『こっちをむいてよ!! ご主人様』
怪しげな実験室、清潔で明るい王宮の中の一室とは思えないほどの乱雑さ、散らかりようである。部屋の主は金色の瞳を煌かせて憐れな奴隷を見下ろした。
奴隷は安っぽい手術台に両手足を固定されており不安げに身をよじるが無駄なこと。華奢なカラダ、白い肌の美少年は今回の崇高な研究の実験体。『猫姫』と呼ばれる高貴なわたしに相応しいイケニエ。
期待。歓喜。背徳。高揚。愛。さまざまな感情がわたしのココロで混じりあう。わたしは奴隷のあごを指をかけ指で薄い桃色の唇をやさしくなぞる。多くの感情が混じりあい最後に現れるのは常に欲望、そして欲情・・・
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「はあぁ・・・」
ぼくは今だに私物のない自室でため息をついた。
『お金がない・・・』
なれない家計簿というやつをつけはじめてはや3ヶ月、そのうち2ヶ月は赤字、おそらく今月も赤字だろう。ぼくは悲しいほどの残金を表している古びたそろばんを見てあらためて嘆息した。
だいたい余計な支出が多すぎる。ぼくとご主人様の二人暮し、王宮の部屋住みなので家賃は必要なし、光熱費もタダなのが拍車をかけているのか、ぼくのご主人様の浪費癖といったら病気に近いものがある。ほっとくと部屋は訳のわからない工具、魔法材料、妖しげな実験のなれのはて等で部屋は埋まり、月末には掛売りの集金に来る商人で廊下が埋まる。
ぼくとしても『ガツン』とご主人様に言いたいところだけど、その支出の一番大きいのが『奴隷の購入費』すなわち、ぼくを買ったローンなのであまり強く注意できなかったりする。
「あ〜あ、町の人にまた『貧乏姫』とか『イワシ姫』とか言われるんだろうな・・・」
三食イワシがメインディッシュの食卓を想像してげんなりする。ぼくは嫌な考えを振り払うように椅子の上でのびをする、するとカベにハンガーで吊ってあるブレザーが目に入った。前にいた世界の学校の制服。
『今ごろみんな何しているのかな・・・テストとか終わってマクドとか寄ってしゃべったりして・・・ぐしゅ・・・』
ホームシックに目の前がにじんであわててシャツの裾で目をこすった。
『早くご主人様に元の世界に帰る方法を発見してもらわないと・・・』
気を取り直して家計簿を再計算する。今月の残金があまりにも少ない。ぎこちない人差し指でそろばんをはじくぼく。計算機のあった世界が懐かしい。
『んっ・・・?』
家計簿のページの裏からはらりと一枚の領収書が出てきた。
『上様・・・153セパタ・・・但し実験機器代として・・・猫井技研(NEKOI FACTORY)・・・』
「ひ、ひゃくごじゅう・・・ご、ご、ご主人さまぁっつ!!」
ぼくはあわてて自分の部屋から飛び出した。猛ダッシュでご主人様の作業室のドアに体当たりをかまして中にとび込む。
部屋の中には昨日までなかった簡単な手術台とその横にいろんなメータのついた大きな機械が鎮座している。おそらくこれが153セパタなのだろう。その横にぼくのご主人様がいた、読んでいた説明書から顔を上げて楽しそうに言う。
「部屋に入るときはノックするにゃ、おまえは時々常識知らずにゃ」
しゃあしゃあと自分のことを差し置いて言うご主人様。頭上のネコミミが機嫌のいい時を表すようにピコピコ動いている。
言い忘れたけれどぼくのご主人様はネコである。体つきはほぼヒトながら切れ長の瞳に光る瞳孔や大きなネコミミは思いっきりネコを主張している。手首や足首の一部に生えた柔毛や髪の毛は青っぽい黒色で、実験中の常としてきっちりとポニーテールでまとめている。小柄ながら結構ナイスバディで露出の多い部屋着の上に白衣を羽織っているのでちょっとマニアックな色気がある。
いや普通はのんべんだらりと人懐こくも怠惰なネコなのだけども・・・
久しぶりにキリッとしてるご主人様を見たせいかつい『ぽおっ』と見とれてしまったぼく、本来の用件を思い出し慌てて気を引き締めた。手に持っていた領収書をご主人様に突きつける。
「こ、これは何ですか!! こんな高いモノ!先月だって食事を抜いたり、アルバイトしたり・・・」
『ふにゃ〜』なんてアクビしてるご主人様。
「街の人たちにもバカにされて・・・あれ・・・あれ?」
なぜか感情が激してしまってぽろぽろ涙が出てしまうぼく。ぼくは結構この生活力のないご主人様が好きなのだ。食事は文句も言わずにぼくが作った同じモノを食べてくれるし、使用人のぼくに、時々は・・・すごくやさしい。だから他人(猫)がご主人様のことを悪く言っているとすごく悲しいし悔しい。
