○10日目昼・学園より約20km東のオアシス  
   
 10日目にジンメンヒショウヘビにハプニングが起こる。サバクワタリキッコウジン(砂漠渡り亀甲人、カミツキガとヒトを足したような身長2m近いモンスター)♂がオアシスに現れたのだ。  
砂漠の中でオアシスに動物が集まるのは当然である。キッコウジンの当初の目的も水だった。ところが驚いたことにオアシスに金髪の美女ジョセフィーヌ・カミュ・アンリが裸のままでいた。  
性欲を発散できないまま砂漠を旅する亀男が、この幸運を見逃すはずがない。なにしろ淫獣のオスとして交尾ができる数少ないチャンスだからだ。  
さっそく悦び勇んで(もっともキッコウジンの顔は硬い皮膚に覆われていて笑顔はつくれない)黒いゴム手袋のようなペニスをいきりたたせてヒトのメスに襲い掛かった。  
 
『Bashhii!ガン! GOnnnn』  
これに慌てた上空からジンメンヒショウヘビが、大亀の甲羅を思いっきりひっぱたいた。  
   
 ジョセフィーヌを他の♂に奪われないようにジンメンヒショウヘビはキッコウジンを攻撃する。せっかく手に入れた自分の獲物である元貴族の娘を手放すわけにいかない。  
今までもたびたびメスを狙った生殖器を大きくした化物がやってきた。そんなモンスターどもを妖蛇は追い払ってきた。それだけの力があるからだ。だが今回の相手は強い。  
   
『バシ!ガン!ガン!』  
 
 飛行能力とスピードを活かして上空から妖蛇はサバクワタリキッコウジンを引っ叩く。しかし体格が大きくて頑丈な甲羅で守られたキッコウジンには有効打とならない。  
それに対して、ジンメンヒショウヘビを捕らえようと化物亀男は太く長い腕を振り回す。しかし上空をアクロバチックに飛び回るヒショウヘビを動きの鈍い亀では捕らえることはできない。  
 
 
ジョセ(今なら逃げられるかもしれない。)  
 
 
 この2大怪獣のいつまでも続く戦いを見ていたジョセフィーヌは、この時しか逃げ出せないと思った。  
(ここにいたらずっとオモチャにされるだけ。そんなの私じゃない。学園に帰ってシャワーを浴びたい。パックをしてマッサージを受けてお化粧するの。)  
 
帰るべき学園の方向はわかっていた。夜に人工的な光あった方向だ。学園からの光は弱々しかったが、真っ暗な荒野の夜にはよく目立つ。  
落ちていたキツネ皮の靴をあわてて履きなおし、瑞々しい木の実(リンゴを長細くした感じで甘い)を何個か引きちぎると、とにかく一気に走り去る。背後では、2頭の化物がまだ争いつづけている。  
 
 林の中をジョセフィーヌは走る。林の木々はまばらだがバラのような低木やツルが多くて、彼女の白い肌を傷つけていく。  
 
 
ジョセ「ハァハァハァハァ……ハァ……やっと森を抜けられた。あれ、学園かしら?風車と校舎…よね。」  
 
貴族のご令嬢様がなんとか林を抜けると(実際は100mほどしか走っていないが、それでも彼女には数kmに感じた)、目の前には草木がまばらな荒野が広がり、はるか遠方には明らかに人工的な建築物が見えた。  
彼女の走った方向は間違っていなかったのだ。それに巨大な海の花女学園の建物は場違いなほど目立っていた。  
 
