クラスメートの純真無垢なお嬢様が風邪をひく。  
ソレを知った、お嬢様に憧れていた男子生徒たち数人が、”お嬢様にチムポ舐めさせ隊”を結成する。  
綿密な煩悩会議の結果、1つの作戦の実行が決定する。  
その作戦とは、題して「東洋医学的キノコ治療大作戦 -自然の恵みよありがとう-」。  
かくしてチムポ舐めさせ隊は、作戦の準備にとりかかる。  
今は使われていない旧校舎の、薄暗い教室(部室でも可)を選定。  
お嬢様誘導係を1名厳選し(じゃんけん)、それ以外の隊員は壁に自分のチムポが入るぐらいの穴を開けはじめる。  
穴が開いたら部屋の外に移動。  
その穴にチムポを入れて勃起させ、お嬢様の到着を待ち構える。  
 
誘導係が風邪気味お嬢様をチムポ部屋に案内してくる。  
壁からは見たこともないキノコが数本、中途半端な高さにほぼ横一列並んで生えている。  
黒っぽくて大きいモノや、なまっちろいモノ。 フクロタケが大型化したような形状のモノなどいろいろある。  
あきらかに不自然だ。  
しかしお嬢様は疑うコトを知らない。  
 
誘導係はソレを”風邪によく効くキノコ”と説明。  
「このキノコを舐めたりしごいたりしてると、先っぽから白い液体が出てきます。 これが風邪によく効くんですよ」  
などと言葉巧みに、壁チムポを口で愛撫するように促す。  
なにも知らないお嬢様は  
「まぁ、ワタクシのためにわざわざ? ありがとうございます。 お優しい方なのですね」  
とニッコリ笑って壁に向かって跪き、チムポにそっと両手を添える。  
 
・・・と、触られたチムポがビクンと反応。  
「!? 今、一瞬キノコが動きましたわ。 それに・・・なんだかとても熱くてドキドキと脈打ってますわ」  
まじまじとキノコをながめ、撫でたりさすったり指先ではじいたりするお嬢様。  
そのたびにキノコはビクビクと反応。  
他のキノコにも手を伸ばし、1本1本感触を確かめる。  
いきなり触られた驚きとぎこちない手の動きに、やっぱりピクピクと反応してしまう壁チムポ。  
誘導係は興奮して出た汗だか冷や汗だかわからない汗をダクダク流しながら  
「キっ、キノコのクセにまるで動物のよーに動くその生命力!! ソレが風邪に効くんですよおぉ!!」  
と、裏返った声で顔を引き攣らせながら懸命に説明する。  
純真なお嬢様はその言葉をいとも簡単に信じこみ  
「なるほど、確かにおっしゃるとおりですわ。 こんなにすばらしいキノコのコトを教えてくださるなんて、本当に感謝の言葉も見つかりませんわ」  
と尊敬のまなざしを誘導係に向ける。  
「それにこのキノコ、なんだかとてもおもしろいですわ。 コレなど(包茎チムポをさすりながら)とても可愛らしいカタチをしていますわね」  
と、とてもご満悦の様子。  
 
口から出まかせの苦しい説明が通じた安堵感と、自分に向けられた百万ドルの眼差しにすっかり舞い上がってしまった誘導係は  
「えっ!? いやぁ、が、顔射のときの言葉だなんてそんな・・・それに今からイヤとゆーほど・・・」とワケのわからないコトを口走る。  
「(゚Д゚)ハァ?」←(ホントはこんなバカにした表情ではありませんw)  
と聞き返すお嬢様の声で現実に引き戻された誘導係。  
「いっ、いえ、なんでもありません!! そ、それより、さあ、早くキノコをフェ・・・いや、こう吸ったり舐めたりこすったりしてみてください!!」  
と、しどろもどろに場を取り繕う。  
「そうさせていただきますわ」  
とにっこり笑って、お嬢様は目の前のキノコに可憐な唇を近づけてゆく。  
 