「な、泣いたらダメにゃ!?」
ご主人様があたふたと近寄ってぼくの涙を長い爪ですくい取ってくれる。年恰好はぼくより年下見えるが、もう30年以上生きてるはずだ。
「お前が泣くとわたしも悲しくなるにゃ・・・」
ご主人様の大きな瞳がウルウルしてきらきらと輝きだす。どんな宝石にも負けない猫目石。ぼくは小さな声で言う。
「じゃあ、クーリングオフしてくれます・・・?」
「・・・にゃにゃ!?・・・」
とたんに目をそらすご主人様。
「ご主人様っ!!こんな無駄使いもう止めましょうよ〜」
憮然としてご主人様が言う。
「これは『火』『水』『風』に次ぐ第4の魔法『雷』の実験機にゃ!!雷の魔法さえ確立できたら大金持ちにゃ、研究三昧にゃ!毎日鯛の尾頭付きにゃ!!」
「・・・じと・・・」
「にゃ、にゃんだその目は・・・わたしが信じられないのにゃ?」
口を尖らせるご主人様。そんなしぐさがご主人様を幼く見せている。
「・・・そりゃあ、ご主人様は魔法や発明だけは一流ですけど・・・」
「何か気になるいいかたにゃ・・・信じられないにゃら自分で体験するといいにゃ」
『キラーン!!』
ご主人様の目が光る。まずい兆候である。
「さっ、ぼくはアルバイト探さないと・・・は、いそがしいそがし・・・」
棒読みのセリフで回れ右するぼく。すぐさまダッシュするが扉の前であっさりと跳躍してきたご主人様に捕獲されてしまう。
「ちょうど良かったにゃ、お前のアルバイトは『雷魔法の人体実験』に今決定したにゃ」
「バイト料でないのでは・・・」
冷や汗のぼく。背中にしがみついているご主人様がぼくの耳元で囁く。
「偉大な発明には『ケンシンテキな行動』や『尊いギセイ』がつきものにゃ」
『シャキーン』とご主人様は鋭く尖った爪をのばしてぼくの目の前で威嚇するのでありました・・・
「どうしたにゃ?気分がわるいのかにゃ?」
まさしくネコなで声のご主人様。
「最悪です」
きっぱりとぼく。ぼくは新たに購入された手術台に両手両足とも鎖で固定されていたりする。とたんにぼくは心細くなってご主人様に問い掛ける。
「いったいどんな実験なんですか?痛かったり、切り刻んだりとかしないですよね」
ご主人様はメータ類から目を離さずにやさしく言った。
「お前はわたしの大事なドレイにゃ、お前のモノは全部わたしのモノにゃ」
「答えになってな〜い!!!!」
手足の鎖をガチャつかせてあばれるぼく。そんなぼくにおかまいなしでご主人様は続けた。
「さっ、実験開始にゃ!!記念すべき1回目の実験は『電撃による人体への影響』にゃ・・・じゃん!! 」
ご主人様はコードがのびる電極パッドを両手に持ってぼくに見せつけた。ご丁寧にも両手を合わせてパッドの隙間に青いスパークなんかを飛ばして見せたりする。
「い〜や〜だ〜!!」
がちゃがちゃと半べそでご主人様に訴えるぼく。
「オトコのコはつべこべ言わないにゃ!」
ご主人様はパッドをいったん置いて歯磨きチューブのような物を手にとるとベットの上のぼくにぴょんとまたがった。マウントポジションな感じ。結構ご主人様は軽い。
「電撃でコゲないように導電剤をぬるにゃ」
ご主人様は片手で器用にぼくの長袖シャツのボタンを外していくと前をはだける。ついでとばかりにすりすりと手で撫でまわす。
「いつさわってもすべすべにゃ・・・」
ご主人様はうっとりと自分の購入したドレイの手触りを堪能すると、おもむろにチューブを鷲掴みにして透明なジェルを手にとった。
「これで・・・良しと・・・ぬりぬり・・・」
『ひゃん!!』
いきなりのヒヤリとしたジェルの感触に小さな悲鳴をあげるぼく。
「よーく塗っておくにゃ・・・」
両手でジェルを塗り広げるご主人様。なぜか執拗にぼくの胸の先っぽに手をやっているような・・・瞳にはいつものイジワルな光が浮かんでいる。
「にゃにゃ・・・なんか胸のここらヘンが2つもカタクなってきたにゃあ」
『やっぱり・・・』ぼくはため息をついてイジワルなご主人様のセリフを無視する。ご主人様は気にもせずに続けて言う。
「ここのことにゃ」
爪でピンピンとぼくのピンクの胸の突起をはじくご主人様。
「はんっ・・・んっ・・・」
思わず声が出てしまうぼく。
「にゃ、感じたかにゃ?」
「遊んでないで実験を始めてください!!」
ぼくは顔を赤らめてそっぽを向いた。
