呼ばれた家の中で、白衣を着た花江先生が待っていた。
「京介君、待ってたわよ」
そう言うと、先生は俺を部屋に招き入れて鍵をかける。
花江先生はマッドサイエンティストだ。京介は超能力者で研究対象。
「うふふふふ……京介君は良い生徒だから、他の先生には渡さないんだから」
京介は学校では『良い生徒』で通っていた。成績は優秀、体育は苦手だが、
スパルタで知られる教師の言う事もきちんと聞いているので、目をつけらていない。
「先生、それ変な意味に聞こえます」「良いじゃない、変に聞こえても」
……仕方ないので実験の開始。色んな装置をつけられて調査される。
「…………それじゃあ、次は他人にした場合ね」
そう言って先生が白衣を脱ぎだす。
「何で脱ぎだすんですか!」
「だって貴方の能力、素手で触れた部分が多いと効果が高いんでしょう?」
「で、どんなにして欲しいんですか?」
「それじゃあ、シェイプアップしてくれるかしら?」
京介の能力は肉体操作。人間の怪我を治すなど造作も無い事だ。
服を脱いで、先生に抱きつくようにする。
数分もすると、先生の体から汗が流れ始める。顔が紅潮しているのを理解する。
「京介くぅん……もっと強くしても良いわよぉ」
のろけるような声でそう言って、先生が腕を抱き寄せる。
「先生待ってください!先生の体は十分健康です!今やってるのは最低限の体調管理です!」
「うふふふふ……もっと強い力でやってくれたほうが良いデータが取れるのよ……」
「……ごめんなさい、先生……実は……」欲望を、ぶちまける。
「嫌なら……」「良いわよ」あっさりと受け入れる先生。ああ良かった。
胸に触れて、力を限界まで発動させる。胸の下の筋肉がびくびくと動き、大き目の胸が、破裂せんかとする。
先生のよがり声しか聞こえない。それだけで俺は逝ってしまった。
次の日、胸が少し大きくなった花絵先生が、また俺を呼んだ。
まだまだモルモット人生は終わりそうに無い。