深夜の医局・・・・  
 
「今日も当直になっちゃった、昨日もそうだったのに」  
何回も同じことを思って香奈はため息をついた  
昨日はでも暇だったから仮眠とりまくったし  
そんなに疲れてない、かな?  
ぼけっとしながらそんなことを思った。  
研修医2年目。激務になれてきたが日々が勉強  
あ・・そうだ、明日合同カンファだったんだ・・・  
資料をまとめようと担当している患者さんのファイルを開く  
でも、頭が働かない。やっぱり仮眠だけでぶっ通しで働くのはツライ  
「うぃーっす。オツカレ」  
医局に同期の研修医・西野がサンダルをパタパタ言わせながら入ってきた  
「あ・・西野くん、お疲れ様。まだいたの?」  
「まだいたのってなんだよ。病棟にいたっつーの」  
冷蔵庫から自分の名前が書いてあるペットボトルを出して椅子に座る。  
「あれ?今日って桜井が当直?諏訪先生じゃなかったっけ?」  
「オペが長引いてて諏訪先生はまだオペ中。で、私が当直やらされてるの」  
苦笑いをしながら西野はサンダルをぬいで椅子にあぐらをかいた。  
 
「よくあるこった。ブーたれんなって。」  
「わかってるけどさぁ〜、なんか脳ミソ働かなくって」  
「ケーシじゃないと調子狂うとか?」  
今日はケーシーじゃなくて普通の白衣。私服のピンクのブラウスとスカートの上に羽織っている。  
「そんなんじゃないけど・・汚しちゃって。そしたらストックなくて。」  
「研修医はケーシー着るって風潮がオレはわかんね。桜井もソレで毎日やればいいじゃん」  
西野はシワだらけのブルーのYシャツの第一ボタンをはずし、ネクタイを緩めた  
「西野くん、白衣のポケット、入れすぎ。」  
胸元のポケットには7本くらいペん類が入って、下のポケットにはメモ帳などが入り  
白衣が重そうなのを前から気にしていた香奈は笑いながら言った。  
「なんでかすぐペンなくすんだよな。あ!さっきのハネたな。赤の水玉」  
自分の白衣の裾に血液のハネだろうか、赤い点々がついているのに気づく。  
西野は白衣を脱いで、面倒そうにポケットのペンなどを出していく  
 
香奈と西野は同期。西野は1年目は救命センターで経験を積んで今の外科にやってきた  
どこかマイペースで投げやりに見えるヤツだが仕事はできる  
香奈はいつも知らないうちに西野のペースに巻き込まれている事が多いことがなんだか  
不思議な人だとも思い、つかみどころのない人だとも思い、でも同期で優秀な男だから  
少し頼りにしている部分もあった。クリーニング用の籠に白衣を投げ入れ伸びをすると  
「桜井ぃ〜、ちょっと仮眠するわ。今日はオレも当直につきあってやるよ  
 2時間後に交代するか。起こしてもらっていいか?」  
「え?やってく?助かるけど・・・2時間後ね。わかった」  
仮眠室へと肩をまわしながら西野が消えていった。  
香奈は書類整理を続けていく。  
 
気づけばもう2時間。仮眠室へそっと入っていくと西野が小さくいびきをかいている  
「西野くん、2時間経ったよ」  
そっとゆすって起こすと「あぁ」と返事をして頭をぐしゃぐしゃと掻いた  
そしてん〜といって伸びをして上半身を起こし  
「おー・・サンキュ。んじゃ、桜井仮眠とっていいぞ」  
ふふっと笑って香奈は西野の頭を指差す  
「すっごい寝癖」  
・・・・・と、会話となんの脈絡もなくいきなり香奈は視界がグルンとまわった  
え?と驚き気づいたら、ベッドに倒れていた  
正確には、西野がいきなりベッドに押し倒したのだ。状況がよくわからないといった感じで  
「にし・・の、くん?なに?」  
興奮するでもなく、取り乱すでもなく、普通の会話の口調とかわらず西野が言う  
「オレさ実は桜井のこと好きなんだよ。最近。桜井もちょーっと意識してたろ?オレ。」  
唐突すぎる行動と会話に香奈はそこからドクンと心臓が大きく音をたてて  
「いきなり・・、な、なによ・・それ」  
顔が近い、視線がぶつかるという表現が丁度いいと頭のどこかで思いつつも言葉尻が引っかかる  
「最近ってなによ、最近って」  
「さっきから、かな。ケーシーじゃない桜井がなんか新鮮で、グッときた」  
そういうと押さえつけてる手首の力とは間逆にふわっと唇を重ねてきた  
そのまま舌が進入してくる。ねっとりと、唇から舌へと滑り込んできて生暖かいふんわるとした  
感触がさらに香奈の思考を止める。そっと離れて西野がにこりと笑い  
「言葉より行動のほうがわかりやすいだろ?」  
まただ、やっぱり私は西野くんのペースに流される、香奈はどこか納得した  
「こういうところで・・話す話でもないと思うし、オペ終わったらみんな戻ってくるから」  
たたみかけるように言って香奈が起きようとするのを西野はさらに脚の間に自分の足を絡ませ阻止した  
 