「被験者をリラックスさせるのも実験のウチにゃ」
きっぱりとご主人様。もはや隠そうともせずに手のひらをいやらしく動かしはじめる。
「ジェルがぬるぬるしていつもより感じるはずにゃ〜、こうするとどうにゃ?」
ご主人様は手のひらを微妙に浮かせてゆるゆると丸く円を描くように動かして行く。そうするときゅんきゅんに尖ったぼくの乳首だけがずりずりと手のひら全体で刺激されてしまって悶えるくらいの狂おしい感覚がぼくを責めつけた。乳首はご主人様の手相が判るのではと思うほど敏感にうずいている。
「はああ・・・あ、いや・・・イジワルしないでください・・・」
もどかしい感覚を何とかしようとに上半身をつきだしたり、よじったりしても巧みにご主人様は手のひらの距離をとって乳首だけを責め続ける。歯ぎしりするような焦燥感から狂乱的な感覚が這い登ってくる。
「ご、ご主人さま〜だめです・・・はあっ・・・くうっ・・・ああっ・・・」
「いい声にゃ、ホントにいい声で鳴くにゃあ、どうして欲しいにゃ?」
「はかにも・・・あの・・・胸の先だけじゃなくて・・・もっと・・・」
「もっと分かりやすく言わにゃいと分からにゃいにゃ・・・」
じらし続けるご主人様。
「んんんぅぅ・・・ひあっ・・・もう、もうっ・・・胸・・・おっぱい、おっぱい揉んでくださいっ!!」
『ぎゅにっ!!』
ご主人様が乱暴にパン生地を捏ね上げるようにひねりを加えてぼくの薄い胸を揉み上げた。
「はあああぁん!!あっ、あっ・・・いいです!!とってもいいです〜!!」
「オトコのコのくせにおっぱいで感じるのはヘンタイにゃ」
「あっ、あっ・・・いわないで、いわないでください・・・ああっ、はん」
乱れはじめるぼくにご主人様は技巧の限りをつくしていく。
『ぎゅい』
思い切り乳首をつまむと普通は痛いはずなのに、『にゅるり』とジェルのせいで乳首が指からにげて『ずん』とくるような、じれたような感覚が襲いかかる。
「ら、乱暴なコトしないで、はあああああん」
爪で乳首のをイタズラするご主人様。つついたり、なぶったり、はじいたりする。
「だめ、だめです〜、とれちゃいます〜はぁぁぁん」
ご主人様に感じやすく調教されているぼくは簡単にメロメロになって、目の前がピンクのかすみがかかったよう。そして勝手にカラダが登りつめてきて背筋から足の指の先までひくひくと手術台の上でそり返っていく。
「はああん!く、くるぅ〜キちゃいますぅ・・・あっ、あっ、あっ・・・」
ところが快楽のスイッチが入りかけた瞬間、唐突に愛撫がやんだ。すっと離れるご主人様の手。
「・・・・・・あっ・・・・・・」
ベットからスッと滑り降りるご主人様をつい物欲しげな目で追ってしまい、ぼくは恥ずかしくなってしまい慌てて顔をふせた。ひどく焦らされて体の奥がじわじわ、もぞもぞする。
「さ〜て、まじめに実験するにゃ〜」
わざとらしいご主人様。
『自分からヤッてきたクセに・・・』
ぼくは『ぷう』と頬を膨らませた。そんなぼくにお構いなしに、ご主人様は鼻歌を歌いつつぼくの胸の突起をはさんで電極パッドを2コづつ貼り付ける。ぼくの胸に4ケの電極パッドが一列に並んだ。
「ふっふっふっ・・・さあて新兵器の威力をとくと味わうにゃ・・・ポチっとにゃ」
ご主人様がブレーカをONにする。
「うわっ!!と、止めて、止めてぇ〜!」
叫ぶぼく。いきなりパッドに電気が走り、意志に関係なく胸筋が『ずっくん、ずっくん』と収縮した。けっこう不気味でぼくはパニくってしまう。そんなぼくにご主人様は自慢するように続ける。
「これが『たたく』モードにゃ、そしてこれが『もむ』にゃあ」
電撃の発生パターンが変化したと思ったとたんに異様な感覚が胸に這い登る。
「うわぁぁん!?あっ、あっ、あっ・・・」
「どうにゃあ?」
「あっ、あっ、ほ、ホントに揉まれてるカンジが・・・あっ・・・」
ご主人様は機械から離れてぼくに近寄ってくる。手に持った携帯電話のようなモノを見せびらかしてぼくに言う。
「気に入ったみたいで嬉しいにゃあ、そしてこのリモコンで『速さ』『強さ』も自由自在のスグレものにゃ、『早く』するにゃ・・・」
ご主人様はキリキリとリモコンのボリュームを回した。
「あん、あん、あっ、あっあっあっあっ・・・だめっ、ご主人様!! もっとゆっくり・・・刺激が強すぎ・・・はあああああん!!」
