誰かに、呼ばれた気がした。  
 
巴は雑踏の中で振り返る。  
午後のビル街は喧噪で満ちていた。他人のことなど誰も気にしない。  
こちらを見ている人など見当たらない。  
気のせい?  
巴は思い直して再びあるきだす。  
と、  
「ともえ………」  
また聞こえた。  
「ともえ……ともえ…………」  
空耳ではない。  
巴は不思議な声のするほうへ歩き出した。  
 
自分を呼ぶ声を追いかけて、巴は小さな路地に辿り着いた。  
この奥から聞こえて来る。間違いない。  
狭い路地に体をねじ込むと、ぎりぎりで入った。  
巴は壁沿い少しずつ進んでいく。  
突然、足を掴まれた。  
「きゃっ!!ちょっと……なにすん、ぐっ!」  
口を塞がれた。何かが口の中に入って来た。  
巴は必死で抵抗しようとするが、狭い路地では身動きもろくにできない。  
されるがままに奥に引き込まれてしまう。  
(誰か……………………!!)  
 
腕も手も髪も掴まれ、引っ張られ、その度に体が埃っぽい路地に擦り付けられる。  
そして口の中では何かが蠢いている。それが一番不快だった。  
(いやぁ……気持ち…悪いよぉ……)  
そんなに長い路地ではないのだが、巴にはひどく長く感じられる。  
と、路地を抜けた。  
巴は拘束されたまま辺りを見回した。  
建物の隙間にできた何もない、小さな砂地だった。  
巴は自分の自由を奪うものの正体を見た。  
五cmぐらいの小さな人間が巴の体中にくっついている!  
(何これ!?これが私を呼んでたの!?)  
建物の割れ目から小さな人間がはい出して来ていた。  
口の中の小人たちもでてきて、巴の前に立った。  
その中の一匹が、言った。  
「ともえ…………久しぶり。憶えてる?」  
もちろん小人に知り合いなどいない。  
(知らないわよっ………なんのよ!!放してよ!!)  
「……憶えてないの?やっぱりそうだと思った。おまえが小さいとき、僕たちの仲間がおまえに踏まれ 
て、死んだんだ。偶然じゃないよ。君は逃げまどう僕たちを追いかけて、踏んで、握って、掴んで、振 
り回して、いじくって、殺したんだ!何人も。僕の家族もね」  
巴は愕然とした。幼い頃の記憶。庭で遊んでいたとき。動く小さいものたち。巴はそれらを捕まえて、 
触って、いじりまわして……………………  
(殺したんだわ!!)  
 
「思い出したみたいだね。僕たちはお前を許さない。だからお前が同胞にしたこと、全部やりかえして 
あげるよッ!!」  
その言葉とともに、小人達が一斉に襲いかかって来た。  
押し倒される。ふたたび、口の中に小人が入ろうとする。巴は唇を閉じるが何十匹もの小人にこじあけ 
られてしまう。小人が口になだれ込んで来る。  
「いやぁっ!!やめて、やめてぇぇっ!!」  
口に小人がいるせいでうまく発音できない。  
体中を這い回る小人たち。背筋がゾクっとする。  
(気持ち悪い…いやっ!!)  
巴のブラウスの中にも入って来て小人が蠢いていた。ひっかかれている。  
「いたいっ!!」  
ブラウスは引きちぎられてしまった。ブラジャーの中へ潜り込む小人たち。  
その中の一匹が乳首に噛みついた。  
「痛っ!!いたいよ!やめてったらっ!!」  
「痛いらしい」「いいぞっ!もっとやれっ!!」  
ブラジャーも剥ぎ取られてしまった。小振りな形のいい胸があらわになる。  
小人達は、2つの山の頂点を目指して殺到した。羞恥に顔が紅くなる。  
胸を揉まれていくうち、体が火照っていくのがわかった。小人が山の頂に到着する。敏感な突起を摘ま 
れて巴は小さな悲鳴をあげた。  
「あぁっ……」  
 
声を出してしまったことに恥ずかしくなって、巴は抵抗する力を強めた。  
だが体は動くはずもなく、逆に体に力を入れたことで胸そせり出すかたちになってしまう。  
その間も続く小人の責めに、敏感な乳首は立ってきてしまっている。そこをさらに小人に潰される。  
「あっ、やんっ!………」  
巴は自分の体が火照っているのを感じた。  
完全に起立した桃色の先端を舐めあげられる。その度に巴は声を上げてしまう。小人は膨張した乳首を 
よって集っていじくりまわす。  
「…あぁ、あぁんっ…やっ…あっ…ああぁ…」  
巴はたまらず声も漏らす。巴の体は紅潮していた。息が激しくなる。スカートの中に入っている小人に 
むっちりした尻をこねまわされる。  
そしてついに一匹の小人が巴の秘所に辿り着いた。すでにぐっしょり濡れている巴の秘所をパンツの上 
から、谷のラインにそってゆっくり撫でられた。  
「ああぁっ!!」  
すでに乳首を責められて敏感になっていた巴はすぐに反応してしまった。  
「あぁん…そこは、だ、だめぇ…やっ…はぁっ…はぁっ……ああっ!!」  
 
「…はぁっ…あああっ!ああっ!!あぁぁ!あんっ!!やっ…あああっ!!」 
その間、胸をいじる小人たちもより強く、巴を責めたてる。 
一匹に、薔薇色にそそり立つ乳首をひっかかれた。  
「っ痛いっ!!」  
小人はその後も何度もひっかいてきた。  
「痛いってば!ちょっと……あぁ…」  
そのうちに、背筋がぞくぞくしてきた。ひっかれると、  
(あん………ひっかかれると…気持ち…いい……)  
「あぁん…………………」  
巴は最早全裸に近かった。体中、あらゆるところをいじりまわされる。  
 
 
 

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