CASE.1:2年、高峰 鏡華  
 
「なんでわたくしが公立のこんな…」急なお父様の海外出向とかで夫婦で米国に旅立った二人。  
日本に残る事を望みはしたけれど、お母様は「鏡華さんだけの、一人暮らしは心配だわ」  
お父様も「そうだな、親戚で何処か…」と言い出し、こんな学園に通う事になるなんて。  
…わたくし、私立の寄宿舎付きの学園編入が良かったですわ…  
スティ先は悪くありませんが──問題は通う所です。  
 
この地域ではそこそこ良い学園らしいですが、以前にわたくしが学んでいた  
一貫教育学園と比べ…いえ、普通の所の教育課程はこの辺りなのでしょうね…編入試験も簡単でしたし。  
わたくし、此処で良い御学友に恵まれると宜しいのですけれど。  
 
*****  
 
「…ええと、転入生の…鏡華さんね?」私の学ぶクラスの担任だという女教師  
出雲 皐月先生に迎えられた私は、ある準備室に移る為に廊下を歩いていました。  
「最期に検査が有るとは先程聞きましたが、何を検査するのですか?」その質問に、先生は曖昧な返事をするばかり。  
第一印象は…品のいいスーツに負けない美人で、それを鼻にかける訳でも無く  
細やかな気遣いから生徒をよく見ている事が分かり  
性格もサッパリした感じで、教え方も要点を押さえている話し方…所謂  
『生徒に人気の先生』だと直ぐに分かりました。  
その様な先生が、この後の検査については…要領を得ないのです。  
ただ「学園の職員や生徒が全員同じ検査を受けているから…」ばかり。  
普通の学園は何処もこうなのかしら?  
わたくしがそんな感想を考えていると、ある一室の前に着きました。  
『カウンセリングルーム』  
確かにこれは事前書類では難しく、直接しないと分からないとは思いますが…  
 
***  
 
室内に入った私を出迎えたのは白衣の…では無く、一人の男子学生でした。  
形容するなら──十人並み。それがその学生に対する感想の大半を占める物です。  
同じ転入生なのかも?そう結論付けた私に、皐月先生は驚く事を伝えました。  
「彼が検査員の高原 天音くん、後は彼の指示に従って検査を受けて下さいね。」  
同じ学生に何故?…私は転入歓迎会の何かとさえ考えましたが、真面目な顔ので喋る顔から  
これが冗談では無いと、判断するしか在りません。  
先生は廊下の横にある椅子に待機する為に出た後、室内は二人きりとなってしまいました。  
「あの、一体わたくしは何をすれば良いんですの?」  
そう尋ねる私に、彼──天音は奥のベットへ横になるように言います。  
普通なら怪しくて従わない指示ですが、外には先生も居る事と、早く終わらせたい気持ちから  
素直に横になり、目を閉じました。  
「あ、熱を計るので額に手をのせます。  
それと…少し測定もしますので、電気のようなのがピリッと来るかも知れませんが  
直ぐにそれも終わるので、心配しないで下さい。 後、数値が変わってしまう為、安静にして下さい」  
そんな注意を聞きながら、相変わらず分からないまま…私は終わるのを待ちます。  
(これは先生も伝え難い訳ですわ…何が何やらサッパリですもの)  
 
ぴと…  
 
男子生徒の手が私の額に触りました。  
そして──暫くすると説明通りにピリピリと電気が流れる感じが来ました。  
5分…いえ、10分程は続いたのでしょうか? 最初はピリピリと有った抵抗感も薄れ  
それが気にならなく成っていきました。  
(それよりも…何だか私の検査に付き合わせて仕舞い、申し訳ないわ…)  
そう、彼に対する好意のような気持ちさえ湧いて来たのです。  
 
