「バカ英太郎!」  
そう言うや否や、花房美香の平手打ちが松原英太郎の頬を直撃した。ちなみにここは、  
くねくね市立第一小学校の五年三組の教室内である。  
「いってえ!何すんだ、美香!」  
「あんたなんかに美香なんて呼ばれたくないわ!バカ英太郎!」  
「じゃあ、ブスって呼んでやる!やい、ブス。何しやがるんだ!」  
「誰がブスだあッ!」  
美香の拳が英太郎の水月にめり込んだ。手首のひねりが効いた、良いパンチである。  
 
「ぐわッ!」  
強烈な打撃を食らい、ごろごろと床を転がる英太郎。実を言うと、美香は女だてらに空手  
なんぞを使うので、喧嘩では男子にだって負けた事がない。しかし、英太郎だって怯んで  
はいなかった。二、三度床を転がると、身をすぐに翻し、美香を睨みつけながら立ち上がる。  
「俺が何をしたっていうんだよ!」  
「あんた、沙織ちゃんを泣かせたんでしょう?女の子泣かすなんて、最低!だから、あたし  
が天誅を喰らわせてやるの」  
美香の後ろには、クラス内で泣き虫と呼ばれている日野沙織がいた。沙織はそのあだ名に  
相応しくすでに涙目で、英太郎の顔を恨めしげに見つめている。  
 
「もしかして、俺がさっきあげたカメムシの事か?あれは、プレゼントだぞ。この辺じゃ、カメ  
ムシなんて滅多に取れないのに!」  
英太郎は先ほど、学校に来る途中でゲットしたカメムシを、沙織にくれてやっていた。泣き  
虫とあだ名される彼女に気合を入れてもらおうと思って、善意のつもりで差し上げたつもり  
だったが、どうやらそれが裏目に出てしまったらしい。  
 
「あんなに臭いオナラをする虫をもらって、喜ぶ女の子がいるかッ!喝ッ!」  
「ぐわッ!」  
バシッと、今度は美香の回し蹴りが飛ぶ。すると英太郎は、机をと椅子を巻き込みなが  
らロケット花火のようにすっ飛んで行った。いささか情けないが、英太郎の負け。  
「今度やったら許さないからね!」  
ふん、と鼻を鳴らして勝どきを上げる美香。しかし、その声は気を失った英太郎には届か  
なかったという・・・・・  
 
 
その日の放課後──小学校からの帰り道で、美香は英太郎に詫びてばかりいた。  
「ごめん、英ちゃん」  
頭に大きなこぶを作った英太郎は、むすっと顔をしかめたままである。美香は黙々と歩く  
英太郎の回りにつきまとい、なだめたりすかしたりに必死だ。  
「お前、強く蹴りすぎなんだよ!見ろ、このたんこぶ!」  
「だからぁ・・・ごめんって言ってるじゃない」  
美香は先ほどとは打って変わり、ずいぶんと殊勝な態度である。呼び方もバカとかアホ  
ではなく、英ちゃんになっていた。  
 
「なんで、日野の肩を持ったんだよ」  
「だってさあ、あたし女子の中じゃ割と頼られるタイプじゃん、ね。沙織ちゃんは泣き虫だ  
し、ああいう場合は英ちゃんの味方は出来ないよう・・・あ、ランドセル持とうか?」  
美香はなんとか英太郎の機嫌を取ろうと必死だった。実を言うとこの二人、本当は仲が  
良いのである。学校では体面などがあるのでケンカ腰のお付き合いをしているが、本当  
の二人の姿は同じマンションに住む幼なじみ同士なのだ。  
 
「もう怒ってないから、ほら」  
英太郎がそっと左手を差し出した。手を繋ごう。そう言っているのだ。  
「ウン」  
満面の笑みを浮かべた美香が、英太郎の手を取った。これが、本来の二人の形である。  
そしてどちらともなく身を寄せ合い、自宅へと向かった。  
 
「今日、お前んち誰かいる?」  
不意に英太郎が問うと、美香はちょっぴり頬を染め、  
「ううん。いない。パパもママも、遅くまで帰らない・・・」  
と、うつむき加減に答えた。  
「い、一緒に宿題しないか?俺んち、妹がいてうるさいからさ・・・」  
「い、いいよ」  
二人の心を繋ぐ手に力が込められている。見れば英太郎、美香ともに恥ずかしそうに顔  
を寄せ合っていた。もう自宅マンションは目の前である。二人の足が速まった。  
 
