「じゃあ始めるよ。 まず第一問はコレね。って見えないだろうけど。」  
「……変なモノとか挿れないでよね。」  
「わかってるよ。 可愛い妹の膣内に、害のある物なんて挿れはしないよ。」  
「……。(その可愛い妹を緊縛して陵辱してんのはどこのバカ兄だ!!)」  
 
「じゃあ挿れるよ。」  
「あ、冷た…」  
ヒヤリとする感覚を感じておもわず身が震えてしまう。  
しかし実際にはそんなに冷たくもなく、大きさも兄の指と同じくらいの大きさだった。  
最初は冷たく感じた感覚も、すぐに体温と同じ温度になってよくわからなくなってしまった。  
 
「じゃあ次々挿れますよ。」  
「ちょ、まだ膣内に… 何個もあるものなの?」  
その質問には答えてもらえず、膣内に新しく冷たい感覚が、何個も入ってくる。  
 
「うあ、なんかコツコツぶつかって… 奥に入っちゃいそう…」  
「……で、なにかわかった?」  
「わかんない… なんか、ガラス?」  
コツンとぶつかる音で、ガラスで出来た比較的小さい物らしいとはわかるのだが…  
 
「それがわかっててなんで答えられないかな。  
 
 正解は、ビー玉だよ。」  
「ああそう…」  
と言われてから、先に答えを言われたら正解できないという事に気付いた。  
 
「…ちょっと、先に答えを言わないでよ。」  
「まあまあ。 わかんないって言う方が悪いってことで。  
 
 じゃあわかんなかったから罰ゲームね。 コレ何個まで入るかなー」  
そう言ってまた次々とビー玉を膣内に挿れられていく。  
冷たいような、何か無機質な小さな球が、あたしの膣内でぶつかり合い、擦れ合っている。  
 
「…ねえ、挿れるのはいいけど、どうやって取り出すの?」  
「そりゃあ、お前がひり出すしかないだろ。」  
「ええ!?」  
「だって指入れて掻き出そうとしても、濡れちゃって滑るし。」  
実際に指が膣内に入れられて、コツコツとビー玉が動いて擦れる音が聞こえた。  
しかし膣内からビー玉が出ていくような感じはしない。  
 
…というか、お兄ちゃんが真剣に掻き出そうとしていないから、だと思う。  
 
「奥に入っちゃって取れなくなったらどうすんのよ~~  
 こんなので病院に行くのなんて恥ずかしいよ~~~」  
「…まあ10個くらいしか入れてないし、今すぐ出しちゃえば大丈夫だろ。  
 ほら、早く下腹に力を入れて。」  
このバカ兄は……  
どうしてもあたしが、ビー玉を亀の産卵のように産み落とすシーンが見たいらしい。  
 
「……うぅ。」  
下腹に力を、と言われてもいまいちどうすればいいのかわからない。  
とりあえずオシッコをするときみたいに力を込めてみた。  
…さっき出し尽くしちゃったので、力を込めても漏らす心配は無いと思う。  
 
「ふ~~んん……」  
「なかなか出てこないねぇ。」  
まるで他人事なようにお兄ちゃんが呟く。 あ、あんたが挿れたんでしょうが…!  
 
「んあ…」  
「お、出てきた出てきた。」  
まるで何かが落ちていくような感触がして、  
ぽと、ぽと、とシーツの上に抜け落ちたそれが次々と落ちていく音が聞こえてきた。  
 
「ぜ、全部ある?」  
「123… うん。全部あるよ。  
 それにしてもまさに亀の産卵みたいだったなぁ。  
 
 よし、次はピンポン玉で…」  
「やめてよね。」  
 
目隠しをされたままでも、眼力でお兄ちゃんを射抜くあたしであった。  
 
 
・第二問  
 
「よし、次はコレね。 わかるかな~~」  
だから、見えないんだって というツッコミを押し隠し、次なるゲームに備える。  
…なぜか高鳴る胸を押さえつつ。  
 
「よいしょ。」  
「あ、あ…」  
思ったよりも大きい。 その存在感が膣壁を通して伝わってきた。  
しかしその大きさのワリには感触がやけに柔らかく、  
少し力を入れただけで折れてちぎれてしまいそうな…  
 
