私、絞璃中学校1年1組、桃園みい。  
ある日、魔法少女まじかる☆なながいなくなってからというもの、世界は魔人の恐怖に怯えていました。  
だけど、そこに颯爽と現れた新たな魔法少女まじかる☆みい!  
これで世界の平和もばっちりです!  
えへへ。何をかくそう、私がまじかる☆みいなんですけどね。  
平凡な少女だった私が何で魔法を使える様になったかって?  
それは、転校生のエリスのおかげなんです。  
エリスは、実は魔法界のエージェントで、地上界に侵入したっていう魔人を追ってきたんです。  
ところが、地上界では魔力の消耗が激しくて、エリスは戦闘不能になっちゃったんです!  
それで、たまたま通りかかった私に色々な装備を与えて後を継がせる事にした…と。  
エリスが言うには、私には元々強い潜在魔力があるって事なんだけど…本当かなあ?  
ともかく、魔法の力で悪い魔人をやっつけて、世界の平和を守るのが私の使命!  
みい、頑張りますっ!  
 
 
「そこまでよっ、悪い魔人さん!」  
校舎の屋上から高らかに名乗りを上げて、宙を舞って地上に降り立つ少女。  
破壊の限りを尽くしていた魔人はゆっくりと振り向き、不敵に目を細める。  
「魔法少女、まじかる☆みい!ご期待通りに、只今参上!」  
可愛くウィンクする瞳の先には、体が無数の触手で構成されている様な醜悪な魔人がいた。  
『みい!それはドルガの作り出した強力な魔人、ショクシュルゲよ!速攻で決めちゃって!』  
みいの耳に直接響く声の主は、エリスだ。  
魔法界のエージェントは、その戦闘力は失ったものの知恵と知識でみいをサポートしている。  
「うわあ…いつにも増して気持ち悪い…。よーし、早速行っちゃうよっ!」  
みいが両手を高く掲げ、必殺技を放つ体勢に入る。  
すると、その両掌に光が集まっていき、両刃の長大な剣が出現した。  
「愛の光よ、邪悪なる魂を切り裂け!魔法剣、超まじかる☆電子銀河斬り!!」  
剣から放たれた光が、ショクシュルゲを袈裟懸けに両断する。  
一閃で右半身と左半身を切り離され、その場に崩れ落ちるショクシュルゲ。  
「素敵に無敵な爆裂乙女!魔法少女まじかる☆みい、完全勝利っ!」  
 
可愛げな効果音を発して、ポーズを決めるみい。  
歓声をあげる周囲の声に、手を振って答える。  
だが、ショクシュルゲの死体が消えている事に気付く者は誰もいなかった。  
そして、みいの足元の砂が妖しくざわめいている事も。  
唯一現場を俯瞰している筈のエリスは、みいを冷たく見つめているだけである。  
「それじゃあ、私はこれで。バイバーイ!」  
そう言って飛び立とうとしたみいの足元の砂が、突如として吹き上がった。  
「きゃあああっ!な、なに…!?」  
視界を遮られたみいの両手首、足首に、細い触手が一気に巻き付く。  
「え…ええっ!?ちょ、ちょっとぉっ」  
もがいてみたものの、みいの力ではどうにも歯が立たない。  
やがて砂煙が収まった時、みいの体は空中に大の字に固定されてしまっていた。  
そして、みいを戒める肉のロープを体から放っているショクシュルゲが姿を現した。  
「そ、そんな…!倒した筈なのに…!」  
 
