも、坊ちゃま」  
「う。僕の、僕だけのメイドさん、だーい好きだよ」  
「そう。性欲に突き動かされる切羽詰まった気持ちでも、  
 女の子に、何度でもいくらでも大好きな気持ちを  
 言葉にして差し上げることは大事なことですよ」  
 
坊ちゃまの両頬の横の、ソファの背もたれの上の端に  
両手をついたメイドさんは、うっすらとリップを付けた  
ほとんどお化粧してないかのような、ナチュラルメイクの  
整った顔立ちで、坊ちゃまの目をじっと見つめて  
顔を近づけてきた。坊ちゃまの視界に影をさす。  
そういえば、いつもは髪を解いておろして  
キスしてくれるので、毛先で撫でられる感じが  
するのだが、今日は髪は結って整ったままなので  
それがないのが、いつもと違ってなんだか変だ。  
坊ちゃまには、普段のご奉仕と違う、特別な日の  
特別の意味をもったご奉仕なのか、今後何か、  
変化があるしるしなのか、例えば、暇を取って  
このお屋敷から下がってしまって、簡単には  
逢えなくなるってことなのか、そう、乳母の  
ときのように、急に不安が感じられた。  
うっすらと香水にしては目立たず控えめで、  
シャンプーやせっけんというには、ありふれていない  
とてもいい香りがすっとやってきたかと思うと  
軽く唇をあてるキスをされた。  
思わず目をつむる坊ちゃま。メイドさんの  
腰の前後の動きが、小刻みで速いリズムに  
なってきていて、目をつぶったために、  
鮮やかな快感を亀頭に尿道海綿体に突きつけていた。  
ぬるぬる、ぬちょぬちょ、音まで聞こえるような  
ジューシーな感覚だ。絹のようなきめ細やかで  
お互いしゅるしゅる擦れる小陰唇が、  
敏感な裏スジ上の亀頭を、尿道口を、  
めくれた包皮のひきつるスジを刺激する。  
心なしかメイドさんの表情も酔ったようになり、  
目も情熱に満ちて見つめるだけでなく、  
とろんとした目の色も帯びてくるようだ。  
 
そういえば、今日はメイドさんはパンツ脱いでいない。  
いや、もともと脱いでいたのか、この部屋に来た時点で  
はいていなかったんだ。坊ちゃまは、ソファでくつろぐ  
ときに、もう下半身は全部脱いで裸だったが、  
メイドさんはいきなりまたがってきただけだ。  
それだけで、初めからぬるぬるした感覚なのだから、  
最初からはいていなかった。  
いくら、身も心も捧げて坊ちゃまに日夜ご奉仕して  
くれているといっても、メイドさんが淫乱なわけではない。  
このお屋敷が、エッチなことに野放図で誰でも  
ノーパンでいるようなお屋敷なわけでもない。  
むしろ、毎日のこのご奉仕の時間は、メイドさんと  
坊ちゃまの二人だけの秘密で、調理の女主任さんにも  
女家庭教師の先生にも、家政取締り元締めの家政婦さん  
にも、誰にも知られないように、注意深く過ごしている。  
母様付きの小間使いメイドさんにも、姉様付きの  
メイドさんにも知られていないはず…いや、知らない  
ふりをしてくれているだけかもしれない、その二人は。  
きっちりと制服を着こんで、髪もしっかりまとめて  
さすがに二十代後半だからにじみ出るようなフェロモンを  
清楚に押さえつけた、さわやかでいてエロいメイドさん  
が、普段からノーパンってこともないはずだ。  
少なくとも、去年おととしの無邪気ないたずらで、  
坊ちゃまがスカートをめくった(何度も)範囲では、  
いつも清楚な白いパンティをはいていた。ガーターストッキング  
の時も、サスペンダータイプパンストの時も、  
普通のナチュラルパンストの時も、黒タイツの時も。  
いや、縞パンの時もたまにはあった。  
 
