「ひぎ、ひ、ひぃ。  
・・・・・・ぅあああああ!」  
もぞもぞと膣中で動き回る異物の感覚に、神経はマヒ寸前。  
涎が出ようが小便を漏らそうが、あたしはもう狂わんばかりに吼えまくる。  
目の前にいるもう一人の女も同じ状況だ。  
ぐりゅんぐりゅんと蠢く触手に、もはや意識はぶっとびかけ。  
「へあああ、うう、うぐぅぅぅ!」  
お互いに何を口走っているのかもわからない。  
けれども、悶えに悶えるその痴態は、ザマアミロと言いたいぐらいに滑稽で、あたし自身も向こうから見ればおんなじことすら忘れさせた。  
「ぐ!」  
お尻の穴に、またも触手が突き入れられる。  
「いひぃぃぃぃぃぃいいいい」  
そして、また外へ。  
「かは!」  
引き抜かれる瞬間に、イッてしまう。  
 
その一方で子宮めがけて大量の分泌液が排出される。  
びゅ。  
びゅ。  
びゅびゅ。  
淫蟲の出す催淫液だ。  
「はぁ、はぁ、・・・・・・ひ」  
思う存分なまでに液体を注ぎ込んだ触手が抜かれると、休む間もなく別の一本がまたしても子宮めがけて突進する。  
両手両足は固定するための触手でギチギチに固められて身動きなんてとれやしない。  
「うぼ、ぶぶ、うう、っぷぁ、うぶぅ!」  
もう一人のイケニエはちょうど口を犯されていた。  
涙目で堪えながら、気持ち悪いほどに醜い触手を受け入れている。  
もちろん、あたしにだっていつ触手が口を開けろと命令してくるかわからない。  
歯を食いしばったところで、肛門や膣をもう一本が襲ってくれば、口はだらしなく開かれるほかないのはわかりきってた。  
鏡を見合うように、あたしとポーンはお互いの痴態を見せ付け合ってる。  
逸らすことなんてできやしない。  
この女が乱れたところを見るのは、あたしにとってもひどく気持ちいことだからだ。  
 
 
「久しぶりね」  
兵舎の中の一室で、あたしは馴染みの男に話しかけた。  
男の名はカテュス。  
魔王様の命令でこのガルス王国を混乱に陥れるために使わされた、生粋の武人。  
と同時に、ここではあたしの上司になる。  
「ちょっとぉ、返事ぐらいすれば?」  
窓を向いたっきりこっちに視線すら返さない態度に、ムカツク。  
「やれやれ・・・・・・。  
何でおまえごときがここに遣わされたのか、理解しがたいな」  
あたしも不愉快だが、こいつも不愉快らしい。  
あによこのええかっこしいが。  
「どーゆー意味よ?」  
「そういう意味だ」  
何の躊躇も無く、あたしの質問に答えるその態度に、もう怒り炸裂だ。  
だん!  
机上を叩き、  
「ちょっと! 何様のつもりよアンタ!」  
ぐいと肩を掴んだはずが、あっという間に叩き落とされて姿勢を崩した。  
 
「まぁ、おまえのような無能が来たところで、計画に支障はない。  
俺の描いた画は万全だ」  
「・・・・・・」  
コイツの作戦能力についてはあたしも疑ってちゃいない。  
この高慢男はこれまでにも数多くの計画を立案し、成功させてきてるし。  
魔王様の信任は、悔しいけどもあたしよりは遥かに上だ。  
こんにゃろう。  
「で、あたしの仕事はあんの?」  
「あるわけなかろう。  
と言いたいところだが、無いことも無い」  
うーわほんっとムカツク。  
といってもケンカ売ったところで負けるのは見えてるしね・・・・・・。  
「何、それ」  
「女がいる」  
「女?」  
「魔術を学ぶ者でありながら、魔族である俺を陥れようとした浅はかな女だ」  
「はぁん。そいつ、バッカねー」  
「おまえと同じくな」  
にやり。  
・・・・・・。  
もう、ほっとこ。  
 
「その女を二度と我々に逆らえないように、再教育しろ。  
肉体的にも、精神的にも」  
「ふーん。肉体的にも、ねえ」  
「教育方法や内容はおまえに任せる。  
どうだ? できるか?」  
「バカにしないでちょーだい。それぐらいできるわよ」  
「なら結構だ。早速女のところへ案内しよう」  
「おっけ」  
ぴょんと飛び跳ねて、壁にかけてあった上着を取る。  
「断っておくが、変な動きはするなよ?」  
「安心しなって。いくらあたしでも、魔王様に迷惑をかけるなんてことはしないわよ」  
「ふふ」  
扉を開け、左手で合図をするカテュス。  
あたしから先に出ろということか。  
薄暗い廊下に出たところで扉が閉まる。  
夜目が利くあたしたちにとって、闇は身を隠す恰好の舞台だ。  
陰に隠れるようにして、あたしはカテュスの後ろについていった。  
 
