(ぅんもぉ・・・なぁに?)
芽依は首筋に違和感を感じて手をやりました。
お気に入りのサマードレスの襟口に白いコードが引っかかっています。
コードはリクライニングシートの上につながっていました。
(何かな?電気のコードみたいだけど・・・まぁいいか・・)
芽依はコードをぽいとシートの向こうに放り投げて、中断された読書へと戻りました。
今日は芽依が初めて一人で祖父母の田舎へ旅行する日。
普段は親の目が気になって読むことのできない漫画月刊誌を存分に堪能できる機会を逃したくなかったのです。
しかし駅で買った雑誌に目を落としたとたん、今度は足先にぞくんとする違和感が走ります。
(?)
さきほど見た物と同じような白いコードがサンダルを履いた足趾に絡みついていました。
芽依は脚を持ち上げてコードを引っ張ってみました。
芽依が腰掛けているシートの真下からそのコードは伸びているようです。
(これ何だろう?車掌さんを呼んだ方がいいのかなぁ・・・)
不審に思いだした芽依が手を伸ばしてコードをはずそうとした時です。
再び首筋を撫でられたような違和感が走りました。
あわてて手をやると同じようなコードが頸に巻き付いています。
しかもそのコードはまるで生き物のようにくねくねとのたうちまわっていました。
(な、なに?何なのこれ?)
芽依は両手でコードをつかんで引き離そうとしました。
しかしコードはするりと指の間をすり抜けて、襟元から服の中へ滑り込んでいったのです。
コードに撫でられた背筋にぞっとするようなこそばゆさが走りました。
驚いた芽依は飛び起きて逃げようとしましたが、コードが邪魔でシートから立ち上がることができません。
(しゃ・・・車掌さんを呼ばなきゃ・・・)
芽依は声を振り絞ろうとしました。
けれども恐怖で喉がかすれて大きな声を出すことができません。
その間に背筋に沿って這い下っていたコードがその先端を皮膚に突き立てていました。
ちくりっ
小さな痛みが走るのと同時に芽依の運動を司る脊髄に薬液が注入されます。
「あっ・・・・」
背筋からおしりへとじわりと熱い感触が拡がり、芽依は小さな声を漏らしました。
(お・・おかしな事をされてる!逃げなきゃ・・・)
しかし芽依の細い手足からは急速に力が失われていきます。
ついには体を起こそうとする力も失せ、芽依はリクライニングシートに深々と倒れ込んでしまいました。
(いったい・・なにが起こったの・・・)
芽依は助けを求めようとしましたが、喉からは聞き取れないほどのかすれ声しか出てきません。
どうすることもできないでいる芽依の足元に奇怪なコードが数え切れないほど姿を見せ始めました。
(いやん・・・あれは何なの?)
白いコードはつま先に巻き付き、足裏を撫でながらくるぶしへと這い上がってきます。
コードの表面はぬるりとしていて、肌を滑るだけで逃げたくなるほどのこそばゆさが襲ってきました。
(くっ、くすぐったい!やめてっ!)
芽依は身をよじろうとしますが、動くのは手足の指先だけです。
逃れられないこそばゆさに翻弄され、芽依は動かない頸で懸命に頭を振りました。
その間にもコードは細いふくらはぎから膝を経て、ひまわり色のサマードレスの中に這い進んできます。
コードのあるものは肉付きの少ない大腿をつるつると撫でまわし、別のコードは鎌首をもたげてドレスの裾をまくりあげました。
すべすべした太腿にコードがまとわりついた様が真夏の日差しにさらされます。
(め、めくらないでぇっ!)
幼い羞恥心に火がついて芽依の頬が真っ赤に染まりました。
コードは芽依の肌を這いながら巧みにサマードレスをまくり上げていきます。
日焼けをしていない生白い肌が徐々にさらけ出されました。
平坦な下腹部に密着したコットンのショーツや彫りの浅いおへそまでが外気に曝されます。
それでもコードのうごめきは止まりません。
脇腹をくすぐりながら這い上るコードがドレスを胸元までまくり上げます。
暑さにかまけて肌着を着ていなかったために、それだけで薄い胸が丸見えになってしまいました。
(お母さんの言ったとおり・・・肌着を着てくればよかった・・・)
裸にされた今になって芽依は深く後悔しました。
小さな機械音が足元から聞こえてきます。
芽依は涙に濡れたまなざしを音のする方へ向けました。
芽依が横たわっているシートの足元から金属製の脚に載った小さなビデオカメラがせり上がってきます。
どきんっ
芽依は息をのみました。
ビデオの液晶画面はこちらに向けられ、そこには芽依の恥ずかしい姿が映し出されていたのです。
誰が操作している訳でもないのにモーター音がしてカメラが回り始めました。
(は、裸を撮されちゃうっ!)