「誰か、来るって・・・」  
ピンクのブラウスのボタンを片手ではずしながら西野が楽しそうに返す  
「きたらきたで。ま、オペもう2時間くらいかかると見たな」  
「そういう問題でもなくって、えっと・・・」  
拒むのか拒んでないのかわからない口をまたふんわりとキスで塞ぐ  
反対の手はスルッとスカートの裾から腿まで滑り込み、パンストの感触を楽しむように動く  
だめだ・・やっぱりこの人のペースになってる  
香奈は理性が働いているのに体は言いなりになっている自分に戸惑っていた  
ビリッ・・ビリビリ・・  
西野がいきなり香奈のパンストを股の部分を破り、直接ショーツに触る  
「えっ・・やめて・・恥ずかしい・・」  
首筋から耳へと舌が這い、パンストを破かれた音が香奈にははずかしく思えた  
「ちょっとヤラしかったかな?職場でこんなことしてんので十分ヤラシイか」  
肌蹴たブラウスから手を伸ばしブラジャーをずらして乳首を舐めながら言う  
ショーツ越しに秘部を指でくすぐられて、香奈の体が小さくびくっとした  
「桜井・・・ネクタイ、とって」  
顔をあげて西野が香奈にささやいた。催眠術にかかったら、こんな感じなのかな?と思いつつ  
香奈はいわれるままに西野のネクタイに手をかけ、シュルっと音とたてて解く  
少し汗臭い、西野のにおいがさらに香奈の手を動かさせた  
そしてブルーのYシャツのボタンに手をかけ、はずしていく  
「諏訪先生たちがもし見たら、研修医同士でなにやってんだかって言うんだろな」  
余裕の口ぶりで言う西野。香奈は先輩医師の名前をだされ現実に少し戻された途端  
恥かしさが倍増し、手が止まる。そして全身の感覚が敏感になったように感じた  
「や・・やっぱり・・ダメ。」  
ショーツをずらし、西野の指がクリトリスをとらえて香奈の全身に電気が走った  
 
香奈は声を殺すのに必死だった。薄暗い仮眠室には二人の息遣いが響く  
指が1本進入してきた・・・同時に胸をもまれて胸元に舌が這い回る  
「西野・・気持ちいいんだ?キュっとしたよ、今」  
容赦なく指が2本に増やされる。香奈は西野の背中に手をまわし、Yシャツをぎゅっと掴む  
白衣を着たまま押し倒され、ブラウスの前を開けてブラをずらされ、スカートは腰までまくられて  
股の部分だけをパンストが破かれてショーツをずらして指が・・・  
自分の状況を把握すればするほど、羞恥心でおかしくなりそうだった  
「っん・・ん・・」  
声が少しだけ漏れてしまった。西野が指でゆっくりと香奈の中をかき混ぜながら囁く  
「やべ・・もっといじりたいけど早く入れたくなってきた。  
 桜井がいい声出すから。」  
そういうと脚を開かせ、ショーツをさらにずらし、自分のものをあてがう  
薄明かりで破れたパンストが見えて西野は小さく「ヤラシイな」と言う  
「だめ・・だよ・・やっぱり、こんなの・・」  
口先だけの理性が香奈にそう言わせた。体はもう早く受け入れたくてたまらなくなっている  
なんの合図もなく、ゆっくりと西野は中へと進入してきた  
ゆっくりなのにもう全身を貫かれたような電撃で香奈は腰が浮き、背中が反る  
ジュジュ・・・ジュブ・・・動くたびに水音だけが聞こえる  
「すげ・・・桜井・・やらしい音」  
だんだんと動きを早める、香奈はもう何も咎める気持ちがなくなった  
熱い・・気持ちいい・・もっといっぱい、入れたい  
「桜井の中、すげえ・・締めてる・・」  
少しあがった息遣いで西野は言う。どんどん打ち付けるように腰を動かす  
「ヤラシイな・・・桜井のココ・・すっげー・・いい・・」  
声を殺すのが必死なのと、今まで言われたことのない恥かしい言葉たちに香奈の秘部は  
ヒクヒクと反応していた。子宮に当たる程奥まで犯されるように打ちつけられて  
また香奈の腰は勝手に動き、表情を歪める  
 
