布団から起きて時計を見る。
まだ余裕の時間だった。
「今日は高校の同窓会かぁ」
そういって腕をあげ伸びをする。
布団から出てゆっくり朝ごはんを食べる。
時計を見るとちょうどいい時間になっていた。
支度をし家を出た。
同窓会の場所に着き案内状を受け付けに出した。
「中沢俊彦(なかざわとしひこ)様ですね、こちらです」
受け付けの人に案内され部屋に行った。
扉を開けるともう大体の人がいた。
仲のよかった友達やあまり好かれてなかった奴、クラスで目立たなかった奴もいた。
「お〜い、中沢こっち来いよ〜」
仲のよかった友達に呼ばれた。
「おう」
短く返事をする。
「中沢〜、お前はあんまり変わってないな〜、高校のときと変わらないな」
「そう見えるか?これでもけっこう苦労してんだぜ」友達からふ〜んとかへぇ〜などの声がする。
世間話や近況などを話していて時間があっという間に過ぎていった。
色々話していて急に言葉が止まった。
高校時代に好きだった君塚智恵(きみづかちえ)が目に入った。
高校のときはなかなか活発で運動部に入っていてみんなからけっこう人気があったようだがあまり付き合わなかったようだった、好きな人がいたという噂だったのだが…。
「中沢、どうした?」
「ん?いや、なんでもない、ちょっと俺、便所行ってくるわ」
「おう」
声が返ってくる。
俺はトイレに行くのに少し迷いながらもなんとか着いた。
用を足し手を洗ってトイレから出ると智恵と会った。
「中沢くん…か」
「俺で悪いのかよ…」
少しへこんだ声で言う。
「ちょっと付き合ってくんない?」
「あ?けどあいつら待たしてるから…」
「お願いよ」
女に頼まれると弱い。
「しょうがねぇな〜」
「ありがと」
あとであいつらにメールうたなきゃな…。
時間は6時頃だっただろうか。外はやや暗くなっていて人も少なくなっていた。少し歩いたあとバーに入っていった。
中は静かな雰囲気でなかなかよさ気だった。
「ここで…いいわね」
「ああ」
席はカウンターで隣り合うように座っていた。
「マスター、いつものを」ここの常連らしく慣れたようだった。
「そちらの方は?」
ちらっと俺に目をやり
「じゃあ同じ物を…」
少しするとグラスが運ばれて来た。
「で、どうしたんだ?」
「いや…最近落ち込んでてね………」
落ち込んだ様子で言う。
「あぁ〜、しょうがねぇな、愚痴、聞いてやるよ」
「ありがとう!」
嬉しそうに礼を言う。
それから智恵は色々と語りだした。
部下の仕事の失敗で大変だったこと。
イライラしてて彼氏とケンカして別れてしまったこと。
最近ツイてないこと。
仕事からプライベートまで色々と話していた。
「たくさん話したら少しすっきりしたわ」
「お前、大変だったんだな」
「私、もう疲れちゃった」「そんなこと言うなよ、元気出せよ…な?」
「優しいのね、そういえばね私…」
急に智恵が語りだした。
「高校のときあなたが………中沢君のことが好きだったのよ」
「………」
突然の言葉に何も口に出来ない。
「そう、好きだったの、ねぇ、私を抱いてくれない?」
唐突に言ってきた。
「え?あ…、でも………」「こっちから誘ってるのに…女の子に恥かかせちゃダメよ」
そう言うと席を立ち代金を払おうとする。
「いいよ、俺が払うよ」
「いいのよ、私が誘ったんだから…ここは私が出すわ」
「でもな…」
「お願い」
「わかったよ」
渋々承諾し外に出ていく。少しすると智恵が来た。
「おまたせ、あっちにホテルがあるわ」
「ああ」
そう言い2人して歩いて行く。
「そういえば、こうして2人で歩くのって久しぶりね」
「そうだな、高……2以来だっけ?」
「そうね、あの時はすごくドキドキしたわ」