自分の裸を記録されてしまうと考えただけで、芽依の胸はどきどきと痛いほど高ぶりました。
ウィイーンッ・・・・
レンズがズーム端に回転するとともに液晶画面に映る芽依の顔が大写しになります。
画面の中の芽依は耳まで真っ赤に染まり、目尻に涙を浮かべていました。
(い・・いやん・・・お顔を撮らないで・・・)
涙ぐむ愛らしい顔がかすかにいやいやと頭を振ります。
次にビデオが首を振ると、日焼けした首筋から白い胸元へと移り変わる様が映し出していきました。
脇のあたりまでめくられたドレスの下から小さな桜色の乳頭が顔を覗かせています。
かすかな胸の膨らみには白いコードが幾重にも巻き付き、くい込んでいました。
コードはまるで生きているかのようにくねり、乳頭をくすぐっています。
けれどもまだ未成熟な胸はこそばゆく感じるだけで、まだ性的な反応を示していません。
ビデオの画面はそのまま下方にパンして白いショーツに包まれた下腹部を映し出しました。
ピンク色の小さなキャラクターが描かれた木綿のショーツは、息づく下腹部をおへその近くまでぴったりと覆い守っています。
小麦色に焼けた太腿に白いコードが巻き付き、その先端がショーツの中へ入り込もうとする様が大写しになりました。
(やだぁっ!入ってこないでっ!)
芽依が哀願するのをよそにコードは身をくねらせながら薄い布地を肌から引きはがします。
その隙間を目指して何本ものコードが相争うように進入してきました。
平坦な下腹部から脚のつけねへ移行するつるりとした曲面にコードが滑り込んできます。
(あっ・・・)
脚のつけねを撫でられた芽依は心臓が止まりそうなこそばゆさに声を失いました。
おへその下がきゅうっと縮み上がり、脚の間がかぁっと熱くなります。
コードの先端がつつぅーっと肌を滑るだけで腰の奥までこそばゆさが響いてくるのです。
(あっ・・・や、やめてぇ・・・・)
このまま脚のつけねを撫でられていたら体がおかしくなってしまいそうです。
芽依は自由の効かない体を懸命によじらせ、こそばゆさから逃れようとしました。
けれどもコードは脚のつけねだけでなく、後ろの方にまで這い進んできたのです。
ぷるりとしたおしりの膨らみを掻き分けるように這い進んだコードが、おしりの谷間をなぞりあげます。
(ひっ!!)
おしりの出口に奇妙なこそばゆさが走りました。
そんな場所を撫でられるとは思ってもいなかった芽依は恥ずかしさと怖ろしさで身をこわばらせます。
(ど・・どうしたらいいの?お母さぁん・・・)
芽依の腰からはすでにショーツは完全に剥き下ろされていました。
くしゃくしゃになった白いショーツが褐色の細い足首にまとわりついています。
ビデオの画面はすらりと伸びた脚を下からねめあげるようにパンしていきました。
日焼けした大腿から生白い下腹部に画面が移り変わっていきます。
平坦な下腹部には何本ものコードが絡みついていました。。
小さくぷくりと盛り上がった恥丘を締め上げるようにはい回るコード、そして恥丘の中央を縦走るスリットに半ば埋まりながら蠢くコードの様子が液晶画面に映し出されます。
さらにおしりの下でもすぼまりを突きあげるようにコードが群れ集っていました。
(う・・・うぅっ・・・や・・やぁん・・・)
下半身の敏感な部分を前から後ろからくすぐられて芽依はもう息も絶え絶えです。
小さな唇からは熱い吐息とともにかすかにあどけないあえぎが漏れ出てきます。
性感帯を執拗に撫でられた結果、幼い肢体がアクメを感じ始めていたのです。
押し寄せてくる性感覚をおし止める知識を芽依がもっているはずもありません。
コードの蠢きに幼粘膜をこじられ、あどけない反応を示す様をビデオに記録され続けるしかなかったのです。
液晶画面の中で生白い股間が大写しになりました。
恥丘を押しつぶすように這い込んできた2本のコードがスリットを左右に押し開きます。
わずかに湿り気を帯びた秘肉が真夏の日差しの中にさらけ出されました。
肉鞘に収まった粒のようなクリットのすぐ下には真っ赤に染まった葉状の陰唇が小さく口を開けています。
鎌首をもたげたコードがクリットを擦りあげると小陰唇はひくりとわななきました。
(くぅっ・・・ぅうん・・・)
最も敏感な器管をこすられた芽依はもう限界です。
腰の奥までが熱く疼いて頭の中がぽぉっと真っ白な霧で充ち満ちていきます。
自分が自分でなくなっていくようでした。
(だめ・・わたし、悪い娘になっちゃう・・・)
芽依の意識が飛びそうになっているのを察したのが、コードはすぐにクリットから離れていきます。
(はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・わたし・・助かった・・・の?)
