「せーんーせー。おかえりー」  
油断した。隆也の表情がさっと変った。それも悪い方に。  
赤い顔で、トロンとした目で、舌の回らない司の足元には、ビールの空き缶が二つ転がっている。  
ついでに手にも一つ。中身が半分ほどの缶チューハイが握られて、いや、なんとなく手に持たれている。  
ソファやカーペットの上にこぼされると後々厄介だ。  
とりあえず缶を取り上げてテーブルの上に置き、ため息をつく。  
「…司。お前今いくつだ?言ってみろ」  
缶を取り上げられた司は少々気を悪くしたようで、真面目に答えない。  
胡坐をかいて足首を掴んでいるのだが、腕で寄せられた胸が(ちいさいなりに)強調されている。  
またサラシをほどいたらしい。Tシャツの下の乳首が浮いているのに本人は気付いていないのだろう。  
「ん〜、はたち、まであと二、三年くらい〜」  
へらへらと笑って、ソファからずり落ちそうになる。いつもなら支えてやるところだが、隆也は動かない。  
「未成年ってことだよな。そのお前が!なんで俺のいない間に勝手に俺の酒を飲んでるんだ?」  
そう、ちょっとコンビニまで行くからと留守にした10分ほどの間に、司はこの缶三つを空けたのだ。  
勝手に人のものに口を付けるのはもちろん、17歳での飲酒は違法である。  
それをまがりなりにも教師である自分の前で堂々とやられれば、それは説教の一つもしなくては。  
しかし勢い込んで詰問する隆也とは対照的に、司の返答は要領を得ない。  
「なんででしょー?」  
へらへら笑いに毒気を抜かれそうになるが、なんとか大人の体面を保つ。  
「正直に言ってみろ。場合によっては怒らんから」  
正面に立って、あくまで上からものを言う。こうでもしないと伝わらないと感じたからだ。  
その意図が通じたのか、司の視線は下に落ちる。  
「………先生が」  
その切り出し方は意外だった。自分が司の前で酒の話などしたことがあっただろうか。  
「うん」  
続きを待つと、今度こそ意外な台詞が出てきた。  
「もうちょっと素直になれ、って言ったから」  
確かに、この間司がやってきたときに、言った覚えはあるが。  
それはつまり、"行為"の最中にイヤイヤ言うのがちょっと気になってからかっただけであって。  
「…………だから?」  
「だから」  
どこかむくれた調子で返される。  
原因は自分にあったが、それだけでこういう行動(軽犯罪)に出たのは司の浅はかさのせいだ。  
 
しかしそれが、自分への好意だけからくるものだと思うと、苦笑するしかない。  
「……で、酔っ払った司はどうなってるんだ?」  
横に腰を落ち着けた隆也の声に怒りのかけらも見出せなかった司は、また頬を緩ませる。  
「んーとね、暑くてなんか頭の中が変な感じ。んっと…感覚がつながんない、っていうか…  
 わかってるけどズレてる。音とか、触覚とか、敏感になってるけど、鈍くなってるみたいにも感じる」  
発音はやや不明瞭だが、わりあい言葉には統制がとれている。酒には強い体質なのかもしれない。  
頭を撫でて、耳から首筋に触れていくと、笑って首をすくめる。熱い。  
「それで、素直にはなれたのか?」  
「うん。先生、好き。大好き。ずっといっしょにいて」  
熱い体が寄りかかってきて、酒の匂いが鼻をつく。酒に弱い隆也はそれだけでも酔ってしまいそうだ。  
「うん……それから?」  
肩を抱いて顔を寄せる。どこか色っぽい瞳がじっと覗き込んでくる。  
そして囁かれるのは、どうしようもなく甘い言葉。  
「それから、エッチなこともいっぱいしたい。きもちよくして?」  
「っ……」  
だきついてきた司の胸があたる。大きくはないが、その弾力はしっかりと手と舌が記憶している。  
「だめ?」  
首をかしげる仕草は、この年頃の少女にはとても似合いだ。  
「……だめなわけないだろ……」  
動悸が少し激しくなったのは、臭いだけで酒に酔ってしまったからだろうか。  
いや、わかってはいるのだが、認めると年上としての威厳が失墜しそうなのでこれ以上は考えないことにした。  
ふにゃ、とでも効果音をつけたいような笑みをこぼして、司が頬をすり寄せる。  
「ん…よかった。ねぇ、先生も飲んで!」  
「ん?…そうだな。俺も素直になるか」  
残った缶チューハイを流し込む。残りは缶半分にも満たないが、今ならこれだけでも酔えそうだ。  
「すなおになった?」  
いたずらっぽい笑みに、似たような笑顔を返す。  
「あぁ……司。好きだ。大好きだ。ずっとこうしてたい」  
熱い頬を両手で挟んで、口付ける。何度か唇を啄ばんで離すと、とろりとした視線を絡ませる。  
「それからもちろん、司を抱きたい。犯したい。あえがせて、エッチな司をいっぱい見たい。感じたい」  
こう率直に口にするのは…いや、普段もわりと言っている気がするが、それでもやはり恥ずかしい。  
けれど司の表情は、何処までも穏やかに、とろけそうに甘い。  
「うん、素直でよろしい。……抱いて、気持ちよくして。それから……いっぱいキスして」  
ちゅ、と頬に唇が押し当てられると、堪える理由がなくなってしまう。  
ついでに飲酒を叱る気もすっかり消えてしまう。  
たまには飲ませてみようか…などと悪い考えが浮かんでくるほど、酔った司は可愛い。  
 