着いた場所はいやに古めかしい官舎。  
ツタが巻きついてるわ壁にヒビが入ってるわ、こりゃまともな建物じゃなさそ。  
そんなあたしの予測を察してか、  
「察しの通り、監獄さ」  
と笑う。  
へー。  
王宮内の地下通路を通ると、わりと近いんだぁ。  
「こんなに王宮と近くで大丈夫なの?」  
「今では遣われていないハズの監獄だからな」  
「なる」  
納得した。  
この様子だと、地下通路の存在すらコイツを含めて一部の奴しか知らないんだろうな。  
誰でも知っているような場所に、再教育をしようかって奴を繋ぐほどバカじゃないし。  
はっと見れば、既にカテュスは獄舎に向かっていた。  
「少しぐらい待ちなさいよ!」  
悪態をつきつつ、あたしも門の中に入り、いよいよ、中へと進入した。  
 
「うわー。  
荒れまくり〜」  
壁はボロボロ。  
床もガタガタ。  
こりゃいつ倒壊してもおかしくなさそうなくらいだぞぅ。  
「見た目よりは頑丈にできている。  
監獄は脱出を外から助ける輩からの襲撃を防ぐ機能もあるからな」  
「ふむむ」  
相変わらず人の心を読むのがうまいヤツだ。  
思っただけで即答しやがるよ。  
一階の奥にある部屋から地下に、最初の角を曲がった部屋の前で止まる。  
ここまでは全部の部屋の扉が破損していたのに、ここだけは頑丈な鉄の扉でできていて、壁もまぁまぁマシなようだ。  
ガコン  
鈍い音がして、扉が開く。  
中をひょいと覗いてみると、こじゃれたドレスの女が一人、頭の上で両手を縛られた恰好で軽く吊るされていた。  
「いつからいんの?」  
「今朝だ」  
「へー。  
つか、ここだけ妙にあったかくない?」  
「暖房機能を修復させておいたからな。  
まぁもっとも、いつまで持つかは知らんがね」  
「ふむ」  
「再教育内容は簡単だ。  
二度と、俺に逆らうことのないように教え込め」  
カテュスはそう言うと、女の髪を乱暴に掴んで、グイと上に持ち上げた。  
「・・・・・・」  
 
ふぅん。  
随分と気丈な女なのは間違いない。  
悲鳴一つ上げずにカテュスを睨みつけている。  
「ソイツの名前は?」  
「ポーンだ」  
「ポーン、ね」  
魔術士のポーンってことか。  
「道具としては、淫蟲を二匹用意している。  
そら」  
拳大の丸い卵の入ったガラス瓶を二つ、渡される。  
「一つは孵化しなかったときの予備だ。  
こいつに使って、自分にも使う、なんてバカなことはするなよ?」  
「わかってるわよ」  
淫蟲。  
触手をもった、教育用の魔法生物だ。  
あたしも過去何度か使ったことがあるし、取り扱いには慣れてる。  
「孵化用のアルコールは持ってるのか?」  
卵の状態の淫蟲は、この保存瓶から出されただけでは孵化しない。  
卵にアルコールをふりかけて刺激してやる必要がある。  
さらに、そのアルコールを最初の栄養源として活動を始めるため、宿主となる者にもあらかじめかけておくと手間も省ける。  
「もち。一瓶丸々胸ポッケに入ってる」  
「よし」  
女の髪を離す。  
 
「じゃあ、シャイア、後は任せたぞ。俺は部屋に戻るく。  
再教育が終了次第、必ず連絡をしろ。期限はとりあえず一週間は看てやる」  
「りょーかい」  
用が済むと、カテュスはさっさとこの部屋から出て行った。  
さすがに、王命に遂行に関しては真面目一直線な男だわ。  
余計なものには全然関心を示さないんだから。  
「さて、と」  
ポーンとやらの前に仁王立つ。  
「あたしはこんなの、ちゃっちゃと済ましたいのよ。  
だから、ね、すぐにこの蟲を使ったげる」  
「むし・・・・・・?」  
どうやら淫蟲については何も知らないらしい。  
はは、さすが田舎の魔術士だわね。  
「もう、いいわよぉ、たまんないくらいに気持ちよくしてくれるから」  
卵の入った保存瓶を取り、彼女のほっぺに付けて頬擦りさせる。  
「たぶん、あんたも気に入るから」  
にやにやと笑って、胸ポケットからアルコール瓶を取り出して。  
じょぼぼぼ。  
「!?」  
1/3ほど、彼女の胸の開いた部分に注ぎ込んだ。  
じわじわと服を濡らしていく。  
ポン。  
保存瓶の蓋を開けて、卵を取り出す。  
コツン。  
そして、彼女の目の前に置く。  
次いで、半分きっかりになるまで卵にアルコールを振りかけた。  
さぁて、ちゃんと孵化しておくれよ。  
 
