飯を食べ、服を着替え、身だしなみを整え学校へ行く。
そして繰り広げる友達との談笑…いつもと変わらない学校生活だったが、
俺はあの能力をきっかけに女に対する見る目が変わってしまった。
見る女、見る女…あの女も…あの女も…手に…入れたい…
ふつふつと暗く、ドス黒い欲望が沸き上がってくる。
欲望のなすがままにしたかったが俺だって馬鹿じゃない。
一度に手を広げすぎると、自滅する恐れがある。慎重にかつ大胆に…まずは、涼奈だな…
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
色々考え事をしていると授業が早く終るのは何故だろう。
すでに、残す所は涼奈の数学だけとなった。
戸が開く音がして、ヒールの音がこつこつとリズムを刻む。
「はい。皆、立ちなさい」
「礼」
いつもと変わらない態度、ただ一つ違ったのは俺のほうをちらちら見てくる事ぐらいだった。
授業が始まって5分が過ぎた。俺は時計を見て、そろそろか。
俺は手を挙げて「先生」と言った。
涼奈は露骨に嫌な顔をしながら俺に
「どうかした?菊本君」
「ここの問題教えて欲しいんですけど…」
周りの皆は問題を解くのに必死で、
それに先生に質問することはよくあることなので誰も気に留めなかった。
涼奈はおそるおそるこっちへ来て「どこが分らない?」と問うと
俺はノートのすみっこを指差した。
今から、俺は保健室にいく。お前もついて来い
そこにはそう書いておいた。口で伝えると回りにばれるかも知れないからな。
「ば…」
俺は涼奈が声を発するのを制し、さらに指を横にずらした。
ここで全裸か保健室。
俺はそれを涼奈に確認させると立ち上がり、
「気分が悪いので保健室に行ってきます」と、涼奈に告げ教室を後にした。
するとすぐに涼奈が追いかけてきた。
「どういうつもり!」
「へぇ〜よく教室から出てこれたな。なんて、言ったんだ」
「心配だから、先生もついていきます。自習にしていなさいって言ったのよ」
―保健室―
「失礼します」
「あら〜どうしたの?って、涼奈!あなた何で居るの?授業でしょ?」
「えっ…と」
「佐倉先生が気分が悪いって言っていたので、俺が代表して保健室まで連れてきました」
涼奈は俺のほうを目を見開けながら見ていた。その表情からはなんでそんな嘘をつくの?と感じ取れた。
「涼奈、大丈夫?横になる?」
涼奈を心配そうに見ている白衣に身を包んだこの女性 中川雪実(なかがわ ゆきみ)
涼奈とは大学時代の同級生でこの学校へ来てからも涼奈・雪実と呼ぶ仲であった。
涼奈とこの学校にいるもう一人の同級生がミスコンの1位、2位だったが雪実が出ていたら
涼奈の1位は危なかったと噂されるほどの美貌の持ち主である。
お世辞にも胸はあまり大きくないが、体のバランスが非常に良く、新体操部だったらしく開脚などはお手の物らしい。
「ねえ、中川先生。佐倉先生、さっきから胸が痛いって言っているんだけど見てあげてよ」(俺の事は見えなくなるけどさ)
「涼奈、胸が痛いんだって?ほら、見せて」
「いや…」
「ほらほら、何恥ずかしがってるの。女同士何も隠す事ないじゃん」
「でも、そこに菊本君が…」
「菊本?誰?何処にいるのよ。涼奈重症みたい。もう、脱がせちゃえ」
必死に抵抗したが、涼奈は抵抗むなしく上半身は裸になった。
俺は雪実には見えない暗示をかけたが、涼奈にはかけていないので涼奈の目にははっきりと俺の姿が映っている。
まあ、羞恥プレイって言った所か。
俺は雪実の後ろに立ち雪実の耳元でボソッっと呟いた。
(胸を揉んで確かめないとね)
姿は見えないが、声は認識できるので俺の命令にも素直に従う。あたかも、それが当然であるかのように…
「涼奈、ちょっと胸の感触を確かめるわね」
雪実は両手で涼奈の胸を揉み回す。涼奈の胸の形が雪見の力加減によって色々形を変えていく。
「あっ…ちょっと…雪見…やめて」
「う〜ん。柔らかくて、どこも悪くないと思うけど、ちょっと力入れるね」
先ほどと違い、力強く揉んでいく。指と指の間からむにゅっとはみ出し涼奈は早くも感じ始めた。
「あぅ…ゆ…き…みぃぃぃぃ…あぁ …あっ」
(乳首も回したり、抓ったり舐めたりして、確かめなくちゃ)
「はぁはぁ、涼奈…ち…乳首触るからぁ あっね」
「いやぁぁ…うん…やめ…やめて…うっ…い…いい…いいのぉぉ…」
涼奈はもう快楽の波に流されたみたいだ。俺が居る事をすっかり忘れて喘いでいる。
当然のごとく、俺も二人の痴態を見ているだけでは面白くも無い。