ジョセ「がんばって歩くのよ。どれだけあるのよ。」  
 
悪態をさっそくつきながら歩き始めた。  
 
 
ここでちょっと本編と外れて休憩です。  
 
<< サバクワタリキッコウジンのふしぎ>>その1: 河童なのに砂漠にいるのはなぜ?  
○キッコウジンの川から砂漠へ適応するための進化  
 
 硬い鱗の頑丈な皮膚、ゴツゴツした強固な甲羅、まるで怪獣ガ○ラのような姿のサバクワタリキッコウジン。実は彼らは、水中から乾燥したサバンナへと適応したカッパの仲間です。では体をどのように変化させて乾燥に耐えられるようになったのでしょうか?  
 スッポンのようにスベスベ柔らかかった皮膚ではすぐ乾きます。そこで鱗で覆われ分厚く頑丈になりました。滑らかな甲羅は、水の抵抗を考えなくてすむのでゴツゴツしてより強固になりました。カッパの弱点、頭の皿は完全になくなりました。  
 何より変わったのは体の大きさです。外敵に襲われたら水の中へ逃げられるカッパと違い、陸上では逃げ場所がありません。そこで、キッコウジンは体を熊のように大きくして力強くなり、クチバシは動物の骨を砕けるほどになりました。  
 
 乾燥と外敵から身を守るために、体を大きく強く頑丈になった重装甲カッパこそがサバクワタリキッコウジンなのです。(そのおかげで動きはにぶ〜〜〜〜くなりましたけど)  
 
サバクワタリキッコウジン(砂漠渡り亀甲人) 種族:カッパ類  
 
・外見  
 身長190p以上・体重450s以上。相撲取りにワニガメの甲羅を背負わせたような亜人類(遠めにはガメ○)。  
硬い鱗に覆われた頑丈な皮膚と、ゴツゴツした背中の甲羅で身を守る。  
クチバシが口にある。ワニガメとおなじで鋭くて噛む力が強い。  
 
・生態  
 肉食。砂漠地帯でオアシスを渡り歩く。普段は4足歩行で、獲物を捕るときは立ち上がる。  
力が強くて強暴だが動きが遅いので、オアシスにやってくる動物を待ち伏せて襲う。  
知能は人間並みだが、単独生活をしていて凶暴なので社会性がない。300年以上生きられるので、経験ある知能の高い個体もいる。  
 
・生殖  
 オスしかいないので、他の亜人のメスをさらって孕ます。  
生まれた子供はメスに母乳で育てさせて、生後半年経つとオスと砂漠を旅する。  
3年ぐらいで甲羅が頑丈になり独り立ちできる。しかしその後、他の動物に食べられて死んでしまうことが多い。  
 
・ペニス  
 黒いゴム手袋を膨らませたような形と感触。膣内をモミモミすることが得意。子宮の中にペニスの指部分をねじ込んで、直接精液を注入する。  
 
・精液  
 冷血動物なので冷たい。量は0.5gほど。  
 
 
 
○10日目宵の口・学園の東  
 
 海の花女学園の一部である森が目の前に広がっている。ジョセフィーヌ・カミュ・アンリは何とか学園のすぐ手前までたどりつけた。ここまで太陽の照りつける半砂漠を20km以上歩いてきた。  
テニスを遊ぶくらいしか運動をしたことがないお嬢様には非常につらい肉体を酷使する行為だった。  
波うった美しい金髪は土ほこりで固まり、当時の肌は焼けて赤くなり、筋肉は張って膝はガクガク震えている。  
 オアシスから逃げるときにもってきた果実で水分補給ができたこと。目標の学園を視認できたこと。これらの幸運・希望でなんとか彼女でも歩きつづけられたのだ。  
 
 
ジョセ「何?この山はなんなのよ?ハイキングの後は山登りをしろというの。」  
 
学園を目前にして巨大な岩や土の塊が彼女の前に立ちはだかっている。この最後の関門を前に彼女は毒つく。  
 学園の周囲にある岩や土塊は、学園がこの世界に出現する瞬間の衝撃波で大地が捲れあがったためにできたものだ。おかげで学園の周囲に数mの山ができている。  
気をつければ登り進むことは容易いのだが、疲労困憊している金髪の令嬢には彼女を拒絶する壁に見える。  
 しかし、もうあたりは暗くなってきている以上、ともかく進むしかない。学園を前に野宿する気はなかったし、夜は怖い。  
…  
…………  
…………………  
 