はぁっ はぁっと肩で息をして西野が囁く  
「いきそっ・・・桜井のイヤラシイ体でいく・・・」  
香奈はすでにその言葉に反応できないくらいの快感が押し寄せていた  
のぼりつめる寸前・・それを気づいた西野が出し入れをしながらクリトリスを指でこする  
魚のように体が跳ねて、香奈は再び声を漏らした  
「んあっ・・だめぇっ・・え・・・イッちゃうぅ・・」  
香奈にとっては今までに無い快感だった。こんなシチュエーションでこんなこと。  
貫かれている部分から頭のてっぺんまで電撃が走り、体が硬直して小刻みに震える  
握っていた西野のYシャツの背中に必死に捕まるようにして小さくあ・・あ・・と声が出ている  
「うっ・・すげ・・締まってる・・いくぞ・・いくっ・・・」  
速さをましたピストン運動がピタッと止まり、香奈の一番奥で熱いものが放出された  
ドクッドクッと波打つものが自分の奥にいるのがわかる・・中のものがドクンとするたび  
香奈は全身がびくっと跳ねる。  
呼吸があがり、それをふうっと吐いてととのえながら西野がゆっくりと抜く  
香奈の中からドロッと生暖かいものが出てきたのが自分でわかった  
痺れた脳は片隅がすこしだけやっと正気にもどり、香奈がうつろに言う  
「にし・・の・・くん、中に出しちゃったの・・・?」  
ティッシュで自分のものを拭いて、だらっと力が抜けて横たわる香奈を見て  
また香奈の問いかけに関係ない答えを西野が返す  
「桜井、シーツまでグッショリになってるよ。すげ。ヤラシイ」  
服を着たまま、ビリビリにやぶられたパンスト、ドロっと液体が流れ出ている、ぬれたシーツ  
まるで犯された後のような光景に西野が枕元においていた携帯でパシャっと画像を撮影した  
「あ、別にこれで脅すとかどーとかって訳じゃねぇぞ。桜井のこういうカッコもいいなと思っただけだから。」  
 
秘密のやりとりを邪魔するように、隣の部屋で電話が鳴っている  
医局の電話がなっているのだ。  
ズボンを履いて西野が自分が対応すると合図をし、ネクタイを肩にかけて  
「桜井を、なんつーか、オレのにしたかった。だから中でいきたかったし、犯したかった。  
 んじゃ、交代な。ゆっくり休めや。」  
そういうとすっと仮眠室から出て行き、電話の対応をしている。どうやら救急外来に  
患者から電話がかかってきているらしい。西野がいつものようにてきぱきと応答する声が聞こえている  
やっと、香奈は起き上がり、服を調えパンストを脱ぎ、だるそうにシーツを剥いだ。  
あれだけ動かされ中をかき混ぜられた場所は、まだ疼いている  
「はい・・あ、市販の解熱剤は飲まないでください。はい・・はい・・・」  
西野の対応する声がはっきり聞こえる。香奈は自然に指が秘部に伸びた  
ヌルッとする液体が指に絡みつき、匂いから、西野が放出したものだとわかった  
香奈はそっと指を舐めた。  
ココロに首輪、知らないうちに香奈は西野に所有されていることに気づいた  
 

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