「美香」  
「英太郎」  
英太郎と美香はカーテンを閉め切った部屋の中で、キスをした。そしてそのまま、ベッドへ  
倒れ込む。リードするのは英太郎で、慣れた手つきで美香の胸をやんわりと揉んだ。  
「お前、胸がずいぶん大きくなったな。そろそろ、ブラジャーが要るんじゃないのか?」  
「まだ要らないよ。クラスの中じゃ、小さい方だし」  
「でもさあ、お前の胸・・・見てるやつがいるんだ、男子の中に。ほら、最近薄着になったか  
ら、ここが透けちゃうんだよ」  
胸を触っていた英太郎が乳首を摘んだ。まだ熟れかけの蕾は幼く硬いので、美香はここを  
責められる事に弱い。  
 
「あん・・・そんなに透けてるかしら」  
「体育のときなんかさ、汗で濡れるだろう?結構目立つよ、これ」  
英太郎の手が美香のブラウスのボタンを弾き、白い生肌を露にさせた。少女の胸は僅か  
だが穏やかな曲線を描いており、儚げな美しさを持っている。英太郎はその膨らみの頂点  
に顔を近づけ、唇で蕾を包んだ。  
 
「あうんッ!」  
美香の背が反った。急所への刺激がたまらないらしい。  
「まだ、吸うと痛いか?」  
「ううん・・・ちょっと怖いだけ。優しくしてくれれば、大丈夫」  
「分かった。指でいじるよ」  
英太郎は乳首を吸うのをやめ、人差し指と中指を使っての愛撫を始めた。この方が力を加減  
出来て、美香には負担がかからない。  
 
「ああ・・・」  
「気持ち良いか?美香」  
「うん、すっごく・・・クリクリされると、頭の中がボーっとなって・・・」  
目を細め、美香は息遣いを荒げる。気が付けば、手が勝手に英太郎の股間へと伸びていた。  
「もう、これ入れるか?」  
その問いに、美香は無言で頷くだけ。さすがに欲しいとは言えなかった。  
「その前におしゃぶりしてあげるから、英ちゃんズボン脱いでよ」  
「うん。だけど、この前みたいに噛むなよ。傷がずいぶん残ったからな」  
「疑り深いなあ。アイスやバナナで練習したから、大丈夫よ。多分」  
美香は好奇心いっぱいの笑顔で、ズボンのジッパーに指をかける。この向こうにお目当ての物  
があると思うと、自然に彼女の心は弾んだ。  
 
「最近、英ちゃんのコレ、皮が剥けっぱなしね。大丈夫なの?」  
「ああ。これでいいんだってさ。というか、剥けてないと困るらしい」  
「あたしは、皮があった方が好きだなあ。あっちの方が、カワイイよ」  
直立した英太郎の男根を手に取り、美香はそっとそれを口に含んだ。一瞬、少年の持つ  
性臭に顔をしかめたが、すぐに舌を使い始める。  
 
「ちんちんが食べられてるみたいだ」  
英太郎は男根にかぶりつく美香を、そんな風に見た。子供らしい、無邪気な感想である。  
「英ちゃんのおちんちん、ちょっぴり毛が生えてきたね、すごい」  
「うん。でも、クラスの中じゃ俺より早く生えたヤツもいるぞ。山田なんか、もうボーボーだ。  
男は小便する時、見せ合いやるからすぐ分かる」  
「女子は見せ合いとかしないからなあ・・・あたしなんて、生理もまだだし」  
しゃぶられている男根は唾液で濡れ、先端からはいやらしい粘液をほとばしらせていた。  
それを見て、美香の体にも変化が表れる。  
 
「お前、パンツびしょ濡れじゃん。脱がないとシミがつくぜ」  
「ホントだ。よーし、脱いじゃおう」  
気が付けば美香の女陰は濡れそぼっていた。まだぴったりと閉じているはずの二枚貝の  
口が僅かに開き、何かを待っているように潤っている。英太郎はこれを挿入の好機と心得、  
美香の体をベッドへ押し倒した。  
「足開けよ。入れるぞ」  
「あッ!」  
体が重なってすぐ、美香の女穴は英太郎の分身で満たされる。正常位という言葉すら知ら  
ないが、美香は英太郎の顔を見ながら『する』のが好きだった。  
 
「ううッ!」  
挿入直後はその衝撃で、体ごとベッドの上へ逃げようとする美香。それを、英太郎は  
抑えながら、己の分身を送り込む。  
「中がぐちゅぐちゅになってる。美香、動くぞ」  
「う・・・うん」  
両足を英太郎の肩に担がれ、身動きが出来なくなった所でいよいよ美香は、本格的に  
男根を受け入れる事となる。ぐぐっと女穴が開くと、お尻の穴がちょっぴり開くような気  
がして、お年頃の少女には恥ずかしいところ。  
 