 小山を進む彼女をずっとつけてきた者どもがいた。女の匂いを嗅ぎつけて身をかがめ音をたてずにずっと。でももうよかった。  
 
              「………………GULUUUURrrrr………………」  
 
ジョセ「誰かいるの?」  
けはいにきづいて彼女は振り向く。  
 
「………タレk?………」「talreカるno……」「………Lうのぉー」  
 
 言葉になっていない返答が後ろからする。複数の声が土山の陰から聞こえてくる。  
ジョセフィーヌは恐怖を感じ、しかし人がいるのではと思ってまた声をかける。  
体が震えてきて、豊乳が揺れる。  
 
ジョセ「ちゃんと返事しなさいよ。……警備員なら私を助けなさい。隠れていないで姿を見せなさい。」  
強がって叫んでみても(わざわざ日本語で)、泥だらけの裸では凄みがない。  
 
「……NaSaI……なsaイ?」「チャ…と……YO……けいび…」「ちゃん…けいび……ナサイ」「なさい」  
またも言葉になってない返答。しかし今度は声の正体がでてきた。下品な笑顔の男どもだった。  
 
ジョセ「キャ――――――――――――――:+=*#$3**#63*yt%Y"!3+++**一FVNSA*#"%$=!!!」  
 
令嬢にあるまじきとんでもない悲鳴を吐き出して脱兎のごとく逃げ出す。石で脚を切ろうが転ぼうがとにかく学園を目指す。  
チンピラ顔の男たちが出てきたからではない。男の顔より後ろが人ではない、イヌのものだったからだ。  
 彼らはオオジンメンケン(大人面犬)とよばれる種族。メスの匂いを嗅ぎつけて集まってきたのだ。  
イヌの脚をもつ彼らにとってジョセフィーヌは兎よりも狩りやすい獲物、彼女を取り囲んで吼えたり笑ったりして驚かそうとする。  
そうやってゆっくり遊びながら追いつめていくのだった。  
 
 
○10日目宵の口・海の花女学園入り口  
 
 『ここから海の花女学園』この看板をジョセフィーヌ・カミュ・アンリは超える。土ではなくアスファルトで舗装された道路にはなる。  
 
『ドガッ』  
 
 おもいっきり前のめりに彼女は倒れた。20km以上を歩いてきて化物から逃げてきた脚は硬いアスファルトの上で走ろうとして、ついに彼女はパンクした。人後に落ちなかった美脚は赤く腫れあがってガクガク震えている。  
 
ジンメンケン「ケケケケ」「フンフンフン」「ッククク」「グルゥゥゥ〜………ヒャッハッハッハ」  
 
 動けなくなった獲物をジンメンケンたちは囲んで笑っている。すぐに組み伏せようとせずじっくりいたぶろうという算段だ。悪質さと下品さとが滲み出た人間の顔が令嬢の周りで踊っている。  
 
ジョセ「イヤ――――――――――!誰か来て。助けて―――――――――――――――。。。。」  
 
 逃げ出せないジョセフィーヌは最後の力を振り絞って叫ぶ。学園の校舎に助けは届くだろうか?距離はけっこうあるし木々が遮っている。  
 
『タンッ』  
ジンメンケンがいよいよ飛び掛ってきた。  
 
ジョセ「イャ。。。死にたくない。やめt・・・フング」  
 
 ジンメンケンの一匹が赤く腫れあがったペニスを彼女の口に突っ込む。すでに先走り液がペタペタ滴っている。彼女を仰向けにさせて腕を抑えこんだ2匹は、タプタプ揺れる豊乳を舐めまわす。他のジンメンケンたちも我先に金髪の美しい獲物に襲い掛かった。  
 
ジョセ(私、また犯されるんだ。今度は犬になんかに舐めまわされるなんて、何で私なの  )  
 
犬どもの目的が肉欲だとわかり、またも自分が犯されることに悔しくなる。ようやく逃げてきたのに学園を目の前にして納得いかない。  
 
 ジンメンケン数匹はさらに舐めまわす。『べチャべチャべチャ』ジョセフィーヌの足を舐めまわしていた奴は靴を脱がして足の指の間まで舐めてくる。こういう器用さと知能はただの犬との違い。脇の下や臍穴にも舌を咲きこまれる。  
そしてついに股座まで舐めまわしてきた。薄っぺらな犬の舌が陰毛をもてあそんで、大陰唇をほぐしてくる。そうこうしているうちに花が開くように小陰唇は膨らみクリトリスがたちあがってくる。  
 
