「えいっ」  
掛け声と共に、ドサドサドサッと俺の前に落下する物体。  
俺はそれをしばらく眺めた後、にこにこと笑顔を浮かべている彼女に至極当然な疑問を投げ掛ける。  
「……おい、これは何だ?」  
「バナナ〜」  
それは見ればわかる。  
「じゃなくて、バナナばかりこんなに買い込んだ理由を聞いているわけだが」  
「あ、それはね〜」  
彼女はマジックの種を披露するマジシャンのように得意げな表情で、  
「バナナの日だから〜」  
「…………は?」  
「バナナの日だから〜」  
いや、言い直さなくても聞こえている。俺は壁に掛けてあるカレンダーに目をやり、日付を確認した。  
今日は8月7日。彼女曰くバナナの日、らしい。  
まぁ、アイスクリームの日だのかき氷の日だのがあるくらいだから、バナナの日があってもおかしくはないのかもしれないが。  
「だからといって今日食べなくてもいいだろう。別に珍しいものじゃないし」  
「あ〜、自分で言ったこと忘れてる〜」  
しかし俺の意見に、彼女は不満げに頬を膨らます。ガキかお前は。  
「俺が? いつ、何を言ったんだ?」  
「海の日。海水浴に行く前。『バナナの日には、一緒にバナナを食べよう』って。ちゃ〜んと聞いたもん」  
「確かにあの日、バナナうんぬんを口走ったような覚えがあるが……」  
微妙に歴史が改竄されているような気がするのは俺の錯覚だろうか?  
しかし今そんなことはどうでもいい。問題はこの大量のバナナをどうするか、だ。  
返品も効かないだろうし、数を減らす方法で、一番無難で手っ取り早いのは……。  
「仕方ない。食うか」  
「うんっ」  
彼女は嬉しそうに微笑んで、俺の隣に腰を下ろした。  
その笑顔を見ていると、何となく怒る気も失せる。  
まったく、こいつは。  
 
 
徐々に涼しくなりかけていく夕方の5時過ぎ。  
時折部屋に差し込む風に、風鈴が音を鳴らすその部屋の中で。  
二人でバナナを食べる。ひたすら食べる。  
ちなみにバナナの総数は計1ダース。もちろん単位は『本』ではなく『房』である。  
扇風機が回る部屋の中で、二人身を寄せ合ってバナナを次から次へと口に運ぶ姿は  
他人の目にはどう映るのだろうか。あまり想像したくない。  
益体もない思考を打ち切り、足下に転がっている成果を確認する。  
一房と一本。さすがにペースが落ちてきた。  
傍らの彼女はまだ一房目である。初期と変わらずのマイペースに食べているように見えているが、  
やはり微妙にスピードは緩んでいる。まぁ、こいつは元々食べるのが遅いのだが。  
そろそろ潮時かな、とそんな考えが頭に浮かんだとき、  
「何か飲み物もらうね〜?」  
そう告げて彼女はキッチンへ向かった。水分補給なしでは辛いと判断したらしい。  
まぁ、バナナって水分が滲み出る果物じゃないしな。  
「冷蔵庫に麦茶とオレンジジュースあるから、好きな方飲んでいいぞ。ついでに俺の分も取ってきてくれ」  
「うん〜」  
彼女が冷蔵庫を開け、アルミ缶を二本取り出す。どうやらオレンジジュースを選択したらしい。  
そしてその場で蓋を開け、喉を潤してから部屋に戻ってきた。  
「はい〜」  
「サンキュ」  
彼女が手渡したジュースを脇に置き、俺は再びバナナの攻略を開始した。  
彼女は今度は俺の正面に座って、だらしなく笑いながら俺に習う。  
食事という人類にとって至福の行為も、ここまでくるともはや苦行と化していた。  
始めからたいして空腹を感じていなかったので、胃袋もそろそろギブアップを申告し始めている。  
彼女はというと、もう既に喉を潤す回数の方が多くなっていた。  
仕入れ担当である諸悪の根元に反省を促す意味を込めてギロリと睨んでやったが、  
「えへへ〜」  
どうやら誤った解釈をしたようで、俺の手をぎゅっと握ってきた。このお気楽ユル頭め。  
……しかし彼女の顔が先程より赤いような気がするが、気のせいか? 何故か機嫌も良さそうだ。  
俺は怪訝に思いながら、表面に水滴の浮かびだしたジュースの蓋を開け、口に流し込み――  
「ぶほっ!」  
吐き出した。  
「あははは〜。慌てて飲むからだよ〜」  
左右に揺れながら彼女が笑うが、そんなものは無視。急いで缶に記載してある商品名を確認する。  
「…………おい」  
「んふふふふ〜。なに〜?」  
「これはオレンジジュースじゃなくてカシスオレンジだろうがっ!」  
どうやらこいつはオレンジジュースと間違えて、カシスオレンジを飲んでしまったらしい。  
わざわざわかりやすいところに置いてあったジュースを避けてこっちを手に取るか、こいつは。  
 