チムポの先端に軽くキスをすると、尿道口を舌先で数回くすぐり、そのまま亀頭の裏側の割れ目に舌を這わせ、優しくゆっくりと、まるでソフトクリームを舐めるかのように上下させ始めた。  
次に、裏スジに沿ってゆるゆると舌を蛇行させながら竿の根元まで舐め下ろしたかと思うと、竿にむちゅっと唇を押し当て、ツツ〜っと亀頭の裏側まで滑らせながら戻ってくる。  
ソレを数回繰り返すと、今度はカリ首に沿って舌を這わせ始める。  
くるりくるりと器用に舌を這わせるお嬢様。  
男性経験など皆無のはずなのに、ミョーに手馴れている。  
 
・・・と尿道口から先走りが滲み出てくる。  
「あら? なにか透明な液体が滲んできてますわ」  
そう言うとお嬢様はなんの躊躇もなく、その液体を舌先ですくい取る。  
「・・・ちょっとしょっぱくって・・・不思議な味ですわ」  
困ったような笑顔を向けられ、罪の意識と激しい興奮が頭の中で入り混じり、目眩さえ覚える誘導員。  
「でも・・・イヤな味ではないですわ。 慣れれば好きになれそうです」  
そう言うとお嬢様はにっこり笑って、さらに念入りにチムポを愛撫し始める。  
 
亀頭をすっぽり口に含み、ちゅぽちゅぽと音を立てながら頭を前後に振っている。  
頬がへこんでいるトコロをみると、けっこう激しく吸っているようだ。  
たまにぐぐっと深く咥え込み、頭を左右に小刻みに振ったりもしている。  
ソレと同時に竿を握っている手が、早く遅く、大きく小さく、臨機応変にストロークを描いている。  
 
あまりに手馴れた感じの優雅にして卑猥な動作に、お嬢様から目が離せなくなってしまった誘導係。  
その視線にふと気がつくお嬢様。  
「あら・・・今のワタクシの格好、ちょっとはしたなかったですわね」  
と、濡れそぼった可憐な唇とチムポの間に唾液と先走りの混ざった液体の糸を引きながら、上気した顔にはにかんだ笑顔を浮かべ、誘導員に向ける。  
お嬢様のあられもない姿をイヤというほど見せ付けられ、チムポは過去最高記録を遥かに上回るほど勃起しているとゆーのに、ナニもできない、ナニもしてもらえない誘導員は、泣いてるんだか笑ってるんだかわからない笑顔で応えるしかなかった。  
 
お嬢様は”薬”を搾り出すため、懸命にキノコを愛撫し続けている。  
お嬢様の小さな舌が初めてキノコに触れたときから4分ほど経過しただろうか。  
キノコは最初に見たときとくらべ一回りほど大きく、そして硬くなっていた。  
 
先端にある縦長の小さな穴を舐め上げながら激しく竿をしごいていたときだった。  
キノコが大きく脈動したかと思うと、先端の穴から白濁した粘着質の熱い液体が噴出した。  
粘液はキノコの先端につながったまま一瞬宙に舞い上がり、ウネウネとうねる1本の白い半透明のスジとなったかと思うと、舌、鼻骨、左目、左前髪と横断し、お嬢様の顔面にべちゃっと重々しくのしかかった。  
白濁液の先端は、お嬢様の前髪の生え際より少し後頭部に寄ったあたりまで届いている。  
次の瞬間、お嬢様は懸命にキノコを口に含んでいた。  
キノコはお嬢様の口の中に、容赦なく次々と白濁液を噴出させる。  
「んんっ!! んっんっんっんっんっ・・・」  
苦しそうにくぐもった声を漏らしながら、勢いよく喉の奥に撒き散らされるは白濁液を一滴たりとも床に落とすまいと、お嬢様は懸命に白濁液を受け止めていた。  
10数回の激しい脈動の後、キノコは動かなくなった。  
お嬢様はゆっくりとキノコから唇を離す。  
キノコの先端部が唇から離れたとき、白濁液が一滴お嬢様の唇からこぼれ、品の良い細い下顎に一筋の白いラインを描く。  
お嬢様はソレを右手の人差し指の甲ですくい上げ口元まで持っていくと、そのまま少し顎をしゃくり上げるような動作をし、コクッっと小さな音を立てて口の中の白濁液を一気に飲み込んでしまった。  
 