芽依はつかの間自分自身を取り戻し、涙ににじんだ目をビデオに向けました。
ビデオの画面には芽依の恥ずかしい処が映し出されています。
理性を取り戻すとともに、あらためて芽依はビデオに撮られていたことを思い出しました。
(やだっ!こんな姿を映されてたなんて・・・いやあぁ・・・)
泣き震えている芽依の足元でかすかな機械音が生じました。
どきんっ
新たな音を耳にしただけで芽依の心臓は止まりそうになります。
おそるおそる足元に目をやると、そこには金属の腕に支えられた大きな注射器が姿を見せていました。
注射器には針こそついていませんが、白濁した薬液が充填されています。
(やだぁ・・まだ何かするつもりなの?あんなものでどうするつもりなの?)
芽依は震え上がりました。
怯える芽依の股間にその注射器は近づいてきます。
ビデオの画面の中央でひくついている小陰唇にガラス製の注入孔が迫ってきました。
(訳のわからない薬液を、恥ずかしい処にお注射しようとしている!)
不意にそう悟った芽依は声にならない悲鳴をあげます。
性教育さえ満足に受けていない少女にとって膣内に何かを入れられるという行為は想像もできないことでした。
画面の中で注射器の先端が近づいてきます。
怖ろしさのあまり芽依はその光景から目を背けることさえできませんでした。
硬く冷たい突起部が充血した小陰唇に押し当てられます。
ひくんっ
芽依の腰が小さく震えました。
注射器の先端は小指の先ほども太くはありませんでしたが、幼い小陰唇はそれさえも受け入れる事はできません。
それでも注射器は強く強く押しつけられてきます。
(いや!そんなもの入らないっ!)
脚の間に潜り込んでくる異物の硬さに芽依は恐れおののきました。
ついに小陰唇を形作る葉状粘膜が硬い突起で無理矢理こじ開けられてしまいます。
少女の体には太すぎるガラス管が薄い陰唇を巻き込むようにして埋入しました。
口端を引き裂かれるような激痛が芽依の股間に走ります。
「!!!」
しかし痛みを感じたのは一瞬でした。
先端が小陰唇を越えたと同時にシリンダーが動き出し、幼腟内に薬液を注ぎだしたのです。
傷つけられた葉状粘膜に白濁した薬液がじわりとまとわりつき、痛みを消していきました。
痛みからは解放された芽依でしたが、一転しておぞましい液体を注入される恐怖が襲ってきます。
じわじわと沈み込んでくるシリンダーの動きとともに、熱い薬液が狭小な膣内を満たしていくのです。
腰の奥でおぞましい液体がどろどろと渦を巻いているのが感じられました。
(や・・・体の中に・・・)
気味の悪いぬめりがお腹の中に拡がっていきます。
それとともに脚のあいだが甘く痺れ始めました。
シリンダーが薬液を注入していくにつれて甘い痺れが腰からおへそへと上に拡がってきます。
(やぁん・・もう入れないでぇ・・・)
芽依は怖ろしくなり、心の中で泣き声をあげました。
ですが甘い痺れは脇から胸、そして首筋へとゆっくりと拡がってきます。
(あ・・頭まできたらどうなっちゃうの・・・)
唇そして耳が甘く痺れてきました。
(お・・お母ぁさんっ・・・・)
頭の中が白いどろどろしたものに犯されていきます。
それとともに恐怖ではなく、微妙な幸福感が芽依を包み込みました。
(あ・・あ・・・?)
