雲一つない空
細やかに聞こえる蝉の声
まだ七月だってのに36度の猛暑
延々と続く校長の無駄話
「これは何かの前兆ですか?」
と淳一、汗でシャツが透けて筋肉が丸見え
その状態で優しく笑わないでお願い
メンズビームでも打つ気かこのマッチョ
「おぃテメェ背中にホカロン入れてるだろ?
このエリアだけ気温が全く違うんだが?」
淳一の後ろに並ぶはゴッドファーザーズ停学の張本人、真
なんか汗で水溜まり出来てる上に皮膚がカピカピになってたりする
「うるせぇよ
それよりちゃんと生きてっか真〜」
既に身体中の水分を60%くらい失ってる人間が生きてるつったら奇跡ですがな
淳一、せめて最後に汗で書かれた「水」のダイイングメッセージを解読するくらいのことはしてやれ
「遅刻しました!!申し訳ありません!!
ってうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
と入って来たのは我らがヒロインユウタン
汗の上で干からびている真を見て大絶叫
まあこの学校が初めての人間には淳一の周りの奴らがミイラになってる意味がわからん罠
「だ、誰がーーー!!
医者ぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「なんか怪しい陰謀を感じる…」
そりゃ全身打撲が完治した次の日に水分全部抜かれて保健室入ったらそんな妄想もする罠
でもまあウザい校長の話を聞かなくて済んだんだから結果オーライジャマイカ?
何事もポジティブシンキングだ真
「聞いたわよ〜
マコちゃん淳一オーラでミイラになったんですって?」
流石は同じゴッドファーザーズ
情報伝達が早い早い
「どこで聞いたんだよ
ったく……」
「あんたをこんな状態にしたあの子に決まってるじゃな〜い」
「ってことは淳一か!?
そういやアノヤロどこに居やがる!!」
いやー、今日も平和ですなぁ
周りにいる淳一オーラに倒れて保健室で寝てる野郎どもが殺意マンマンで寄って来てるのはキニシナイ
「あとさ、後で部室来て」
昌姉ぇアレやるのか?
もうする意味無いじゃん、なのに何故?
「なんか進展あったのか?」
「昨日住民票手に入れたし、今日は助っ人呼んだ」
「すげぇな」
「やっぱり気になるものは気になるでしょ?」
語り部です…こいつらの会話の意味が読み取れません!!
語り部です…語り部です……語り部です………
「今から行くけど…動ける?」
あれから大量のポカリ飲んだから動けなくは無いだろう
やれやれ、この学校の予想外出費は多くてかなわん
「大丈夫だ」
「そう、それじゃ助っ人呼んでくるわ
先に行ってて」
そう言って保険室を飛び出す昌姉ぇ。元気が良いのは良いことじゃ
「たしかゴッド部はっと……」
ゴッド部、なんてインパクト高い名前なんだ
何の為の部活だか理解出来んが
「あっれ?何処だっけな?」
お〜い真、何迷ってんの?
ゴッド部が分からなくなったなんてオチはおじさんやーよ
「ゴッド部何処だっけ?」
おじさんやーよ
おまいらのことだから少なくとも職員室からは離れてるんだろ?
なんでゴッドファーザーズの敵、職員室の方に逝くの?
ほら、生徒指導の教室の扉が開いたよ。
先生出てくるよ
ただでさえ一連の不法行為(飲酒、清水で綱無しバンジー等々)で目の敵にされてるんだよ
だけど今回は先生じゃ無いみたい
だって真と同じ制服来てるけど体の細さなんか女みたい
ってこの展開まさかまさかまさかまさか!!!!
「あ、真」
案の定ユウだ
今度は修学旅行の旅館の時のジャージとか病院の寝間着姿とかと違って
半袖ワイシャツにスラックスという学生スタイルだ
しかも汗っかきなのか所々が汗で透けてるぜウヒョー!!
「もう動いて平気なの?」
ほらほら真、ユウがスケスケワイシャツ着てるからってコーフンしない
女の子が心配してくれてるんだよ、何か言ってやれよ
そして何 日 も 引 っ 張 る な
「俺様があの程度で動けなくなると思うてか?」
良く言うよ、「死ぬ……マジで死ぬ……」なんてつぶやいてたくせに
「よかったね」
何故か欝オーラ全開のユウタン、言葉に覇気が無いデスよ
「お前はどうしたんだよ、海原に絞られたか?」
海原(うみはら)?