『ブシュウウゥゥゥゥゥゥ!!!!』  
うなり声を上げるショクシュルゲ。  
驚愕するみいの耳に、どす黒い声が聞こえてきた。  
『フフフ…驚いたかな、まじかる☆みい。全身が触手のショクシュルゲが、斬っただけで死ぬわけが無かろう』  
「その声は…魔人ドルガ!?」  
『フフフ…まじかる☆みい。今日で貴様との戦いもお終いだ。楽しかったよ』  
「何よ、お終いって!貴方を倒すまで、私は…え、何、何するの…!?」  
尚も言い返そうとするみいの体が動き始めた。  
いや、みいの体を捕らえている触手が、ショクシュルゲに引き込まれ始めたのだ。  
「ちょ、ちょっと…まさか、嘘でしょ!や、やめて、やめてえ!!」  
ショクシュルゲを構成している触手がぐちゅぐちゅと音をたてながら開き、巨大な袋状になる。  
粘液を分泌してぬらぬらと光っているそのあまりのグロテスクさに、みいは顔面蒼白になる。  
「た、助けて!エリス、エリスなんとかしてぇ!」  
必死の形相で助けを求めるみいの足が、完全に飲み込まれる。  
ショクシュルゲの中は予想通りに粘性の高い液体で満たされていて、まるで納豆の中に全身が浸かったかの様な嫌悪感を覚える。  
「ひっ!き、気持ち悪い…!エリス、エリス!どうしたの?返事してよ!エリスぅっ!!」  
胸元まで触手の群れに飲み込まれたみいが、必死に叫ぶ。  
だが、その絶叫は虚空に消えるばかりだった。  
遂にみいが触手に完全にくるまれてしまっても、エリスは何の反応も示さない。  
みいを包み込んだショクシュルゲが、ずぶずぶと地面に沈んでいく。  
周囲の群衆はただ見守る事しかできずに、消えていく肉塊を遠巻きに睨んでいた。  
やがてショクシュルゲが完全に消え去った時、エリスは冷たく微笑んだのだった。  
 
***  
 
「う…ここはどこ…?」  
ずいぶん長く眠った様な感覚。  
重いまぶたを開けても、暗闇しか見えない。  
ぼうっとしたままの状態がじばらく続いた後、急速に意識と記憶がはっきりしてきた。  
「…!そうだ、私、魔人に捕まって…。捕まって…ここ、どこだろう…?」  
辺りを見回して、ふと体が動かない事に気付いた。  
感覚はあるけど、首から下が完全に固定されているみたい。  
それに、なんだか股間の辺りが気持ちいい。  
危険な状況の筈なのに、なんでだろう。  
それに、この気持ちよさは、今まで経験した事のない…  
「!」  
いきなり、目の前が真っ白になった。  
明かりが付けられたみたいだけど、暗闇に慣れた目には辛すぎる。  
ようやく周囲が見える様になった頃、私の前に人影があるのが分かった。  
その影は、微動だにせず、じっと私を見ている様だ。  
「だ、誰?そこにいるのは…」  
「…私よ、みい」  
「…エ、エリス!」  
エリスだ。  
私はすっかり安心した。エリスがいるならもう大丈夫だ。  
たぶん、捕まった私を助けてくれたのだろう。  
「よかったぁ…。ごめんね、エリス。私、油断して魔人に捕まっちゃって…」  
「…」  
「ありがとう。あのまま連れ去られてたら、どうなってたか…」  
「…どうなってたか?それは…自分の体を見れば解かるわ」  
そう言って、エリスはひどく邪悪な笑みを私に見せた。  
 
「え…?」  
言われるがまま、半ば無意識に首を下に向ける。  
だけど、私の意識は、そこにあったモノをしばらく認識出来なかった。  
下を向いた瞬間、私の目に映ったのは肌色をした巨大な2つのボールだった。  
ピンク色に上気したそれが、自分の胸に繋がっている。  
その2つのボールの間に、赤黒い嫌な色をした、びくびくと動くへんてこな棒が見える。  
それらもまた、私の腰の辺りから突き出ている様だった。  
「…」  
目の前の事実を理解できずに、私はただ沈黙しているしかなかった。  
そんな私に、エリスが妖しく微笑みかける。  
「声も出ない?まあ、びっくりするのも無理はないけどね。  
 あの可愛らしかった胸が…こんなになっちゃったんだもんね」  
そう言って、巨大なボールの先端―――、良く見れば、そこだけ突起してピンク色が濃い部分にそっと触れた。  
その瞬間、私の体に電気が走った。  
甘やかな気持ちが全身を包みこみ、とろけそうになる。  
もっとも、それが何という感覚なのか、私には分からなかった。  
「あ…っ!!くぅっ…な、何、今の…?」  
「ふふっ…、みい、この大きな肉の塊は貴方のおっぱいよ」  
「………え?」  
「分からない?じゃあ…こうしたらハッキリ分かるかしら?」  
そう言って、エリスは愛撫していたボールの先端をぎゅっと握った。  
次の瞬間、私は何故か絶叫しながら頭上に広がる闇に視界を奪われていた。  
「あぎゃはぁぁああぁぁあぁぁぁぁっ!!!!」  
あまりの痛さ、いや、気持ち良さ。  
思わず仰け反ったんだ、という事が理解できるのに、更に数秒を要した。  
 
