第四幕 事件  
 
 
すっかり準備の整った食堂を、赤々と燃えるろうそくが照らしている。  
マーロットは特別の日にしか使わない純銀の蜀台を引っ張り出してきた。  
ろうそくの炎が反射して、その繊細華美な細工を、一層ひきたてている。  
美しい。  
ティムはちろちろと反射するその光に見とれ、口を半開きにして呆けていた。  
やはり純真な子供である。  
美しいものや景色には一瞬に心を奪われる感受性を持っている。  
 
半開きの口にマーロットがほこりを投げ入れるまで、ティムはその炎に見とれていた。  
 
「はい、おまたせ」  
アルマがまず料理を運んでくると、ひっきりなしに料理が現れた。  
長方形のテーブルはシーツの先まで銀盆のドームが乗りきっている。  
「あ、アルマ、何でそう一度に持ってくるんじゃ。そんなに無理せんでも……」  
「あら、じゃあ一皿食べたらまたあの寒い寒い台所へ行ってお料理を取って来い、って言うの?誰がそれをするの?誰が」  
「……すまん」  
 
料理はおいしかった。  
途中、ゆかりの作った魚料理だというので、みんながワクワクしてそのふたを開けると、  
大きな魚がまるまる姿焼きにされていて、みんなあとずさった。  
 
「ユカリ……なにこれ、どうしたの」  
「へ、坊ちゃま知らないんですか?お祝いといえば鯛の尾頭付きでしょう」  
「いや……しらないけど……」  
「そうですか、じゃあ良い機会じゃないですか、食べてください」  
「こわい」  
「え」  
「こわいよ、それ」  
なるほど確かに、魚の丸焼きというのはよく見てみるとなかなかにグロテスクなものかも知れない。  
うつろな目、鋭い牙をだらしなくみせる開いた口、反り返った尾っぽ。  
見れば見るほど、おそろしい。  
ティムはユカリの袖をぎゅっと握った。  
「怖くなんかないですよお、おいしいんですから。ほら、それに」  
と朗らかにいうとゆかりは、胸びれの辺りを器用に切り分け、小さな骨を取り出した。  
「ほら、見てください、これ、この穴のところが目で、ここがしっぽで、この魚みたいでしょう?」  
「……うん」  
「鯛の鯛、って言ってめでたいものなんですよ」  
「そうなの?」  
「ええ、これさえあれば、人生、順風満帆、家内安全無病息災商売繁盛で笹もってこーいってなもんですよ」  
「そう……なの?」  
「そうですとも!」  
ゆかりに言われると、なんとなくそんな風にも見えてきた。  
よく見てみると、この骨もユーモラスな表情でかわいいかもしれない。  
鯛の鯛で二重にめでたい、なんてばかげた発想も、レトリックな面白みがある。  
 
「ようし、ぼくも男だ。こんな魚ふぜいにびびってちゃあ、ダーヴァレイ家の名がすたるってなもんだね」  
「お!よく言ったティム!それでこそダーヴァレイ家の男だ!」  
肉や魚を切り分けるのは男の仕事である。  
ジョンの掛け声を背中に受け、ティムはおそるおそる魚にナイフを入れた。  
意外と柔らかな感触。  
ナイフを徐々に進ませる。  
が、ティムのナイフはふらふらと、あっちを切ったりこっちを切ったりで、一定しない。  
 
「坊ちゃま」  
「ん」  
「坊ちゃま」  
「なに」  
「目を開けて切ってくださらないと、身がぐちゃぐちゃです」  
 
しばらくの沈黙が流れる。その沈黙に耐えかねるように、ティムがぼそっと口を開いた。  
「……だって」  
「はい」  
「こわいじゃん」  
まだ目をつむったままである。  
ぎゅうと閉じられた小さなまぶたに無数のしわが乗っかっている。  
 
ゆかりは嘆息するように言った。  
「坊ちゃまの、意気地なし」  
「……うう……わかったよう」  
こわごわ目を開ける。  
ぎろり。  
 
「 !! 」  
 
目が合った。  
ぎゃあ。と叫びたかったが、声にならなかった。  
驚いてティムは、とすん、と椅子にしりもちをつき、みんなでそれを見て笑った。  
 
 
料理が大方終わると、アルマさんがプディングを運んできた。  
ひき肉のゼリーよせに、干しぶどうや卵、砂糖をまぜて甘く味付けした料理である。  
こう書くと、なんだかゲテモノ料理のように感じるが、まあ実際に食ってみるとそれなりに旨いのである。  
英国のクリスマスでは、これが定番料理だ。  
「さ、食べましょ、お楽しみもあるわよ」  
アルマはそういってゆかりにウインクした。年のわりに器用である。  
 