ジンメンケン「ッウ………ふうううううううううう。+:3121@*3^れ15g6」  
 女の口に男根を突っ込んでいたジンメンケンが射精した。シャビシャビした精液を喉奥で発射されて貴族のご令嬢さまはむせる。それでもまだこいつはペニスを抜いたりしなかった。彼女の朱色の唇から精液が溢れてくる。  
 
ジョセ「い!!ンンンン」  
 
 ひときわ体格がいいボス格のジンメンケンが、濡れかけてきた雌壷に一気につきこんできた。獣のくせに正常位で挿入れた。ジンメンヒショウヘビの男根とは違った圧迫感がある。  
 
『ごろん』  
結合ったままジョセフィーヌは仰向けにされた。日焼けしかけた背中に別の一匹がのしかかってくる。今度は獣らしく後背位で、ただし肛門を貫かれる。ジンメンヒショウヘビに菊穴も責められていたとはいえ、今度は3匹によって3穴同時に埋められてしまった。  
                                                『パンッパンッパンッパンッパンッ』  
 
 犬どもが腰を振り出した。女の尻に獣の腰が叩きつけられる。高速モードだ。  
 
 
ジョセ「フングッフングッフング」(痛い。そんなに腰を振らないでよ。)   
 
 化け蛇によって彼女の肛門も膣もすでに開通されていて、ペニスを受け入れることはできる。しかし獣どもの高速出し入れは乱暴で、直腸が擦り切れそうだ。口も犯されているから息苦しい。  
 
『ビュ〜〜〜〜〜〜〜』ジンメンケンが強い勢いで射精した。やっと終わったと彼女は思った。だがこれは始まりにしか過ぎない。  
 
 口に突っ込まれたペニスの根元・ジョセフィーヌの目の前にある部分が一気に膨らみボールのようになった。  
頭脳明晰のジョセフィーヌにも知らないことがある。犬のペニスは1回射精した後に根元が瘤になり雌の中から抜けないように栓となること。  
つまり目の前のペニスにおこった異変と同じ事が下の二穴でも起こるということ。  
 
ジョセ(こいつのペニスも中で膨らむの?お尻もあそこも広がっちゃう。ちょっとまって。)  
 
 今までに彼女を犯していたジンメンヒショウヘビの男根も異形だった。  
Y字型で膣と直腸の奥深く、ちょうど子宮口手前と結腸近くを広げられて責めたてられていた。今は入り口近くを広げられて、Gスポットを瘤が刺激し、後ろでは肛門のしわが広げられめくりあがって粘膜まで見える。  
 
 雌に挿入できなかったほかのジンメンケンは、ご令嬢を舐めまわす。足の裏、腋。肩、太腿、金髪にいたるまでとにかく舐める。  
 
ジョセ「フンぁ・・・・あああああ、ぅあん」  
 
 挿入していた犬どもはペニスを捻って腰に回転運動を加えてきた。ジンメンケンは自分のペニスの形をよく知っていた。  
根元の瘤を使いじっくりと腸壁を広げていきGスポットを擦る。この気持ち悪い粘着質な責めからかジョセフィーヌの鼻息が甘くなってきた。  
 
『ブル……ブルブルブル……』「ワゥォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン」  
   
ジンメンケンたちの腰が小刻みに振動した。ボスが高く吼えると挿入していた3匹が同時に射精する。  
今度はこの雌を孕ますため射精。濃くて熱くて勢いのある精液を、女の喉・膣・直腸に叩きつける。  
 
ジンメンケン「ワォ!ヮぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン」  
ジョセ「フンンン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」  
 