ワケのわからぬまま不思議の目でそれを見る女魔術士。  
何が起こるかを知れば、ま、慌てふためくだろうけどね。  
そうらそらそら、まだかなーまだかなー?  
じーっと卵を見る。  
ぱき。  
お。  
ぱきき。  
殻が割れる。  
うん。孵化するね、これは。  
予備用の保存瓶と残ったアルコール瓶を二つ、手近にあったテーブルの上に置く。  
ちらりと卵を見れば、小さな触手が一本既に出てきていた。  
感覚がまだはっきりしていないのだろう。  
辺りを窺うように這いまわっている。  
「な、」  
「ん?」  
「な、何、何、これは、何?」  
本能的に危険を感じたのか、後ろへとにじり下がる。が、体は下がっても手は上より吊られているため意味は無い。  
「蟲よ、蟲」  
「蟲・・・・・・?」  
「今からあんたをたぁっぷりとかわいがってくれる、触手つきの、蟲」  
にっこりと、笑う。  
「何ですって・・・・・・」  
それでも、的確に状況を察してはいない様子だ。  
ま、知らなけりゃそんなもんかもね。  
 
床に染み込んだアルコールから栄養分を吸い上げるたびに、蟲の本体は目に見えて大きくなる。  
コイツの成長は極めて早い。成長するのに、ほんの二時間しかかからない。  
卵の欠片の近くのアルコール分を吸い取れば、次は、あの女の胸元へと触手は伸ばされる。  
女の体に残るアルコールを吸い上げた後は――、お楽しみの時間だ。  
未成熟の触手とはいえ、そのうちに彼女の体をまさぐり、舐めまわし、縛り付け、固め、そして犯す。   
そのように育つことを予め命令されて造られたのが、この淫蟲という魔法生物。  
アルコールの次の栄養源は、人間の排泄物。この淫蟲は特に女だけを宿主とするにできている。  
淫蟲一体につき宿主も一体。  
きゅきゅきゅ。  
成体では鳴くことの無い蟲だが、幼生のときはこんなカワイイ声も出す。  
「ひっ」  
蟲の本体は卵の側の床に吸盤で固定され、本体上部から伸びる触手が、宿主へ寄生する。  
寄生といっても特殊な寄生で、体内に入るのは触手のみ。  
本体は常に外に位置し、本能のまま各触手に命令する。  
「来ないで、来ないで、こな」  
シュルッ  
「きゃっ」  
二本の小さな触手が女の胸元へと飛びついた。  
そしてすぐにアルコールの吸収を開始する。  
宿主は、将来の不安に怯えながら、その様を見続けるしかないというのも、とても滑稽だ。  
顔面蒼白とは、まさに今この女の状態を形容するにふさわしい。  
 
ちょっとは安心させてやろうか、という仏心も湧いてきた。  
「ま、一つだけいいコトを教えてやる。  
ソイツは生殖機能が無い。卵を産み付けられ、ソイツの子供を産むことがないのには――、  
感謝して欲しいねえ」  
「ふ、ふざけないで!」  
「それじゃあ、ごゆっくり。  
ソイツの成長には二時間はかかるんだ。  
あたしは一眠りしてくるさね」  
「!」  
ひらひらと手を振って、あたしは経部屋を後にした。  
ゴン  
鈍い、重たいドアの閉まる音を背中で聞きながら。  
 
 
哀れな女魔術士を部屋の取り残し、軽く獄舎を巡ったあと、あたしは屋上で眠りについた。  
本当ならあのまま教育をするところだけど、昨晩あまり寝ていなかったこともあって、一眠りを決めたのだ。  
起きたときには、ちょっと焦ったけど。  
朝にカテュスとともにここに訪れて、蟲を孵化させて一眠りに付いたのはたぶん昼頃。  
で、今はというと。  
空を見上げればお星様。  
・・・・・・。  
うわ、まずい。  
カテュスが来てたら、何を言われることやら・・・・・・。  
恐る恐る階段を下り、地下室へと向かう。  
気配を澄ませれば、どうやら、カテュスは来ていないようだ。  
ふうっと一安心。  
そして扉を開けるまでも無く、中からは女の声がする。  
「うひぃい」  
早速もてあそばれてるか。  
重い扉を開けて、さぁ、教育の開始だ。  
 