ボールをひっくり返して取り出したプディングはドーム型になっている。  
ゼラチンで固められた表面は、一分の隙もなく、てらてらと輝いている。  
それをアルマは間違いなく五等分――ジョン、ティム、マーロット、ゆかり、アルマ  
――して、わける。  
五人がそれぞれのプディングをすっかり食べきった頃に、アルマが五人の顔を見渡した。  
「さあ、来年一年の幸運を手にした人は、誰かしら?」  
一同、きょとんとした顔をしている。  
「誰かの分の中に、ルビーの指輪が入っていたでしょう?その指輪がプディングの中に  
 入っていた人は、来年一年、幸運が訪れるの。残念ながら私のプディングには入っていなかったけれど……  
 誰か、入っていたでしょう?」  
 
皆一様に首を振る。  
「おかしいわね……」  
アルマが小首を傾げる、その仕草をゆかりは見ていた。  
その時、ゆかりの頭に電流が走ったような衝撃があった。  
 
これはきっと、事件だ。  
 
灰色の――と本人は思っている――脳細胞が風雲急を告げる。  
今、言わなければ――立ち上がらなければ――だめだ。  
 
「犯人は、この中にいますっ!」  
そういってゆかりは決然と立ち上がった。  
固いテーブルの音が響いた。  
 
「な……!」  
「……っ!」  
「ユカリッ……」  
「なんてこと……!!」  
それぞれ言葉を失った。なんということだ、プディングの中に仕込まれていたルビーの指輪が消えた。  
そしてその犯人はこの中にいる――――!?  
 
「ユカリ、どういうこと?」  
「簡単ですよ坊ちゃま。考えてください――運ばれてきたプディングには一つの傷もなかった、  
 つまり、それまでに何者かが指輪を取り出した形跡は無い、ということです。  
 ここに運ばれてきて、切り分けられるまで、確かに中にはルビーがあった。  
 しかし全部食べつくしてみると、果たしてルビーは消えていた」  
 
ゆかりはそこで一度大きく嘆息して、  
「残念なことです……この中に心根の腐った大馬鹿野郎がいるだなんて……」  
かぶりを振って肩を落とした。随分な言いようだ。  
 
「そ……それで、ユカリは犯人がわかっているの?」  
「ええ、大体は」  
その言葉に空気がひどく緊迫したものになった。  
それぞれが互いに視線を送りあうが、目を合わせることはない。  
様子をうかがっているのだ。  
 
ごくり。  
誰かのつばを飲み込む音が響いた。  
そして再び現れるものは、完全な静寂――――  
 
「考えてみましょう」  
ゆかりはテーブルに身を乗り出し、きっと前を見据えた。  
こつ、こつ、と指でテーブルを叩く。  
 
「犯行のチャンスは一度――食べているうちに、それを発見し、誰にも見つからずに  
 それを隠してしまうことです。どうですか、誰か、怪しい行動をとっていた人を  
 見つけませんでしたか――?」  
 
ゆかりはそう言うとざっと一同の顔を眺めた。  
ぴくりと、マーロットの眉が動いた。  
 
「――先生?」  
「ふむ……いや、ジョン君がな……」  
 
「なっ、せ、先生!?」  
マーロットの口から出たのはジョンの名であった。  
ジョンは驚きマーロットに向く。  
「何度も……口の中に手を入れて、こう……」  
 
そう言ってマーロットは口の中に手を入れる仕草をした。  
なるほど、口に入ったルビーをとるならば、それには不可欠な動作だろう。  
「旦那様……」  
「パパ……」  
「ちょ、ちょっと待ってくれ!あれはただ歯の間に挟まった肉をとろうとしてただけで、  
 そんなルビーの指輪なんて俺は知らん!無実だ!」  
「犯罪者はみんなそういうんですよね……ああ!旦那様が犯人だなんて!!  
 私、明日からどうやって生活を送れば……日本に帰るしかないのかしら……」  
「パパ!ばか!ユカリが帰っちゃうじゃん!何でそんなことしたのさ!このだめおやじ!」  
「ちょ、ちょっと、待て……ティム……普通に傷つくぞ……俺……」  
「というと……?」  
 
「というと、もなにも、俺は犯人じゃない!事実無根だ!」  
「そうですか……?」  
「そうですか、じゃないだろう、ユカリちゃん」  
「本当にそうですか?」  
「本当だってば。それを言うなら、マーロット先生だって、途中で何度も鼻をかんでいたじゃないですか。  
 そのときに、さっと口の中からハンカチの中に隠す事だって……」  
 
今度はマーロットに視線が集まる。  
敵意のこもった、冷たい視線が。  
 
「ば、馬鹿な、わしはただ風邪気味なだけじゃ!」  
「は、そういえば先生、料理の途中で台所を覗きに来られて……」  
「せんせい……」  
「あなた……」  
「ば、婆さんまで、なんじゃい!よってたかってわしをいじめる気か!いじめじゃ!  
 老人いじめじゃ!敬老精神はどこにいったんじゃあー……」  
「先生……今ならまだ間に合います。自首してください」  
「うう……ユカリちゃん……すまんかった、ほんの出来心だったんじゃあ――……  
 ……って、なんでじゃああああああ!わしゃ何もしとらんわい!」  
 