ふぅっと大きく息を漏らすお嬢様。  
上気した頬には数本の乱れた髪がまとわり付き、右目にはうっすらと涙が浮かんでいる。  
放心気味の綺麗な顔には、白濁液が左上がりに一筋へばりついている。  
お嬢様は右手の人差し指に付いている白濁液を愛らしい唇で拭うと、気を取り直して顔を上げた。  
目の前にはさっきとくらべると心持ち小さくなったキノコが、お嬢様の唾液と自らが噴出した白濁液でドロドロになった状態で、ぴくっぴくっと小刻みに痙攣しながら佇んでいた。  
お嬢様は壁に右の手の平を当て、人差し指と中指の間からキノコが出るように挟んで支えると、先端から球状に滲み出ている白濁液を舌先で舐め取った。  
ビクッと大きく跳ね上がるキノコ。  
お嬢様はもう慣れたといった様子でドロドロのキノコを一気に竿の中間部あたりまで頬張ると、咀嚼をするかのような動きをしながらゆっくりと頭を後退させ、キノコを少しずつ口から抜き始めた。  
どうやら吸い付きながら唇の内側で白濁液をこそげ取っているらしい。  
時おり「ぢゅっ・・・ぢゅっ・・ずずっ」と音がする。  
これだけ激しく吸えば、竿の中に残っている白濁液も根こそぎ吸い出されるだろう。  
お嬢様の唇から抜き出されたキノコの竿には、白濁液はまったく付着していない。  
お嬢様の唾液でうっすらと濡れ光っているだけだった。  
 
心ゆくまでキノコの掃除をし一段落ついたお嬢様は、ようやく自分の顔に付着している白濁液の存在を思い出した。  
左瞼に付着した白濁液を左手の人差し指で拭いながら、凄まじい刺激の連続で呆然となっている誘導係に顔を向ける。  
「あの、顔に付いてしまったお薬はどうしましょう? 拭き取ってしまっても良いものでしょうか?」  
キノコ部屋の空間を、一瞬静寂が支配した。  
 
誘導係の中でなにかが弾けた。  
というより緊張の絶頂をとおり越したのだろう。  
すーっと冷静になっていく誘導係の頭は1つの名案を思いついた。  
「どうせナニもしてもらえないんなら、せいぜいオカズを集めるコトにしよう」  
ふと視線を感じて下を向くと、お嬢様がきょとんとした表情で熱心に誘導係を見上げていた。  
「あ、ああ、薬はですねぇ・・・そのままにしておいてください。 とにかくなんにでも効く薬ですからね、飲むばかりじゃなくて塗り薬としても使えるんですよ。 ホントは風邪だって塗って治せるんですけど、飲んだほうが効きが早いんで・・・」  
お嬢様はこの言葉も簡単に信じた。  
「まぁ、万能薬ですのね!? 素敵ですわ!!」  
「でしょう? さぁさぁ、キノコはまだまだありますからね。 どんどん薬を搾り出してください」  
「はい! そうさせていただきますわ!! ○○さん、このお礼はいつか必ずさせていただきますから・・・」  
「いやいや、そんなお気遣いのないように。 オレ・・・ボクはあなたが早く元気になってくれればソレでいいんです」  
気持ちに余裕が出てきたせいか、誘導係は芝居じみたセリフを吐いてみた。  
「まぁ、○○さんったらお優しいんですのね」  
自分だけに向けられたお嬢様の満面の笑み。  
しかもザーメン付だ。  
誘導係の胸と股間は激しく高鳴った。  
 
お嬢様は立膝のまま隣のキノコの前まで移動しようと壁のほうに向き直った。  
「あらぁ? 先程まではあんなに大きくて硬かったキノコが萎んでしまってしますわ。 私が薬を搾り出してしまったせいでしょうか?」  
心配そうに誘導係に聞いてくる。  
「ああ、ソイツは放っておけば元に戻りますから心配ないですよ。 早ければまたすぐに元に戻るんじゃないかなぁ」  
「まぁ、そうなんですの? 本当に生命力の強いキノコなんですのね」  
そう言うとお嬢様は、萎れているキノコを優しく撫でた。  
キノコがピクンと反応した。  
 