あぁあの美味しんぼに出てきそうな堅物生徒指導ね
「うん」
「お前も災難だな」
その災難にあわせてるのはおまえだろ真
お前が他人事のように言う資格ありませんから!!
残念!!!!
「真も絞られに来たの?」
お呼びがかかっても平気で帰るバカがわざわざ指導なんてされますか?
「いんや、ただ部室忘れただけ」
「なんか部活入ってたの?」
「ちょっとな」
「何? 麻雀部? 囲碁将棋部?」
ここに麻雀部なんて無いよユウタン
「いや、軽音部」
「なんか意外……」
説明しよう!!!!(タイムボカン風)
ゴッド部とは元々真が「バンドやるとモテる」の考えから始まった部活だ
で、同じ思考回路の奴らが集まってできたのだ
しかしみんなバンドやっててもモテないと分かり
今はゴッドファーザーズが占領しているため、こう呼ばれるようになったのだ!!!!
「見てみてもいい?」
「ダメーー!!!!」
なんでよ真、別にいいじゃん
なんか見られたくない物でもあるのか?
「なんでよ?」
「と、と、とにかく来ちゃダメーー!!!!!!」
あやしい、怪しすぎる。ユウタンもジト目でこっち見てんぞ
「来るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
あ、真逃げた
何とかたどり着けたゴッド部こと軽音部
埃まみれのギター、無駄にエントロピーを高くしているごちゃごちゃした配線
デカいベースアンプとドラムセット
確かに軽音部の面影はあるな
喫煙第一と書かれた灰皿とかひっくり返したくなるちゃぶ台とか変なモンは気にしない
「遅かったな」
換気扇回してマルメン吸ってる淳一、先公にバレるなよ
「揃ったわね、じゃあ始めるわよ」
と昌姉ぇ
何が始まるんだ……
「これを見て」
昌姉ぇが取り出したのは1枚の紙切れ
立花家の戸籍謄本だ。なんでこんなモン持ってんだよ昌姉ぇ、犯罪だぞ
「ユウちゃんの所を見て」
そう言って真、淳一の二人はユウの名前の欄を見る
「そう、ユウちゃん男として登録されてるのよ」
おいおい、マジでつか
ユウタン体は女の子でつよ、なのに何故?
「おかしいでしょ?
ただ男装して生活するだけなら戸籍まで男にする必要ない
なのに何故、ユウちゃんの戸籍は男なの?」
このバカ共に聞くなよ
「だから家の教育方針で成人するまで男として……」
またそれか
「それなら女として登録しても問題ないわよ
あと小さい頃に性転換した記録もないの」
「じゃあ何故?」
と淳一、確かに分からん。昌姉ぇは知ってんのか?
「私にもわからない
一応マコちゃんの意見もあるかも知れないと思って調べてみたけどそんな記録は無し」
かぶりをふる昌姉ぇ
謎は深まるばかり……
「だから他に男装理由はないか調べてみることにしたの」
で助っ人か
「ヨシちゃん、入ってきて」
よりによってコイツかよ
加藤義明、秀穂高校一のデブオタ
なんか同人作品を仲間と一緒に出してる模様
「で、このニートまっしぐらのワタクシに何か用ディスか?」
メガネをクイなんて動かすな、激しくキモイ
「ほら、言ったじゃない、男装少女のバリエーションについて教えて欲しいって」
なるほど、逞しいオタクの妄想力からヒントを得ようって魂胆か
なかなかのナイスアイデアだ
「まずさ、これ知ってる?」
で義明が取り出したのは無駄に豪華な衣装で胸にバラを刺した男
「こち亀の中川?」
「伊集院をバカにするなぁぁぁ!!!!」
わかった、わかったから目を見開いて真の首を絞めるな
ちなみに言ったのは淳一だぞ、と
「ここかぁ」
まったく、噂をすれば主とは良く言ったものだね
ユウタンいきなりご登場
「んげ!!」
ヤバいヤバイ矢婆井ぞ!!
ユウの戸籍を隠せ!! 何か要らぬ詮索されかねん
つか話題が変わったらさっさとしまっとけよ
「そんなにドタバタして何やってたの?」
キョトンとしてその場に固まるユウタン
まさかお前の話をしてましたとは夢にも思うまい
「ユウちゃんどうしてここに?」
昌姉ぇ焦るな、相手はここでやってたことは何も知らない!!
