「あ」  
前方約五十メートルの場所に兄がいる。樫原亜美は、友人と小学校からの帰宅途中  
で、それに気がついた。すると、隣に居る友人が、  
「わあ、格好良い男の人!ちょっと素敵じゃない?」  
などと言うのである。確かに、兄の涼は妹の目から見てもイイ男。ただし、それはあくま  
でも外見だけの話である。はしゃぐ友人には悪いが、亜美はあまり兄が好きではない。  
 
「亜美」  
涼が手を上げながらやってくる。どうやら兄は、ここで妹を待っていたようだ。涼はその  
名に負けぬ涼やかな笑顔で、妹とその友人の前に立つ。  
「誰なのよ、亜美ちゃん」  
「お・・・お兄ちゃんよ」  
少しうつむき加減で、亜美は友人に言った。小学五年生の妹より八歳年長の兄、涼は  
近所でも評判の色男である。その上、成績優秀、素行もすこぶるよろしいと来ていて、  
オテンバで通っている亜美から見れば、いささか出来すぎた兄なのだ。  
 
「わざわざ、あたしを待ってたの?」  
「うん。講義が休講になったんだ。車で来てるから、一緒に帰ろう。お友達も送ってあげ  
るから」  
涼が妹とその友人の間に入り、それぞれの肩を抱きながら歩み出す。車は近くに停め  
てある高級外車だ。何もかもが決まりすぎていて、亜美はともかく友人などは目をハー  
トマークにさせながら、  
「・・・お兄さん、年下の女の子は嫌いですか?」  
と、問う始末。嗚呼、実に罪作りなのは、兄の色男ぶり哉・・・などと、妹は心の中で思う  
のであった。  
 
涼との別れが名残惜しそうな友人を家まで送った後、兄妹は自宅へと戻った。会社を  
経営している両親が建てた家は立派で、快適さも申し分ないのだが、親子四人がここ  
にそろう事は滅多に無い。父母は多忙で、家に帰るのはせいぜい月に一、二度。しか  
も、在宅時間は居ても数時間程度ときて、いい加減、亜美は両親の顔を忘れそうにな  
っている。  
 
「ねえ、お兄ちゃん。パパたち、今度はいつ帰ってくるの?」  
「さあ」  
「この前会ったのは、いつだったっけ?」  
「確か、お正月に三十分くらい・・・」  
大人の涼はともかく、亜美はまだ小学生。親に甘えたい時だってある。  
「パパとママに会いたいなあ・・・」  
玄関で靴を脱ぎながら、亜美は呟いた。その妹の背を、兄はそっと抱きしめる。  
「お兄ちゃんがいるじゃないか」  
「お兄ちゃん、やめて・・・あッ!」  
ぐいっと亜美の体が涼の腕の中へ引き込まれた。それと同時に兄妹の唇は重ねられ、  
家の中は静寂に包まれる。  
 
「・・・ん、んん」  
舌を絡めあう事を強要され、声を詰まらせる亜美。背負っていたランドセルが、涼の手  
によって玄関口に落とされた。  
「駄目!やめて!」  
亜美は涼の胸を押して、束縛から逃れようと試みる。しかし、小学五年生の力はあまりに  
も非力すぎた。妹の抵抗を兄はものともしていない。  
 
「フフフ。活きがいいな」  
抗う妹を肩に担ぎ、玄関を上がる涼。その行き先は、彼の自室である。  
「バカ!おろしてよ!」  
ジタバタと足掻く亜美。兄の頭を叩き、引っ掻いてやる。しかし、所詮は小学生のやる  
事。大人の涼には、まるでその攻撃が効いていない。  
 
「オテンバが過ぎるな。悪い子には、お尻ペンペンするぞ」  
二階へ続く階段の踊り場で涼は座り込み、亜美を膝上に乗せた。そして、スカートを  
捲り、女児用ショーツをぺろりと太もものあたりまで下げる。  
「エッチ!何するのよ!」  
暴れようにも階段の踊り場である。亜美は叫べども、その身を自由には出来なかった。  
そこへ、涼の手が振り下ろされる。  
「このオテンバめ!」  
「ひゃんッ!」  
ぱしーん、と肉を打つ音が鳴り響く。それと同時に、亜美の悲鳴もこだました。  
 