お嬢様は新しいキノコと向かい合うと根元に優しく両手を沿え、愛らしい唇と舌で愛撫し始めた。  
あいかわらず優雅で上品にして大胆なテクニックだ。  
そして数分後、そのキノコも大きく脈動し白濁液を放出した。  
お嬢様はキノコの頭をすっぽりと咥え込み、目を瞑って口内で白濁液を受け止めている。  
「うぶっ!!」  
突然、お嬢様が低く呻いた。  
頭が小刻みにガクガクと震えている。  
眉間にしわを寄せ、半開きになった目があきらかに苦痛の表情をうったえている。  
キノコから口を離すべきかどうか葛藤しているようだ。  
キノコの放出した白濁液は思いのほか量が多かったのだ。  
お嬢様の白い喉がぜん動する。  
口腔内の白濁液を飲み込んでしまおうとしているのだろう。  
しかし濃厚な白濁液はお嬢様の喉の粘膜に絡みつき、なかなか胃の中へ滑り落ちていかない。  
ついにお嬢様の口の脇から白濁液がボタボタと溢れ出した。  
お嬢様は自分の顎の下に両手を添え、滴り落ちる白濁液を受け止めている。  
そうしながらもお嬢様は、懸命に白濁液を飲み込む動作を続けていた。  
わずかずつではあるが、お嬢様の口の中の白濁液は確実に減ってきているらしかった。  
表情が和らぎ、口の脇から溢れ出ていた白濁液も、お嬢様の顎に糸状の白い跡を残すだけでもはや滴り落ちてこない。  
 
キノコの脈動がだんだんと小さくなり、間隔も長くなってきた。  
ほとんど止まった状態になるとお嬢様はゆっくりとキノコから口を離し、顎をしゃくり上げながら口の中の白濁液を2度に分けて飲み干した。  
そして手の平に溜まっている白濁液を右手の中指に取り、まるで風呂上りに乳液をつけるかのような動作で額や頬など数箇所に点々とつけると、両手の指先をそろえ、顔につけた白濁液をこすり伸ばし始めた。  
「ふふっ。 なんだかお風呂上がりを見られているみたいで恥ずかしいですわ」  
照れ笑いをしながら誘導係に視線を向けるお嬢様。  
「あははは。 この薬は肌にもいいですから、たっぷり塗っておくといいかもしれませんよ」  
誘導係は、もはや完全なウソツキ太郎と化していた。  
 
降り積もった埃で磨りガラス状になった窓から赤い西日が差し込んでくる。  
その光はスポットライトのように、寂れた教室の中に跪くお嬢様を照らし出していた。  
 
ステンドグラスから差し込む光の中で一心に祈りをささげる修道女・・・。  
 
そう錯覚してしまいそうなほどの清楚な空気を身に纏うお嬢様。  
しかし、スポットライトで赤く染まった柔らかそうなその頬は、嫌らしい白濁液でヌメヌメと妖しく光り、蠢いていた。  
お嬢様は新しいキノコの根元に両手を添え、半分ほどを口に含むと頭をゆっくりと前後に動かしながら刺激を与えていた。  
時折、わずかに顔を横に傾け、キノコの先端部を頬の内側に擦りつけたりしているようだ。  
お嬢様はふと何かに気づいたように薄目を開け、瞳だけを右に向けた。  
お嬢様の視点の先には2本のキノコがピクンピクンと揺れていた。  
奥に見えるキノコは今までのキノコと同じ形のモノだが、手前のキノコはお嬢様が「愛らしい」と言ったあのキノコだ。  
お嬢様は咥えているキノコからゆっくりと口を離した。  
キノコの先端からお嬢様の唇にキラキラと光る細い光のスジがゆるやかに伸びる。  
お嬢様は「愛らしい」キノコに視線を向けた。  
キノコはあいかわらずピクピクと動いている。  
お嬢様はクスッと笑いながら、立膝のまま「愛らしい」キノコの前に移動すると、自分の右手の人差し指と親指を舐め始めた。  
指が唾液で充分に潤うと、お嬢様は「愛らしい」キノコの右側に生えているキノコにその手を伸ばした。  
と同時に目の前の「愛らしい」キノコの腹側に左手の指先を添えると、巾着袋の結び目のようになっている先端部に唇を寄せていった。  
「う・・・」  
お嬢様は小さな声で低く呻くと頭をわずかに後ろに引き、誘導係に困惑した視線を向けた。  
「あの、このキノコ・・・ニオイがとてもキツイのですが・・・」  
おそらく皮に包まった亀頭の裏に、びっしりと恥垢がこびり付いているのだろう。  
誘導係がニヤリと笑った。  
 