 犬の射精と遠吠えが彼女にとどめを挿す。白い肌が震えて腰が『ビクビク』動くと『プッシャーーーーーーー』股間から愛液を吹き出した。  
貴族の血をひく富豪のご令嬢さまは化物蛇につづき人面犬によって絶頂に達してしまった。ジンメンケンどもは1回射精しただけで彼女の胎内からペニスを抜こうとはしない。  
というよりまだまだ断続的に射精をして、男根を動かして責めたてる。ジョセフィーヌが絶頂に達したときに膣も直腸も思いっきり締め付けてきたのだ。まだまだたっぷりとこの女体を味わい尽くすつもりだ。  
 
ジンメンケン「ワン!!!わんわん!」「クキュ〜〜〜〜〜〜ん」「ワン!」  
まだ彼女に交尾を挑めずお預け状態のジンメンケンたちは、「早くどけ、代われ」と吼えてせかす。ペニスはいきりたたせてはちきれそうだ。  
 
ジョセ(まだ射精が終わらないの?でもまだこんなに犬どもがいる。こいつらにも私は犯されるのよ。早く助けに来て!この私を早く助けなさい。  
このままじゃ私、今度は犬の物になる。)  
 
 化け犬によってオーガズムを味合わされ、これからもさらに犯されつづけるであろう希望のない状況を彼女は呪う。  
本来、犬はペットにするものなのにこれでは逆だ。  
 
『ズボ』  
 ようやくジンメンケンたちがペニスを抜いた。計30分は交尾しつづけたことになる。ペニスが抜けたときジョセフィーヌの膣と肛門と口からはダラダラと白濁した精液と彼女の体液が流れ出た。  
 
ジョセ「ゲホゲホゲホ・・・・・・・・ちょっと待って。ちょっとイや。」  
 
 ようやく開放され、喉のペニスもなくなった。精液を吐き出せて呼吸も楽になった。  
だがすぐ次のジンメンケンが「ようやく自分の番だ」と笑いながら交尾しようと、ジョセフィーヌの白い背中にのしかかろうとする。その時!  
 
 
<< オオジンメンケンのふしぎ>>その1: 人面犬を飼うのは大変 ?  
○ ジンメンケンを飼うときは上下関係に飴と鞭  
 
 高い知能と攻撃力をもつジンメンケンは、番人+番犬の能力をもっているといえます。ですから彼らを飼えばとても心強いといえます。  
しかし彼らを飼うということはそれなりのリスクがあることに注意しましょう。  
 まず上下関係です。群れのなかで絶対的な上下関係をつくることで、厳しい自然環境を生き抜いてきた動物がジンメンケンです。  
組織だった群れだからこそ自分たちより強く大きな動物を餌にできるのです。ですから、ジンメンケンを身近におくときは主従関係をはっきりさせます。  
 では上下関係をはっきりさせるにはどうするか。まず主人のほうが力強いことです。しかしジンメンケンに勝つには飛び道具ぐらいはいりますね。  
そこで『飴』を与えましょう。食料だけでなく体を洗い住む小屋(衣食住)があれば、ジンメンケンは安心して主人に従えます。  
さらに『性欲』を解消させる点も『高価な飴』になります。  
こういったことから『衣食住性』を満足させて主人に従わせるためにもっとも良い方法は、若くて美くしい亜人のメスをジンメンケンの世話係りにすることです。  
 
 これでジンメンケンたちはあなたに従ってくれます。さらには世話係さんがジンメンケンの子供を孕ませれば、あなたはブリーダーになれます。  
ただし、ジンメンケンたちはあなたより世話係さんを大事にするようになるのでご用心を。世話係さんを虐めたりしたら「飼い犬に手を噛まれ」ますよ。  
 
オオジンメンケン(人面犬) 種族:人面犬類  
 
・外見  
 体長150p以上・体重70s以上。下品に笑う男の頭部、大型猟犬の体のジンメンケン。鋭い牙と裂けた口が特徴。  
 
・生態  
 肉食。人並みの知能と猟犬並みの攻撃力を武器に、10数頭の群れで大きな動物を襲う。  
群れの中での順位が厳しい社会なので、若いオスはあぶれてしまう。  
他の種族の強いオスの部下・ペットになることも多い。  
 