坊ちゃまはますます不安になる。初めからノーパン。  
なんだか、僕に、いつもより、しつこく「好き」と  
言わせる。やっぱり、おいとまなのか。  
そういえば今日は、転勤になる先生がご挨拶される、  
離任式だった。あこがれの丸くて大きくてやさしい  
眼鏡の女の先生が転勤していった。  
お屋敷に新年度って、関係ないよね、と思い返す  
坊ちゃまの心は、それでも不安だ。  
”いかないで、どこへも”と言ってしまえば  
本当になる気がして、坊ちゃまは両手で、  
メイドさんのエプロンのフリルのついたたすき  
のようなところ交差する背中をぎゅっと抱きしめて  
近寄せた。メイドさんのまあ、そこそこ  
同じ年頃の女性の平均よりは豊かな胸が  
坊ちゃまの胸にむにゅっと当たる。  
胸の当たるのを感じると、さらに固さをまして  
いきり立つちんちん。  
催促かと考えたのか引き寄せられるまま  
唇を割って舌を入れて来るメイドさん。  
めちゃくちゃに暴れる舌。坊ちゃまの舌と  
もつれる隙もなく、坊ちゃまの口を  
埋め尽くすように動くメイドさんの  
凶暴な舌。こすりつけあうように  
匂いをかぎまくるように触れる鼻翼と鼻翼  
さらに腰が近くなって、ずっしりと  
かかるメイドさんの体重。ペニスを  
押しつぶすかのような勢いだ。  
二人の身長差、いや、座高差で、  
猫背になって苦しそうな体勢のメイドさんだが、  
それよりも、もう息苦しくなって、離れる  
二人の顔。「ぷはー」  
「さあ、坊ちゃま、いかがですか」  
「いや、もっとだ。メイドさん」  
「あれ。ナニがもっとですか。はっきりしない子はきらいですよ」  
「アレしてください。アレを」  
「アレじゃわかりません」  
「せ、セックスしてください」  
「えーと、坊ちゃまが男性で、わたくしが女性で…」  
「そうじゃなくて、ファック」  
「訳すと”くそったれ”ですか?スカトロプレイはちょっとここでは…」  
「あの、お、おま…」  
「おまんまはもうおすみでしょ。『お義母さま、もうお夕飯はお食べになりましてよ』」  
「あ、おまんこに、ぼくのおちんちんを入れてっ」  
「お母さまにお願いされてはどうですか」  
「ぼくの、大好きなメイドさんのおまんこに、ぼくのおちんちんをいれさせて」  
「『下さい』でしょ」  
「ぼくのだいだいだーい好きなメイドさんのおまんこに、  
 ぼくのおちんちんを入れてください、お願いします。」  
「はーい、よく言えましたね、いい子ですよ、チュッ」  
 
ひっつめ三つ編みを編み込んでヘッドドレスを  
きっちりつけたままのメイドさんは、  
坊ちゃまの太ももをまたいだままのソファの上で、  
腰を浮かせて伸ばしたと思うと、  
周りからスカートの裾の中に吸い込まれた  
空気が、密着していた坊ちゃまの陰茎と  
メイドさんのラビアが離れた隙間を、  
ひんやりと通り過ぎていった。  
メイドさんの左手が無造作に、エプロンと  
黒いワンピースの裾と、ナイロンに控えめな  
縁取りフリルのオフホワイトのスリップを  
手首の関節のところでかきあげて、  
バサッと空気が震える。  
スリップを手首の内側で書き上げたままの  
左手で坊ちゃまの一物の雁首をつかみ  
メイドさんの方へ傾けると、坊ちゃまの  
海綿体の弾力による抵抗感が指に伝わる。  
メイドさんはソファの背もたれの上の端を  
右手で引き寄せるように力をかけつつ、  
膝立ちで前に、坊ちゃまの方ににじり寄る。  
そして、ほとんど坊ちゃまの腰の外の、  
太ももの骨の上のところが張り出したあたりを  
両膝で挟んだようなところまでちかづいてきて、  
坊ちゃまは、もう挿入してもらえる期待で  
脳みそ中がいっぱいだった。何も考えられず  
早く嵌りたかった。ざらざらの膣壁の  
尿道裏の襞襞でまだ雁首にかかっている  
かむった皮を剥いてほしかった。  
そして、強靭な括約筋でちんこの中太を  
締め付けてほしかった。ああ、ほしいほしいほしいほしい…  
 