「おお! それはいいキノコに当たりましたね!! それは溜まりすぎた薬が漏れ出して皮の内側で発酵したモノです。 つまり薬がすごく濃くなったモノですよ」  
誘導係はさらにこう続けた。  
「その皮は剥けますから、ゆっくり剥いてみてください。 そうしたら中に恥・・いや薬が固まってますから残さず舐め取ってください。 ニオイはキツイですが、その分よく効きますから」  
またしてもお嬢様は信じているようだった。  
しかしあまりの臭気に躊躇していた。  
目の前の「愛らしい」キノコをじっと見つめる。  
そのとき右手に握られているキノコがビクンと大きく跳ねた。  
はっと我に返るお嬢様。  
お嬢様の視界の左隅で、先程まで咥えていたキノコまでもがヌメヌメと光りながらビクンビクンと跳ねている。  
焦燥感に囚われたお嬢様は意を決した。  
「愛らしい」キノコを左手に握り、ゆっくりと根元のほうへ動かしてみる。  
ヌルッとした感触があり巾着袋の結び目がわずかに開いた。  
凄まじい臭気とともに、ピンク色の先端部が顔を覗かせる。  
お嬢様は咽そうになりながら、なおも左手を動かした。  
「愛らしい」キノコがお嬢様の手の中でビクビクッと跳ね上がる。  
皮は思いのほか簡単にズルズルと剥けていった。  
つっぱって動かなくなるまで皮を剥くと、少々小ぶりではあるが見慣れた形のキノコが姿を現した。  
色はキレイなピンクだ。  
しかしその外見とは裏腹に、ニオイは他のどのキノコよりも強かった。  
 
三角形に膨らんだ先端部分と竿の間にある段差の部分一面に、発酵した薬と思しきモノがくっついていた。  
「これ・・・でしょうか?」  
お嬢様は独り言のようにつぶやくと濃縮された薬を人差し指の先にすくい取り、親指の腹でこすり始めた。  
「少々粘り気のあるカッテージチーズのようですわ。 色とニオイはだいぶ違っていますけど・・・」  
どうしてもニオイに抵抗があるようではあったが、お嬢様は興味津々だった。  
 
「黄色っぽいのはそれだけ濃縮されてるってことですから、安心して舐めていいですよ」  
誘導係が促す。  
左横に立つ誘導係をじっと見上げるお嬢様。  
ニコニコと笑顔で返す誘導係。  
お嬢様はうつむき加減に顔を正面に向けると、愛くるしい唇をわずかに開け小さな舌先を覗かせる。  
そして、発酵した薬をすり伸ばした指を舌先に近づけ、恐る恐る舐めてみた。  
「・・・・・」  
赤い西日の差し込む朽ちた教室の中に、わずかな沈黙が流れる。  
 