・生殖  
 群れの中で一番強いオスがメスを独占できるので、若いオスはあぶれてしまう。だから野盗化して他の種族のメスを襲うことが多い。メスに性欲を解消させてもらう代りに、そのメスの『飼い犬』になるオスもいる。  
 
・ペニス  
 イヌ科と同じで挿入すると根元がこぶになる。そして抜けなくなる。イヌと違い高い知能があるので、いろんな体位で交尾することを好む。  
 
・精液  
 イヌと同じ、30分以上射精する。  
 
 
『HYU―――DAN!』  
いきなり火の玉がアスファルトの道路にぶつかった。大犬たちは驚いて飛び退く。  
『ダン!ダン』  
この度は2個の火の玉が飛んできてアスファルトに落ちる。どこから飛んできたのか?  
 
「こいつら〜〜〜〜〜〜〜」「あっちへいけ」  
 
火の玉が飛んできた方向から人影が数人走ってくる。  
「てや―――――――――――」「離れろ!」  
 
 ジョセフィーヌとジンメンケンの群れに人間たちが殴りこむ。ジョセフィーヌから犬たちを離そうとして松明やサスマタを振り回す。突然、邪魔が入ったおかげでジンメンケンたちは混乱し逃げようとするものまで出始めた。  
 
ジンメンケン「ギャン!ぎゃーーーーーーーーーーーーーー、ググ」  
 
一匹のジンメンケンが叫び声をあげて倒れた。わき腹に火のついた矢が刺さっている。最初に飛ばされた火の玉の正体はこの矢のようだ。  
 
ジンメンケン「3ARグゥ〜〜〜〜〜〜〜ンSZDFG%E&"!fgワォン&*+*~SD21DFXC・・・・・・・キャンキャン」  
 
仲間の一匹が倒れたことに驚いたボス格のジンメンケンは、仲間に犬語?で叫ぶと逃げ出す。すぐに他も荒野に向かって走り去っていく。  
 
ジョセフィーヌ「なに?あいつらはどうしたの?」  
 
「大丈夫ですか?あなた生徒よね。」「けがは?誰か服。」  
 
気づくと目の前に海の花女学園の制服、マリンブルーのブレザーをきた人間が自分に声をかけている。制服も人の声もとても懐かしい。他にもジャージ姿や私服の姿の女性たちが囲んでいる。  
 
小木「あのぉ、私は1-Cの小木(コギ)といいます。えぇっと・・・・・獣の遠吠えを聞いてみんなで見回りにきたら・・・その・・・」  
「とにかく学園にいきましょう。」  
 小木という少女は裸のジョセフィーヌをみてしどろもどろになっている。それを見かねて他の生徒がジョセフィーヌに上着をかけて学園へ連れて行こうとする。  
 
ジョセ「私、助かったの?」(何でもっと早く助けてくれなかったのよ)  
 
「もう大丈夫。あいつらは逃げたわ。」アーチェリーの弓矢を持った少女が話し掛けてくれる。この子が見事にジンメンケンを射殺したようだ。  
「歩けますか。肩をお貸しします。」この子は金属バットと包丁をもっている。野球のヘルメットまでして重武装だ。  
他の少女も何かしらの武装をしている。学園の制服に似合っていない。顔立ちも身なりも平凡といえる。  
 
ジョセ(私だけ裸・・・なんで私だけがこんな惨めなの。)  
 
彼女を助け出した海の花女学園の生徒たち、彼女たちはそれなりに裕福な家庭のご息女であろう。だが、世界的な大富豪で貴族の血を引くジョセフィーヌからみれば平民であり、支配される側の人種になる。  
 
ジョセ(許せない・・・・私だけが惨めになるこんな世界は合ってはいけないのよ。)  
いま貴族のご令嬢の心にこの生徒たちへの憎しみが沸き起こるのだった。  
 たしかに彼女にまったく落ち度がないのに化物に処女を奪われ犯し尽くされた。その辛さを苦しみは大変なもので吐き出すことが必要。  
この理不尽な世界を彼女は許せなかった。普段見下していた周りの人間へ、そのくせ自分より人間らしい格好をしている存在へこの怒りをジョセフィーヌは向けていくことになる。  
 
 

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