頭の中に何重にも白いベールがかぶせられたようで、物事をはっきりと考えることができません。
ただ胸や腰にからみついているコードから心地よい波動が感じられます。
芽依はいつしか夢うつつのままにその心地よさに身をゆだねていました・・・・
ビデオの画面の中では芽依は無数のコードにからみつかれ、小さなあえぎをあげていました。
あどけない顔は耳まで真っ赤に染まり、額にはじっとりと汗の粒が浮かんでいます。
桜色の唇は半開きとなって、時折幼い吐息を漏らしました。
膣粘膜から吸収された薬液が幼い身体を蝕み、性感を高ぶらせているのです。
コードが肌を這うだけで感覚器が激しく反応して、成人女性の理性さえも失わせる性感覚がわき上がってきました。
経験のない幼い芽依は性感を押しとどめるすべさえ知りません。
あどけない仕草で手足を震わせ、襲ってくる性感を受け入れざるを得ないのです。
うっすらとあばらの浮いた薄い胸元にまとわりついたコードが左右の乳頭を撫で上げてきます。
びくんっ
ソロバン玉程の大きさしかない桜色の乳頭は撫でられるたびに反応しました。
乳頭の周囲のわずかに盛り上がった胸肉にコードがじわじわとくい込んできます。
やわやわとした胸肉の下に隠れたコイン大の固い乳腺が締め上げられ、痛みを訴えました。
けれどもその疼くような痛みさえもが性感に変換されて芽依を恥ずかしく責め立てます。
「・・やぁ・・・」
耐えかねたような吐息があどけない唇から漏れ出しました。
胸元に巻き付いたコードが上下から小さな膨らみを絞りあげ、乳頭を紅潮させます。
「うくぅ・・・」
芽依はコードに締め上げられながらあどけない顔を左右に振りました。
汗に濡れた額に長い前髪がべっとりと貼りついています。
液晶画面の中で硬く硬度を増した乳頭がふるふると震える様が映し出されました。
いっぽう下半身でもコードは容赦なく芽依を弄んでいます。
平坦な下腹部から太腿にかけて無数のコードがまとわりつき、つるりとした生白い肌をなで回していました。
軽く押し開かれた太腿のつけねには幾重にもコードが巻き付き、少女特有のほっそりとした腿肉をやわやわと締め上げています。
縛りあげられた内股にはじっとりと汗の粒が浮かんでいました。
ただなでられているだけなのに皮下の圧感覚器は敏感に反応し、疼くような恥ずかしさが背筋を這い上ってきます。
打ち込まれた麻痺毒の効果が薄れているためか、芽依の腰はよじるように左右にくねり始めていました。
幼い腰がくねるたびにつるりとした下腹部に縦走るスリットが左右にゆがみ、注入された白濁液が内側からとろとろとこぼれ落ちます。
黒革シートに拡がった粘液溜まりの中で、白い小さなおしりがふるふると震えていました。
粘液溜まりの中には何本ものコードがはい回っています。
コードはシートとおしりの隙間に潜り込み、おしりの谷間をぬるぬるとなぞりあげてきました。
芽依の腰はびくりと震え、コードから逃げるように反り返ります。
体内へ通じているおしりの粘膜に粘液を塗り込まれて、せつない恥ずかしさが襲ってきたのです。
「あ・・・あぁ・・・・」
芽依はつぶらな瞳を見開いて、いやいやとかぶりと振りました。
おしりの奥をいじられる異質な恥ずかしさは、芽依に少しだけ理性を取り戻させたのです。
しかしコードは濡れたすぼまりをなぞり回すのを止めようとはしません。
恥ずかしさに耐えかねて反り上がった腰を抱え上げるように、コードはおしりの膨らみに背後から巻き付いてきます。
芽依のおしりはついにシートから持ち上げられてしまいました。
生白いおしりから粘液が糸を引いてしたたり落ちます。
腰を持ち上げられるのと同時に、押し広げられた脚のあいだにビデオカメラが近づいてきました。
液晶画面の中にすべすべとした恥丘とスリットが大写しになります。
「・・い・・・いやぁ・・・・映さ・・・ないで・・」
芽依は震える舌先でようやく声を出しました。
液晶画面に映るスリットに被さるように、鎌首をもたげたコードの姿が進入してきます。
そのコードの先端はカプセル状にふくらんでいました。
遠近感のためか、カプセルはスリットよりもはるかに大きく見えます。
