麻奈の中は暖かい上にぎゅうぎゅうと俺を締め付け離さない。  
「あっ、あぅ、み、三島く、ん」  
嬌声に混じって俺の名を呼ぶ麻奈が可愛くて  
俺はさらに腰の動きを早める。  
「ひぅ、あ、あぁ、ん、んぁああ」  
感度のいい麻奈はそれだけで十分過ぎるほどに感じるらしいけど、  
腰をのの字にするとさらに感じる。  
「んっんーー、りゃ、りゃめぇ、それっ感じすぎちゃうよ」  
この分だと遠からず麻奈は果てるだろう。  
 
鹿山麻奈。  
俺の幼馴染。  
俺が小学生の時にマンションの隣室に越して来ていらいの仲だ。  
小、中、高と同じところを受けて今は大学生。  
今年の三月には卒業の予定でそれと同時に結婚する。  
思えばそれなりに長い道のりを来たもんだなと思う。  
そこで俺は彼女との馴れ初めを思い出す。  
そう、このSEXの最中も彼女が首に巻いている黒いスカーフ。  
彼女は一年365日黒いスカーフを身につけている。  
それを疑問に思った俺は聞いたのだ。  
「どうして毎日してるの」って。  
彼女は「友達になったら教えてあげる」と言った。  
友達になっても教えてはもらえなかったがそれが始りだった。  
さて結婚してくれたら教えてくれると彼女は先日言ったが  
一体何故彼女はスカーフをしているのだろう。  
 

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