ぼくはこの目に見えない愛撫に翻弄されつつ訴える。本来の電撃による痛みまで脳内のエンドルフィンで快感に組かえられていくらしく、普通に揉まれるより格段に気持いい。何かアブノーマルな所から戻れなく
なりそうな恐怖がぼくを妖しくさらに追い立てる。
「もっと、もっと感じるにゃあ・・・『強く』にするにゃ」
「ひいいいいいっ!!ああっ!!止めて!止めて!おっぱいが、おっぱいが〜!!」
ぼくの胸が人の手では不可能なスピードでぐいぐいと揉みしだかれる。その刺激は休むことなく連続で続く。どんなにカラダを揺すっても、よじっても休みなく叩き込まれる快楽の嵐。ぼくは快楽も休みなく続けば拷問に近いと言うのを初めて知った。
「すごいにゃ・・・乳首のまわりごとおっきくなってオンナのコのおっぱいみたいになってるにゃ・・・」
ご主人様が手をのばしてぼくのしこりきった胸の先っぽを『コリッ』と引っ掻いた。
「ひいいいいいん!」
鋭い性感によがり泣くぼく。発生した熱い快感がじわじわと下半身に下りていく。ぼくシャフトはビキビキになって射精の予感にひくひくと震える。
『あっ・・・ぼ、ぼくまだパンツはいたまま・・・』
とろけそうな意識の中でかろうじて正気を取り戻しかけるぼく。この年になってご主人様のまえで『おもらし』はしたくない。快楽に負けそうな意識をふりしぼって訴えるぼく。
「ご、ご主人様・・・あの・・・その・・・下着が・・・」
「なんだにゃ?はっきり言うにゃ」
気のなさそうにご主人様。
「あの・・・も、漏れちゃいそうなんです!!だから・・・はあああん・・・」
顔を赤らめて白いふとももをすり合せるぼく。ご主人様は薄手の半ズボンを突き破りそうなほどになってるぼくのシャフトを見てすぐに理解する。
「ど〜しよ〜かにゃ〜」
焦らすようにご主人様、こういう話になるとすぐノッてくる。少しキライだ。ぼくは霞みかかった視界の中で叫ぶ。
「ひうっ!ご主人さまぁホントに、せめてリモコンだけでも止めてください〜!!」
「しかたないにゃ・・・自分で止めるにゃ」
ご主人様はめずらしく自分から折れ、拘束されているぼくの手のひらにリモコンを押し付けた。直接見ることは出来ないが親指がリモコンのボリュームつまみにかって心底安堵する。
「下にまわすにゃ・・・」
溜息をついて下を向いたまま言うご主人様。せっぱ詰まったぼくは考えもせずにボリュームを『クリッ』と回す。
「ウソにゃん!ソッチは『MAX』にゃん」
ご主人様が顔を上げていた。その目は『キラーン』と光っている。
「えっ・・・」
間の抜けたぼくの返事・・・。
「うわああああああ!?おっぱいが、おっぱいが破裂しちゃうよ〜!!」
襲いかかる衝撃にぼくは叫んでリモコンをとり落とす。胸の先までびりびりと駆け巡る快楽のパルス。上半身は快感に炙られ脂汗を吹き出してのたうつ。下半身は逆にねっとりととけたように熱いトロリとした感覚につつまれていく。
「あ、もう・・・・・・」
ゆがむ視界。シャフトはパンツの中で不規則にひくつきはじめる。そしてぼくにはもうシャフトを駆け上がる熱いものを止めることが出来ない。
『ビュク!! ビュク!! 』
「ああっ!! イッてる、ぱんつの中でイッちゃってる!ぱんつはいたままでどぴゅどぴゅしてるよ〜!! はああああん・・・」
ぼくのシャフトはパンツの中で大量に白濁をぶちまける。見る間に半ズボンに大きなシミを広げていく。刺すような後悔と、とろけるような射精感の狭間でぼくは意識を失った・・・
視界が戻ってきた。目が覚めればココは見慣れた自分の部屋でこれまでのことは全て夢だった・・・ということは勿論なく、繋がれたままのぼくがいた。幸いなことにパッドの電源は切られていた。しかし射精した下腹部が冷たくなりかけて少し気持わるい。情けなくて『じわり』と涙がにじむ。
「だ、だいじょうぶかにゃ?」
ぼくの涙にあわてたのか機嫌を取るようにご主人様がのぞき込む。ぼくはボソッと一言「うそつき・・・」と呟いてそっぽを向く。ぼくの背後のオーラから『でろでろ』と音がしそうだ。
「わるかったにゃ、機嫌なおすにゃ」
すたすたと手術台の反対に歩いてぼくをのぞきこんでご主人様が言う。
『ぷい』
またぼくは首を反対に向ける。
「ちょっとふざけただけにゃ、謝るからゆるすにゃあ」
『ふかっ・・・』
『・・・・・・!?』
ぼくの視界に逆に映るご主人様。反対側から覆い被さるようにぼくと目を合わせている。ぼくのほっぺにご主人様のおっきな胸が『ふかっ』と乗っかって思わずフリーズしてしまう。そんなぼくのドキドキを知ってか知らずかご主人様は必死に続けた。