はず……
「ん、真から軽音部やってるって聞いたから探しちゃったよ」
だからって来んなユウ
義明の暴走ぶりが見られんジャマイカ
「そ、そうか…
そろそろ鍵返さなきゃいけないからまた今度な」
と必死な言い訳かます真、かなりキョドってんぞ
「あれ?ここって軽音部だったっけ?」
義明テメェぶっ殺す!!!!
キサマはこのバクダン(ユウ)をここに留めるのがどんなに危険か分からんのか!!!!!!
2ちゃん風に言えば空気嫁だこのアニモー!!
「で、ホントは何やってたの?
ってか義明って軽音部だったの?」
あーマズイ、ユウ完璧に疑ってやがる
「ちょっとアニソンでカッコイイのないか聞いてただけよね義ちゃん」
義明に向かって微笑む昌姉ぇの顔に書いてあること
テメェこれ以上逆らったら殺す!!!!
あーこわい
「そうそう例えば前深夜にやってたアドベンチャーのOP歌ってたALICE PROJECTとか……」
「アドベンチャーじゃねぇアヴェンジャーだ!!!!
しかもALICE PROJECTなんて存在しねぇよ!!!!
貴様天下のALI PROJECTを愚弄した罪は重いぞオラオラァ」
また始まった……
今度は昌姉ぇが首絞められてる
好きなバンドの名前間違えたからってここまで興奮するヤツも珍しいな。上の間違い言ったの真だけど
「かふっ、く…苦し……」
段々顔が真っ青になってくる昌姉ぇが死ぬのにあと10分
「あぁ知ってる、アリプロの月蝕のグランギョルだっけ?」
おぉユウタン知ってましたか、しかもアリプロなんて略語まで……
「知ってんの?」
義明クン興味しんしんデスねぇ
隠れオタを発見したような顔してますよー
「うん、確か『極彩の楽園 独裁者の庭園
時は一千一夜 魔の都』って歌だよね」
「ちょい待ち、お前一旦全部歌ってみ」
真どうした? 何か引っかかるものがあったか?
「え? 覚えてんのここまで」
「だったらホイ歌詞カード」
ちょっとまて義明、お前歌詞カードどっから出した
見間違いしてなけりゃ股間からでたぞ
「あ、うんありがと
ってアレこんなにグロい歌詞だったの!?」
グランギョルの歌詞見ての一言
まあ確かに普通なら
『錆び付く短剣を拾い上げこの胸に
向けてかざすたび赤き血が生きる痛みにたぎる』なんて想像するだけでコワいよな
「はいミュージックスタート!!」
真クン義明が持ってたCDをステレオに入れてスタート!!
は〜いミュージックスタート!!
「え? え? 歌える自信無いよ」
「「いいから歌え!!」」
みんなの迫力に押されて仕方なく歌い始めるユウタン
「頭上には星屑 落ちるは奈落の底 幕開けし暗黒 グランギョル」
あのーすみません
今歌ってんのユウですよね
ホントにユウだよね
作者CDしか聞いたこと無いんですけどここに
ア リ プ ロ を 超 え た 香 具 師 が い ま す よ
なんか迫力が違い過ぎるんですけど……
なにこの歌唱力、ユウおまいこんな才能あったんですか?
「お〜い、曲終わったよ」
いつの間にか終わってたみたい、あんた何者だよユウ
「あ、終わったのか」
あらあらあらあら
ユウが歌い終わったってのにみんなポカーンとしてますな
まぁあの歌唱力見せつけられたら普通唖然とする罠
「すげぇ、すげぇよユウ!!!!
お前なんでこんな才能隠してたんだよ!!!!」
「え? え?」
突然ハイテンションになる真、ちょっともちつけ
ユウタン何がなんだか良くわかりませんって顔してるぞ
「ユウちゃん……」
よろよろとゾンビみたくユウに近づく昌姉ぇ、なんか白い服着せれば貞子みたいだな
「なんで!! なんでこんなに巧いのよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
昌姉ぇ
流れる涙が
暴打フォン(字余り)
「これで秀穂祭出れんじゃね?」
ソレダ!! ソレダ淳一!!!!
ちなみに秀穂祭ってのは俗に言う学園祭な
「こうしちゃいらんねぇ!!! 明日から練習だ!!
真ォ!昌姉ぇ!ギターとベース忘れんなよ!!!!」
気合が入ってますねぇ淳一!!