あれから既に10時間ぐらい経過しただろうか。  
となると、一度目の「注入」は済んだらしい。  
淫蟲はおよそ6時間ごとにとある特定の行動をとる。  
もうそれは、一度味わえば虜になるような、極みの頂点に達するぐらい。  
まぁもっとも、あたしは経験したことないけどね。  
その儀式を受けた女は、みんなアホ面して泣き喚くのだ。  
もー何度見ても面白い。  
一眠りしている最中に行われてしまっただろうことは残念だが、なに、すぐに次の「注入」の時間が来るさ。  
咽喉が渇いていたこともあって、アルコールの瓶を手に取る。  
これは別に純粋なアルコールじゃあない。あたしの住んでいた地方で造られる、特殊なお酒。  
一口ほど飲って、女のほうを見る。  
身に纏っていた衣服は淫蟲により溶かされたのか、足先にわずかな残りをみせるだけで、ほぼ消えうせている。  
これも、蟲の改良研究の賜物だ。  
この淫蟲は、まさに蟲の頂点に立つほど優れた蟲だ。  
20本にも及ぶ触手はすべて役割が決められていて、宿主に刺激を与える触手・宿主より栄養を吸収する触手・宿主に栄養分を強制的に与える触手・宿主を緊縛し固定する触手・防御用の触手など、様々に分化している。  
何て素晴らしい進化を遂げた蟲だろう。  
「ほうら、魔術士さん」  
朝、カテュスがやったように、あたしも女の髪の毛を掴んでグイと持ち上げる。  
「コイツはね、蟲の中の蟲。  
淫蟲の中でも、素晴らしい、最高の蟲なんだよ。  
感謝しなさい」  
「・・・・・・な、何が、感謝しなさいよ!」  
ぶるん。  
おお?  
女は首を回転させ、髪の毛がぐるりと回る。  
あたしは酷く姿勢を乱して、思わずテーブルをひっくり返して倒れた。  
 
「あいたー!」  
瓶の蓋を開けたままにしていたので、アルコール浸しになる。  
うーわ、最悪。  
強く打った腰をさすりながら、立ち上がろうとしたそのとき。  
ごろん。  
がしゃん。  
?  
何かが転がって、割れる音がした。  
何だ? とそちらを見る。  
「!!」  
卵。  
蟲の卵。  
淫蟲の卵。  
それがさらに転がって、転がって。  
あたしのすぐ目の前で、止まった。  
な。ちょ。うそ。  
パキ。  
え。  
パキキ。  
ちょ、はや。  
ポーンのときはこんなにもすぐに孵化しなかったのに。  
いや、いつもより、確実に孵化が早すぎる。  
そして、はたと気づいた。  
暖房つきの部屋に、そのまま保存瓶ごと置きっぱなしにしてしまったことに。  
温められた卵の孵化は早い。さらにいえば、中の幼生の発達も早い。  
 
急いで逃げようと起き上がろうとして、  
うわ。  
アルコール瓶を踏んで、転んでしまう。  
しかも運悪く、右足を、捻った。  
這いずって逃げようとするけども、扉は幼生の向こう側にある。大回りをしなければたどり着けない。  
きゅきゅきゅ  
ぞわ。  
見れば、既に幼生が蠢いて、アルコールを求めてあたしに向かいつつあった。  
その動きは早くは無い。  
でも、あたしの動きよりも、間違いなく、早かった。  
あああ。  
卵からは二匹目の触手が生まれていた。  
本体が。本体が出てくる前に扉につけば、十分、間に合う。  
本体の吸盤の威力は強力だ。  
一度吸着してしまうと大の男でも話すことは難しい。  
幼生触手には目もくれず、這って、這って、扉を目指す。  
 
きゅきゅきゅ  
!  
脚に取り付かれた。  
そこからは、異常に早い。  
あたしに触ったことで、アルコールを確実に認識したからだ。  
もう少し。  
もう、少し。  
触手が、服のアルコールを吸いだしていく。  
あと、ちょっと。  
あと、もう、  
グン  
う、あ。  
右手の指を伸ばせば取っ手に触れるところまできたところで、全く先へ進まなくなる。  
左足首に絡められた小さな、細い触手。  
がっちりと掴んで、離さない。  
先へ行こうとする意思とは裏腹に、ず、ずず、と部屋の中へと引きずられる。  
「あははは!」  
そこへ女の声が響いた。  
魔術女の声だった。  
「様もないわね!」  
抵抗空しく引きずられるあたしに、罵声をかける。  
「クッ」  
くそくそくそくそ!  
 
引きずる先を見れば、小さな、しかしどっしりと床に吸着した淫蟲の本体があった。  
そして、それに続いてもっと恐ろしい光景を見つけた。  
ちょうど隣に鎮座する魔術女に寄生する本体から、その小さな本体へ触手が伸ばされていて。  
ぼぐぅ。ぼぐぅ。  
と、栄養の移動らしきものを行っていた。  
初めて見る行動。  
当たり前だ。  
今まで淫蟲を同じ部屋に二体も出すだなんて無かったのだから。  
栄養分を分け与えられ、急速に膨張するあたしの寄生主。  
上部から新たに触手を生み出し、そして生まれている触手は太さを増していく。  
ぼぐぅ。ぼぐぅ。  
そんな。ああ。  
やがてあたしは本体に近寄せられ、そして、隣の女とともに半ば宙吊りのような恰好にさせられた。  
お互いを斜めで見合うような位置関係。  
「ようこそ。  
淫蟲とやらの、部屋へ」  
魔術士は笑ってあたしを迎えた。  
ぶりゅぶりゅと膣を責められながらも、気丈な女。  
「クソッタレ!」  
あたしはただ、そう吐き捨てるしかなかった。  
 