そのカプセル付きコードがスリットに押しつけられました。
ぴくんっ
粘液に濡れたスリットは易々と押し開かれ、薄い大陰唇の狭間にカプセルの先端が埋め込まれてしまいます。
敏感な粘膜が押しつぶされて疼くような性感が走り、芽依は思わず息を飲みました。
カプセルはかすかに振動しながら前進し、スリット奥に隠された膣口に潜り込もうとしています。
腟口のすぐ後ろに張られた処女膜が圧迫され、悲鳴を上げました。
薄い処女膜はカプセルの振動と圧力を受けて徐々にほころんでいきます。
膜組織が破壊される痛みさえもが甘い疼きに変換されて芽依に襲いかかりました。
「・やぁ・・・やめて・・・入ってこない・・・で・・・」
涙目で哀願する芽依の顔が片隅に映る画面の中で、カプセルは徐々にスリットの中へと姿を消していきます。
それとともに腰の奥が割り裂かれ、とてつもなく大きな異物が入ってくる幻想が芽依の脳裏に浮かびました。
(そんな大きなもの・・・いやっいやっ!お母さ〜ん・・)
ずるっ・・・
芽依が心の悲鳴を上げたのと同時にカプセルが完全に腟口をくぐり抜けました。
「・・・あ・・・・」
芽依の幼い心に本能的に喪失感が拡がります。
一方、狭小な幼腟の中ではカプセルが開き小さな機械が姿を現していました。
機械からは細いファイバーが幾本も伸びています。
狭い隙間の中に這い伸ばされたファイバーは小さな子宮腔を見つけて、その内部に先端を埋め込んでいきました。
すべての作業が終わり、ようやくカプセルが腟から引き抜かれます。
ずるり・・・・
幼いスリットを内側から剥きあげるようにして姿を見せたカプセルは鮮血と粘液とでピンク色に染まっていました。
芽依は放心したうつろな表情でその様を見ています。
半ば気を失い、目もうつろな芽依の傍らに乗務員がやってきました。
肢体に巻き付いていたコードはいつのまにか姿を消しています。
ひまわり色のサマードレスも裾がきれいに整えられていました。
一見陵辱の跡は何もないように見えます。
しかし黒革のシートの上には白濁液が拡がり、ドレスの下に隠されたおしりはべっとりと濡れていました。
白い綿のショーツも足首まで下げおろされたままです。
乗務員は携帯電話に似た機械を芽依に向けてかざしました。
外部からの電波を受けて芽依の胎内で機械が活動を始めます。
子宮腔内へと伸びた極細のファイバーを伝って性感覚を模した電気信号が送り込まれ、幼い子宮が収縮を始めました。
びくんっ
サマードレスの下で芽依の下腹部がひくりと反応します。
埋め込んだ機械が正常に作動しているのを確認した乗務員は芽依の傍らに身を屈めて後始末を始めました。
下腹部を汚した粘液を丁寧に拭き取りショーツをきちんと穿かせ終えると、そこには一人旅に疲れた少女が居眠りしているだけの姿が残されます。
もうすぐ終着駅です。
乗務員は本来の業務をこなすため、その場を後にしました。
駅のホームでは祖母と祖父が芽依の到着を楽しみにしていました。
二人の目の前に芽依の乗っているはずの列車が滑り込んできます。
ドアが開き、乗客たちが次々に降りてきました。
ですが芽依の姿はいっこうに見えません。
不安に思った祖父が駅員に尋ねようとしたとき、乗務員に付き添われた芽依がようやく昇降口に現れました。
しかし芽依の様子がいつもと違います。
目はうつろで祖父母をみかけても笑顔を見せるわけでもなく、足元はよろよろとふらついているのです。
「どうもお孫さんは乗物酔いをされたようですね」
乗務員はそういいながら芽依を祖母の手に引き渡しました。
「きっと一人旅で緊張したのでしょう。今晩はゆっくりと休ませてあげてください・・きっと疲れているでしょうから」
祖父母は乗務員に深々とお辞儀をして、礼を言いました。
祖母に支えられた芽依がふらふらと歩み去るのを目で追いながら乗務員はほくそ笑んでいます。
あの少女に埋め込まれた機械はこれから電池が切れるまでの1ヶ月の間、外部からの指令電波を受信するたびに少女を発情へと導くことでしょう。
電波がとぎれれば発情中の記憶は一切失われる、完璧な肉人形のできあがりです。
少女の夏休みは始まったばかり。
この夏は少女にとって初めての体験となるでしょう。
(おわり)