「…はい、これはもう良いですよ〜、目を開けて椅子に座って下さい」  
私は男子生徒──天音さんの指示に従い、椅子に向かいます。  
 
正直──  
先程迄は疑問が在りましたが、わざわざ私(わたくし)の為に検査をして戴いている  
彼を見る内に、そんな事はどうでもよいと思い始めていました。  
カウンセリングの質問用紙を用意をする彼を見ても、早く質問に答えたくてしょうがありませんでした。  
 
「はい、それでは質問を開始しますよ。 えーと…先ずは、性交経験は有りますか?」  
「…はぁ?」私は突然の質問…いえ、暴言に驚き、一瞬動きが止まってしまいました。  
「どうしたんです? カウンセリングの質問なのですから、質問に答えるのは『当たり前』じゃないですか?」  
「……そうですね…いいえ、未だ性交経験は有りません。 」  
私は彼の言葉に、自分の常識の無さを恥ずかしく感じ…反省しました。  
彼に隠し事や拒否をするのは、今考えれば…何故あんなに反応してしまったのか?  
 
「付き合っている人は?」「居ません。」  
反省をしていた私に構わず続けられる質問にも、私はもう…迷いません。  
「自慰は週に何回です?」「ええと…2週間に一度くらいです。」  
しかし──天音さんは「面白く無い」と言い、質問を中断してしまいました。  
 
──ポン!  
そう手を鳴らす仕種で私に向き直り、彼は…ある宣言をしたのです。  
 
「鏡華さん、やっぱり…幾ら僕がカウンセラーとは言え、恥ずかしい事は恥ずかしいと思うんだ。  
鏡華さん、我慢はよく無いです。 寧ろ我慢禁止で。  
…でも、質問にはちゃんと答えて下さいね?カウンセリングですから」  
彼、天音さんのこの言葉を聞いた瞬間──  
私(わたくし)は先程の、同性同士でも恥ずかしい内容に赤面し  
今すぐ何処かに行きたい衝動が襲い掛かりました。  
(恥ずかしい! 私ったら男の方にあんな事を!!)  
質問の途中でさえ無ければ、消えて仕舞いたい気分でした。  
 
「…さん、鏡華さん。」「は、はひ?」  
恥ずかしさで変な声を出して仕舞う私。  
「どうなんですか? 生理の来る周期は?」  
「え?ええ!?…その……だいたい…4日…前後です…」  
物凄く恥ずかしいのに、言いたく無い、でも…彼に聞かれると口は答えて仕舞う…  
私は天音さんの顔もろくに見れず、俯くいてしまいました。  
彼はそんな私を、ニヤニヤと笑いながら見るのです。  
「へぇ…そういえば今日は5日。 今、生理は来てるのかな?」  
「…いいえ、まだです。」「ふーん…ねぇ、今…来たんじゃない?来たと思うんだ」  
彼はそう──私に語り掛けると、身体が言葉に反応するかの様に騒ぎ出したのです。  
 
ツーー  
 
私の中から流れる温かく、錆びた匂いの筋──  
彼の言葉で意識した所為でしょうか、言われた通りに始まって仕舞いました。  
(あっ、そんな! 本当に…来ちゃうなんて、そんな…)  
私(わたくし)は睫毛を震わせ、フルフルと身体を硬くさせ──また、彼に報告をしてしまうのです。  
「…今、せ…生理が始まり…ました…」  
私の、蚊の鳴く程の言葉に彼は『調度いい、どうなってるか見せてよ』と…私に質問をするのです…  
 
私は彼の目の前でパンティを下ろし、自らの両手でスカートを捲くり上げ  
私の大事な部分を晒しました。 勿論、見易いよう──脚は左右に大きく拡げ、腰を突き出す姿勢で…です。  
(なんでなの? 当たり前の筈なのに、なんでこんなにも恥ずかしく感じるの?!)  
訳の分からない羞恥に目を閉じている私に、彼は近付きながら言いました。  
「へぇ〜、鏡華さんはナプキン派なんだねぇ。 でも、邪魔だから取って…  
ああ、両手が塞がってるし…しょうがない、僕が剥がしてあげるよ」  
 