 
短時間で成体となったあたしの寄生主は、隣にいる兄貴分と同じく、宿主への責めをいとも簡単に開始した。  
まずは手始めに膣に攻め入り、とにかく分泌液を注入しまくる。  
ぶりゅ。ぶりゅ。ぶりゅりゅう。  
「あうう、うう」  
催淫効果のある液体だ。  
即効性というわけじゃないけども、それでも30分もすれば効き始める。  
服はあっという間に融解され、裸同然。  
触手の挿入とともに腰は緊縛している触手のによって浮かされるように動き、とにかく快感を助長するかのように働く。  
びゅるるるる。びゅるっ。びゅる。びゅびゅびゅっ。  
「へああああ」  
容赦なく分泌されていく淫蟲の体液。  
乳首にも吸い付かれ、思いっきり吸引される。  
「うううう!」  
痛みに顔を歪ませながらも、それでも、何かできるわけじゃない。  
チクチクとした痛覚の刺激を与えながら、二つの乳房はこねまわされ、吸われ、もみしだかれる。  
それだけならまだいい。  
 
ずぶ。  
「はう!」  
肛門にも、触手は突入を行ってくるのだ。  
体に力を入れて抵抗しようとしても逆効果。  
力を抜いた瞬間に、否応の無い蠕動が繰り返されて、  
びゅっ。びゅっ。ずりゅりゅう。  
体液の注入と、触手の進入、触手の戻りが耐えることなく続けられる。  
どんなに我慢しようとしても、どんなに歯を食いしばっても、逃げられようの無い責め。  
まさかあたしがこんな目に遭うなんて・・・・・・。  
「くは」  
我慢していた呼吸を再開しようとすると、  
ずりゅ。ずりゅ。ぐちゅぐちゅ。ぶりゅう。  
筋肉の弛緩に反応して、触手は激しく動きまわる。  
「あはあああああああ!」  
あたしは、堕ちてゆく感覚に、ただ、酔いしれた。  
 
責め苦を受け初めて数時間たったろうか。  
目の前にいる小生意気な女と時折口喧嘩を交わしながらも、お互いに厳しい責めを受けて喘ぐ時間をすごしていた。  
そんなとき、それまで膣・肛門・口とすべての穴を塞いでいた触手が、急にあたしたちから遠ざかった。  
「!!」  
うあぁ。  
とうとう、この瞬間がきた。  
アレが、来る。  
隣の女は二度目だが、あたしはこれが初めてとなる。  
向こうもソレと気づいたらしく、一瞬顔を見合わせた。  
淫蟲が淫蟲たる所以の行動を、あたしたち二人の宿主は、受け入れさせられるのだ。  
あたしたちは両肩を床に付けさせられ、片膝となり、お尻を高く突き出すような姿勢をとらされる。  
そして、二本の触手が蟲本体からあたしと相方のお尻へと向かう。  
「あふ、ん」  
敏感な菊座に触手がへばりつき、まずは周囲を舐め始める。  
これは、特殊な分泌液を出して皮膚をほぐし、より穴が広がりやすくさせるための第一段階。  
約2分ほど、これが続く。  
そしてそれが終わると、本体の近くで鳴りを潜めていた大物がその鎌首をもたげた。  
あたしの手首よりも一回りはぶっとい触手。  
あたしはポーンに迫るソレに釘付けになり、向こうは向こうであたしへと向けられるソレを見つめていた。  
うはぁ、いよいよ、アレが、入ってきちゃうのか・・・・・・。  
もうここまできてしまっては、どうしようもない。  
ただ、受け入れを覚悟するだけ。  
 
「ひ」  
先端が、門の口に当たる。  
そこから、ゆっくりと。  
ゆっくりと。  
ずぶり。  
ずぶりと。  
「うほぉぉぉぉぉぉおおおお!」  
「いひ、ひぃいいいいいい!」  
あたしたちはその太さに悲鳴を挙げながらも、何の抵抗もできずに注入されていく。  
ずぶ。  
ずぶり。  
肛門を犯している触手は容赦なく進みこんで、やがて止まった。  
ふぅ、と安堵の息が漏れる。  
けれど、それは儀式の始まる直前の、僅かな安息に過ぎない。  
肥え太った触手は進入を止めると、次は蠕動を始めるだけなのだ。  
蛇腹のような動きは、ときにゆるやかに、ときに激しくあたしの体を芯から刺激して。  
「うあ、は、は、はうううううううううううううん!」  
視界はもう涙で霞む。  
こんな太いものを後ろの穴につっこまれ、しかも動くとなれば誰でも同じ状態に陥るのに決まってる。  
ただ、泣き叫ぶしかない。  
隣を見れば、肉の宴の相棒もやはり歯を食いしばるようにして我慢しながら、けれど耐え兼ねて嬌声に似た悲鳴を挙げていた。  
ずりゅん。  
ずりゅん。  
りゅ。  
りゅん。  
ず。  
ずりゅりゅ。  
ずりゅん。  
 