「おいしいよね〜。オレンジジュース〜」  
頭を抱えたくなった。  
彼女はアルコールに弱い。恐ろしく弱い。  
どれくらい弱いかというと、ビールをコップ半分飲むと今と同じ状態になれる。  
しかもすぐに酔うくせに、つぶれるまで長い。まったくはた迷惑な奴なのである。  
更には。  
「えへへへへへ〜」  
「無駄に人の手を振り回すな」  
やたらと俺に甘えてくる。  
アルコールが抜けるまではこいつの相手をしなければならないのかと思うと、ため息が出た。  
バナナが胃にもたれてきそうだ。  
「あはは〜。オレンジジュース〜、飲まないの〜?」  
脳天気に彼女が聞いてくる。答える気力も萎えてきた。  
「ああ。そのうちな」  
適当に手を振って、バナナを頬張る。もはや惰性と化してるな、この行為。  
すると彼女は何か名案を思いついたというように、にっこり微笑んで、  
「じゃあ、ミックスジュースなら飲む〜?」  
カシスオレンジを口に含み、  
「そんなもの買ってきてなんっ」  
「んっ」  
いきなり俺を押し倒し、キスしてきた。  
「んっ……んっ……んんん」  
それだけじゃない。彼女の舌が俺の口内に入り込み、動き回る。  
重力に従って、彼女の舌や唇から流れ出したカクテルが、俺の口へと移り、  
「くっ…………こくっ……」  
バナナと混ざって喉を灼きながら、胃へ落ちる。  
「んっ……ちゅっ………ちゅうっ…………」  
彼女は流れた液体の代わりと言わんばかりに、残っていた俺の唾液を吸いだして、  
「んんんっ…………ぷはっ」  
ようやく、唇を離した。  
「えへへ〜、みっくすじゅ〜す〜」  
いつもより少しだけ色っぽく、笑う。まだ俺達の唇は、細い唾液で繋がったまま。  
彼女の顔が赤いのは酔っているせいか、はたまた別の理由があるのか。  
俺は呆然として、何の反応も出来ない。いつも酒が入っていてもべたべた甘えてくるだけ、  
せいぜいキスをねだるくらいで、自分からこんな積極的な行為をしてくることはなかったのに。  
「もう一回、しよっか」  
囁くように言って、彼女が缶を傾ける。  
そして切れた唾液の橋を追いかけるように、勢いよく俺に覆い被さり、  
「ん……んん……」  
また舌と舌を絡め合わせる。  
「んん……んむっ……んんんん…………ちゅ、ちゅ……ちゅうっ」  
今度は口内をねぶるように。流し込まれた液体を飲み干しても、離さずに。  
舌と舌で抱擁して、カシスオレンジなんかとは比べものにならない美酒を、お互い啜り合う。  
いつの間にか俺の手は彼女の身体と頭に回っていて。  
いつの間にか彼女の手は俺の首にしっかり巻き付いていた。  
お互いがお互いを強く抱き寄せて、キスを味わう。  
「ちゅ、ちゅ、ちゅうっ……ん……んんん……んむ……んんんっ」  
しかしそれも。  
「んんむっ……んんん、ちゅ……ちゅうっ…………こくっ…………ぷはっ」  
息切れという現実の前に、終わりを迎える。  
「はぁ……はぁ……」  
「はぁ、はぁ、は、ぁ」  
吐息の重なる距離で、荒い息を吐く。もうどちらのものなのか、音だけではわからない。  
やがて少しだけ呼吸が静まる。でも二人とも離れず、目を逸らさない。  
「すごい、ね、はぁ……」  
まだ肩を上下させながら、短く彼女が呟く。マウントポジションの体勢で、俺の胸に手を突いて、少し大人びた微笑みで。  
その瞳には、まだ妖艶な色が漂っている。考えてみたら、いつもと立場が反対になっている。  
「また、するね」  
彼女もそれは充分自覚しているのだろう。  
悪戯っぽい笑みをたたえながら、傍に置いてあったカクテルに手を伸ばし――  
 