やっぱり天音さんは優しい方です。 私の代わりに取ってあげよう と、申し出て下さったのです。  
此処は、恥ずかしいですがご厚意に甘え…彼にお願いする事にしました。  
 
「じゃ、どうして欲しいか僕に教えてくれる? 鏡華さん」  
彼は、私(わたくし)の柔らかくウェーブした髪に指を通しながら言うと、ニッコリと笑顔を投げ掛けます。  
私は彼の申し出に対する感謝の心を言葉に乗せ、お願いを口にしました。  
「は、はい…私、高峰 鏡華は本日…生理が来たのですが、それを見せるのに忙しく  
ナプキンを一人ではどうする事も出来ません、どうか私の代わりに剥がして下さいませ」  
 
彼女はスカートを下ろす事も、姿勢を変える事もせず(実際には許されず…だが)  
目前の、今日会ったばかりの冴えない生徒に笑顔まで作り  
おそらくは此処に編入しなければ、生涯口にしなかっただろう事をお願いする鏡華。  
わざと羞恥心を持たされて居る彼女は内心『普通である筈の行為』  
に反応して仕舞う自分に、分からなくなっていた。  
(当たり前の事なのに、彼の前でこんなに恥ずかしがる私は、どこかおかしいの?)  
聡明な彼女の頭でさえ、土台が間違っていては正しい答えは導き出せず  
彼女が真面目なら真面目な程、考えは滑稽な答えを生み出していた。  
 
「しょうがないなぁ鏡華さんは。 分かりました、僕が剥がしてあげますよ」  
 
ペリ…ペリペリ…  
 
鏡華の葛藤を他所に、ゆっくりと剥がし取る天音。  
今さっき始まった経血は朱く、血生臭い空間を作り出していた。  
「うーん…取ってはみたものの、あんまり楽しい感じじゃ無いなぁ…」  
見たいと言い出した張本人の身勝手な言い草にも、手伝って貰っている彼女は怒るどころが謝っていた。  
「申し訳ありません、私の代わりに、最初は口でスカートを押さえ…と、考えたのですが  
それだと後の説明が出来なくなるので…」  
「まぁまぁ、鏡華さんの所為じゃ無いし、しょうがないよ」(僕の所為だしね…)  
「そんな…そう言って戴けると、救われます…」  
(最初は変だなんて思ったけれど、彼が検査員で良かった…)  
 
(う〜ん、彼女は育ちが良いんだな。 …ま、僕は育ちが悪いから玩ばしてもらうけど)  
天音は今や自分の玩具である鏡華に対し、目的を実行を始める。  
「それより先に進めないかい?」「え? …はい、私もそう思いますわ」  
彼の言う言葉は、自分も考えていた…その不自然さにも気付け無い彼女は追認を返す。  
心の動きを抑制された彼女が取る行動を予測する事は容易く、話を彼が望む方向へと進まされていく。  
 
自分の考えと思わされている鏡華の、未だ未開の地を蹂躙する準備が整ったのだ。  
 
「意見も一致したみたいだし、鏡華さんの血だらけマ○コの中を見させて貰いますよ?」  
「あっ…はい、どうぞ…天音さんの手が、私の穢た血で汚れると思いますが…  
鏡華の血だらけマ○コ、中まで見て下さい…」  
そう──彼女は  
自らの両手が、わざわざ脱がずに『スカートを捲り上げる』という『自分の思い付き』  
を実行して無ければ、空いた手で秘所を割り開いてみせかねない様子でお願いを口にする。  
(じゃ、いきますよ…)  
 