「ひぃぃぃぃ」  
こすりまくられて、かゆい場所を無理矢理掻かれているような、優しく撫でられてるような、  
それでも乱暴に何かを突っ込まれているような、けどこすられて何とも言えなくなるような、  
そんな、不可思議な知覚に投げ出される。  
ずりゅん。  
ずりゅずりゅ。  
りゅ。  
ずりゅう。  
ず、ず、ずりゅ。  
「んんん、んはぁ、ふぅ、うあ」  
堪らない。  
もう、堪らない。  
お願いだからイかせて!  
イかせてちょうだい!  
イって!  
お願いだから、イってよぉ!  
どうしようもないほど狂ってしまいそうな気分のさなか、  
突如として、前触れも何も無く。  
触手の口吻からびゅっびゅっと液体が放射された。  
あ。  
ああ。  
びゅっ。  
そして、声を、漏らす。  
「ああああああああああああ!」  
蛇腹の動きと連動して、注ぎ込まれる。  
 
淫蟲の象徴である、催淫効果のある液体。  
この太すぎる触手ではなく、通常の触手が注ぎ込む分泌液の効果を、より高める効果のある液体。  
それが、あたしがイクのと同時に注ぎ込まれた。  
頭を低く、腰を高くする姿勢をさせられるのはこのためだ。  
より効率よく分泌液を腸へと流しこみ、素早く宿主の体内に吸収させるためだった。  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
「っは、っは、はぁぁぁぁああ」  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
これでもかというほどに、その注入は止まない。  
ずりゅ、びゅ。  
ずりゅ、びゅ。  
「ふぅぅ、ふぅ、ふん、ふん、んん」  
ずりゅ。  
びゅる。  
ずりゅ。  
びゅる。  
・・・・・・。  
びゅるる。  
蠕動が止む。  
次にあたしを襲うのは、ゆっくりと引き出される感覚。  
「は、ぎぃぃぃぃぃぃぃ!」  
このときもまた、激しい快感に溺れてしまう。  
隣を見れば、同じ顔。  
顔を前に突き出し、  
口をだらしなく開けて、  
舌を伸ばして、  
泣きわめく。  
 
第二段階が終わると、第三段階へ。  
また違う一本が伸び出て、再び肛門へと向かい、やはり舐めまわす。  
今度の触手の役目は、皮膚を収縮させ、広がった穴を閉じさせる効果を持つ液を分泌する。  
これは第一段階とは違って、かなり長い間舐められつづける。  
その後ほとぼりがさめたように他の触手たちも行動を再開し、膣の中へ、肛門の中へと侵入を開始した。  
第三段階を終えた後、20分はこの体勢のまま、犯されつづける。  
淫蟲の宿主となってしまうと、もうこのサイクルからは逃げられない。  
日に4回ほどこの注入は行われ、そのたびにあたしたちは大量の分泌液をおなかの中で飲まされつづけるのだ。  
 
 
既に、本日二度目の注入が完了していた。  
勘弁して・・・・・・。  
涙ながらに訴えたい。  
でも、それを聞き届け、叶えてくれる者はいない。  
カテュスがここを再び訪れるのがいつなのかは、わからない。  
あたしに一任したことで、作戦そのものに専念する可能性もある。  
そうなると、計画実行の日まで、あたしとポーンはこの部屋で、永遠とも言うべき時間を淫蟲と過ごすことになる。  
「がぼっ」  
油断をすれば、口を犯される。  
乳房には左右どちらにもまるで専属のような触手が一つづつまとわりついて、あたしをもてあそんでいた。  
コイツは突っ込むのが専門の触手とは異なっていて、先端に針のような器官が据えつけられている。  
そしてまるで噛むかのような仕草で乳首へと刺激を送る。  
「はう!」  
それがまた、すごくイイ。  
左右の乳首が激しく吸引されるたびに、チクチクとした痛みとともに、官能の痛みが脳へと流れ込む。  
そしてこの状態は、もう一人の玩具も一緒だ。  
胸の据えられた二つの脂肪を絞り上げるように縛り付ける触手はずるずると蠕動を繰り返し、絶えず刺激を送る。  
上腕と下腕は一体となるほど固められ、左右に広げられる。  
脚も同じくふくらはぎと太ももはぴったりと合わせられて、あたし自身を赤裸々に、部屋の灯りに曝け出す。  
もちろんそこに触手が挿入されていない時間は、注入の時間を除いて一秒たりとも存在しなかった。  
 