「どんな感じです?」  
誘導係の声が沈黙を破った。  
「・・・口に入れてしまうと、思ったよりニオイは感じませんわね・・・」  
一瞬の間を置き、お嬢様の声がフェードインしてくる。  
「そうですか、それはよかった。 他には?」  
誘導係がさらに尋ねる。  
「味はちょうどいい加減の塩味で・・そう、ちょうどこのキノコと同じくらいの塩味ですわね」  
お嬢様はキノコの生えている壁に右手を掲げ、さし示す。  
わりと冷静に味わっていたようだ。  
「このキノコは少々生臭いのですが、このお薬はもっと生臭い感じがしましたわ」  
思っていたよりもひどくない味に安心したのか、お嬢様はイキイキと薬の味について語り始めた。  
「あの、正直に申し上げますと、私、最初は『なんて飲みにくいお薬なんでしょう』と思いましたの。 でも二つめのキノコのお薬を飲んだあたりから、なんだか体の中が熱くなってしまって・・・」  
「熱くなってしまって?」  
誘導係が合いの手を入れる。  
「はい・・上手く言えないのですが・・・なにかこう、うっとりとした気分に・・・」  
頬を赤らめながら少し興奮した口調でお嬢様は続けた。  
「お薬が出てくるとき、私、上手くお口で受け止められなくていつも息が詰まってしまいますのに、舌の上に熱くてどろっとしたお薬が勢いよくぶつかってくると・・・なんだか背筋がゾクゾクっとしてしまって・・・なにも考えられなくなってしまうのです・・・」  
誘導係はゴクリと唾を飲み込み、こう問いかけた。  
 
「具体的に・・・どんな感じになります?」  
誘導係の口から発せられた言葉にお嬢様はギュッと肩をすくめると、ペタンとその場に座り込みうつむいてしまった。  
両膝に乗せられた両手は親指を固く握り込みこぶしを結んでいる。  
「あ・・い、いやほら、体質的に合わない薬だったらいけないんで・・・その・・・」  
誘導係は激しく焦りながらも、自分の言葉にフォローを入れる。  
「・・・・・」  
お嬢様が蚊の泣くような声でなにかを告げた。  
「・・・え?」  
誘導係が聞き返す。  
「・・・はしたない・・・気分に・・・」  
消え入るような声でお嬢様はそう答えた。  
朽ちた教室内に漂う湿った空気に、再び沈黙が訪れた。  
 
どれくらいの間、沈黙が続いていたのだろう。  
「私、少しおかしいのでしょうか・・・」  
お嬢様はうつむいたまま、誘導係に問いかけた。  
細い肩がわずかに震えている。  
「い、いえぇ、そんなことないですよ!! なにぶんにもめちゃくちゃ生命力の高いキノコですからね、飲むとカ〜〜〜ッとくるんですよ。 カ〜〜〜ッと!!」  
誘導係は必要以上に声を張り上げ、陽気に答える。  
「オレ・・僕たちもこの薬飲むと心臓ドキドキしちゃって、なんかこうムラムラしちゃうんですよ。 あはははは!!」  
お嬢様のこぶしが少し緩んだように見えた。  
「ムラ・・ムラ・・?」  
お嬢様は少しだけ顔を上げ、尋ねた。  
表情は見えないが、白濁液を塗りたくった頬は真っ赤だ。  
「あ・・ムラムラなんて言っちゃって・・・」  
誘導係は頭を掻いた。  
「つまりそのぉ・・はしたない気分と同じ気分です・・・」  
お嬢様の肩の震えが止まったように見えた。  
「だからフツーの反応なんですよ。 気にすることないですよ。 薬が効いてきてる証拠ですって。 あとは家に帰ったら熱いフロに入って、メシ食って、ぐっすり眠れば明日の朝にはすっきりですよ!!」  
誘導係は大げさなジェスチャーも交えて、懸命にお嬢様の機嫌を直そうとする。  
 