「ああッ!」  
英太郎の男根が根元まで入ると、美香は自然と腰を使うようになっていた。入って来る、  
出て行くを繰り返されるたびに、自ら女穴をかき回すように腰を振るのだ。  
「あっ、ちんちんがキューッってなった。美香、気持ちいいのか?」  
「い・・・いい・・・すごく、いい・・・」  
無意識の内に膣口を締め、男根をさらに奥へ──美香はじりじりと身を焦がす官能の  
炎にすっかりさらされていた。自分を喜ばせてくれる英太郎が、心の底から愛しい。そ  
う思っているうちに、女に生まれて良かったと思える瞬間が近づいてきた。  
 
「ああ・・・英ちゃん。お願い、強く抱きしめて・・・あたし、いくかも」  
「俺もだよ。いく時は、一緒に」  
男女問わずの粘液が、それぞれの性器を濡らしていた。叩きつけられる生肉が聞くに  
耐えないような淫らな音を放ち、いっそう二人の官能に火をつけてくれる。英太郎も美香  
も、狂ったように腰を振り快楽を貪り合っていた。  
 
「美香、ちょっとむこうを向け」  
「あっ、ちょっと・・・何するの?」  
いい感じに高まってきたところで、英太郎が美香の体を裏表逆に入れ替えた。そしてその  
まま、バックスタイルを取る。  
 
「やだ!お尻の穴が見えちゃう」  
「いまさら、ガタガタ言うなよ」  
美香の背へ覆い被さった後、ぐぐっと体重をかけた英太郎。すると、真正面で交わっていた  
時とは違う、新鮮な快楽が二人の合体部分に伝わった。  
「いやあ・・・何か、すごく奥まで入ってきてる感じ・・・ちょっと怖い」  
「でも、いいだろ?これだと、胸も触れるしさ」  
英太郎の手は美香の胸へ伸び、柔らかな乳肉と蕾を犯していた。これが案外、美香のお気  
に召すのである。  
 
「乳首がすごく勃ってるぞ。気持ちいいんだろ?」  
「・・・知らない・・・バカァ」  
乳首をひねるたびに美香の女穴はキュッ、キュッと締まった。駄々をこねるような風を見せて  
はいるが、なかなか愉しめているらしい。  
「じゃあ、あらためて動くぞ」  
「あッ・・・」  
ぎしっとベッドが揺れる。ついで、ぎしっ、ぎしっと断続的にベッドは揺れていく。それにあわせ  
るかのように、美香の鳴き声も上がった。  
「あッ!あッ!あッ・・・」  
「いつもより美香のココ・・・せまく感じる。ちんちんも吸い込まれそうだ」  
背後から突く側も、突かれる側も初めての経験だった。美香はシーツをきつく握り締め、挿入  
の激しさに耐え、英太郎は目も眩むような快感の中で、腰だけを懸命に動かしている。互いに、  
刹那のきらめきはすぐそこまで来ていた。  
 
「イクぞッ、美香!」  
「英ちゃん!」  
腰を浅く引き、男根を戦慄かせる英太郎。ブルブルと身もだえ、大量の子種を美香の  
膣内へ放出し、男として最高の瞬間を得る事が出来た。そして、美香もまた女としての  
今際を迎え、激しくのぼりつめていく。  
 
「気持ちよかったね」  
「ああ」  
事が済むと、二人は一緒にシーツを体に巻いてベッドに横たわる。服は着ない。どちらか  
が帰るまで、裸で過ごすのである。こういう時、美香は決まって英太郎に甘える素振りを  
見せた。  
「英ちゃん、あたしの事、愛してる?」  
「そりゃ、まあ」  
「ちゃんと、愛してるって言ってよ」  
美香の目が媚びていた。好きな男に甘えて何が悪いわけでもないが、英太郎はこれが  
少し苦手である。  
 
「愛してるよ、美香」  
「うふッ、よろしい。じゃあ、もう一回しようか?」  
シーツの中がごそごそとなにやら怪しい動きを始めた。言うまでもないが、美香と英太郎が  
じゃれあっているのだ。まだ時間はたっぷりとある。何度でも愛し合える。  
「ああ・・・」  
薄暗くなった部屋の中に美香のため息が漂う。そしてまた、生肉がもつれあう音が──  
「もう一回だけ、愛してるって言って・・・」  
「愛してる、美香」  
「あたしも愛してるわ、英ちゃん」  
 
 

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