今、あたしが何とか意識を保っている今も、二つの穴への液の分泌は続けられていた。  
びゅ。  
うあ。  
びゅびゅ、びゅ。  
びゅるる。  
また、出されてる、うう。  
何度、この感覚に身を委ねたろう。  
口を専門に襲ってくる触手は、やや粘り気のある液体を発射して咽喉へと流し込む。  
この液体は、実は栄養だ。  
宿主に寄生する淫蟲の持つ、素晴らしいシステム。  
それは、実は極めて単純だ。  
汗・涎・小便・大便といった宿主の排泄物は排泄物回収用の触手をもって吸収され、淫蟲本体で宿主に対して栄養となる物質へと変換され、専用の触手をしてまた宿主へと回帰させる。  
これが永久に続くわけじゃないけれども、かなりの長期間にわたって互いに生存することを可能とするシステムだ。  
多くの魔法使いが研究に研究を重ねて改良し、この種を生み出したのだ。  
そしてもちろん、今もなおこの淫蟲の改良は続けられている。  
それほどの能力を持つのが、この淫蟲だった。  
 
あの女のせいで、あたしは結局同じ目に遭っている。  
この部屋から逃れることは絶望的だ。  
調教するはずが、一緒に淫蟲の責めを受けているなんて。え。あ。  
「ああああああああうん!」  
びゅる。びゅるる。  
びゅーっびゅっ。  
もしこれがセーエキなら、確実に妊娠してるだろな・・・・・・。  
そんなバカバカしいことを考える。  
何か考えていないと、狂っちゃいそうで怖い。  
「ひぃい!」  
ん、とまた目を向ける。  
ポーンがイかされながら、小便を漏らしていた。  
「きたならしい、わね」  
口にまとわりつく触手に応えながら、悪口する。  
「・・・・・・あなたもね」  
さすがに向こうも気づいたらしく、今の状態にめげることなく返答をよこした。  
ふふ。さすがに、言うなぁ。  
ずぶ。ずぶ。  
う。  
膣の中でゆっくりと動いていた触手が、思い出したように動きを早めた。  
「ふぅぅぅん!」  
ビクビクッと脚が痙攣する。  
あ、あ、これ、イきそ。  
乳房を舐め回していた触手が、まるで仲間に合わせるかのように動きを早め、まとわりつく。  
 
「イキそう、なのね」  
「う、うっさい!」  
うは、は、あん、ああ、  
「あはぁ!」  
びゅうううううう。  
しばらくゆっくりと動いていていたため量が貯まっていたのか、一瞬の硬直のあと、液が勢いよく吐き出された。  
びゅう。びゅう。  
びゅるる。  
「うう、うん、ん」  
びゅっ。  
びゅっ。  
「あら、ふふふ、出されちゃった、みたいねぇ」  
硬直させた時間とあたしの表情から冷静に理由を割り出したかのように、ポーンが笑う。  
ヤツのほうを見ると、しかしそれがやせ我慢であることは明白だった。  
あたしを指していた視線は、すでに下へと向けられていた。  
自分の中にいる触手が小さいのか、もう一つ、大きめの触手が割れ目をまさぐり始めた。  
「え」  
怯えた顔になる。  
「どうやらもう一本入りたがってるようじゃなぁい?」  
「ま、待って、ウソで」  
ぶりゅ。  
「しゃう!」  
ポーンのセリフを待たず、二本目の触手がヤツの中へと入っていく。  
ははは、滑稽だ。  
ザマァミロ。  
 
そう思ったところで、  
あたしの中でも交代が始まろうとしていた。  
さきほど思う存分に出し終えた触手が下がったと思うと。  
わわ。わ。  
これまで見たことの無いほどの太さの触手が。  
注入のモノほどではないが、それに迫るほどの太さのものが。  
「い、いや」  
鎌首をもたげた。  
「ひ、ん、いい、気味ね! あん、あは、は」  
二匹の蛇に暴れられながらも、軽口を叩くポーン。  
口吻を開き、涎を落とすかのような動きをする極太触手。  
「むり、むりむり、むり」  
ずぶ。  
「ぎぃ!」  
ずぶぶ。  
ゆっくりと、  
ずぶ。  
挿入、  
ずぶん。  
されて、  
ずぶ。  
あ、あ、  
ずぶり。  
ダメ、  
ずぶり、  
ダメダメ、  
ずぶ。  
ひぃ。  
奥まで、入ってこられた。  
 