「調子に乗るな」  
「ひゃんっ」  
俺はそれを許さず、両腕と腹筋を使って思い切り起きあがった。  
彼女はあっさり床に転ばされ、代わって俺が上になる。マウントポジション返し、成功。  
「え? ええ〜?」  
彼女は一瞬何が起こったのかわからずきょとんとしていたが、やがて事態を理解すると驚きの声を上げ始めた。  
「よくも散々弄んでくれたな……」  
俺はなるべく迫力が出るよう低いトーンで囁きながら、彼女の腕をがっちりホールドする。  
先程はいきなりで不覚をとり、更には予想外の口撃(誤字ではない)に呆然としてしまったが、  
我に返ればこのくらい容易い。  
さて、この後どうするか。  
このままアルコールが抜けるのを待つか。それともお仕置きしてやるか。  
「だって〜キスしてるときの顔、すごく可愛かったんだもん〜」  
「お仕置き決定」  
「なんで〜」  
抗議は黙殺し、まず手始めに俺は彼女が飲んでいたカクテルに手を伸ばす。間接キスだが、まぁ今さらだ。  
もう残り少ない中身を全部口に含んで、後頭部を抱き寄せながらキスをする。  
「んんんんんん〜」  
彼女はしっかりと口を閉じて抵抗の姿勢。だがそんなもの俺にとってはさしたる障害ではない。  
生意気な唇を徐々にほぐし、舌を進入させる。ゆっくりと、だが確実に液体を口内に流し込みながら、相手の舌を弄ぶ。  
唇はまだ少し固く抵抗を続けているのに、舌は一生懸命絡めてきている彼女の矛盾が、何だか可笑しい。  
彼女が完全に主導権を明け渡すのに一分もかからなかったが、流し込まれたカクテルをすぐに飲み込もうとはしなかった。  
催促するつもりで絡めた舌をカシスオレンジの海で泳がせてやると、やがて諦めたように喉がこくこく鳴る。  
「んんっ……ふっ……んんん」  
そして彼女がやったように口内の唾液を思いっきり啜ってから、キスを終えた。  
「はぁ……はぁ……」  
前回とは違い、肩で息をしているのは彼女だけだ。下手に力を入れるから、よけいに体力を消耗するというのに。  
「お前さ、何で嫌がってるんだ? 自分のときは嬉々としてやってただろ?」  
「だって〜」  
彼女は拗ねたようにそっぽを向き、小さく言った。  
「恥ずかしいもん」  
「は?」  
「嫌がってるわけじゃないけど、恥ずかしいよ……」  
自分でやるのはいいが、相手にされると恥ずかしい、のか? 相変わらずこいつの基準はよくわからん。  
「ま、そういうことなら仕方ないな」  
俺はひとつ息を吐き、もう一方のカクテル――俺が最初に口を付けた分――を引き寄せる。  
「恥ずかしくなくなるまでやるか」  
「いじわる〜」  
彼女が悲鳴を上げるが、俺に慈悲の心は芽生えない。  
手始めのつもりだったが、こうなったら好都合。反省を促すため、とことんお仕置きしてやる。  
それにこいつをいじめてると、ちょっと楽しいしな。  
何だかそそられてくるものも…………酔ってるな、俺。カシスオレンジ飲まされて酔ってるんだよな、俺!  
自分に言い聞かせ、缶の中身をあおると、彼女に口づける。  
やはり彼女は口と目をしっかり閉じて控えめな抵抗をしてきて、そんな姿に苦笑する。  
俺を押しのけたり顔を背けたりといった選択肢は頭にないらしい。  
恥ずかしいけど、嫌がってるわけじゃない、か。  
 