まぁ始めにこいつが軽音部作ったんだからそれもそうか
「おいユウ!! 明日暇か?」
「え?特に予定無いけど……」
「だったら明日駅に来い!!
みんなでやるぞぉぉぉぉぉぉ!!!!」
イケイケ真!!!!
イケイケゴッドファーザーズ!!!!!!!!
「「「じ・ご・く・が・な・け・れ・ば・て・ん・ご・く・も〜らい!!!!!!」」」
勢い良く解散してユウを除く四人(真・淳一・昌姉ぇ・義明)で下校
「で、結局何の為に集まったんだっけ?」
「「「あ……」」」
こういう風にバカだがなんとかしてくれるだろう
多分な
「ふぃ〜」
自宅に帰ってきた真、なんか親父臭いのはキニシナイ
ちなみに自宅って言ってもアゴはずれ荘とかいうアパートだがな
きったない四畳半の部屋にギター置いてくつろぐ
しかし真よ、枕代わりにしてるその物体はなんだね
なんだかワイシャツにプリーツスカート着た女に見えるのだが……
まさか……
真、恐ろしい子!!!!
おまわりさーん!!
ここに殺人犯がぁぁぁぁぁ
こら呑気にechoなんざ吸ってんじゃねぇ殺人犯!!
まずその死体をなんとか汁!!!
って動いた? なんかもぞもぞ動いてるーーーっ!!
「あ、兄貴」
し、し、し、喋っターーーーーーー
くる〜きっとくる〜
亡霊がキタ━━(゚∀゚)━━!!
「起きたか」
ま、ま、ま、ま、ま、真ーーーーーーーーっ!!
ナニ普通に死体と話してんだよぉぉぉぉぉ!!!!
まさかまさかまさか……
真!! 恐ろしい子!!!
霊感持ちなのか?そうなのかぁぁぁぁ!!!!
「疲れた……」
「だからって俺様の家に無断で上がり込むな」
「バレー部と帰宅部じゃ体力の使いっぷりが違うのよ」
「そうですか、わかったから早く帰れ」
「大会行ってた妹を痛めつける兄って最悪だね」
「わかったからとっとと帰れ」
「はいはい」
どうやら真の妹? らしき人物は生きてる模様
つーか真の妹デカっ。180はあるぞ絶対、兄貴よりも背高いぞおい
のそのそと立ち去る様はまるで熊
つーか熊だろ真の妹
「やっと邪魔者は去ったか」
時計を見れば7時36分、飯の時間で砂
真、押し入れからラ王出して沸かしたお湯を入れて待つこと3分
食堂からパクッてきた箸で食べる、ついでにチンしたサトウのごはんも掻き込む
「お〜れ〜♪ お〜れ〜♪ チャカチャカチャ
ノグチヒデヨ
サンバァ〜〜〜♪」
なんだこの奇々怪々な着メロは
つってもこの部屋には真しかいないから真のケータイなんだけどな
「誰だよ」
なんかサブ画面には昌姉ぇと書いてありますな
真、ケータイを開いて新着メールを見る
コラコラ、箸をくわえたまんまケータイ見るな
えーっとメールの内容はなんでつか?
『もっしー
あのあとヨシちゃんに男装についてイイトコ無いかって聞いたの
そしたら2chのエロパロ板ってところに男装少女萌えってのがあるんですって
ちょっと行ってみて』
ほう、このスレも有名になったもんじゃのう。で真の返信
『昌姉ぇ自分で行けよ
何故オレ?』
『マコちゃんよく2chでよくエロ画像仕入れているじゃない
詳しいでしょ?
私のだと繋がんないのよねぇ』
『エロパロなんて行ったことねーよ
iMONAでも入れて見ろ』
『ほらマコちゃん詳しいじゃない
ってなわけでどんなところなのか確認よろしくね』
なんだかんだ言いつつも結局来ちゃったエロパロ板
「確か男装少女萌えってスレだよな」
真、検索して見つけたこのスレを選択して決定ボタンを押す
やっぱり携帯でエロパロ見るよりもパソで見た方がいいんじゃねぇか
文字ばっかで読みづらいだろ
それでも我慢して読み進める、首と瞼が不安定になっても読む
で、見つけた文章
伊集院レイ
「義明がいってたのはコイツか、どきメモのキャラだったのか」
チッガーーーーウゥ!!!!!!!!!!