「ごめんにゃあ、カワイイといじめたくなるんだにゃあ・・・」
メイワクすぎる性格である。しかしぼくはあまりにもすまなさそうにシオたれるご主人様を見て性懲りもなくまた許してしまう。
「わかりました・・・もう怒ってません、着替えますから鎖を外してください」
ぼくが言うとご主人様は『ぽん』と手をたたいて真剣に言う。
「そうにゃ!!おわびにわたしがキレイにしてあげるにゃ!!」
「えっ!?」
いきなりぼくの半ズボンに手をかけるご主人様。
「ちょ、ちょっと!!離してくれれば自分でしますってば、あっダメです〜!!」
『ずるずる』とためらいもなくパンツごとズボンをひざまで下ろしてしまうご主人様。
ぼくのシャフトが外気にさらされてひやりとする。パンツのなかにぶちまけた白濁のせいでとんでもないことになっていると思うと顔から火が出そうなほど恥ずかしい。
「うわ・・・すごいことになってるにゃ・・・いまキレイにするにゃん」
「ご、ご主人様、自分でやりますから、あまり見ないで・・・はああん!!」
なぜか暖かい感触。ぼくはあわててあごをひいて窮屈に下を見るとご主人様がぼくのシャフトに舌を這わせていて驚愕する。
「んっ・・・お前の味がするにゃ・・・ぺろっ、れろ・・・」
ねばつく白濁をこそぐように舐め取っていくご主人様。人間よりも舌が少しザラザラしてものすごくキモチいい。さっき出したのにみるみるシャフトが大きくなる。
「ご、ご主人さまぁ・・・だめです、キタナイですっ・・・」
さっきまでの怒りを忘れて哀願するぼく。ご主人様は舌を休めずに上目づかいでぼくに言う。
「そんなことないにゃ、お前のココもまた元気になってきてとってもエッチな味がするにゃ・・・ずちゅ、じゅぽ・・・」
さらに大胆にしゃぶりついてくるご主人様。ぼくは快感にのけぞりつつもご主人様の瞳が金色にキラキラ光っているのを見た。
『発情しちゃってる・・・』
瞳孔がせばまり金色の部分が多く見えている、いったん発情するとご主人様は満足するまで止まらない。さらにフェラチオに熱がこもる。
「はむっ・・・ちゅく・・・ちゅぶ・・・ぢゅうううちゅ・・・」
きつく吸いながら顔を前後に激しくピストンするご主人様。気が遠くなるほど気持がよくてぼくは我を忘れてよがり声を上げてしまう。
「はあっ・・・くうっ・・・そんなに吸ったらだめですぅ・・・はあっ、舌が、だめそこ弱いんですぅ・・・ああん・・・ひあん・・・」
がしゃがしゃと鎖をきしませて悶えるぼく。腰がワナワナ震える。ご主人様がいったん口を離してぼくのシャフトの根元の袋をやわやわと揉みながらネットリと言う。
「どぴゅどぴゅしたいって、ココにいっぱい溜まってきたにゃあ・・・」
「ふああああん!!ご主人さまぁキちゃいます、またキちゃいますぅ〜」
袋を揉まれて宙を浮くような快感をもてあまして、泣いて訴えるぼく。シャフトはさらに反り返ってひくつきその胴体に『じゅわり』とカウパーがつたい落ちる。
「いいにゃ!おもいっきりだすにゃ、自分のご主人様の顔に白いべたべたをぶっかけるにゃ!!」
袋を揉む手を休めずにさらに片手でカウパーまみれのシャフトをはげしく手でしごきたてる、そしてぼくのシャフトの先端にかぶさったご主人様の小さな口は細かく亀頭の表面をカリをくるくると舐めまわす。
「あっ・・・はっ・・・くっ、ご、ご主人さまっ、ご主人さまあああああ!!」
『ビュッ!!』
1番に出た白濁液は偶然ご主人様の口が離れたときに飛び出した。二回目にもかかわらず純白の濃度を保ちつつご主人様の左のネコミミからおでこ、まぶたを通って左頬と一直線に白い筋が走った。
『ビュクッ!!』
2番目のしゃくりあげで出た白濁は、あわててシャフトをくわえようとしたご主人様の口元を容赦なく汚す。白い涎があごまで滴ったようで不思議にエロチックに見える。
それ以降でやっとシャフトをくわえることができたご主人様。ぼくはご主人様のあったかい口の中で最後の一滴まで搾り取られてしまう。しゃくりあげの最後に『ちゅうちゅう』とストローのように吸われてからやっとぼくのシャフトが開放される。
「はふはふはふ・・・」
せわしなく息をつく2人。満たされた溜息のぼく。さらなる欲情にあえぐご主人様。ご主人様はふらりと立ち上がって上着に手をかける。
「なんか・・・おっぱいの先がきゅんきゅんして・・・アソコはさっきからじんじんして・・・カラダが熱くって、だめにゃ・・・今すぐ欲しいにゃ」
