「博士、私は本当に“完璧な”人型ロボットなんですか?」
「どうしたね、ロボ娘君。君は外見上、そしてチューリングテストにおいても決してロボットであると
見破られることは無い。造った私が保証しよう」
「それは感謝してますけど、そういうことじゃなくて……」
「そういうことではないのなら、どういうことかね?」
「なんていうか、その……」
「ん? ああ、性交機能のことかね? それも保証しよう。医学的データから本物と寸分違わぬものを
装備しておいた。それも平均的女性器より具合のよいものだ。誤解の無いように言っておくが、君の
は新品のパーツだよ」
「(顔を赤らめムッとして)そーいう事を言ってるんじゃないです! ヒューマノイド型ロボットとし
て必要なアレがないことを言いたいんです!」
「アレとは? 私のような完璧主義者が何にしろ忘れることなどないと思うのだがね?」
「ロボ線です! 人工皮膚の継ぎ目のことです! なんでつけてくれなかったんですか?
>406さんに「私、実はロボットだったりするの」って告白したら、
「ロボ線ないの? ないならいいや」って素っ気無くされたんですよ!」
「いや、しかし……技術的に特に必要もなく……」
「美少女ロボットなんて造るくせに、ロボ娘好きな人の心がわからないなんて!
博士は本当にロボット工学の権威なんですか?」
「うーむ、君の言うことも一理ある。確かに、私は受け手側への配慮が足らなかったと言える。
君のプライドを傷つけてしまってすまない……」
「いえ、わかってもらえればいいんです」
「よし。では早速ロボ線を入れるとしよう。(白衣の胸ポケットからサインペンを取る)
さあ、服を脱ぎなさい。」
「……ってマジックで書くのかよ!」
*オチが詰まらなくてごめん