「……可愛いな……可愛いな、司は……」  
自分も酔っているに違いない。  
同じ単語を繰り返しているだけだとはわかっているが、他の言葉がでてこないのだから仕方ない。  
司のほうがよっぽどしっかりしゃべっている。  
飲酒量とか年齢とか、その辺を考えると色々おかしいのだろうが、今はどうでもいいことだ。  
ちゅ、ちゅ、と、額や頬や鼻の頭や唇や首筋や…とにかくあちこちにキスしていく。  
「……ん、せんせ……もっと……」  
自分も(わずかばかり)飲んだせいか、酒の匂いが気にならなくなった。  
酔いに思考を投げ出したくなるのをこらえて、頭を働かせる。このままソファで寝て大丈夫だろうか?  
いや、すぐに答えが出てこない時点でまずい。とりあえずベッドのほうがいいだろう。  
「うん……ベッド、行くか」  
「うん。……わ、なんか頭ぐらぐらする……」  
ふらついても笑っている司を支えてやろうと立ち上がるが、自分も足元がおぼつかない。  
こんなことでまともにできるのか、という危機感もおぼろげに頭をかすめるが、思考は継続しない。  
今はわかりやすい欲求を満たすためだけに動いている。  
「俺もやばい…司、ほら」  
手をひいて、ふらふらとベッドに向かう。  
腕に絡み付いてくる司の体重を支えきれずに何度か体勢を崩すが、それを情けないと思う余裕もない。  
「……司……司」  
ベッドに押し倒して、また妖しげな呪文のように名前を呼びながらキスを繰り返す。  
「ん…。せんせ……せんせぇ……」  
気持ち良さそうに呼び返して、隆也の頭を抱く。  
髪を指で梳かれるのはくすぐったい。これが司は好きなんだと思い出して、同じように髪を梳いてやる。  
「は……司、するぞ……いっぱい、えっちなこと……」  
「うん……して……いっぱい、して」  
顔を近づけるというよりは重力に逆らわずに頭を落として、唇を重ねたまま司のシャツを捲り上げる。  
胸を撫でて、それだけで乳首が立ち上がってしまう感度の良さに興奮する。  
「ふぅ……ん、むぅ……」  
苦しげな息を漏らす司の手はただ頭や背を撫でるだけで、服をひっぱろうとか脱がそうとかいう意志がみられない。  
ただ無抵抗に横たわって、快感を待っている。  
酒が入って素直になった状態がこれというのなら、普段の司はあれでも頑張っているのだろう。  
「んむ……ちゅ……は…司……」  
汗ばんで身体に張り付いたシャツを脱ぎ捨て、いつもより手間取りながらズボンを脱ぐ。  
司はそれこそ寝入ってしまいそうに気だるげに体を投げ出してこちらを見ている。  
「司、眠いのか?」  
「……うん……でも、その前に……先生と気持ちよくなりたい……」  
 