膝立ちでにじり寄って近寄ったメイドさんは  
背筋が伸びて、数え年でいうと十三参りに行く  
年の坊ちゃまに比べるとさすがに上背があった。  
自然坊ちゃまは、メイドさんのエプロンの胸当てに  
顔をうずめる格好になる。メイドさんがどんな  
表情で、こうしているのか、どんな気持ちなのか  
想像できない坊ちゃまは、これが、これが、  
メイドさんにご奉仕してもらえる最後の日なの  
だろうかと、また不安になった。  
ただ、このうずめた胸の柔らかさを  
信じればよいのだろうか。乳母が暇をとって  
からは、ほかの使用人にも世話になっては  
いたが、一番いつも一緒にいてくれた。  
教えてくれた。かばってくれたり、たしなめて  
くれた。何よりも、メイドさんのおかげで、  
それぞれが役割のあるこのお屋敷で、  
人のぬくもりと、思ってくれる人のある  
安心を、親代わりのように与えてくれる  
このメイドさんと、離れたくない!  
不安が募るにつれて、離れがたい気持ちも  
こみあげて来る。ああ、今こそ、これから  
迎え入れてくれる、今このときこそ、  
どんな思いなのか、メイドさんの表情が  
みたいのに、まだまだ小さい坊ちゃまには  
背が足りなくて胸のぱふぱふに溺れるしかないのか。  
 
「ほうら、坊ちゃま。坊ちゃまのメイドのおまんこですよ」  
弾力に抗して指で角度を変えて、膝立ちの腿を傾けて  
かすめるように鈴口をぴちゃっとした少し冷たいところ  
に当てる。当てたかと思うとすぐ離す。  
待てなくて自分から腰を浮かす坊ちゃま。  
かえって、恥毛にあたった亀頭が、坊ちゃまの  
焦りを浮き彫りにするようで恥ずかしい。  
「だめですよ、坊ちゃま。あわてる御当主様は、  
 もらいは少ないのですよ。メイドめにお任せください」  
「メイドさん、大好きですから、どこへも行かないでくださいね」  
ついに不安を口にしてしまった。すこし面食らった調子のメイドさんは  
「はいはい、メイドのまんこはここですよ〜」と笑う。  
そして、今までの焦らす様子とは正反対の  
確信に満ちた力強いつかみ方で坊ちゃんの剛茎を  
しっかり持つと、腰で迎えにきてくれて、  
瀬踏みも鞘当てもせず、見てもいないのに、  
正確にぴったりと一撃で膣口にあてがい、  
すでにしとどににゅるにゅるになった  
おまんこは、吸い込むようにずぼっと  
坊ちゃまのちんこを収めてしまった。  
さねひだと小陰唇にひっかかって、ずるっと  
剥けかけて引き続いて中へ入ると、  
尿道側のざらざらで、完全に亀頭が  
出た状態になり、奥の広さのあるところで  
柔らかいひだひだがうねるように亀頭冠を  
もてなす。その動きは、人格なんて心なんて  
ないはずのちんちんが、すごく喜んでる感じ  
がして、ようやくいつものように密着できた  
ほの温かい安心に満ちた気持ちが坊ちゃまの  
心を満たす。ぎゅっと抱きしめた両手を  
離してすこし脇腹を押すようにして、  
メイドさんの目を見る。メイドさんも慈愛に  
満ちた目で坊ちゃまの目を覗き込んできた。  
 
ねじりこむような、みそすり運動のような、  
臼の運動のような、腰のグラインド。  
頭一つ低い坊ちゃまを見下ろすように、  
目と目で見つめあいながら、メイドさん  
の動く腰で、傾けられ、ねじられ、  
押し付けられ、弾力に逆らうように  
下向けられ、そして締め付ける。  
考えてしようと思って動いている  
動きというよりは、腰が快感を得られる  
処を求めて勝手に動いているようだ。  
見つめるメイドさんの温かい目と、  
勝手にむさぼる腰、おなじメイドさん  
のしていることかと思うと不思議になる。  
坊ちゃまにはいつものご奉仕のはずの  
セックスが、いつもとは意味の違う  
肉食動物にむさぼられる餌になって  
いる行為に思われた。角度の移行の  
たびに、擦られて、付け根に力を  
加えられて、握られたような思わぬ  
締め付け、そして気まぐれに緩む。  
リズミカルに締め付ける括約筋、  
魔羅の先をしゃくってしゃぶるかの  
ような、膣奥の粘膜。熱い。  
「いかがです、メイドのおまんこは、  
 おいしゅうございますか。」  
「大好きだよ、メイドさん」  
「まだまだでしてよ」  
 