ヌチ…ニチチ…  
 
天音は、彼女の内から流れる血でぬめついた…秘貝を指で拡げる。  
そこからは血が、ドロリ…と、彼女の尻穴に一筋の線を作り出した。  
「あ…うんん…はぁ…」  
無遠慮に左右に拡げられた彼女の大陰唇は、侵入した異性の指に抵抗し、天音の指を押し戻そうとする。  
「鏡華さんのマ○コ、まだ硬いね。 やっぱり痛いの? どんな気分?  
ほら、ちゃんと検査に協力してくれないと」彼女への労りの欠片も感じられない言葉に  
痛みを堪え、済まなそうに謝りながら答えさせられる鏡華。  
「はい、んん…痛い…です…」  
眉をしかめながらそう伝える鏡華を眺め、天音は自身の考えを話だす。  
「やっぱり男じゃ痛いポイントが分からないし、良い事を思い付いたよ」  
「良い事…ですか?」  
首を傾げる鏡華を横目に、彼の視線は外で待つ、美しい女教師で停まる。  
「ああ。 手伝ってもらおうと思うんだ」  
そう──スカートを捲り上げた恰好の美少女をそのままに、彼は廊下の女教師に近付く。  
「皐月先生、ちょっと手伝って欲しいのですが…」  
待つ間も数式書に目を通していた女教師は、一男子生徒の彼にされた『お願い』に  
「…仕方ありませんね。 天音君、で…先生は何を手伝えばいいのかしら?」  
と了承すると、彼に付いて室内に入る。  
 
そこに広がる光景──美少女の破廉恥な恰好を前に、美貌の女教師は天音に向き直ると口を開く。  
「天音君…これはどうゆう事?! 鏡華さん学園校則では  
『天音君のペットにして貰えるの者は毎週月曜に決定』と決まっている筈よ。 君が破ったら駄目じゃない!」  
優しく、話しの分かる教師と言われている皐月だが、校則違反は見逃してくれなかった。  
 
「違います。 これは『検査の一環』なんですよ」「あら…そうなの? 鏡華さん?」  
天音の言い分に皐月は、秘所を露にした…新しい教え子に尋ねる。  
「はい、本当です。 その際に私が痛みを訴えまして…」  
 
彼女達は、普通なら責められるべき者──天音を、無条件に近い信頼で話を進めていく。  
学園生活に置いては、一生徒である天音の頭があがらない担任教師であり  
当然ながら学園での権限も上な皐月もまた、彼の影響下に居た。  
体裁上は彼を導く存在でありながら、彼の意見にハッキリ反対する等有り得ない  
彼女には彼の意見が、自分の持つ価値観や教育理念よりも正しく思うように躾られているのだ。  
 
「そう、どうやら私の思い違いだったみたいだわ。 ごめんなさいね、天音君。  
先生、何も悪い事をしていない君を疑って…教育者としてまだまだ生徒への信頼不足かしら…」  
教育者としての自覚問題にまで出そうな程の、只の生徒に対する謝罪を  
途中で遮り、天音は皐月に『検査協力』という名の命令をする。  
「先生、ですから私だと痛みを与えてしまうみたいなので  
代わりに鏡華さんのマ○コへ指を突っ込んで、僕が検査し易い様に協力して欲しいんです」  
この、退学物の台詞に、当の鏡華までが一緒に頼み出す。  
 
「…ええ、任せて。 困っている生徒を見過ごす訳にはいかないもの!」  
そう、彼女はウインクをすると上着を脱ぎ、正に『一肌脱いで』くれる事を引き受けてくれたのだった。  
 
「本当、同性でも生理中のを触るのはアレだわ。 どう? これが小陰唇よ、天音君」  
当人達に頼まれたとはいえ、異常な空間で淡々と鏡華の説明に補足を付ける皐月。  
彼女にとって、この行為は、通常の男性(一番手短には、目の前に居る天音)が考える  
レズプレイなどでは無く、何かとても大切な検査の助手を務めているだけなのだ。  
検査員である天音に結果を伝えるのも、彼が検査したい事──例えば彼女を興奮させ、  
愛液と血を混ぜる…そんな事であっても、彼女は実行していくのだ  
 