ご主人様は白衣を叩きつけるように脱ぐとタンクトップをはぎ取る。Dカップの美乳がこぽれるが、いつもより固くしこっているらしく『ふるん』ではなく『プルン』としなやかにゆれる。ホットパンツも足で踏みつけるようにあわただしく脱ぐ。淡い恥毛の秘裂からネットリとした愛液がショーツについて糸を引いている。部屋に漂うぼくの白濁の匂いとメスの匂いがからまってご主人様をさらに加速させていく。
ひとみを金色に輝かせてぼくを見るご主人様の目つきはもはやエモノを見る目つき。精液を出し切ったぼくはけだるげな脱力感の中。ぼくはこれから起こることも知らず、欲情し飢えたネコの前で無防備な肢体をくねらせるだけ・・・
「にゃ〜ん」
全裸のご主人様がぼくにすり寄ってくる。ぼくのこわばりの解けたシャフトを握って、ほお擦りしておねだりする。
「早くげんきだすにゃ〜今すぐスルにゃあ!」
「そ、そんな〜!! 立て続けに3回も出来ませんよ、ハァハァ・・・もうちょっと休んだら・・・」
ご主人様は自分の胸と秘所を『ぎゅっ』と押さえて悲鳴をあげる。
「もう待てないにゃ!!今すぐシないとおかしくなるにゃ!!」
たしかにご主人様の秘裂から愛液が大量に溢れて膝まで濡れ光らせている。待ちきれないのか、ガバッとぼくの上に飛び乗るご主人様。ぼくのシャフトをさすったり、舐めたりしても大きくならないのに業を煮やして、だんだんいらだってくる。
「がまんできないにゃ!!!!」
「無理です〜!!ああっ!そんなに引っ張ったらだめですぅ!!」
「・・・くっ・・・にゃあああああん、早く、早くにゃあ・・・」
食いつかんばかりにシャフトをのぞきこむご主人様。
「なんかあせるとかえって・・・」
「ぎにゃあああ!ちっさくなってきてるにゃ!!!!」
耳の毛を逆立てて叫ぶご主人様。八重歯が白く『シャラ〜ン』と光ってすごいコワイんですが・・・
「オトコってでりけーとなんです・・・」
「ただの役立たずにゃ!!」
とんでもなく失礼なことを叫んでイライラと何か考えるご主人様。すぐに何か閃いたらしい。
「・・・もう、もういいにゃ!!イイコト思いついたにゃ!!」
ダッシュで倉庫に消えるご主人様。
『ガシャン!! バターン!! ドシン!! 』
荷物をひっくり返す音。すぐにダンボール箱を抱えて戻ってくる。なぜかダンボールの箱の中はレインコート、黄色い長靴、食器洗い手袋、怪しげな小箱、そして半端に余った包帯・・・どうもつながりのよく分からないラインナップではある。
まず包帯を水で濡らしてよく絞るとぼくのシャフトに巻いていく。欲情して手元が狂うのか、はたまたぼくのシャフトが萎えたせいか非常に手間取る。終わると購入したばかりの忌まわしい機械にかけよるご主人様。両手に目的の物をつかみ取る。
「えっ?・・・」
いぶかしがるぼく。ご主人様の持っているのは洗濯バサミによく似たクリップ2つ。その末端から当然のように電線が・・・
「も、もしかして…」
「もしかしなくてもそうにゃ!!」
「ご、ご主人様!!死んじゃいますよ」
ご主人様は片方のクリップを包帯に、もう片方を少し迷ってぼくの足の親指にはさみ込む。
「もうだめにゃ、ガマンできないにゃ、お前がわるいにゃ」
「うわああ!かんにんして〜!!」
『ぷちっ』
ご主人様が無情にもスイッチを入れる。電撃がぼくのシャフトからつま先を駆け抜ける。あまりのショックに『ガクガク』ではなく『ひょこひょこ』と言った感じで腰がブリッジのように跳ね上がっては落ちというのを繰り返す。
「ひぎいいいいいい!!!」
悲鳴を上げるぼく。そばから見れば間抜けに見えるがぼくは必死だ。
「やめて!!もうやめてください!!死んじゃいます!コワれちゃいます!!」
ぼくの必死な悲鳴も他のことに注意を奪われたご主人様には届かない。ご主人様は目許を紅く染めてぼくの下半身に駆け寄る。
「すごいにゃ・・・さっきよりずっとおっきくなってるにゃ・・・こんなの入れたら・・・にゃ〜ん!!」
身もだえするご主人様。ぼくのシャフトは電気の力で強制的にエレクトさせられていた。いつもよりはるかに大きくなったシャフトの根元は、巻かれた包帯が食い込み全面にゴツゴツと凶悪に血管を浮き上がらせている。しかも充血したせいかカリの部分が張り出してしまっている。パルスが脊髄に流れるたびに『ズックン、ズックン』とシャフトが重々しげに律動している。