痛みはない。ううん、あることは間違いない。  
ただ、痛みを感じる前に、気持ちいい。  
太ければいいってことはないけれども。  
太いのも、悪くは無い、かも、って。  
ずぶ、ずぶ。  
あああああああ。  
動き始めた。  
これは、もう、うああ。  
なんてゆうか、えと、ムリ。  
ずぶ。ずぶ。ずぶずぶ。ずぶぶぶぶ。  
らめ、かんがえられられ。  
ずぶぶ。  
はぅあっ。  
深く息を吸って、吐く。  
力を抜いて。受け入れる。  
その動きを。  
ずぶぶ、ずぶ。  
ひぃぃぃぃ。ひぃ。  
ずりゅりゅ。  
らめらめらめらめぇ!  
ぶりゅぶりゅぶりゅぶりゅ、ずるるる、ぶりゅぶりゅ、ずるる。  
容赦なく、その極太はあたしの中を犯し、塞いで、暴れまわる。  
「ひぃぃぃ!」  
ただひたすらの官能と狂気に、あたしは身をよじらせて溺れた。  
身を沈めた。  
何もかもが、かんがえられなくなるぐらいに。  
 
開きっぱなしの口は閉じられない。  
溢れ出る唾は、涎となって垂れつづけて。  
痙攣する手足の感覚は麻痺して。  
視界はうつろで、  
ずぶん。ずぶん。ずる。  
ずぶん。ずる。ずぶん。  
「いぎ、ぃ」  
ゆっくりと、  
でもキツキツなまま、ソレは動きをやめない。  
おなかから、もう、何か出てきそう。  
あたしの感覚をいっぱいに満たす触手が、突き破って出てきそう。  
そんな、感じがする。  
でも、イイ。  
イイ。  
ぶりゅぶりゅ。ぶりゅ。  
内壁はもうこすられてこすられて、指が、そのたびにビクビク動く。  
とにかく歯を食いしばって、せいいっぱい、受け止める。  
ずるるぅ。ぶりゅりゅ。  
あ、あ、  
意識が、トビそう。  
「あは」  
急に僕部との触手は動きを止めて。  
「!!」  
 
き、きた、きたきた、きた――!  
びゅる。  
まず、初弾。  
「いぃ」  
びゅる、びゅる。  
二発目、三発目と、放出は続く。  
びゅるびゅるびゅる、びゅう。  
うああ、うあうあ。  
びゅうるるるるるる。びゅびゅ。  
「おおん!」  
びゅる。びゅるる。びゅっ。  
リズムよく、あたしの中に吐き出される液。  
あたしは痙攣とともにそれを歓喜の表情で迎えていた。  
「びゅるびゅる、出てる・・・・・・」  
自然とそんな感想が口をついて出た。  
「奇遇ね、」  
隣から声。  
「こっちも、びゅるびゅる、きてるわよ・・・・・・」  
お互いに、膝を折った開脚状態で、抱きかかえられたような恰好だ。  
二人して体は天井に向けられ、膣口に触手がもぞもぞと蠢いている。  
「はん、そっちより、ぜんぜん、こっちのほうが、多いって」  
びゅる。びゅっ。びゅる。  
「まだ、出てる・・・・・・。びゅるびゅる、止まらないぃ」  
「ふふ、そっちは、一本じゃない? こっちは、二本よ」  
「へ、へえ、二本、ね」  
びゅる。びゅる。  
「びゅっびゅっと、出てるわよ。あなたよりも、多いんじゃ、ない?」  
む。  
どうやらあたしより全然平気だと言いたいらしい。  
「はん、勝手に、言ってれば、ん」  
びゅう。るる。  
ようやく極太も注ぎ尽くしたのか、若干細くなった感じがした。  
落ち伝いところで、また視線を元に戻す。  
向こうも同じくすべてを注入され終わったらしく、小さいほうがずるりと這い出てきた。  
ぶくぶくと泡立つ濁った液とともに。  
 
 
いったい、どうなってしまうんだろ・・・・・・。  
不安に思う。  
たぶん、隣の女も、思いは同じだ。  
視線を投げれば、やはり、不安の眼差し。  
どんなに強がりを言ったって、事態が好転するわけじゃない。  
次から次へと触手に犯されて、果てが、見えない。  
極太触手が抜かれ、あたしは次の侵入を覚悟して身構える。  
が。  
徐ろにあたしたちの体俯きになり、冷たい床を目の当たりにする。  
う。  
ごくん。  
あ、ああ――。  
注入の、時間だ。  
さきほど会話ができたのも、分泌液の効果が薄まっていたからに違いなかった。  
暖房が入っているとはいえ、冷たい石床の上にあたしと、ポーンが片膝をつかさせられる。  
「・・・・・・」  
「・・・・・・」  
 
不意に、目が合った。  
そして、まず、第一段階の触手の責めが始められて。  
ドキドキと、鼓動が早まる。  
まるで、わくわくしているかのよう。  
お尻を舐めていた小さな触手が、離れた。  
「!」  
あは、ああ。  
来る、入って来る。来る。来ちゃう。来ちゃう。  
ツン、ツン。  
湿っているのか乾いているのかわからない状態の、極太が二度ほど刺激して。  
一気に、襲い掛かった。  
ずぶりゅうううううううう。  
「あおおおおおおおおおおおおおおお!」  
「んうううううううううううううううううううう!」  
哀れな二匹のオンナの声だけが、部屋中にこだました。  
 

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