これは私が小学生の時の話です。
学校が夏休みに入り私は年の離れた兄と一緒に母方の田舎へ遊びに行きました。
そこで連日のように兄と遊んでいたのですが、
ある日セミを取りに山に入ろうとしたら雑木林の奥に変なものが見えたのです。
それは真っ白な人型でした。
何だろうと思って近づくとそれは女の人でした。
女の人が何も身に付けず白い肌を晒しながら全裸で踊っていました。
その踊りがまた奇妙で関節が無いかのように
くねくねとリズムがないままにの踊りなのです。
女の人は何処を見てるのか分からない笑顔で踊っていましたが、
ふと私たちに気づいたようでおいでおいでと踊りながら手招きをしました。
この時点で怖くなっていた私は帰ろうと兄のそでを引いたのですが、
兄は私の手を振り払って女の人の所にいってしまいました。
そして木に手をついてお尻を兄の方に向けていた女の人に近づいた兄は
徐にズボンとトランクスを脱いで女の人のヴァギナにペニスを挿入しました。
そして二、三回出し入れすると、うっ、とうめいて射精したのです。
それでも衰えないのか兄はそのまま腰を振り続け女の人は
やっぱりどこを見てるのか分からない笑顔で喘いでいました。
その兄と女の人が怖くなった私は一目散に祖父の家目掛けて走りました。
そして祖父に兄が山で女の人と変なことをしてると言いました。
それを聞いた瞬間祖父は何処だい!と今まで見たことの無いような怖い顔をし
私は祖父に言われるがままい道案内をしました。
ところが祖父をともなって兄と女の人がいたところに来て見れば
いたのは下半身をまるだしにしてうつろに笑う兄だけでした。
女の人は影も形もありませんでした。
祖父は遅かったかと泣き崩れ、後から来た村の若い人に兄を家まで運んでもらいました。
その後祖父は父と母と話兄を引き取りました。
以後、私は兄と会っていません。
そんな私も先日兄と同い年になりました。
そうして気になるのです。
あの時祖父の家へと走った私に女の人がかけた言葉が。
「あはは、まだ早いよねきみ、けどそのうちむかえにいってあげるね、
あはははははははははははははははははははははははははははははははは」