…その惑星(ほし)は、多様な生命体にみちあふれた世界だった。  
 
[理族]  
 
人間族、エルフ族、獣人族、etc…  
 
それぞれが独自の文化を持ち、いくつかの種族は混血も進んだ。  
 
 
しかし、それらの種族を好ましく思わない種族もまたいた。  
 
[魔族]  
 
エビル族、ダークエルフ族、鬼族、etc…  
 
人間族を含む理族の者は、魔族を敵対とし全面戦争を繰り返した。  
 
…そして、戦乱の時代はその形を変えようとしていた。  
 
ここは、エルフの民が繁栄する王国『ユグドラシル』。人間族と同等、活気の溢れる首都である。  
 
…夜、ユグドラシル王室  
 
『イドラにいさま…本当に行かれるのですか…?』  
金色の長い髪を持つ少女。名は[ロザミィ]で、このユグドラシルの姫である。  
『済まない、ロザミィ…。争いの元を絶つには、人間族の者達と団結して、魔族の長を討たねばならない。分かってくれ…』  
長身のエルフの皇子[イドラ]は、妹の頭をそっと撫でる。  
 
『…そんなのイヤ!…にいさまと離れたくない…』  
ロザミィは、イドラに身を寄せる。  
 
イドラは涙目のロザミィを優しく抱きしめる。  
 
『母様が魔族の者に亡きものにされてから、私…父様やイドラにいさまだけしか…』  
 
『…辛い思いをさせてしまうね…ロザミィ…でも心配いらない。僕は必ず帰ってくる…約束するよ』  
 
『にいさま…』  
 
『…?』  
 
『今日…この日だけは、にいさまと一緒に……』  
ロザミィは、顔を赤らめながらイドラに訴えかける。  
『…しょうがない子だな…ロザミィは…』  
イドラは、ロザミィを王室のベットにゆっくりと寝かせた。  
 
『にいさま…』  
 
『ロザミィ…』  
 
お互いの息が、交差する。  
 
イドラは、ロザミィの唇を奪った。  
 
『…うっ、うん…、あふっ…』  
ロザミィの甘い吐息が響きわたる。  
 
『…に…いさま……』  
 
イドラはロザミィの唇を離すと、  
『…お前は、本当に可愛い子だな。…キスだけでこんなに濡れて…』  
ロザミィのスカートの中に手を向けた。  
 
『…もう…いじわるなんだから……あっ、あんっ!』  
イドラは、衣服を全て脱がせ、ロザミィを全裸にさせた。  
白く透き通るような肌に、決して大きくは無いが男性を魅了させるに充分過ぎるくらいの形の整った乳房があらわになった。  
 