「どう?これで分かったでしょ」  
嬉しそうに笑いながら、エリスは握っていたボールの先端、いや、私の乳首を離した。  
「うぅ…はぁ…はぁ…い、いやだよ…冗談でしょ?そんなの…そんな…」  
混乱の内に、涙がぼろぼろ零れた。  
「ざ〜んねん。冗談でもなんでもない、現実なのよ。それにね…」  
今度は、赤黒い棒を両手でぎゅっと握り締めるエリス。  
またしても、私の全身を異様な快感が貫いた。  
「うぎぃぃぃ…!んはぁっ、あ、あぁ…がぁ…」  
涙と一緒に、鼻水と涎も私の顔を伝った。  
でも、私にはそんな事を気にかける余裕は残っていなかった。  
エリスが、握り締めたままの棒を前後にしごき始めたのだ。  
エリスの小さな手のひらが棒を撫でる度、言いようのない、狂おしい程の快楽が私を包む。  
何時の間にか、棒は極度に反り返って、私の顔の前にあった。  
漸く間近に見たその棒の正体は、どこかで見た事のあるものだった。  
あれは、保健の授業の時。  
そう、これはペニスだ。セックスのための、男の子の器官。  
 
「あ、ぁぅ…、おちんちん…?」  
朦朧とした意識の中で、思わずその単語を呟いてしまった。  
それを聞いたエリスは、さもおかしそうにクスクス笑い、言った。  
「そう、これはみいのおちんちん。男の子のより、ずっと立派な…ね」  
その間もエリスの手は上下に激しく動き、それに合わせておちんちんも痙攣を大きくしていった。  
「ぅあう、ぅあう、ぅあう、ぅあう、ぅあう、ぅあう、ぅあう、ぅあう…」  
私は、けだものの様な声を上げ続けるしかなかった。  
やがて、一瞬、おちんちんが異様に緊張した感覚があった。  
朦朧とする意識の中、気がつけば白く濁った、ドロリとした液体がおちんちんから迸っていた。  
どくっ、どくっとそれが流される度、気だるい様な快感が私の思考を支配する。  
「ウフフ…みいったら、随分と淫乱なのね。初めてでこんなにザーメン…吐き出すなんて…」  
そう言って、エリスは手についた白濁液をペロリと舐める。  
その恍惚とした顔を見ながら、私の意識はピンク色に染まっていき…やがて、堕ちた。  
 
 
『フフフ…ご苦労だったな、エリスよ』  
「はっ、勿体無きお言葉です、ドルガ様」  
薄いカーテンの向こう、魔人の玉座に異形の影が揺らめく。  
その玉座の前に跪き、頭をたれるエリス。  
『これで、計画は完了したも同然だ。最早人間界、いや、魔法界すらも我が敵ではなくなる』  
「では、早速人間界制圧作戦を発動いたしますか?」  
『フフフ…、まあ急くな。まずは貴様にも褒美をやらんとな…』  
「身に余る光栄でございます…、御主人様」  
『貴様の調達士としての仕事も今回まで…。ならば、最早人間でいる理由が無いな』  
「ああっ…!では、私も魔人にして頂けるのですか?」  
『貴様は魔獣人に合成してやろう。魔法界制圧の尖兵としての栄誉を与えてやる』  
「はっ!ありがたき幸せでございます…!」  
エリスは、再び額を地面に擦りつけた。  
そんな女奴隷を、ドルガは嘲笑うかの様な冷たい目で見つめていた。  
 