俺もドキドキしてたのを覚えている。
「たまたま帰るのが一緒になって…そんでどうだったっけ?」
「どっちもあまり喋らなくてそれが気まずくてドキドキしたのよ」
「俺もな〜、すごく緊張してヤバかったよ」
そう言ってるうちにホテルに着いた。
受け付けをすませ部屋に向かう。
部屋は思ったよりも広く内装もなかなかの造りになっていた。
「私、シャワー浴びてくるわね」
「お、おう」
智恵がシャワールームに消えていくのを確認するとどっと疲れがでた。
「こういうところにくるのは…初めてか」
辺りを見回しながら呟く。女性経験がないわけではなかったがこういうところに来るのは初めてだった。
少し時間が経ち智恵が出てきた。
「じゃあ、次俺入ってくるわ」
「うん」
俺は身体を念入りに洗い頭を同様に洗った。
そしてシャワーを浴びて出た。
部屋に入るとバスタオル姿のままで智恵がベッドに座っていた。
俺をチラリと見ると恥ずかしそうにうつむいた。
その智恵の姿がとても可愛いらしく感じてそのまま近付いてキスをした。
「……………っ!」
唇を離す。
智恵の目が少しトロンとしてきた。
「もう一回してぇ」
そう言って唇を前に出す。「ああ」
さっきは軽いキスだったが今度は舌を入れてきた。
お互いの唾液を交換し舌を絡ませる。
唇を離すとお互いの唾液が口と口を結び銀の橋を作っていた。
「いいよ」
智恵はそういうとバスタオルを脱いだ。
智恵の裸体はとても綺麗だった。
シミなどは全くなくモデルと言っても通じそうな体をしていた。
俺は少し間その姿に見入ってしまっていた。
「どうしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
見とれてたなんてとても言えないなと思いながら形の良い智恵の乳房を揉む。
「…んっ」
智恵が小さく声を上げる。揉んでるうちにだんだん硬くなってきてる乳房の頂点の突起を甘噛みする。
「はぅん!」
そこからどんどん下のほうに舌を這わせお腹や脇腹といったところを責める。
「んんっ!」
そして智恵の秘部を責める。
陰核は少し大きくなっていて秘部はもうしっとりと水気を帯びている。
陰核を舌でチロチロと舐める。
「…んんっ」
恥毛は逆三角形に揃えられていて秘部は綺麗なピンク色をしていた。
もう十分濡れている秘部に舌を入れる。
「あぁぁんっ」
今までで1番大きい声が部屋に響く。
自分の腰に巻かれているバスタオルを取る。
「もう…いいか?」
そう聞くと
「早く来てぇ、私の中に入れてぇ」
用意していたゴムをつける。
返事を確認すると大きくなっている俺のモノを智恵の膣に挿入する。
なんの抵抗もなくヌルっと入っていく。
「はっ…あっ…………んんんっ」
智恵の膣内は俺のモノに吸い付いてくるような感じだった。
ゴムをつけていてもすごく気持ち良い。
ピストンを繰り返す。
「……あっ…あっ………はぅん……あぁ…激しぃ」
ピストンをしてまた智恵にキスをする。
「んん………あぁん」
「私、もう、もう…」
「俺も…もう少しだ」
そういってさらに激しく腰を動かす。
そして膣の奥、子宮に俺のモノがあたる。
「ああぁぁぁ、イクぅぅぅぅぅ」
智恵は体をのけ反らせる。絶頂時の締め付けに射精感が高ぶり発射した。
二人共疲れてそのまま裸で寝てしまった。
朝起きるともう智恵の姿はなかった。
代わりに手紙が置いてあった。
内容は
『中沢くん、どうもありがとう
おかげですっきりしたわ
また落ち込んだら相談のってね
P.S昨日はとってもよかったわ。
また今度抱いてね!
君塚智恵より』
その手紙を読み終わるとフっと笑い窓の空を見た。
今日も雲一つない青空だった。
*END*