「おお、ノリツッコミだね」  
「変な言葉知ってるな、ティム」  
「まあね、ほら、ぼくって、はくひきか、だから」  
「それを言うなら、『博識家』だろう」  
「そうかも」  
「そうですよ、坊ちゃまったら」  
どっ、と明るい笑いがおきた。  
「おーいい……」  
「あら先生、なにか」  
ゆかりはマーロットに冷たい流し目で答えた。  
 
「なにか、じゃなかろうが!ユカリちゃん!」  
「えーでも、犯人が先生じゃないって言うなら……」  
 
ゆかりはちら、と隣に座る少年を見た。  
「坊ちゃま?」  
「ユカリ……やめてよ」  
「ですよねー」  
そう言ってゆかりは顔をほころばせてティムと笑いあった。  
ティムのことなど全く疑っている様子もない。  
「おい、ユカリちゃん……」  
「わしたちに比べてなんじゃその態度は……」  
大人二人が手を伸ばしうなだれた。  
が、当のゆかりは気にしていない。  
 
が、その時、再びゆかりの脳裏に電流が走った。  
「わかりましたよ……真犯人が……」  
「えっ!」  
「本当か」  
「なんじゃと!」  
「…………そうなの、ユカリちゃん?」  
「ええ……悪いことはできないものです、悪事は必ず露見し、罰が当たる……  
 真実はいつも一つだとか、ありえないものから消していって最後に残ったものが真実だとか、曽祖父の名にかけてどうのこうのだとか  
 ……まあそんな感じです」  
 
そして再び、ゆかりにみなの視線が集まる。  
ゆかりは大真面目な表情で、息を吐いた。  
「全ては、仕組まれていたことだったんです」  
「えっ!」  
「本当か」  
「なんじゃと!」  
「…………そうなの、ユカリちゃん?」  
三度、一同、驚きの表情になる。  
律儀な人達だ。  
 
「ええ……つまり、逆から考えてみれば良いんです。  
 アルマさんはルビーが消えたと言った。  
 旦那様の歯には肉が挟まった。  
 先生は風邪気味で鼻をかんでいた。  
 それらは、なぜそうなったのか――――?」  
 
「ユカリ、いったいどういうこと?」  
ユカリは腕を持ち上げ、ゆっくりと対面に座る真犯人を指差した。  
「ええ……真犯人はあなたですね――――アルマさん!」  
 
空気が冷たく、固まった。  
 
 
 
「あら……一体、どういうことかしら、ユカリちゃん」  
名指しされたアルマは、ふてぶてしくもポケットに手を差し込んでいる。  
「信じられません……アルマさん……あなたがっ……こんな」  
「いいから説明して頂戴。どうして、私が犯人なの?」  
「……良いでしょう!そこまで言うなら説明して差し上げます!聞いてください、みなさん」  
 
皆、固唾を呑んでユカリを見つめた。  
 
「いいですか……今日、私は確かに料理を手伝いました。しかし、  
 私は一切プディングには手を触れていません。つまり、ひき肉の大きさを細くするも太くするも、  
 長くするも短くするも、アルマさんのさじ加減一つなのです。つまり――」  
「わざと、肉の加減を調整して、歯に挟まるように――誰かが、口に手を突っ込むような状況を作った、  
 っていうのかい?」  
ジョンが途中から付け足した。  
ゆかりは前を――アルマを、見据えたまま頷いた。  
 
「ええ、そうです。そして、先生の体調も、アルマさんならたやすく調節することも可能でしょう――  
 なにしろ、先生っていう人は、日常生活のほとんどをアルマさんに頼りっきりで一人では  
 何もできないどうしようもないダメ老人の典型みたいな人なんですから!」  
「ユ、ユカリちゃん……な、なんか、言葉にトゲがないかのう?」  
マーロットはまぶたをぴくぴくさせながら口をはさんだ。  
しかし誰も意に介しない。  
 
「へえ……じゃあ、動機は?私には動機がないわ。だってそうでしょう?  
 そんな面倒くさいことをせずに、調理前にそのままもらってしまえばよかったのだもの」  
アルマは微笑を崩すことなく、ゆかりの推理に反駁する。  
「そこが味噌です」  
「MISO?」  
ティムが怪訝な表情をした。眉間にしわがよっている。  
「ああ……なんていうんだろ、そこが事件のコンソメ……違うなあ、事件のフォン・ド・ヴォー……  
 事件の、なんというかこうどろっとして少し臭くてそれでも味付けには欠かせない大事な大豆製品なんです!!」  
 
