「みんなどこいっちゃったんだろう…」  
 
 
洞窟の中で愚痴るように一人ごちる奈央は高校2年生。  
友達数人と軽く山登りして山上の遊園地で遊ぶつもりだったのだが―――  
 
「あーもう急に雨なんてツイてないなぁ」  
急にどしゃぶり雨が降ってきてちょっとぬかるみに気を取られてたスキにみんなとはぐれてしまったのだ。  
携帯も圏外、仕方がないので雨がやむまで近くにあった洞窟で待つことにした。  
(どうせ誰も来ないよね)  
と思い濡れた服をぬいで広げて置いておく。  
風邪でも引いたらかなわないからだ。  
 
「にしても奥まで深い洞窟だなぁ…人の気配はしないみたいだけど虫とかいたらヤだなぁ」  
ショーツとブラジャーという下着姿だが暇である。  
男性経験は無いながらも色々なことに興味があるお年頃。  
少し奥まで行ってみることにした。  
(どーせみんなも来そうに無いしね)  
 
コツ…コツ…  
10mほど歩いた時、なにかぬるっとしたものを踏んづけたと思った時―――  
 
ドテッ  
「あいたたた…」  
バランスを崩しそのままコケてしまった。  
 
(何を踏んだかな)  
と思い手をついて立ち上がろうとすると…  
「あれ?」  
なにかスライムのようなものが両手首にまとわりついているのに気付いた。  
「あっ、ちょ、立てない」  
さっき踏んだスライムも靴や足首にまとわりついてちょっと力をいれても外れそうにない。  
「あーもう、ちょっと何コレー、気持ちわるいよぉ」  
本気で外そうと力をこめるが全く外れる気配がない。  
むしろ広がって指の間にまでひっついてきた。  
足のほうも靴の中まで浸透している感触がする。  
(何、私をどうしようとしてるの?というかこのでっかいアメーバみたいなのは一体…?)  
段々と不安になっていく奈央を尻目に、そのスライムは奥からどんどん奈央の方へ進んでいく。  
 
「ひっ」  
スライムが自分の体のほうへ向かってくるのに気付いた奈央は本気で暴れてなんとか抜けでようとする。  
下着姿だがショーツや体が汚れるのも気にしない。  
「外して、外してっ」  
そんな抵抗を鬱陶しく思ったのか、奥から来た一匹のスライムが奈央の体をはっていき、口に入ろうとする。  
(何この感触、気持ち悪いってばさー)  
と思った時、スライムが口の中に入ってきた。  
(えっ…?)  
飲み込んでしまった、そう思った時にはもう遅かった。  
一瞬気が遠くなって視界が真っ白になったと思った後―――  
 
 
「さぁ、おいで」  
奈央はようやく自分の主人を思い出したような仕草でスライム達を自分の体へ招き入れる。  
 
「さっきはごめんなさい」  
そう手首や足にからみついていたスライムに謝る。  
そして自由になった手でブラジャーとショーツを脱ぎ捨てると  
「どうぞ…私の体を自由にしてください…」  
 
それらの態度に満足したのか、スライムは容赦無く奈央の体を蹂躙していく。  
 
まずスライムが責めたのは胸の方だった。  
乳首の上にまとわりつき、最初はゆっくりと全体的に這っていく。  
へそへ向かうスライムもいれば脇をはって背中にはいるスライムもいた。  
「もっと、もっと激しくして欲しいです…」  
その言葉に反応し、スライムは乳首を吸っていく  
「あんっ、あんっ、イイ、イイですぅ」  
そのままスライムは激しく乳首を吸いたてるが…  
「イく、イく、イっちゃう…ってアレ…」  
奈央がイく寸前でスライム達は愛撫をやめ、他の場所へ向かう。  
まるで奈央を弄ぶかのように。  
 
そのままスライム達は奈央のお尻の方へ向かっていく。  
アナルの穴から一匹、二匹と入っていく感触に最初は  
「それは、それだけはお許しくださいー、他はなんでもしますからぁ」  
と目には涙を浮かべ、口からは涎がでつつ哀願するものの無論スライムは聞く耳をもたない。  
むしろその言葉を理解したのかしていないのか、三匹四匹とどんどん入っていく。  
直腸をかきまわされるような感触。  
普段出るしか知らない穴が入ることを初めて知ったような感覚。  
痛みは全く無く、むしろじょじょに快感に変わっていった。  
「あぁ、やっぱりイイ、キタコレ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」  
 
今度こそイかせて頂ける…そう思ってもやはり寸止めだ。  
残ったスライム達は最後に奈央の秘所へ集中しだした。  
クリトリスの上をささやかな感触で移動して焦らしに焦らし、  
既に中から出てくる液体でびちょびちょに濡れている奈央のアソコは既にスライムの受け入れ態勢が整っていた。  
そしてそのままスライムは一気に奈央のアソコに入っていった。  
「ああああああああ、イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」  
 
 
―――そのまま少し失神していた奈央は目覚めるとすっかり乾いていた服を着て洞窟の外に出た。  
山の天気は変わりやすい、もう晴れていて視界もよくなっていた。  
「―ぉ、奈央ぉー」  
ふとそちらを見るとさっきはぐれた友人たちが手を振っていた。  
「もうどこはぐれてたのよ、探したんだからね」  
と笑いながらも心配してたふうの友達に  
「ごめんごめん、傘もカッパもなかったからそこの洞窟で雨宿りしてたんだ」  
友達は呆れながらも  
「もう、ちゃんと雨の用意はしてくるようにって言ったのに…」  
「まぁいいから気にしない、それよりもうちょっとで生駒山上遊園地だよっ」  
と友達の背中を押しつつ答える奈央。  
 
少し歩いてから  
「ねぇハルナ」  
「ん?」  
と答えて振り返ったハルナに奈央の口からスライムが飛び出しハルナの口の中へ…  
 
 
そしてそのグループは遊園地に着くことはなかった。  
家に帰ることも…  
そして生駒の山ではどこからともなく喘ぎ声が聞こえてくるという…  
 

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