雪見の後ろへ回って服越しに雪見のおっぱいを先ほどから触っている。少し感じているのだろうか。呼吸が荒くなっている。
「はぁ…感度も…わるくぅ無いみたいだし」
(違うよ。胸で感じるのは病気の始まりだ。ほら、涼奈のショーツを脱がして確認しなきゃ)
「りょ…涼奈。かんじてぃるぅうの。はぁはぁ…涼奈、病気にかかっているわ」
すでに俺の愛撫で腰をくねくね捻らせながらも、雪見は涼奈のスカートの中に手を入れた。
「やだ…あっ…そこさわらないで」
涼奈の願いも空しく雪見は涼奈のショーツを剥ぎ取りスカートを脱がせた。
すでにあそこは蜜が溢れ出ていて、ピクピクと動いている。
(ほら、早く舐めてあげなくちゃ。病気になっちゃうよ。ついでに自分も服を脱いでさ)
息も絶えながら、自分の白衣を脱いでいく。うっ、ガーターベルト…なんていやらしいんだ。
下着姿で涼奈のあそこへ顔を近づける雪見。ぴちゃぴちゃと舐め始めた。
「あぅぅぅ…ん…い…いい…いい…あぁっぁぁぁぁ」
乱れた髪を振り乱しながら快楽に身を任せる涼奈。
雪見も涼奈のあそこに顔をうずめているがお尻はこちらに無防備で晒しているので、俺は悪戯をする。
「涼奈、かんじてぃるの?あっ…なんで…私も…ぅん…感じているの?」
涼奈はもう雪見の声も聞こえていないみたいで、
「いくぅぅ…いく…いっちゃうよぉぉぉぉ」もう、絶頂が近いみたいだ。
このままいかしてもいいのだが、それでは面白くない。
(雪見、もうやめろ。涼奈は病気だ。あんなに感じているという事は淫乱病だな。
あの病気は男のモノを挿入して精液を出さないとと治らない厄介な病気だ。早くしないと死にいたるぞ。
そういえば、雪見も感じたんじゃないか?あれは感染病だから、うつったかも知れんぞ。ほら、もう俺の姿が見えるぞ。)
「あれ…先生たち、股間に顔を埋めて何やっているんですか?」
俺は今までいなかったような振りをした。
「はぁ…はぁ、ぅん…ちょうど良かった。先生たち病気にかかったみたいなんだ。それで…」
雪見は俺のほうへ向かってくると一気にズボンとパンツを脱がせた。
「で…なぁ、私のここにそれを入れてくれないか?」
「な・・・なんで俺が…」
「お願い!入れてくれないと、私達死ぬんだよ。ねぇ、人助けとおもってさぁ…」
「佐倉先生も、同じ意見なんですか?」
息も絶え絶えで俺の話を聞いてもいない。絶頂まであと少しまでいったから体は疼いて疼いて仕方ないだろうな。
「う〜ん、でも、先生たちの願いだけ聞くのも嫌だし…俺の願いも聞いてくれる?」
「うんうん、何でも聞くから、早く入れて。私、死にたくない」
「本当に?」
「聞く聞く。だから」
「じゃあ、入れますよ」
くぅ…結構きつい。でも、中に入ったら…温かい。
「じゃあ、動きますよ」
うっ…なんだこれは…中でうねうねと動いてあっ…ちょ…この締め上げ…これって名器だ。
「ぅ〜ん…あ…中で……もっと…激しく…う…ぁ…いい…ぃいいい」
数回ピストン運動を繰り返しただけで、俺は限界を迎えた。
「もう、限界。抜きますよ」
雪見は顔を横に振って、
「もういっちゃぁぁう…の…抜いちゃ…だぁぁめ。中に…なかにぃぃぃ…だして」
中に出して―女にこんな事言われるとは…あぁ、出してやる。出してやるよ。
うっ…
「はぁぁっぁぁ、熱い…熱いのぉぉぉ…わあしも…いっちゃうぅぅぅ」
二人同時にいった。
数分そのまま繋がっていたが、俺は膣から抜くと二人の混ざり合った愛液が垂れていた。
「うん…助かった…ありがとう」
ありがとうか…いや、何も良いことなんてしていないんだけどね。
俺は涼奈のほうを見た。俺らの痴態を見ていて興奮したのか自分で股を弄っている。
俺は涼奈の事は気にせずに雪見にこう言った。
「んじゃあ、俺の願いはね。中川先生としたいときはいつでもさせて。ね」
「あ…あれは…その…」
「約束は約束だよ。いつでもさせてもらうから、拒んじゃ駄目だよ」
そう言うと、涼奈の方へ行った。
「涼奈…」
「わ…私は貴方みたいな奴とはしないわよ」
「あぁ…分っているよ。じゃあ、教室に戻ろうか」
「えっ…」
ははは…自分のプライドを傷つけたくないからってそんな言い方はないな。
俺がいつでも涼奈にすると思ったか。お前の目論見どおりにならなくて残念だな。
結局、涼奈は親友の雪見に胸を触られ、膣を舐められ 絶頂までもう少しの所まできたがいけなかった。
さらに、俺と雪見の痴態を見て、股を弄り次は自分の番かと期待したが、余計なプライドのせいでできなかった、と。
今日は大変な一日だったな、涼奈。 これからよろしくな、雪見。
…続く