「たっ、助けてくれ!」
ここに来て、快楽に邪魔された俺の本能が目を覚ました。
生への渇望が、俺の口から放たれた。
「助けて、助けて!」
何度も何度も叫ぶ俺を、蜘蛛女は冷たい目で見ていた。
「……つまらない男。もういいわ、飽きた」
それが、俺に聞こえた最後の音。
そして、全ての最後だった。
残念! あなたのハァハァはここで終わってしまった。