私のご主人様は蛇です。そして、私は蛇が大嫌いです…  
 
数日前から何となく嫌な予感はしていました。今朝、落ちている『それ』を目にして確信しました。  
調べてみると、『それ』まだ新しい物らしく少し濡れたようにしっとりとしています。  
もし私の思っている通りだったらとても危険です。  
急いでここから出て行かないと取り返しのつかない事態にります。前回の時嫌と言うほど思い知りましたから。  
 
「今日中にやってしまわないといけない大切な用事があるんだった。急いでやらなくちゃ!」  
   
ご主人様に聞こえるようにわざと大きな声を出して家から逃げ出せ……ませんでした。  
いつの間にか(気配消して人の後ろに立つ所も嫌いです)尻尾が私の腕をしっかり掴んでいました。  
そして甘えるように頭を頬に擦り付けてきます。  
鱗の感触が…いつもと違ってもっちりと張り付くような感じです。  
やばいです。これはとてつもなくやばい兆候です。  
 
「ご主人様、今日はた〜〜〜〜〜いせつな! 用事があるのです!!」  
「ん〜。」  
「ん〜じゃなくて、離してください。」  
「ん〜。」  
「って、ちょっと、尻尾を巻きつけないで下さい! きゃぁ、何処に連れて行くですか〜〜!」  
 
巻きついた尻尾で軽々と持ち上げられ(尻尾がほぼ筋肉で出来ている所も嫌いです。)  
ふかふかの絨毯の上に下ろされました。  
ご主人様をみれば…嫌な予感的中、素っ裸です。  
体中なんていうか搗きたてのお餅みたいにもっちり  
していて、それでいて艶やか。そう、言うなれば産まれたばかりの赤ちゃんのよう。  
はあ〜〜〜やっぱり朝方に脱皮したようです。落ちていたのは脱いだ古い皮。  
(さすが爬虫類! でも脱皮する所も嫌いです。)  
脱皮したては少し興奮気味になっていていつもにましてしつこくなります。  
 
「駄目です、だめ〜〜! 本当に今日中に終わらせないといけない用事があるんです!」  
「ん〜、だって、ずっと触れなかったから…ね?」  
「ね? じゃありません! あ、ちょっと脱がしちゃ駄目です〜〜〜」  
「すぐ終わらせるよ、中に出さないように頑張るから、ね?」  
「イヤです! 何朝っぱら盛ってるんですか〜〜」  
 
首傾けながら「ね?」って言われても蛇だから可愛くも何ともありません。  
じたばたすればするだけ押さえられる力は強くなる一方で。(狙った獲物は逃がさないって所も嫌いです。)  
かといって諦めたらきっと夜までネチネチと弄られて放してもらえない。  
 
「わ、わかりました、1回だけですよ。すぐ終わらせてくださいね、絶対に中で出さないで下さいね!」  
「うん。了解〜。」  
 
…て元気よく返事をしたその口は嘘しか紡ぎ出せないのでしょうかね…?  
舌と手と尻尾でねちっこく愛撫され(これだけで何十分かかった事か。)  
体中の力が抜け、腰砕け状態になってから焦らして焦らして、お願いするまで入れてくれなくて。  
 
「ご主人…様、お願い……」  
「ん〜、な・に・を?」  
「ああっ…い、いじわる、しないで…よぉ…」  
「ん〜、入れた途端に俺イっちゃうかも…いい?」  
「へ?」  
 
私の返事待たないでググッと私の中に押し入ってくるご主人様の熱いモノ。  
待ちわびたその感覚に声にもならない悲鳴上げて情けない事に軽くイってしまう私。  
両足抱えて勢いよく打ち付けられて(ご主人様余裕無い…)  
中で質量が大きくなるこの感じは…  
 
「や、だめ…ん、んっ………抜…て…」  
「ん、無理っ…ぽい。」  
「や、ああっ…やだやだ、嘘つき…!!」  
 
あっという間に私の中が熱い物でいっぱいになった。(ああ、まだ出てる。)  
蛇にも色々あるみたいだけど、ご主人様のそれはその最中にどんなメカニズムなのか先が二股に分かれる。  
(根元から2本あるヘビもいるらしい…)そして射精すると膨脹する。何時間…も。  
膨張すれば抜けなくなる訳で…だから嫌だったのに…  
何でヘビの交尾(の後)ってこんなにしつこくて長いんですか〜〜〜〜  
ああ…これで夜まで開放してもらえないのは確実で…  
あん、尻尾がお尻を弄りはじめた…2本挿しなんて、2本挿しなんて、変な性癖私に押し付けないで〜!!  
次の日は何も出来ないくらい疲労しまくってるんだろうな…  
と思いながらチロチロと伸びて来たご主人様の舌をカプリと咥えてやった。  
 
全く、本当にヘビなんて大嫌い…  
でもそれ以上に嫌なのは、そんなエロエロご主人様を受け入れるてしまっている自分だったりします…  
 
 

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