毎日のようにご奉仕してもらっているから、  
手の内はわかっているようなものだ。  
それでもまだ成長途上の若茎。  
わかっていながら、快感に翻弄される。  
坊ちゃまの太ももをまたがって、  
ノーパンで挿入した秘所の上から  
ワンピースもスリップもわさわさ  
邪魔にかぶさるままにして、  
二人の腹にかかったまま、うねうねと  
ぐりぐりとだんだん回転早くなりながら  
動くメイドさんのしっかりと肉のついた  
腰。腰だけが別の生き物のように縦横  
自在にうれしそうに動きまくる。  
そして、迎えに来るように前にしゃくる  
動きに上下運動が加わり、出入りする感覚  
を味わうように、深さを確かめるように  
ストロークが加味されて動く。  
あまりに分泌が多くなってきて  
二人の太ももの皮膚がぴちゃぴちゃ  
いうことすらある。ずるっと  
滑る感じに無理な角度になりかける  
プリック。微調整するように迎えに  
行くメイドさんの腰。  
だんだんスピードがついて、  
物足りなくなってくる。  
 
とうとうメイドさんは伸びあがるようにして  
ぎりぎり抜けないところまで、先だけが膣に残る  
ところまで、両手をソファについたまま  
腰を浮かすメイドさん。ソファについていた  
左膝を犬のおしっこのように左に伸ばして  
器用にかかとでつく。右膝はまだソファに  
ついて、左足だけ足の裏でソファに踏ん張り、  
腰を落として、もう一度奥まで入れる。  
膝の力で斜めのままピストンのストロークが  
長くなる。スカートの裾は左膝にかかって  
しまう。力の入る左太ももの裏の臀部に  
つながる筋肉がくぼんで力んでダイナミックに  
見える。そして、足と腰を使える体位に  
なって、リズムが加速する。加速するリズム  
に坊ちゃまの坊ちゃまはますます剛直に  
こみあげて来る精巣の主張。  
無意識にしまる坊ちゃまの肛門。  
まだ今じゃない。まだ今じゃない。  
どれくらい続いただろう、不自然な  
傾いたシリンダー・ポンプ運動。  
メイドさんも口で荒い息をするように  
なり、すとんと腰を落としては、  
短い休憩で抱き着く。まだ足りないのは  
恥骨結合がぶつかる密着感くらい。  
「はぁっはぁっ」  
「好き好き好き好き、メイドさん」  
 
ついにその瞬間が来た。ついていた右膝を浮かせて  
蹲踞というより、完全なうんこずわりになった  
メイドさん。自由に動けるようになって、尾てい骨  
側を前へ送るように、腰を上下させる。  
膣の軸と陰茎の軸が平行でなくて、角度が  
つく分だけ、膣ひだがしごくようにちんこを  
刺激する。まだるっこしくなったか、  
坊ちゃまの上体の向きに合わせるように  
胸を寄せて来るメイドさん。  
めくれあがったエプロンとスカートを  
ロールを巻くようにひっかけて、  
着物のおはしょりのようにして、  
下腹部を露出させて、ラヴェルのボレロ  
のようにリズムを加速させるピストン運動。  
ちゃぷちゃぷじゅぽじゅぽ  
まんこが喜んでいる音が二人の気持ちを  
引き寄せる。ああ、この時間が永遠に続けば  
いいのに。坊ちゃまは、メイドさんも  
同じ気持ち、二人の気持ちが寄り添って  
同じになって溶け合っているものだと思い込んでいた。  
 
物事には必ず終わりがある。悲しいかな男の  
快感には、特に若い男の快感には、早晩必ず  
訪れる終わりがある。でも早くもうそこに  
行きたい腰の背骨のあたりの感覚と、  
長く長く味わっていたい気持ちがない混ぜに  
なって、渦巻くような意識の奔流に流され  
行き着いてしまいそうになる。その時、  
突然の予想外のぎゅーっと締め付ける  
膣の入口の締りは、メイドさんの快感を  
あらわしてはいない。大脳から指令された  
意思の力によるものだ。いぶかしむ間も  
なく、メイドさんは坊ちゃまの右手を  
左手で引っ張って坊ちゃまをひきずる  
ようにソファの長い方向に坊ちゃまを  
寝かせて今度は、一番深いところまで  
ちんこを銜え込んで体重を思いっきり  
かけて言い出した。  
「ぼっちゃま、大事なお話があります。  
 まだ中だししてはいけませんよ」  
「えーっ、メイドさん、どっかいっちゃうのぉ〜  
 やだやだやだ、ぜーったいやだ。」  
渦巻きにかすみかけた意識を総動員して  
抗議の意思を叫ぶ坊ちゃま。  
 