「ふむ……んんん……んんんんっ」  
前回より早い時間で、俺は扉をこじ開けた。液体が舌を伝って、繋がりあった口内に移る。  
彼女の唇は敗北を認めたようにもう力は入っていないのに、それでも強情にカクテルだけは飲み込もうとしない。  
オレンジのプールを口内に溜めながら、舌を絡ませ続けている。  
いつもは不器用なくせに、変なところだけ器用なやつめ。  
「んふ……んん……んむ」  
このまま消耗戦にもつれ込んでも時間がもったいないので、俺はとある策を実行することにした。  
彼女がキスに夢中になっている間に、そろそろと右手を伸ばし、柔らかなふくらみをキャミソール越しに揉む。  
「ひゃむっ……こく……こく……」  
さすがにこの不意打ちには驚いたようで、彼女は一瞬身体をピクリと震わせた。  
その隙にオレンジ色の液体は喉へと流れていく。驚いた拍子に口を閉じかけたようだが、何とか堪えたようだ。  
よし、全て思惑通り。成功に気をよくした俺は、なすがままになっている彼女の口内を思う存分堪能し、唇を離す。  
「ぷはっ……はぁ……はぁ……それ……反、則ぅ〜」  
「先攻を取らしてやったんだ。これくらいは認めろ。ちなみに拒否権は無いから」  
「横暴〜んっ」  
今日何度目になるかわからないキス。もうすっかり素直になっている彼女に『ミックスジュース』を口移し、飲ませる。  
もちろんそれだけでは終わるつもりもないし、終わらせてくれない。  
「んん……んんん……ちゅっ……」  
彼女は俺の首にしっかり抱きついて、  
「ちゅ、ちゅうっ……はむっ……んっ」  
陶酔したように潤んだ瞳で、  
「んくっ……んっ……」  
そしてそれは俺も同じで、  
「んんんん……こくっ……こくっ…………んはっ、あむっ」  
舌を絡ませ、唾液を交換して、吐息を溶かし合い、それでも唇は離さずに、  
「ちゅうっ、ちゅ、んっ……んんっ……」  
限りなく終わり無く、互いを欲する。  
夕方の、まだ暑さの残る部屋の中で、愛しい恋人を組み敷いて、キスを求め、また求められている。  
それがこんなに蠱惑的で、官能的で、心地よくて、彼女への愛しさが溢れるものだなんて知らなかった。  
「はぁ、ん……ぴちゃ……こくっ……んんんっ」  
水音混じりの彼女の声が漏れるごとに、俺の理性の皮が一枚づつ剥がれていく。  
当たり前だ。普段でも我慢できそうにないのに、今は酔ってるんだぞ。とっくに歯止めなんか効かなくなってる。  
欲望に、彼女を求める自らの内なる声に素直になっている。  
俺は左手で彼女の頭を支えたまま、素早く右手を彼女の服へ潜り込ませ、  
邪魔なブラを押し上げ、今度は直に乳首をつまむ。  
「ひゃうんっ! はっ、んんんんっ……ちゅ、あふっ……んんっ」  
先程よりも大きく体を震わせる彼女。一度大きく目を見開いて、それからまた陶然とした表情へ戻る。  
彼女は舌で反撃しようと努力するものの、俺が胸を軽く揉むだけであっさりと腕から力が抜ける。  
後は俺の独擅場だった。  
もう快楽を受け止めるだけしかない彼女の舌を散々ねぶり、少しだけ悪戯をして、本日一番長かったキスを終える。  
解放された彼女は全力疾走した直後のように顔を上気させ荒い呼吸をしながら、羞恥を混じらせた声を途切れ途切れに紡ぐ。  
「胸、あんまり、弄らないで、んっ」  
「どうして?」  
意地悪く問いかけながら、胸の突起を刺激する。指ではじき、挟み込み、押しつぶし、転がす。  
指を動かすたびに彼女は切なそうに身をよじらせ、その姿がまた俺の頭に火を付けていく。  
「だって、そんなにされたら、あっ、濡れ……汗、かいちゃう」  
「今更だろ」  
彼女の言い訳に苦笑する。もうとっくに服が肌に張り付いているっていうのに。そして誤魔化そうとした本音の部分に。  
終わった後は平気なくせに、する前は恥ずかしがるんだよな、こいつ。  
もう何度も肌を重ねているのに、いつまでたっても変わらない。  
そんな彼女が愛しくてたまらない。  
頬に手を添え、ゆっくりと顔に近づけていく。ここから先は、キスだけじゃ済まない。  
熱に浮かされたような潤んだ瞳が、俺を見つめていた。  
「今なら嫌って言ったらやめるけど?」  
唇が触れる直前、彼女が小さく呟くのが聞こえた。  
「いじわる……」  
 