「・・・よかった・・・」  
そう言って顔をあげたお嬢様の潤んだ瞳は、夕日のスポットライトが反射してキラキラと光っていた。  
「当たり前の反応なのですね? お薬を飲んでこんな気分になるなんて生まれて初めてのことでしたので、どうしたら良いものか戸惑ってしまいましたわ」  
お嬢様はすっかり安心したようだった。  
「そうですよ。 ほらあとまだ3本もありますからね、どんどんいっちゃってください」  
ニッコリと笑いかける誘導係。  
「はい」  
ニッコリと笑顔で応えるお嬢様。  
お嬢様は床に沈んでいた腰を上げると立膝になり、キノコが生えている壁に向き直った。  
お嬢様が壁に近づこうと膝を前に踏み出したそのとき、誘導係の目に妙なものが写った。  
お嬢様が座り込んでいた場所に、少し歪んだ楕円形の黒いシミができているのだ。  
お嬢様に感づかれないよう、静かに目を凝らす誘導係。  
黒く見えるのは床の木材が水気を吸って変色しているからだった。  
そしてこの形・・・。  
初めて見たシミではあったが、誘導係にはそのシミの正体がなんとなくわかった。  
「お嬢様は確かに『はしたない気分になった』と言った。 そしてこのシミ・・・」  
思考をめぐらす誘導係。  
二歩半ほどの距離にいるお嬢様に聞こえるのではないかというほど、心臓が激しく高鳴っている。  
「お嬢様はチムポしゃぶって口の中にザーメンぶちまけられて・・・それが原因で窒息しそうになりながらも、興奮してマムコを濡らしている・・・」  
誘導係の頭の中に1つの答えが導き出された。  
誘導係はその瞬間、急激な血圧の上昇で気を失いそうになった。  
 
「お嬢様はキノコの正体を知らない。 もちろんチムポだって知らない(はず)。 でも本物のチムポやザーメンのニオイや味や質感を体感することにより、本能的に”雄”のニオイを感じ取って興奮しているんだ」  
「しかも自分が苦しい目に合うことにより、さらに気分が高揚している。 つまり今のお嬢様はマゾヒスティックに興奮している」  
「お嬢様がマゾ・・・。 こんなにキレイで優しくて勉強だってできる、学年男子全員の憧れの的の女の子がマゾ・・・」  
誘導係の頭の中に、瞬時にさまざまな思考が渦巻いた。  
「今なら・・・物理的にも精神的にも無防備になっている(と思われる)今なら、上手くいけば身体に触ることぐらいはできるかも・・・」  
誘導係のガマンはほぼ限界に達していた。  
理性はとうの昔に飛んでいた。  
しかし実際に行動を起こした場合にどうなるかわからない”先の見えない恐怖”に囚われ、箍を外せないでいた。  
誘導係はわずかに前のめりになり、ときおり膝を震わせながら、魂が抜けたように立ち尽くしていた。  
 
誘導係が、いろんな意味でこめかみから血を噴き出しそうになっている頃、お嬢様は3本のキノコと向き合っていた。  
お嬢様は愛らしいキノコをじっと見つめると、その根元を左手の人差し指と中指で挟むように支えた。  
愛らしいキノコがピクンと跳ねる。  
次に、頭の部分に右手の親指・人差し指・中指を添え、そのまま少しだけ奥に倒し、黄色く固まっている濃縮した薬が自分からよく見えるように傾けた。  
お嬢様はそっと目を瞑り愛らしいキノコの頭と竿の境目に唇を寄せる。  
お嬢様は舌を出すと、その先端部を境目に押し付け、濃縮した薬に沿わせるように舐めあげた。  
愛らしいキノコが小刻みに脈動する。  
しかし濃縮した薬は境目にべったりとこびりついているようで、ほとんど剥ぎ取ることができない。  
お嬢様は右手を離すと左手でしっかりと根元を握りなおす。  
そしておもむろに愛らしいキノコの頭の部分を口に含んだ。  
 
お嬢様の頬がゴロゴロと動く。  
小さな子供が大きな飴玉をほおばり、口の中で転がしている・・・ちょうどそんな動きだ。  
お嬢様はその小さな口の中で、舌を忙しなく動かしていた。  
ときおり左右に細い首をかしげ、舌の裏側に溜まってくる唾液を境目の細部にまで舌で塗り伸ばしている。  
お嬢様は自分の唾液で、固まっている薬をふやかして舐め取ろうとしているのだ。  
小さいはずのお嬢様の呼吸音が湿った空間に響いている。  
お嬢様は真剣だった。  
舌の動きにつられ、閉じられた瞼の下で目玉がクルクルと動いている。  
目玉の動きが止まった。  
どうやらある一点を懸命に舐めているようだ。  
お嬢様はゆっくりと目を開けると、頬をへこませたままゆっくりと頭を後ろに下げる。  
「ちゅぽっ」と音がして、お嬢様の唇から「かつては愛らしかった」キノコが引き抜かれた。  
キノコがブルンと揺れる。  
濃縮した薬はすっかり剥ぎ取られ、キノコはキレイなピンク色の裸体をさらけ出していた。  
お嬢様は上体を上下左右に動かし、キノコをじっくりと観察する。  
「よしっ」  
小声で弾むようにうなずくと、お嬢様は誘導係に視線を向けた。  
「ほらっ、すっかり無くなってしまいましたわ」  
唾液でヌラヌラと光るキノコを無邪気にプルプルと振っている。  
本当に嬉しそうな笑顔だ。  
 
