どこを歩いているのか皆目見当がつかない。ナビパッドはさっきの戦闘で奴らに壊された。行軍の途中、見るもおぞましいあの「考える男根」、パロロの大群に襲われたのだ。  
突然の出現に隊列は一時混乱、なんとか虎口は逃れたが、その時に隊と逸れてしまった。 殆ど当てもなくさ迷い歩くうち、洞窟の入口のような所の前に出た。よく見ると、大昔の遺跡らしい。  
地下を通っていけば何とかなりそうだ。  
 
半ば地面に埋もれた大昔の高楼の中を下へ下へと降りる。  
各階には至る所に当時の調度品が気味悪く膨れ上がって転がっていた。「そうだ、少し休むんだった」  
かつては寝具だったらしい、ふかふかした塊を見つけ俺は体を預けてみた。挨が気になるが悪くない。  
たまった疲れが  
まとめて眠気に変わり、俺は泥のようにそのまま寝入ってしまった。  
どのくらい眠ったか、何か柔らかい物がまとわりつく感触に途中で目を覚ました。  
赤裸の、人のかたちをした獣が俺に絡みついている。キメラだ。  
 
薄闇の中にいたのは人型の山猫、  
一番よくみかけるタイプだった。  
逃げようともがくが馬乗りになって押さえられ、逃れられない。大型肉食獣そのままの力だった。  
空いた片方の手は既に軍袴をはだけ下穿きの上から俺の陽物を掌で弄っている。弄りながら彼女はジャケットを引破き、開けた胸に乳房を擦りつけてきた。既に剛棒になった陽物を玩ぶ手指の動きが、更に熱を帯びる。  
 
 
話は少し前後する   
「大した規模ではないな」  
 机上の書類に一通り目を通すと、クラムはぽそり、と言葉を漏らした。いつものキメラ狩り  
の仕事だ。  
「傭兵部隊三個を出す。ペディア君、また細かい仕事になるがよろしく頼むよ」  
正面の女性士官が軽く敬礼する。  
「任務了解。  
ビオダインはターマイト.  
タイプを準備しておきます。」  
キメラは、ジャングルに残る古代の遺跡に集団で棲みつき、ひんぱんに周辺の住民を襲っていた。  
 
ひとかたまりの  
昆虫のような人影が森の中をぞろぞろと動いていた。先頭を歩くひときわ異様な影が、ふいに立ち止まる。「全隊、止まれ」 人型の白蟻が  
めのうの様な声で号令を出した。  
続いて点呼、二人足りない。  
「この先が作戦地点、二名落伍ですが仕事にかかります。  
この先、1単位距離地点にあるキメラの集団営巣地を制圧、破壊。生息するキメラは極力生け捕りにすること。実験用として軍の研究施設に送ります。」  
白蟻の頭、下半分から覗くペディアの口角が愉しげに緩む。  
 
薄暗い部屋に、身ぬちの熱くなるような嬌声がこだまする。あれからどのくらい経っただろうか。  
気がつくと、俺はキメラを寝具に預け  
その足の間に顔を埋めていた。  
細かい毛の生えた彼女の足指が、秘唇を這い回る俺の舌の動きに合わせて陽物を強く弱くつかみ玩ぶ。  
足の甲が袋のところから茎の裏を撫で上げるにいたって、俺は堪らずその抜き身の剣の様に引き締まった体に登りつき、柔らかな和毛に覆われた乳房に吸い付いた。と-  
胸の間の柔毛に頬を擦りつけ夢中で乳首を吸いたてる俺の肩を、やおらキメラが推した-  
 
促されるまま俺は上着一枚に剥かれた体を漆喰づくりの床に横たえた。  
悦びに上気した荒い吐息とともに、彼女はその陰裂を身悶えして息づく俺のものにあてがう。  
小用を足すように腰を落とし、ゆっくりと彼女は、反り返って腹を見せた茎をなぞり割れ目を滑らせた。前後に陰裂が動く度に小さく柔らかなものが俺の上でこね回される。  
しとどに潤んで張り切った穂先に陰核を擦りつけられ俺はたまらず手を引いてキメラを抱き寄せた。  
つっ、と陽物がはずみに引き起こされ彼女のなかにすべりこむ-  
 

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