せっかくのこの空気で寝落ちはもったいなさ過ぎる。取り急ぎ司のズボンを脱がせにかかる。  
近頃はもう、男物の服を脱がせるのにも抵抗がなくなった。  
それ以前に、今日は何にも驚かず受け入れてしまいそうだが。  
露にされた秘部を覆う陰毛を掻き分け、花弁を割ってみる。  
期待していたわけではないが、そこはわずかにではあるがすでに湿っていた。  
「…ダメ、先生……そこはまだ……」  
「ん、わかってる……けどもう、濡れてるんだな……」  
お互い表情が緩みっぱなしだ。恥ずかしさではなく酔いのせいで血の回った頬に口付ける。  
「いっぱいキスしてもらったもん……それに、これからえっちなことするんだなぁ、って思ったら、濡れちゃった」  
頭から足の先まで、いや主に股間に、言葉の甘さが染み渡って、血が巡る。  
「そうだ。するぞ……司のして欲しいこともして欲しくないことも、いっぱいするからな」  
おどかすように言いながら、首筋に舌を這わせ、胸を弄ぶ。  
揉みしだき、乳首をこね、ときおりつまみあげる。  
「は、うぅ……ん……ひゃ……」  
かすかに身をよじりながら声を漏らす司の耳をかじると、一際高い声が漏れる。  
「司……ここ好きだよな」  
ささやいて、耳の後ろからまた首筋を舐める。  
「ふぅ……ん、気持ち、いい……ぞくぞくする……ん」  
ぴくぴくと震える体をどう可愛がってやろう。  
「あと、ここも好きだよな……」  
強めに乳首を摘んで、そのままぐりぐりと刺激する。  
「ひゃ、あっ……だめ、せんせっ……」  
高い声で発せられた"だめ"という単語は、この間からかったばかりだ。  
「だめ?気持ちよくない?」  
言いながらも乳首を責め続けると、司の腰がくねる。  
「あ、ふっ……気持ちいい、けどっ……んっ、なんか……我慢できない……」  
太ももを擦り合わせる動作は、早く触れて欲しいという意思表示なのだろう。  
「ん…ここがいいんだな?」  
ぴたりと閉じられた太もものと恥丘の間には三角形の隙間があって、迷わずそこに手を滑らせる。  
先ほどはわずかにしか濡れていなかったそこが、べったりと愛液で濡れている。  
「んぅ……そこ、触って……」  
「あぁ……」  
秘裂を指で往復して、花弁を揉み会陰をくすぐる。身をよじり声をあげる姿は、どうしようもなく淫らだ。  
「ふぁ、ん……あ、あっ……せんせ、あぅ……もっとぉ……」  
「うん……すごく可愛いぞ、司……」  
ぴくぴくと、肉棒が震えている。すぐにでも入れたいが、まだだ。まだもう少し、焦らしてやろう。  
 
「…っあ、あ……」  
せまい膣口に指を押し込んで、陰核をはさんで軽く揉む。  
「は……ぁ……んんっ……やぁ……」  
腰が動くが、引こうとしているのか揺らそうとしているのか、判然としない。  
ただ、存分に感じていることだけはわかる。  
ゆっくりとした膣内の躍動にあわせた速度で抜き差しし、ときおり指を曲げて強くこすってやる。  
「んふ……んぁ……は、あ……あっ……」  
厭らしい水音を立てる隆也の指に、蜜壷はすっかりほぐされてしまった。  
司はただ快感に息を漏らし声をあげて、それに喜んでいる。  
「司のここ、俺の指ですごく喜んでるぞ……」  
「あ、は……やぁっ……」  
陰核を挟む指に力を加えると、ぴくんと身体が跳ねる。  
「は……はぁ、せんせ……もう、きて……」  
「ん……そうだな……」  
指を引き抜き脚を開かせ、露になった秘裂に猛りきった肉棒を押し当てる。  
しかしそのまま挿入はせずに、腰を振って秘裂に肉棒を当て擦り、さらに焦らす。  
「あっ……やぁ、あんっ……ふぁ……や、やだ、早くいれてっ……」  
陰核まで擦ったせいか、涙を浮べて首を横に振る。  
「…ふ……司、気持いいか……?」  
その仕草に興奮しながら、変らず腰を振りぬめる秘裂に肉棒をこすり付ける。  
「ん、うんっ……気持ちいい、けど、んっ……はぁ、早く、先生の……っふ…ちょうだいっ」  
「あぁ……俺ももう、限界だ……」  
頭がぐらぐらしているくせに、よくここまで責められたものだ。  
いや、ひょっとしたらこの行為そのものに酔っているのかも知れない。  
愛液を溢れさせている膣口に先端を宛がって、ゆっくりと進める。  
「……っく……ふ、あ……」  
せまい膣口を通り抜ける瞬間の気持ちよさはたまらない。  
「……んっ……すごい、溶けそうだ……」  
思わずそうもらして、奥まで届くといったん動きを止める。  
「……ん……はぁ……は……」  
肩で息をしている司の腰をなで、そのまま腿の後ろに手を滑らせて脚を持ち上げる。  
力のない両脚を抱えあげると、挿入の角度が変る。  
「あ……先生、恥ずかしい……」  
熱っぽい目でそう言われても、喜んでいるようにしか見えない。  
「大丈夫、すぐ……そんなこと、わからなくなる」  
ゆっくりと抜き差しし、徐々に快感を高めていく。  
 
