ブヒィ! ブヒィ! ブヒィ!  
悲鳴を上げようとした私の口からは、もはやそんな醜い鳴き声しか出なかった。  
「何言ってるのかわからないわよ、亜里沙さん。ご自慢の美声はどうしたの?」  
短い肢で四つんばいになっている私のはるか高みから、  
私に変化の呪いをかけた張本人の美香がせせら笑うようにしゃべりかけてくる。  
と、その手にした鞭を私に叩きつけた。  
ブヒィ!!  
慣れない四本肢で、私は無様に逃げようとした。しかし床に散らばっていた、  
変化の際にちぎれたセーラー服や下着を踏んでしまい、みっともなく転がる。  
「あらあら、テニス部のキャプテンにしてはみっともないお姿だこと」  
嘲笑いながら、美香は私を見下ろす。  
「豚って本当に醜い顔をしているわね。私の恋人を奪い取ったあの澄ました顔も、  
こうなっちゃおしまいね」  
ブヒィ!!!  
言葉による屈辱に耐え切れず、私は美香に飛びかかろうとした。  
しかし簡単に鞭で打ち据えられた。  
「無様な豚が人間に歯向かおうだなんて、笑わせるわ。少し調教が必要ね」  
そう言うと、美香は部屋の一角の重そうな扉を開けた。  
その途端、私の鼻が強い臭いを捉えた。なぜか私を落ち着かなくさせる、強烈な臭い。  
茶色い剛毛に身を包み牙を生やした猪が、鼻息荒く私に走り寄って来る。  
「ちょっと性欲を刺激しておいたから、長時間たっぷり楽しめると思うわよ」  
嫌! 嫌!! 嫌!!!  
ブヒィ! ブヒィ!! ブヒィ!!!  
私の悲鳴など無視して、猪は私を組み敷くと、私の中に硬いものを突き入れた。  
 

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