頬を赤らめるロザミィ。  
 
『…恥ずかしいよぅ…にいさま…』  
 
『ロザミィの…可愛いよ……』  
イドラは、ロザミィの乳房に顔をうずめてピンク色の乳首を舌で舐め回す。  
 
『んっ…あんっ!……でも…ごめんなさい、にいさま。……大きくなくて……』  
 
『なんで謝るんだ?…僕のここは、こんなにもなってるのにな…』  
イドラは、はちきれんばかりのモノをロザミィの顔に近づける。  
 
『…や、やだぁ…にいさまったら…』  
ロザミィは、恥ずかしそうに顔を反らした。  
 
『…ロザミィ…して…』  
 
『…はい……にいさま……』  
ロザミィは、コクッと頷いた。  
 
ロザミィは、イドラのモノを両手で包みこむと、小さな唇を開いてゆっくりと先端を舌で舐め回した。  
 
『……』  
 
『…気持ちいいの?にいさま…あむ……』  
 
『……うん…』  
 
『…じゃあ、もっと気持ちよくさせて…にいさま…』  
ロザミィは、イドラのモノを口いっぱいに頬張り、口内でそれを擦りつける。  
 
イドラもたまらずロザミィの頭を両手でかぶせた。  
 
『うっ…うっ…うむっ、あふぅ……』  
 
『…凄く気持ちいいよ…ロザミィ…』  
 
『…うふぅっ、んむっ、んっ、うんっ……』  
ロザミィの顔が、段々と速くなってくる。  
 
『ロザミィ……そんなにされたら……』  
 
『……いいのよ…にいさま……我慢なさらずに出して!…うっ、うんっ、あふっ!』  
 
『…ロザミィ!』  
 
イドラは、ロザミィの口の中に自分の欲望を全て吐き出した。  
 
『うむっ!?……うっ……う…ふぅ……あつい……』  
 
『…ごめんよ……キツかったら吐き出していいんだよ?』  
 
しかし、ロザミィはイドラの熱い液を飲み干した。  
 
『…ううん、大好きなにいさまのだもの……』  
と、ロザミィは微笑んだ。  
すると、イドラのモノは再び膨れ上がる。  
 
『…やだ…にいさまの…また…』  
 
イドラは、再びロザミィを押し倒した。  
 
『きゃっ!?…にいさま?』  
 
『…ロザミィ、可愛いよ…』  
イドラはロザミィの秘所に顔を近づけると、両手で花びらをかき分けた。  
 
『…だ、だめぇ……にぃ…さま』  
 
イドラは、何も言わずに舌でロザミィの急所を舐め回しす。  
 
『やっ、あっ、あんっ…あはぁっ!』  
みるみるとロザミィの秘所から蜜が溢れてきた。  
 
『…おいしいよ…ロザミィの…』  
 
『にぃさま…だ、だめぇ!…私、にいさまと一緒に気持ち良くなりたいの…』  
 
『…じゃあ、おねだりしてごらん?』  
イドラは挑発的に言った。  
 
『…えっ?』  
ロザミィは、急に真っ赤になる。  
 
『…恥ずかしいの?…ちゃんと僕におねだりしないと、このまま寝ちゃうかもよ?』  
 
『……さい…。に…さま……の…を…私の……に……』  
 
『…ん?聞こえないな…』  
 
『…ください!にいさまのを私のいやらしいところに!』  
ロザミィは、泣きそうになりながらもイドラに訴える。  
 
イドラはロザミィに覆いかぶさると、首元を舌でなぞった。  
 
『あんっ、にいさま…』  
 
『お前は本当に可愛いよ、ロザミィ…。……いくよ?』  
 
『きて……にいさま…』  
 
イドラは、ロザミィの股を開いてから両手首を掴むと、ゆっくりと彼女の中に自分のモノを挿入した。  
 
『…あはっ……にいさまの…固い…』  
 
『ロザミィの中、温かいよ…』  
イドラは、そのまま腰を動かし始めた。  
 
『…あっ、あうっ、…にいさま…んっ……』  
 
『…気持ちいいのかい?ロザミィ……僕も気持ちいいよ…』  
 
『…あんっ…にいさま…』  
ロザミィは、イドラのモノをキツく締め付ける。  
 
『…ああっ…ロザミィ……』  
イドラは、さらに腰の動きを速めた。  
 
『あっ、…あっん!…に、にいさまっ!』  
 
『…ロザミィ……もう……』  
 
『にいさまっ…あぁんっ…私もいきそう………にいさま……大丈夫だから…中に……きてっ…ああっ!』  
 
『…ロザミィ!』  
 
『にいさま!…あはぁぁぁっ!!!』  
 
イドラはロザミィの中で、ほとばしるものを果たした。  
 
『…にぃさま……あつい…………』  
 
イドラはもう一度、ロザミィにキスを交わした。  
 
 
 
 
 
激しい性交も終えた二人は、王室のベットで抱き合っていた。  
 
『…父様に見つかっちゃうかしら?』  
 
『大丈夫だよ…まさか、僕たちが溺愛してることなんて思わないさ』  
 
『…うん』  
 
『…ところで…今日のロザミィは、いつもより激しかったな……』  
 
『…それは、にいさまが……明日、城を出ていかれるから……』  
 
『…つらいか?』  
イドラは、ロザミィの頭を優しく撫でた。  
 
『…ううん、……ロザミィは、いつでもにいさまの帰りを待ってますから……』  
 
『……僕の可愛いロザミィ…』  
 
『…ああっ……にいさま…』  
 
二人は、再び交わり始めた…。  
 
 
 
 
 
翌日、イドラの姿は無かった。  
国王に魔族討伐の事を悟られたくなかったからだろう。  
ロザミィは兄の帰還を祈るように、窓の外をそっと見つめていた…。  
 
 
数日がたった頃、イドラは魔族の拠点〔魔帝国〕で死闘を強いられていた。  
 
魔帝国の上層部までたどり着いたときには、旅先で共に戦うことを誓った人間族の女魔導師や獣人族の凄腕の男剣士を含む仲間達……  
彼らは、魔族との死闘の末、全員が命を残し、残るはイドラただ一人だけとなった。  
 
『…やっとここまで来たのだ……。ロザミィ…そして死んでいった仲間達の為にも、僕は負けられない…』  
 
イドラは自分の武器の国宝剣を構え、上層部に繋がる階段を登り始めた。  
……すると  
 
『エルフの皇子よ…よくここまでたどり着いたな!』  
 
女の甲高い声。  
 
『誰だ!?』  
 
イドラは、その声の主の方向へと体を向けた。  
 
その女性は、細身で金髪…まるでエルフのシャーマンのような姿だったが、肌の色は明らかに褐色であった。  
『…ダークエルフか!?』  
『我の名は、アイリア。魔帝様につかえる者…』  
 
本来、エルフ族とダークエルフ族は絶対的な対立としている種族。  
 
『覚悟しろ!ダークエルフ!』  
イドラは、戦う覚悟を決めアイリアに向かっていった。  
 
『おバカさんだこと…』  
アイリアはクスクスと笑い始めた。  
 
イドラは、アイリアに斬撃をふるった。  
 
…が、  
 
『…何故だ!?』  
 
イドラの斬撃は、たしかにアイリアを捕らえている。  
だが、まるで手応えがない。  
 
すると、イドラのすぐ背後で  
『…あんたは〔幻術〕というものを知らないのかい?』  
とアイリアの声。  
 
『…しまった!』  
イドラが急いで振り向こうした。  
 
『もう、手遅れよ』  
 
『…ぐあぁぁぁ!!!』  
 
次の瞬間、アイリアの魔力でイドラの体は封じられてしまった。  
 
 
 
『…僕を……どうする気だ…?』  
 
『さあね…。このまま殺してもいいけど、なんか勿体ないのよねぇ…あんた、美形だし…』  
 
『…早く……殺せ…』  
とアイリアを睨みつける。  
『…死を覚悟した男など、あっさり殺しても面白くないからねぇ……これから、あたしがあんたを可愛いがってあげるよ……死んだほうがまだ幸福だと思えるくらいにね!』  
 
(…あぁ……ロザミィ…もう一度、この手で抱いてやりたかった……。だが、僕はもうここまでのようだ……幸せになってくれ、ロザミィ…)  
 
 
 
 
 
〔姫君を守ることこそが真の使命〕  
プロローグ編・糸冬  
 

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