「わ〜、香奈ちゃん、綺麗〜〜!!」  
今日は彩乃さん家に雛祭りでお呼ばれされた、香奈・祐希・瑞穂の「えっちパーティ」  
3人組。みんな着物姿でおめかししています。  
 
「そんな…。彩乃さんの方が全然素敵です」  
憧れの人の和装を陶然と見上げる香奈。結い髪のうなじが白く眩しい。  
「瑞穂も可愛いね。祐希ちゃんもなかなか……馬子にも衣装って感じ」  
瑞穂にはにこやかに、しかし、祐希だけ挑発的な目で見る彩乃。早くもライバル意識?  
「わ、悪かったですよ! 似合わないのは知ってます……でも、香奈が……」  
一瞬ムッとした後、自信無さ気な表情を見せるのは祐希。普段は元気でボーイッシュな  
彼女も、今日は着慣れない着物姿でちょっと落ち着かない様子。  
「似合ってないなんて一言も言ってないでしょ? 香奈ちゃんの見立てならなおさらね  
……私が意識しちゃうぐらい可愛いんだから、少しは自信を持ったら?」  
彩乃にボソッと耳元で囁かれ、ドキッ、と顔を赤らめる祐希。いきなり鞘当てが始まる  
のかとドキドキしていた香奈もホッと一息。しかし、少し妖しげな表情を見せた彩乃の  
様子が瑞穂は気になったが。  
 
そんなこんなで、女の子だけのイベント、雛祭りの始まり。  
暖房の良く効いたお部屋には七段フルセットの雛人形と、菱餅・雛あられなどお菓子、  
それに白酒が用意されていた。今ではあまりやらないが、折角の節句のパーティなので  
彩乃が典型的な物を選んだのだ。綺麗に飾った部屋に、着物姿の美少女が四人集まれば、  
それだけでも華やいだ雰囲気になる。  
 
「わ、菱餅ってこんな味なんだ……」  
「雛あられもおいし〜!」  
「こんなに沢山の雛人形見たの、初めて! これが三人官女で、これが五人囃子?」  
彩乃の従妹の瑞穂はともかく、平民の子の香奈や祐希には珍しい物も多い。二人とも  
大はしゃぎで子供の様に楽しんでいる。  
「はい、香奈ちゃん。白酒をどうぞ」  
彩乃が杯に白酒を注ぐ。  
「戴きます……わ、これ、甘い。お酒なんですか?」  
「そうだよ。でも、子供用だからアルコールは匂い程度ね。祐希ちゃんもどうぞ」  
「あ、はい……おいしい!」  
「良かった。お代わりもどうぞ」  
何故か、どんどん白酒を二人に勧める彩乃。この時点で怪しいのだが。  
 
一時間後……。  
 
「なんだか、からだがポカポカしてきました……」  
「ホント……彩乃さん、暖房効きすぎてない?」  
香奈と祐希の目がとろんとしている。既に頬は上気して、着物が乱れ、胸元や太股が  
見え隠れしている。どういう訳か、体がシャンとしない。それに、なんだか気持ち  
良くなって……。  
「そうかな? 丁度いいと思うけど」  
戸惑う様子の二人を他所に、瑞穂に注がせて白酒を啜る彩乃。こちらも艶めかしい  
表情に? 三人の猥らとも言える姿態に少し困った表情の瑞穂。  
 
更に三十分後。  
 
既にぐったりしている香奈と祐希。二人とも胸元も足元もはだけ、胸元は乳首が見え  
隠れするぐらい広げられ、足元は着物用の小さなスキャンティが見えるぐらいまで  
捲くれ上がっている。  
祐希の形の良いカモシカのような足と香奈の白く艶めかしい太股を満足そうに見下ろし  
ているのは彩乃……。  
 
「フッフッフ……。頃合いは良いようね。これはちゃんと醸造された大人用の白酒なの。  
……ひっく。い、いけない……。私が酔ってちゃお話にならないわね。じゃあ、瑞穂、  
手伝いなさい。香奈ちゃんと祐希ちゃんを押さえて……」  
「で、でも……。二人ともなんか始めちゃってますけど……」  
「え? ……あ!」  
瑞穂に指摘されて改めて彩乃が二人の様子を見ると、香奈と祐希は既に熱い抱擁を交し  
合っていた。  
 
「香奈……香奈……ボク、何かヘン……」  
「わ……私も……。でも、祐希の体、気持ちいい……」  
「ボクも……。香奈、大好き……!」  
「私だって……! ん……!」  
熱い口づけを交わす二人。指を絡ませあい、足を絡ませあい、舌も絡ませあう……。  
まるで恋人同士の熱い抱擁……。  
 
「ちょ、ちょっと! 冗談じゃないよ! あれ、どういう事!」  
涙目で怒る彩乃だが、瑞穂に聞かれても困る。作戦は失敗したらしい。  
「く〜〜!! ふ、二人とも! 目を覚ませ〜〜!!!」  
どうやら彩乃もかなり酔っている様子。いつもの彼女の上品さの欠片も見せず、強引に  
二人の間に割り込もうとする。しかし、二人の間には割り入る余地が無い。  
「こ、こうなったら〜〜!!」  
彩乃は祐希の両足を掴むと強引に右足を着物の裾に割り込ませ、股間に踵を宛がった。  
そして、いきなり振動を与える! グリグリと着物姿で電気あんま。自分も裾が乱れ、  
着物スキャンティが丸見えになるが、気にしない。  
 