「あ~ 折れる、折れそう…」  
お兄ちゃんの口振りからも、それが柔らかい物であることがわかった。  
 
「もしかしてコレってさ… むぐっ。」  
二の句を告げる前に、口に何かが突っ込まれていた。  
 
「やっぱりこれだけじゃわかんないだろ?  
 上の口でも味わったら、もっとわかるかな?」  
 
どうやらあたしは、さっきまで下の口に入れられていたモノを、上の口に突っ込まれたらしい。  
口中に拡がる甘い香りと微かな塩味。 微かな塩味の方はたぶんあたしの……  
 
「もぐむぐあぐ… む~~~ (これじゃ言いたくても言えないじゃない~~)」  
「お、正解がわかったか? じゃあ答えをどうぞ。」  
「あまま。(バナナ。)」  
「う~~ん違いますね~~ 正解は……バナナでした~~!!」  
「あらひそふいっはのひ~~~~(あたしそう言ったのに~~~~)」  
 
今度は発音の不正確さで正解と見なされなかったらしい。  
 
「だから、お兄ちゃんが口に突っ込んだせいでねえ…」  
いらいらしながらも口の中の甘いバナナの塊を飲み込んで、  
やっと発言できても時すでに遅し…  
 
「では今回の罰ゲームは…… 苦~~いジュースの一気飲み~~!」  
「はぁ。 なに?青汁みたいなの?」  
「ふっふっふ。 まあ体にいいのは確かだと思うがな。  
 
 さあ飲め!」  
 
と、ガラスで出来た(コップらしき)ものを口に当てられ、中の液体を口の中に流し込まれる。  
 
 
「んぐぐ… げほっうえぇ…」  
急激に拡がったその液体の苦さと生臭さに咳き込んでしまった。  
ぼたぼたっと液体が零れ、胸元に垂れ落ちていく。  
 
「な、なによこれ!?」  
「なにって、天然成分100%のタンパク質。」  
 
タ、タンパク質? それにこの臭みと感触は……  
 
「こ、これ精液でしょ……」  
「お、ご名答。」  
「! な、なんてもの飲ませようとしてんのよーー!!」  
「まあまあ、美容にもイイって言うし。  
 せっかく集めるのに苦労したんだから、遠慮せずにぐいっと。」  
 
そう言って再び液体を口に含まされる。  
「んぐーー! うぐぐーーー!!」  
頭を振って拒否しようとしても、強引にアゴを抑えられて開口させられてしまった。  
 
ぼとぼとっ と水よりも重い液体が口の中に落下してきて  
そのあとに舌にピリリと来る苦みが、そして鼻の奥から耐え難い生臭みが漂ってくる。  
こんなもの飲みたくない、胃が拒否したがっている。  
 
「む~~~~~~~」  
「そうやって口の中に溜めて置くよりは、早く飲み込んだ方が楽になれると思うんだけど。」  
液体は全て流し込み終えたのか、お兄ちゃんからそう勧められた。  
そのうえで口を閉じたまま、吐き出させないように口を手で押さえられる。  
 
でもあたし… こんなに大量の…を口の中に入れられた事なんて… ないから……  
けど…… 飲む、しか……  
 
「う、うぐぅぅん。」  
変な音を立てながらも、喉が少し蠕動をして液体を飲み下せた。  
 
……喉越しは最悪。  
前に見せられたAVとかエロマンガとかは、なんでこんな物を美味しいって言うんだろ……  
 
「う~~、う、はぁ…」  
ようやく苦い粘液を胃の奥へと押しやる事が出来て、口での呼吸が可能になった。  
と同時に口の中の生臭い空気が鼻へと逆流してきて、さらに濃い臭いを感じ取ってしまう。  
 
「どう? 美味しかった?」  
「美味しいわけがないでしょ! 変なもの飲ませないでよ!!!」  
息を付く暇もなく反論する。 …言っても聞き入れられることはないのだが。  
 
「ふふふ… 顔を真っ赤にしちゃってさあ。 可愛いねえ。」  
「おだてても何も出ないわよ。」  
「クク、それとも下の口でも欲しかったのかい?  
 次の問題を当てれば、あげてもいいけど?」  
「い、いらないわよ!!」  
 
……と言いつつも、口を介して体内に入った男性ホルモンを触媒に、  
     本来受け入れるべき器官が、それをさらに欲しがっている……  
 
それを明確に感じているから、あたしの身体は次のゲームにも期待してしまっているのだろう……  
 

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