「痛い!お兄ちゃん、やめて!」  
「ごめんなさいって言うまで、やめないぞ」  
「きゃあ!いたーい!」  
ひとつ、ふたつと可憐な桃尻が打たれると、亜美の虚勢もどこかへ飛んでいく。オテン  
バではあるが、彼女はまだ小学五年生なのである。大人に力で押さえ込まれれば、  
観念する他なかった。  
「お兄ちゃん、ごめんなさい!」  
目に涙をいっぱいため、許しを乞う亜美。すると、涼の目つきはにわかに変わり、  
「いい顔だ。亜美は泣き顔が良く似合う」  
そう言って、桃尻の割れ目の奥へ指を差し込んだのである。  
 
カチャン──亜美は両手を前に出した状態で、枷を嵌められた。その瞬間、思わず  
身震いをする。自由を奪われた事が、当たり前に恐ろしいからだ。  
「お兄ちゃん、今日も変な事するの?」  
「愛し合うんだ。変な事じゃない」  
手枷を課せられた亜美は、驚く事に黒のガーターベルトとストッキング、それにウエスト  
ニッパーしか身に付けてはいない。細くしなやかな少女の体には不釣合いな、見るも  
いやらしい装いである。もちろんこれは涼が望んだ物だ。  
 
「お尻を向けてベッドに寝転ぶんだ、亜美」  
涼に命ぜられると、亜美は黙って尻を差し出す姿勢を作った。しかし、まだ心に迷いが  
あるようで、何度も何度も兄の方を横目で見ては呟く。  
「兄妹の間でセックスって・・・おかしなことじゃないの?」  
「もちろんおかしいよ。だから、ここを使うんじゃないか」  
涼が指で亜美のアヌスを抉る。その先には、滑らかなローションが塗られているらしく、  
小さなすぼまりにも関わらず、そこはいともたやすく指を根元まで飲み込んでいった。  
 
「兄妹でセックスなんかしたら、変態だよ。でも、お尻なら大丈夫。ここは、排泄器官  
だからね。性器じゃないんだ」  
「うぐッ!お、お兄ちゃん・・・」  
指が容赦なくアヌスを弄ぶ。亜美は息も絶え絶えに、すぼまりに受ける暴力を許す  
しかなかった。  
「さあて、オチンチンを入れるから、力を抜くんだよ」  
涼はコンドームを着け、亜美の尻に圧し掛かる。先ほど受けたお尻ペンペンのせいか、  
桃尻全体が薄く赤らんでいた。そしてついに──  
 
「あうう・・・ううッ!」  
男根が少女のアヌスを貫いた。亜美はシーツを鷲掴み、無理強いされた肛姦のおぞ  
ましさに耐える。  
「おお・・・良く締まる」  
「やだ・・・やだッ」  
涼が亜美の腰を抱き、引き寄せる。すると当然、男根はより深く肛内へ嵌まり込む。  
それに備えるべく、亜美はシーツを鷲掴む手に力を増した。  
 
「うぐぐ・・・ああ・・あ」  
頭を左右に振り、アヌスを犯されるという恥辱に身を焦がす亜美。実の兄に裏肉のみ  
を捧げる事が、この愛らしい妹に背負わされた運命だった。  
「愛してるよ、亜美」  
涼は深々と突き込んだ男根をゆっくりと動かす。それに合わせ、亜美はひッ、ひッと  
声を詰まらせながら腰を振る。これも、以前から仕込まれている事だ。  
 