その笑顔を見た瞬間、誘導係の下腹のあたりで蠢いていた”なにか”が、”先の見えない恐怖”を飲み込んでしまった。  
視界が急激に明るくなった。  
お嬢様の笑顔が今まで以上にはっきりと見える。  
誘導係はその笑顔に向かって、半ば無意識に脚を一歩踏み出した。  
「うわ! キレイに取りましたねー。 オレらはこんなにキレイに取れませんよ。 器用なんですねー」  
自分が発しているはずの声が他人の声のように頭の中で反響する。  
誘導係は夢遊病者のようにゆっくりとお嬢様に歩み寄っていった。  
「うふふっ。 そうでしょうか?」  
お嬢様は小首をかしげながら右肩をひょいとすくめ、少し困ったような顔をして笑った。  
「それではこれから、液体のお薬のほうもいただきますね」  
お嬢様はキノコに向き直ると上体を左に傾ける。  
そして「愛らしかった」キノコの左に生えている、生乾きになっているキノコに唇を寄せた。  
 
キノコの先端部に透明な液体が玉になって乗っている。  
お嬢様は生乾きのキノコを左手で少し持ち上げると、その愛らしい唇でキノコの先端に吸い付いた。  
キノコがビクッと大きく脈動する。  
お嬢様はそんなことなどおかまいなしといった感じで、キノコの先端を吸い続けている。  
根元と先端をそれぞれ壁板と唇で固定されたキノコが激しく、そして奇妙にのたうっている。  
どうやらお嬢様は、吸い付きながら先端の割れ目を舌先でくすぐっているようだった。  
 
吸い付いていたお嬢様の唇がわずかに開いた。  
のたうっていたキノコはガクッと脱力し、おとなしくなった。  
もとのように小刻みにピクッピクッと脈動するだけになったキノコであったが、大きさや反り返りの角度、そして硬さは先刻よりもあきらかに増していた。  
お嬢様はそんなキノコを可愛い小動物でも見るかのような眼差しで見つめると、ふたたび先端部に軽く吸い付いた。  
そしてそのままキノコの頭部の曲面に沿って唇を滑らせていき、やがてすっぽりと頭部を咥え込んでしまった。  
お嬢様は頭を前後左右にゆっくりと動かし、キノコを満遍なく唾液で潤している。  
「ちゅぶっ・・かぽ・・ぢゅ・・ぢゅる・・ぐぷっ・・・」  
お嬢様が顔を傾けるたびに、その口元から卑猥な音が漏れ出してくる。  
お嬢様の唾液の分泌量はかなり多いらしく、彼女の口に一度でも入ったキノコの部位はヌメヌメと妖しく光っていた。  
数十秒の後、お嬢様はキノコから口を離した。  
お嬢様はキノコが充分に潤っていることを確認すると左手でそれを優しく握り、ゆっくりと前後にしごき始めた。  
 
にちゃっ・・ぬちゃっ・・。  
 
お嬢様が手を動かすたびに粘着質な音が湿った空気の中にこだまする。  
 
自らが奏でる粘着質なリズムを左に聞きながら、お嬢様は上体を右に傾けた。  
「愛らしかった」キノコの右側に生えているキノコが目の前に突き出ている。  
お嬢様はすっかり乾いてしまった右手の親指と人差し指をふたたび唾液で潤すと、目の前のキノコをきゅっと掴んだ。  
 

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