「ふぁ、んっ……はぁ……」  
没頭しそうになると、ぴたりと腰を止める。そしてまたもどかしい速度で動き始める。  
隆也の動きが遅い分、司は自分の中が蠢いているのを自覚せざるをえない。  
「あ……せん、せ……もっと……」  
「……もっと……どうしようか……」  
さっきから射精感が襲ってきて仕方がないのだが、それを開放してこの快感を手放すのは惜しい。  
もっともっと喘がせて、求めさせて、狂いよがる様を見たい。  
「もっと、して……気持ちいい、から……」  
「うん……俺も、気持ちいい……」  
言葉にすると、余計に神経が研ぎ澄まされる気がする。  
膣を押し開き最奥に打ちつける、その動きが早まる。  
「んっ、あっ……はぁっ……は」  
少し苦しげな表情の司の声と交合の音だけが、聴覚を支配する。酒と興奮のせいで、身体が燃えそうだ。  
びくりと跳ねる肉棒を、膣が締め付ける。  
「…っく……は……」  
隆也のうめき声を聞くと、司は少し安心する。  
「せんせ……あ、先生の…っ気持ち、いいっ……」  
「うん……は……司の中も、だ……」  
収縮と弛緩をくりかえす膣と、抽出を繰り返し跳ねる肉棒。  
愛液を隔ててこすれあう度に、息が漏れ、愛液が滴り、快感が走る。  
「ふぁ、あっ……いい、よぉっ……んぅっ……」  
「…は……司…っ……」  
一度動きをやめて落ち着こう―などという考えはもう浮かばなかった。  
これだけ素直に反応する司は初めてで、もっとじっくり味わいたいとは思ったのだが。  
「司……いく、ぞ」  
答えを待たずに、一気に腰を引き、突き立てる。  
「っひぁ…っ……あぁ……んっ」  
びくりと背が跳ねる。構わず、激しく突き立てる。  
「あ、あぁっ…せ、せんせっ…せんせぇっ……」  
足を抱えられ抱きつくことのできない司の手は、シーツをにぎる。  
「司……司……っ」  
隆也に突き上げられて背が跳ねているのか、快感に身体が反応しているのかもわからない。  
ただどうしようもなく気持ちよくて、声をあげることしかできない。その声も、もう声と呼べるものではない。  
「せんせ……あ、は……はぁっ……ひ、あっ……!」  
息と悲鳴の混じった声。快感の波がいっきに押し寄せてくる。  
「だめ、あっ……イっちゃ……ひゃあぁぁんっ!」  
 
声と同時に締め付ける膣。その最奥につきたてた肉棒から、熱い精液が迸る。  
「っく、う……は……はぁ……司……」  
深く繋がり精液を注ぎ続けながら、抱えていた足を下ろし身体を重ねる。  
身体が熱すぎて、境目がわからなくなりそうだ。  
「…ふ……は……はぁ……せんせ……」  
背に回された腕は力が入らないようで、ずり落ちそうになるのをなんとか耐えている。  
重いだろうか、と気遣う程度には頭が働いているので、身体を横にして抱き合う。  
息と下半身が落ち着くまで、しばらく抱き合って、何度か唇を落とした。  
汗で濡れた髪を梳いてやると、焦点の合っていなかった目が細くなる。  
「せんせ……」  
「うん?」  
ようやく息の整い始めた司の頬はまだ真っ赤だ。繋がったままだった肉棒をひきぬくと、僅かに震える。  
「んっ……すっごく、気持ちよかった……」  
「ん……俺も気持ちよかったし……司も、すごくえっちで可愛かったぞ……」  
笑って頭をなでてやると、気持ち良さそうに目を閉じてすりよってくる。  
いつもなら恥ずかしがってむくれるところだろう。こちらもだらしなく頬を緩めて、目を閉じた。  
酔いと疲れの相乗効果か、いつもよりも強烈に眠りへとひきこまれていった。  
 
目を覚ますと、まだ多少酔いが残っているようだった。  
司がぐっすり寝ている間にとタバコを探して、きらしていたことに気付く。  
「……ま、いいか……」  
一人で呟いて、もう一度身体を横たえる。あと少ししたら司を起こしてやろう。  
酒が抜けないうちに家に返すわけには行かないから、まずは水を飲ませて、それからシャワーを浴びさせて。  
 
酔っ払ったままの隆也は、そのタバコを買いにコンビニに行ったのだということもすっかり忘れていた。  
 
 

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