「お兄ちゃん、激しすぎ・・・もっと、優しくして」  
「そうか、悪い悪い・・・」  
涙ながらに懇願する妹の顔を、満足げに見下ろす兄。そして、一旦腰の動きを止める  
と、手を亜美の肌の上で滑らせ、ようやく膨らみかけた乳房へと向けた。  
「あッ・・・」  
乳首を指で転がされると、少しだけ気持ちが高まる。指で摘まれれば、更に良い。亜美  
は背後から両の乳首を弄られる事だけは、嫌いにならなかった。  
「感じてるな」  
涼は亜美に覆い被さるような形で、背後から責める。兄妹の間にあってはならない禁  
忌。それを、二人はギリギリのところで踏みとどまっていた。  
 
「ウウッ!」  
亜美が枕に顔を埋めながらうめいた。涼の男根の抽送が、本格的になってきたからだ。  
「い、いいぞ・・・亜美」  
体格差は文字通り大人と子供。亜美は涼の手でころころと転がされ、ベッドの上を泳ぐ。  
背後から責められていたと思ったら、次は正常位で犯されている。すると、今度は身を  
横たえ、体を絡めあうようにして求められる。もちろん、アヌスに捻じ込まれた男根は一  
度たりとも抜かれなかった。  
 
「お・・・お兄ちゃ・・あ・・ん」  
すぼまりに兄の分身が馴染んでくると、亜美も少しだけ夢見心地になれる。そこを出入り  
する肉の棒の熱さと硬さが、何となく好きになってくるのだ。  
「亜美も気持ちいいんだな?お兄ちゃん、嬉しいよ」  
涼が後背位に切り替え、亜美の両腕を取る。その姿はまるで、手綱を取った騎手の如し。  
そして、兄は妹を競走馬に見立て、手綱代わりの細い腕をぎゅうっと引き絞った。  
 
「きゃあうッ!」  
目を見開き、今際の声を上げる亜美。兄の責めはいつに無くハードで、このまま犯し殺さ  
れてしまうのではとすら思う。  
「お兄ちゃんがいるから、寂しい思いはさせない。亜美!」  
これ以上ないほどに力を込めた抽送だった。涼は妹のアヌスに深々とつきたてた己の  
分身を奮わせ、雄叫びを上げる。先ほど亜美が口にした両親の事が気になっているの  
か、その様子には鬼気迫る物があった。  
「お兄ちゃん、あたし・・・」  
頭の中が白くなっていく。亜美は絶頂という言葉を知らない。ただ、自分の中で何かが  
爆発するような瞬間が近づいてくるという事だけしか分からない。しかもそれは、兄と体  
を合わせている時にしか訪れない事も、少女は気が付いていた。  
 
それから数日後、亜美はいつもの通り友人と、小学校からの帰り道についていた。  
「あの格好いいお兄さん、元気?」  
「元気だよ。っていうか、元気すぎるほど」  
あれから友人は、毎日のように兄の事を聞いてくる。亜美はいい加減、うんざりして  
いた。  
 
「あたしみたいなのは、タイプじゃないかなあ・・・ねえ、亜美ちゃん、ちょっとお兄さん  
に聞いといてくれない?それとも、小学生は恋愛の対象外かなあ」  
友人は真剣に悩んでいるようだ。それを見て、本当の兄の姿を知ったらどうするだろ  
うかと、亜美は少しだけ意地悪な気持ちになる。まさか、妹のお尻の穴でいやらしい  
事をするのが大好きな人です、とは言えまいが。  
 
「聞いといてあげるよ。だから、早く帰ろう」  
亜美は背負っているランドセルをちょっと揺らし、歩幅を大きく取った。もう家には兄  
がいる時間だ。遅く帰ると何かとうるさい事になる。  
「あーあ、亜美ちゃんはいいなあ。あんな、格好良いお兄さんがいて」  
友人はまだそんな事を言っている。すると、亜美はたまりかねたのか──  
「だったら、今度ウチに泊まりに来れば?そのかわり、お尻が痛くなっても知らない  
から!」  
それだけ叫ぶと、家の方に向かって走り出したのであった。  
 
おしまい  
 

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