「はぁんんんん……! ああ〜〜ん……!」  
香奈の上にいる祐希の背筋が仰け反る。酔っているせいか電気アンマの快感が即刻効果  
あり、それに耐えようと香奈の胸をぎゅっと掴んでしまう。  
「ひゃああん!?」  
はだけた胸をいきなりつかまれ、悲鳴を上げる香奈。しかし、苦痛の悲鳴ではない。  
「あ……あん……」  
熱い吐息を漏らし、頬を上気させる香奈。香奈も酔いのせいか、体が敏感に反応する。  
「香奈ちゃんにもしてあげるよ」  
今度は香奈の両足を掴んで電気アンマする彩乃。とたんに香奈の体がビクン!と震え、  
祐希をギュッと抱きしめた! それを見た彩乃が「ずるい〜!」と叫ぶ。  
 
「だ、だめ……やめちゃ、やだ……」  
電気アンマを途中で止められた祐希が香奈の股間を責めている彩乃の足を取り、自分の  
股間にセットする。「あん…!」宛がうだけで仰け反る祐希。仕方なく彩乃も祐希の  
足を持ち直し、再び電気アンマを再開する。電気アンマはしっかりと足を持って行うのが  
彼女の美学なのだ。  
 
「瑞穂には私がやってあげる」  
妖しげな表情で瑞穂に迫ったのは香奈だ。彩乃の電気アンマが祐希に固定されると、  
彼女は祐希の下から抜け出し、新たな獲物を求めた。そして、戸惑う瑞穂を押し倒し、  
足元をはだけさせる。  
「は、恥ずかしいよ……香奈ちゃん」  
真っ赤になる瑞穂だが、嫌がる様子は無い。酔った香奈は積極的でしっかりと瑞穂の  
まだ幼さが残る足を掴むと爪先で股間を刺激し始めた。  
「きゃうん!! く、くすぐったい……!」  
同年代の子に比べるとまだ性感が未発達の瑞穂は感じるよりもくすぐったがる。しかし、  
内股をキュン!と閉じて抵抗する姿は逆に香奈の嗜虐心を刺激する。  
「瑞穂も女の子らしくならなきゃね……今日は女の子のお祭りの日だから、瑞穂にも  
女の子の喜びがわかるように鍛えてあげる」  
強く、弱く。強く、強く、弱く。不規則なリズムで瑞穂の股間を踵で刺激する。  
爪先でつつくように、あるいは土踏まずで圧迫するように。更には踵でグリグリとねじ  
込むように。彩乃に仕込まれたテクニックを駆使し、瑞穂を責め立てる。  
「はう……!? ああん! ……くっ……だ、だめ……香奈ちゃん。私…ヘンになっ  
ちゃう……」  
結い髪が乱れるのも構っていられずに悶える瑞穂。耐え切れなくなったように香奈の  
足を掴んで体を突っ張らせる。勿論、香奈は外さない。  
「いいの。ヘンになっちゃっても……。瑞穂、もっと悶えなさい。我慢せずに、仰け  
反ったり体を捩ったりしてヘンになっちゃう気持ちに溺れなさい」  
瑞穂が悶えれば悶えるほどより力を入れていく香奈の電気アンマ。そしてついに…。  
「あ……うう! ……ああん! ああああ〜〜〜!!」  
失墜が訪れ、瑞穂はぐったりと力が抜けた。着物が乱れ、全身汗だらけ。特に着物  
スキャンティはぐっしょりと濡れていた。それが汗のためだけかどうかはわからないが…。  
 
三十分後。  
 
香奈と瑞穂がぐったりと寝入ってしまった後、祐希を電気アンマで気絶させた彩乃が  
白酒で自棄酒を呷っていた。着物姿ではしたなくも立て膝だから、着物用スキャンティが  
丸見えだ。  
「グスン……折角香奈ちゃんとイイコトしようと思ったのに」  
和服姿で電気アンマというおいしいシチュエーションを逃すなんて、何たる不覚……  
と白酒を痛飲する。すぐ傍で気持ち良さそうに眠っている祐希の顔を見て、この子を  
気持ち良くさせてあげられたから、まあいいか、と自分を無理矢理納得させる。  
祐希とは香奈を取り合うライバルだが、決してこの子を嫌いなわけではない。  
 
でも、香奈ちゃんとしたかったな……、とぶつぶつ言ってると、突然、背後から目隠し  
された。  
「だ、誰? 祐希ちゃん?」  
祐希が起きて自分に悪戯しているのかと思った。しかし、そうではなかった。  
「私です、彩乃さん」  
彩乃が振り返ると、悪戯っぽく舌を出した香奈が恥ずかしそうに微笑んでいた。  
「か……香奈ちゃん?」  
香奈が悪戯をするとは思っていなかった彩乃はその表情にドギマギした。  
「眠ってたんじゃないの?」  
「祐希と瑞穂が眠るのを待ってたんです。彩乃さんと二人っきりになりたかったから……」  
「香奈ちゃん……」  
じわっ……と涙が滲んでくる。香奈が自分と二人っきりになるのを待っててくれた  
なんて……。  
 
「私たちの女の子のお祭りはこれからですよ、彩乃さん。さっきは祐希を可愛がって  
くれてありがとう」  
彩乃の首に手を回し香奈は優しくキスをした。  
香奈の言うとおり、二人の雛祭りはこれから始まるのだ。  
 
(おわり)  
 
 

Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!