しかし瞳を霞ませてうっとりと手をのばす主人様の手をぼくのシャフトは『パチッ』と青いスパークを立てて拒絶する。その痛みにあわてて我にかえるご主人様。
「イタタ・・・でも計算のうちにゃ・・・」
ご主人様はあわててどたばたと着替え始める。まず手には緑の食器洗い用の手袋を装着。次に、がふがふ言わせながらゴム長靴を両足一辺に履く。そして姫君の持ち物とは思えない安っぽいビニールのレインコートを着る。最後に手に小箱を持ってぼくに駆け寄ってくる。
「ほ〜ら、もうすこしでできるにゃあ」
半透明のレインコートから胸のポッチとか下腹部の翳りが中途半端に透けてかえってエッチだが、意に返さないご主人様。慌ただしく手に持った小箱を開ける。小箱から無造作に取り出したのはなんとコンドーム。ちなみに『ネコ』と『ヒト』では妊娠しないのでコンドームは必要ないのだが装着されて判った。避妊具というよりは快楽の為の道具らしく、シャフトの途中にぼこぼこが出ていたり、先端にはびっしりと軟らかいプチプチやトゲトゲのあるエグイ代物だったりする。
『またこっそり無駄使いして・・・』
とこんなときにも家計を心配するぼく。
「すごいにゃコンドームがパンパンだにゃ」
そんな思いもつゆ知らず、コンドームをかぶせ終わったトゲトゲプチプチだらけの凶悪なシャフトを見て熱い溜息をつくご主人様。ぼくを見つめながらシャフトを自分の秘裂に合わせてゆっくりと腰を落としていく。
「ハニャ〜ん、こんなのはいンないにゃ・・・」
という割にはぼくのシャフトはペースを落とすことなくじわじわとご主人様の秘裂に飲み込まれて行く。目を閉じれば接合部の体奥からトゲトゲの通過する『プチプチ』という音が聞こえそうだ。
『ズニュ・・・ニュプププププ・・・』
ぼくのシャフトのトゲトゲがご主人様の秘裂の奥に吸い込まれるたびに同じ体積のご主人様の愛液が『じゅにゅっ』と押し出されてぼくのシャフトにネットリとつたい落ちる。
「にゃあ・・・トゲトゲがプチプチがスゴくて大変にゃあ!!」
コンドームのせいでさらに大きさを増しているシャフトに悪戦苦闘のご主人様。まあその顔は快楽にとろけて嬉しそうなのだが・・・
「ひうっ!! はんっ!! にゃああん!! 」
細かく腰を細かく揺すってシャフトを根元まで収めようとするご主人様。ぼくもやっと電撃に体がマヒしたのか慣れたのか、ほんのわずか余裕ができご主人様の熱い秘裂の内側がこすれる微妙な感触がじんわり伝わってきた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・うわぁ!?」
そのときたまたま大きく流れた電気がぼくの脊髄を直撃してひときわ大きく腰を跳ね上げさせた。
『ずん!!』
一気にご主人様の奥に叩き込まれるシャフト。
「ひに゛ゃあああ!!」
背を反らせ痙攣するご主人様。めちゃくちゃにぼくを『きゅっきゅっ』と締め付ける。
「にゃあ、にゃあ・・・口から、口からオチンチン出て来ちゃうにゃあ!!」
舌を突き出してあえぐご主人様。接合部はびっちりとぼくのシャフトによって広がっている。電気のパルスのせいで休みなく『ズックンズックン』と強制的に律動するシャフトはびっちりと巻きついた内壁をかき回し、ご主人様の天井をぐいぐいとなぞりまわす。
「あああ、カンジるにゃあ・・・お前も私のナカどうにゃあ?」
「はい・・・と、とってもあったかくって、『きゅっきゅっ』て絞られるたびにエッチなジュースがぴゅうぴゅうぼくのオチンチンにかかってキモチいいですう〜!!」
ますます締め付けるご主人様。2人は全く動かないまま登りつめていく。
「もっと、もっとキモチいくなるにゃ、う動くにゃあ・・・」
ご主人様はぼくの肩に手をついて腰を上下させ始める。
『ズッ・・・ズッ・・・ズッ・・・』
腰を使うご主人様。徐々に動きはなめらかになりもはや生み出される快楽に煽られ、なぶられてスピードはますます上がる。涎を吹きこぼして悲鳴のようによがりまくる。
「ひぃぃぃぃいにゃあ!!!!ぷちぷちがぁ!子宮をぐりぐりして、トゲトゲが引っかいてだめにゃあ、だめにゃあ!!」
頭をかきむしり、ぶんぶんとかぶりをふってよがりまくるご主人様。
「ああっわかりますぅ!!ご主人様の天井がプニプ二して、くにゅくにゅしてて、中でオチンチンの先っぽがぺろぺろされてるみたいですう!はあっ・・・きゃふぅ!!!!」
ぼくも自分の意志で腰を突き上げご主人様を迎えうち始める。
『にちゃ・・・じゅぷ・・・じゃぷ・・・』