「……だいずせいひん、なの?」  
ティムの眉間のしわは一層深くなっている。  
「ええ!大豆製品ですとも!」  
ゆかりは即答したが、ティムは納得いっていないようだ。  
 
「つまりアルマさんは――遊ぶ金欲しさだったんです!本当は、ルビーの指輪なんて、最初からないんでしょう  
 みんなに『ルビーの指輪』と言えば、見たこともない皆は、そう思い込むでしょう!  
 そしてその代金を家計から引く!しかしルビーなど買っていない!  
 ……手元に残るのは、多額の現金……恐ろしい、手口です……」  
ゆかりはため息を一つ吐いた。今日はため息の多い日だ。  
しかしアルマは笑顔を崩さず、まだポケットに手を入れたままだ。  
 
「ユカリちゃん……その推理……」  
「大当たりでしょう!」  
ゆかりは自信満々だ。大きく胸を張る。  
「20点」  
「へ?」  
ゆかりは何のことか分からず、間の抜けた声を出した。  
「20点ね。まあお話としては面白かったけれど――荒唐無稽すぎるわ。  
 いえ、お話としては面白かったのよ?だから……上げられるのは、20点までだわねえ  
 それに、あなたもルビーの指輪は、見たでしょう?」  
「ええ!確かに見ました!けど」  
「え、ユカリ、見たの?」  
ティムが言った。  
ティムとジョンとマーロット、ただ待っていた男三人はその指輪を実際には目にしていないのだ。  
しかしゆかりは確かに見たと言う。  
 
「じ、じゃあ、いったい指輪はどこにあるっていうんですか!それに、犯人は――――!?」  
ゆかりは気色ばんでアルマに詰め寄った。  
 
アルマは終始一貫して、にこやかな表情とポケットに手を入れた体勢を崩さない。  
「……わからないかしら。さっきから、ヒントを出しているんだけど」  
「ヒント……?」  
ゆかりはまじまじとアルマの姿を眺めた。  
確かに何か違和感がある。なんだろう。  
頭、上品な白髪。顔、整った表情、浮かんだ微笑。体、簡素だが美しいドレス。  
どこもおかしくはないように思える。だが違和感がある。  
 
そうか、それは服装や容姿じゃなくて格好、体勢だ。  
そうだ、いつも礼儀正しいアルマさんがずっとポケットに手を突っ込んでいる。  
ポケット――――――?  
   
まさか。  
記憶が、ばっと蘇ってきた。  
 
 
 
ユカリちゃん、この指輪、そのプディングに入れてちょうだい――――  
 
 
 
このセリフを確かに聞いた。そのときに、指輪も受け取ったのだろうか。  
そうだ。  
受け取った、確かにアルマからルビーの指輪を受け取った。  
だがそれはどこへ。  
そうだ、たしかあのとき何か別のことをしていて、後で入れようとそのままポケットに――――  
 
素早くポケットに手を突っ込む。  
ひやり。  
嫌な冷たさが指に当たる。  
その冷たさの正体を指でまさぐる。  
丸い。輪だ。輪の一部に何かついている。  
――――間違いなく、指輪だ。  
 
なんということだ。  
 
まずい。  
表情が強張る。  
否、  
表情だけではない。頭からつま先まで、全身だ。  
右手に握っているものに体温が吸い取られるように、体が冷たくなっていくのがわかる。  
背中のまんなかに冷や汗が流れる。頭の毛穴が一斉に開いていく。  
髪が逆立つ感覚。  
まずい。  
これは、ひどくまずい。  
 
みなのゆかりを見る目つきが変わった。  
まさか……  
それはないよね……  
いくらなんでも、あそこまで人を悪し様に罵っておいて、それは……  
言いたい事がひしひしと伝わってくる目つきだ。  
 
「ユカリ……?」  
ティムがポケットに手を入れて固まってしまったゆかりに声をかける。  
返事はない。  
「ユカリ……?」  
まだ返事はない。  
「ユカリってば」  
 
長い沈黙の後に、ゆかりは口を開いた。  
「あ」  
「あ?」  
 
「……あ、あやまちは、だれにでも、ありますっ!だから重要なのは、それを責めることじゃなくっ、  
 広い心で許し、温かい目で見守ることじゃないかなっ!なんてっ……!」  
 
ゆかりは必死で笑顔を作っている。  
ここまで「必死さ」なんてものが伝わってくる笑い顔はなかなかない。  
普通、人は必死な時には笑わないものだ。  
しかし、この笑顔からは、ゆかりの必死さがぎゅんぎゅんに伝わってくる。  
 
みんな、事態を理解した。  
一斉に叫ぶ。  
 
 
 
 
 
 
「ごまかされるかっ!!!!!!」  
 
 
 
 
 

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