「いいえ、メイドは坊ちゃまのおそばは  
 まだ離れません。今は。」  
「今じゃなきゃいつなの」  
「いつかその日は来ることでしょうが、  
 まだ坊ちゃまが大きくなられて、  
 先の話です。」  
「ほんとうに?!」  
「はい。大事なお話というのは、  
 坊ちゃまのお母さまのことです。」  
憎い。メイドさんが憎い。こんなに  
大事な話といいながら、腰をピストン  
したりグラインドしたりしゃくりあげ  
たりできるなんて。うっすら頬を染めて、  
息も軽く荒いのに冷静に話を進める  
メイドさん、僕がこんなに夢中で、  
話の内容を聞き取るのにも必死なのに  
ひどいよメイドさん。  
「ママが、……ひょっとして病気?」  
「いいえ。実は、坊ちゃまをお産みした  
 のは、メイドのこの私なのです。  
 まだ、今のお嬢様、坊ちゃまの  
 お姉さまくらいの年ごろだった  
 私は難産の末、坊ちゃまをお産み  
 したのですよ。」  
「えええーっ。メイドさんは、  
 ぼくの本当のママなのーっ」  
「そうでございます」  
 
「ということは、僕はもうだいぶ前から  
 『マザー・ファッカー』ってこと…なんてこと…」  
「わたくしはうれしゅうございました。  
 我が子の成長をこの身で確かめられて」  
坊ちゃまは、こんな時にこんなに重大な  
告白をされて、動転しながらも、なんだか  
それでよかったような安心感を心の片隅で  
感じていた。  
「それに、あの、じ…実の…恥ずかしゅうございます」  
「言ってよ。メイドさん。いや、ママ。お願い」  
「実の親子で、その、いたしておりますと、  
 こんなに肌が合い、具合も好うございますことで」  
「僕も、僕も気持ちよかったよ、いつも。ママ!」  
ママと呼ぶと、メイドさん、いやママも興奮する  
ようで、ますます激しくピストン運動する。  
ぶち当てるように尻と腰がくっついては  
離れる。ますますこみあげる何かがいよいよ  
噴出しそうだ。  
「いいのですよ、わたくしの中にぶちまけて  
 くださいませ。この母のおまんこの中に」  
 
「ああ、いままで召使扱いしてごめんなさい。  
 ご奉仕だなんて。ママ、ママの愛だったんだね。  
 ああ、ママ、ママ、ママ、あーーーーーー」  
「んんんっ。いい子です。勢いよく吹きあげて。  
 立派な男の子におなりですね…」  
「はあ、はあ、はあ」  
メイドさん、いや、本当のママは、メイド服のまま  
胸を僕の胸に重ねて、しぼんだちんぽはそのままで  
あたりが汚れるままにほおっておいて、  
ディープキスをした。  
 黙っている二人。  
 しばらく、無言で見つめ合う二人。  
 そして、坊ちゃまの両頬に手をついて  
体を起こして、メイドさんが口を開いて言った。  
「嘘をついてごめんなさい」  
「え、それは、本当のママだって隠してたこと?」  
「いいえ、その反対でございます、坊ちゃま」  
「え?」  
「今日は、エイプリルフールでございましょ」  
「あ、ママってのが嘘?」  
「でも気持ちようございましたでしょ」  
「う、うん」腑に落ちない様子の坊ちゃまの返事。  
「気分がいつにもまして盛り上がってございましたでしょ」  
「う、うん」やや明るい声で坊ちゃまが返事。  
「メイドは坊ちゃまの本当のお母さまではありませんが、  
 大好きでございますよ」  
「ありがとう。気持ちよかった。」  
「そうお聞きするとメイドもほっとしてございます。  
 くれぐれも嘘でお騙しして申し訳ございませんでした」  
「いいよ。楽しかった。でも、ひとつだけお願いがあるの」  
「なんでございましょう」  
「今度は『実は実のお姉様でした』ごっこしてくれる?」  
 

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