接合部から激しい水音。
「はにゃあああん」
ご主人様は腰を上下だけでなく『くいっくいっ』といやらしく回転させる。肉襞がシャフトにまといつく。
「あっ、あっあっ・・・」
訳がわからない程気持ちよくて思わずがむしゃらに腰を突き上げるぼく。
『パン、パン、パンパンパン・・・』
「にゃあああん!!」
ぼくの肩から手を離し後ろに倒れるカンジに背中を反らせ悶えるご主人様。胸を突き出した体勢になったので、大きな胸が『ブルンブルン』と上下に弾んでいる。思わず手をのばしかけて鎖に妨げられるぼく。たわわな果実が目の前でゆれるのを見て目の前が熱くなってくる。
『ご主人様のオッパイぎゅいぎゅい握って、揉んできゅんきゅんのチクビをコリコリしたいよ〜』
てっぺんにあるピンクのチクビがなめらかに互い違いに上下に動き、それぞれにまろやかな円を描く残像に目がくらむ。
「ご、ご主人様・・・おっぱい、おっぱい触りた・・・」
思わずあえぎながら希望を口走るぼくにご主人様は思いっきり勘違いする。
「わかったにゃあ、お前はエッチにゃ『MAX』でいくにゃ・・・はあん・・・」
取り出したのはこともあろうにぼくの胸のリモコン。
「ち、違いますご主人様っ!! それは、それワ!あっあっああああああ!!!!!!」
またもや激しく揉みしだかれるぼくの胸。すざましい快感がぼくの理性を根こそぎ奪っていく。
「うあああああっ!!おっぱいが、おちんちんが、どうしよう、どうしたら・・・ああああ・・・いいよーすごくいいですうー!!!」
涙と涎まみれで泣きヨガるぼく。不規則な突き上げがご主人様の最後の余裕も奪いさる。
「にゃあ!はにゃあ!ふああん!スゴイにゃ、おっきいのがゴリゴリしてプチプチがあ〜!!もうだめにゃ!!!!」
握りつぶすように自分の胸を揉むご主人様。さらに激しく腰を使う。
「はあん、イクにゃ、いっしょにイクにゃ・・・おまんこコワれるくらい突きまくるにゃあ!! 」
「うあああああ!!!イク、イクです!どぴゅどぴゅしちゃいそうですぅ!!」
『ズボッ!ズチュ!ブチュ!』
ご主人様の秘裂に亀頭から根元までを全て使ったストロークでシャフトが叩き込まれる。
「イクっ!!イクにゃあ!!あーあーああーああああああああああ!!!!」
ご主人様は最後にぼくのチクビを『ぐいっ』と乱暴につまみ、コリコリときゅんきゅんの乳首を思う存分シコる。ご主人様にやろうと思っていたことを逆にやられてしまうぼく。込み上げると同時に噴きあがる射精感。3回目なのに根元に巻かれた包帯を千切るぐらいの勢いで射精してしまう。
「ふにゃああああん・・・」
息をついて糸の切れた人形のように倒れこむご主人様。しばし息を整えている。ぼくはご主人様に必死で訴える。電気の通ったままのシャフトが萎えないのだ。まだビンビンにご主人様の中でそそりたっている。
「あっ、はっ、ひぎぎぎぎい・・・ご主人様!!オチンチンがっ、おっきなままで・・・ぼくイッたばかりなのに・・・んくうっ・・・ああああ・・・おかしく、おかしくなっちゃうよ〜!!」
ご主人様はもぞもぞと起き上がってニヤリと言う。
「ということは、もう一回戦できるにゃ」
顔色が青を通り越して白くなるぼく。
「む、む、む、無理ですよ!!死んじゃいます!!」
発情ネコは意地悪く言う。
「うそにゃあ・・・こんなに固いにゃあ・・・」
ご主人様は中のシャフトを『キュイ』と締め付けたときだった。
『ぺり・・・』
「あ、コンドーム破れた(にゃ)・・・」
ハモる二人。
「にゃびびびびびびび・・・!!!!」
感電するご主人様。ネコミミが、尻尾が電気で逆立つ。
「ご、ご主人様しっかり!!」
つながれてどうすることも出来ないぼく。
「し、しび、しび、しびしびしびれるにゃあ!!」
白目をむいて気絶するご主人様。ぼくも感電しながらむなしく一人叫ぶ。
「何でいつもこうなるの〜!!」
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『このあと機械が壊れて停止した為、やっと開放された・・・ご主人様のしなやかな自慢のシッポは1週間ほど逆立ったまま戻らず竹ぼうきみたいになっていた。当然150セパタの機械は一夜にしてスクラップに・・・ぼくはご主人様の今月の食事はたとえ泣いてもイワシではなく、『ねこマンマ』にしようと固くココロに誓うので
あった・・・』
『こっちをむいてよ!! ご主人様』 【了】