 
 
目が覚めると、黄色い物体があった。  
「あー、すっかり忘れてたな」  
一本もぎ取って、眺める。本日、こんな状態になった元凶。  
見渡せばまだまだそこらに転がっている。どう処分するか頭の痛い話ではあった。  
「みんなにお裾分けするか……」  
同じアパートに住んでいる苦学生やら友人やら何人かをピックアップする。  
全員に聞かれるだろうな。『どうしてお中元がバナナ?』って。  
何とも説明しづらい。普通バナナの日なんか存在することさえ知らんぞ。  
「まったくお前は……」  
ため息を吐きつつ隣に目をやるも、お姫様は熟睡中。  
いつものように俺の腕にしっかりしがみつき、安らかな寝顔を見せている。  
「ん……」  
身じろぎした拍子にキャミソールがずれて、胸が露わになる。  
彼女の身体に沿って視線をずらしていくと、下着が足首に引っ掛かったままだった。  
「………………」  
再びイケナイ気持ちが盛り上がってきそうだったので、あさっての方向に目を逸らす。  
視界に入った時計で時刻を確認すると、もう陽が落ちる時間になっていた。  
そろそろ起こさないとこんな格好じゃ風邪をひくかもしれない。俺も上は裸だしな。  
揺り起こそうとして手を伸ばすと、触ってもいないのに彼女の身体がピクリと震えた。  
怪訝に感じて顔をのぞき込むと、わずかに睫が揺れている。  
狸寝入りか? つくづく嘘が下手な奴。  
デコピンでもしてやろうとして、思いとどまる。  
今日は少しいじめすぎたし、優しくお姫様を起こしてやるのもいいだろう。  
俺は王子様って柄じゃないが。  
少し窮屈な体勢のまま、柔らかな唇に触れる。  
抱えられた腕に、きゅっと力が入った。  
 
 
///////////////////  
 
 
その日の夜、ベッドの中で。  
「えっち〜」  
「…………」  
「えっち、えっち、えっち〜♪」  
「ああっ、うるさいな、もう! そうだよ、俺はエッチだよ! 夕方やったくせに我慢できなかったよ!」  
「認めた〜」  
「言っておくが、二回目することになったのはお前のせいだからな」  
「私、『エッチしよう』なんて言ってないもん〜」  
「シャワー浴びた後、べったりくっついてキスねだってきたくせに」  
「えへへ〜。だから〜」  
「ん?」  
「えっちなのは、二人ともっ」  
 
 
(おわり)  
 

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