どきメモは左近寺のハマってる恋愛ゲーム!!!!
これはときメモ!!ときめきメモリアル!!!!
言い慣れるとどきメモの方が言いやすいけどこれはときメモですから!!
残念!!!
で伊集院のやつ読み終わったらスレをざーっと読み流す
でその間に真が気になった単語「イヴァン(半角失礼)」
確か、学校で真がやってるエンドレスバトルのハンネがイヴァンだったよな
煮本丸とかいうサイトでやってるからそれの知り合いか?
ムーミn……失敗、真がこのスレに興味を持ったようです
真がナサ神のSSを読み始めて約30分、ようやく最初のやつ読み終わりますた
いや〜真は活字を読むとのび太並の速度で眠っちまうのによくここまで耐えられましたな
今日はお赤飯炊かなきゃ
結局真はやってるエンバトと関係無いことがわかるとすぐに切っちまった
だけどすぐに繋ぎ直す
ははーん、おにーさんわかっちゃったー♪
こいつ続きを探し始めたな、ほらやっぱり♪
またスレを読み流し始めた
エロ小説の魅力に取り付かれやがって、どうなってもしらんぞぉー♪
今度は司神のSSかい
男装少女萌えスレでナサ神と双壁を成す神だぞ〜
抜け出せなくなっても知らんぞ〜
あとさぁ真、お前妄想しながら見るのは別に構わんとおもうのだが……
真ビジョンの司がサラシ巻いていないのは何故?
そういえばナサ神のSSの時もナタリータン黒髪でしたな
文中に堂々と金髪って書いてあるのにねぇ
ダメだよ真、自分でキャラのイメージ変えたら
「……っ!!」
あ、いきなり顔が真っ赤になった、何だよこいつ
行動読めねー
しかも今度はふて寝しやがった、ほんとどうしちゃったの真?
「ああっ!あっあっ…んあぁっ!!んくぅ……」
おいおいいきなり何だねこの光景
何の脈絡もなくHシーンやったらスレ住人混乱するだろまったく
で、今、刀と鞘よろしく抜いたり挿したりしてんのは誰だ?
女の方は……かわうい童顔だけど男って言っても通用しそうな中性的な女のこ
小学生並のペチャパイと成長した体のギャップに萌える人は何人いるやら
まさかユウじゃねぇよなま さ か
いや、その可能性はなきにしもあらず
とりあえず今は女って書いとくか
で男の方はっと
やっぱり真っと
「んっ んあっ ふくぅ……」
え〜と、只今正常位でDキスしながら抱き合ってますねぇ
あ、真の腰動き始めた
正常位なのは変わってないけど真が布団に手をついたスタイルに変わりますた
「んあっ!? ぁあっ! あっ! んくっぅ!!」
角度が変わってより深くチンコが刺さったこの女あえぎまくってます!!
シーツがもう愛液とか先走りとかでぐっちょり
「あっ!ああぁっ!!んくぁ!!ふあぁっ!!!」
おーおーあえぐあえぐ
真の方もだんだんと腰が速くなってきてます
「あっ!?あっ?あっ??」
おいおいどうした女
いきなり体がビクンってひきつったぞ
「うあああ!!!ああっ!!んはあぁっ!!い…いっちゃ……
うあぁっ!!」
あぁなるヘソ、イクのかこの女
「はぁ……はぁ……俺も……イキそう」
真までイクっぽ
「ああぁんっ!!真ォ……来てぇ……」
そんな甘ったるい口調でいわれたらこない男はハードなゲイだけだ
「あんっ!!あああああっ!!!!ふぁ!くぅん!!んあぁ!!」
だんだんとあえぐ声までデカくなっていきますな
なんか腰もガンガン乱暴に速くなってくし
そろそろ二人とも潮時か?
「んあぁ!ああああああぁっ!!イクっ!!イッちゃうぅぅぅぅっ」
「うぅあ……ユ、ユウ!ユウ!!」
「「くああああああああああああああぁ!!!!!!」」
…………………………………………………
「はっ!」
お、起きたか真
どうした? 寝てるだけで息切らすほど体力なかったっけ?
「なんなんだよあの夢」
あーやっぱり夢か
そうだよな、あのユウがそんな簡単にマンコ晒け出すかってんだ
しっかし災難なヤローだな、今日ユウに会うんだろ
そのザーメンついたパンツで平気かよ
「あ、やっべー……」