 
数ヵ月後、地上界は魔王となったドルガに支配されていた。  
選抜された若い男女は、ドルガ細胞を移植されて魔人化させられ、  
また別のグループは魔界の獣とドルガ細胞を埋め込まれ、魔獣人となっていた。  
それらは全て魔法界との戦争にあてられる戦闘要員とされた。  
魔獣軍団の先頭に立つのは、全身にペニス型触手を備えた魔獣人に成り果てたエリスである。  
そもそもエリスは、元からドルガの部下だったわけではない。  
魔法界警備隊きっての腕利きエージェント。それが、かつてのエリスの肩書きである。  
魔人ドルガが地上界に侵入したという情報を受けて、単身それを追ったのがエリスだった。  
だが、ドルガの魔力はエリスのそれを遥かに上回っており、エリスは敗北してしまった。  
その際にドルガの魔力注入による洗脳を受けて、魔人に仕える奴隷となっていたのだ。  
そして、エリスを使ったある目的が達成されると、ドルガは彼女を魔獣人へ改造する。  
魔法界の住人達は、かつての魔法戦士エリスが魔獣となって故郷を襲う現実に恐怖した。  
そして、そんな心理的効果を抜きにしても、魔法界はドルガの放つ魔獣軍団に対抗しきれなかった。  
その理由こそ、ドルガがエリスを使って進めていたある計画だったのである。  
 
「あんっ、ああんっ」  
「…ぅ………ぁ……」  
「イクぅ、またイクぅ…」  
薄暗い、倉庫の様な巨大な施設の中に、何人もの少女の喘ぎ声が響く。  
最早魔界となった地上界。その地下深くに、施設は存在した。  
地下に作られた巨大な空間。  
そこには、何百人もの少女達が、整然と拘束されていた。  
それも、ただ拘束しているだけではない。  
まず少女達の身体が異常だった。  
全員の胸が、直径1mはあろうかという程に膨れ上がっていた。  
そして、その全員の股間に、そこに存在する筈のないモノ―――男根が屹立している。  
更に、両乳首とペニスの先端、計3箇所に、透明な搾乳機、搾精機が取り付けられていた。  
少女達の座っている椅子には、極太の張子が2本ずつ備え付けられていて、それぞれ膣とアヌスを穿っている。  
そして、その2つの張子にはドルガの魔力が注入されていて、少女達に無限の精液と母乳、そして性欲を与えているのだった。  
少女達が絶え間なく垂れ流す精液と母乳は、搾乳、搾精機に繋がったチューブを通して中央の巨大な装置に送られる。  
その装置とは、ミルクやザーメンに含まれた魔力のみを抽出して更に増幅、ドルガ軍団に魔力を送り続けるものである。  
そう、ここにいる少女達は、皆エリスに集められた元・魔法少女達であり、そしてこの施設はドルガ軍団の無限エネルギー工場だったのだ。  
ドルガの計画とは、いわば魔法少女の牧場を作り、そこをエネルギープラントと化す事だったのである。  
そしてここには、無数の少女達に交じって、みいの姿もあった。  
膨胸され、ペニスを生やした無残な姿で、椅子の張子に突き上げられ、母乳と精液を噴き続けている。  
「ああんっ、うはぁんっ、イイっ、気持ちイイよぅ…もっとぉ、もっとぉ、みいのミルク絞ってぇ…  
 おっ…おちんちん、も…いっちゃう、せいえき、出ちゃうよぉ…んあぁっ!」  
ビクンと震えたかと思うと、また大量の白濁液がみいのおっぱいとペニスから噴き出す。  
みいの正面で、涎を垂らしながら無反応に母乳と精液を垂れ流しているのは、かつてみいも憧れた魔法少女まじかる☆ななだった。  
だが、最早快楽のみを未来永劫求め続ける家畜と成り果てたみいには、そんな事は何の意味も持たない。  
途切れる事無く続く魔法少女達の射精は、やがて世界を滅ぼしていった。  
 
 

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