クチュ、クチチ…  
「どう? 気持ち良い?」「うん…はぁ…よく…分からないです…」  
皐月は鏡華が痛みとして感じかねない刺激は避け、女陰の周囲やふくらはぎ等を優しく愛撫していく。  
「くぅん!…な、なにか…先生、何かムズムズして…いつもの独りの時みたく…」  
「そう、そのまま…ほら、黙っては駄目。 天音君にちゃんと伝えなさい。」  
喘ぎが多くなりだした鏡華に、皐月はまだ一度も触てなかった陰核へと、皮の上から息を吹き掛ける  
「ひゃう!…は、はい! 天音さん…私は今、皐月先生の愛撫で身体が熱くなり  
痛みよりも気持ち良さを感じ始めています! 続きをして欲しくて堪らないんです!」  
 
その言葉を裏付けるように、彼女の秘所からは血とは違う液体が滲み出ているようだった。  
皐月が教え子の大陰唇を、天音が見易いように拡げ、検査を促す。  
「うん…さっきより形が変わったね。 後、血とは違う臭いがきつくなってない? 皐月先生」  
その問い掛けに、皐月は尚も鏡華に刺激を与えながら頷く。  
「ええ、最初は拒むようだったココも…今では臭いで誘ってる…鏡華ちゃんは感じてるわ  
そうでしょう?」そう…皐月は、鏡華の耳を甘噛みながら尋ねる。  
「はぃ、私…皐月先生のお陰で気持ち良くなってます…凄いですぅ…」  
 
(うん、この位かな? この娘はAクラスに決定。  
初めての記憶が無いのも可哀相だし…今度、鏡華さんの初恋の人になってあげるかな)  
天音はそう考えると、皐月に指示を出す。「じゃあ先生、彼女をイカセて下さい」  
「さぁ、天音君もそう言っている事だし、そろそろイッちゃいなさい!」  
彼女は鏡華の陰核の皮を剥き、その唇でクリトリスを舐め、吸引を始めだした。  
レロ…チュウ…キュキュ…  
「す、すご!…はぁぁん、くう…」  
皐月の与える、先程とは違う荒々しい快感の暴力に曝され、鏡華は波に呑まれていた  
 
(凄い…こんな素晴らしい気持ちが在るなんて…)  
様々な思いも吹き飛ぶような快感に包まれ、彼女は皐月と、男子生徒の天音を前に絶頂していた。  
 
余韻に浸る鏡華を、天音は椅子に座りながら眺めていた。  
「まだ、質問項目が在るんだけどなぁ…鏡華さん、この学園…どう思います?」  
「…最高ですわ…こんな…素晴らしい学園に…んん…通えるなんて、幸せ…」  
 
 
**********  
キーンーコーンーカーンーコーン♪  
HRを告げるチャイム音を聞きながら、担任の皐月が生徒を前に話を始める。  
「はい、今日は転入生を紹介するわよ。 ほら、座って座って! 高峰 鏡華さん、入って」  
その声に一人の美少女が教室に入って来る。  
「おおぉ!?」男子生徒がどよめき立つ中、彼女の挨拶が始まる。  
「皆さん、私(わたくし)、この度転入して参りました高峰 鏡華と申します。 どうか仲良くして下さいね」  
「ちょ!お嬢様キターー!」「いやもうバリバリ仲良くしますよ!」  
そんなクラス男子の様子を他所に天音は、ぼーっとした顔で頬杖をついていた。  
「おい天音! 俺、このクラスで良かった!また可愛い娘だよ! お前もそう思うだろ?」  
「あ〜、そうだな…優一」  
 
隣の席に座る優一を、空回りさせる程気の抜けた返事をする天音に  
「…相変わらずだなぁ…お前も」と、溜め息を吐きながら嘆く。  
「美少女だぞ! もっとこう…がっつくっーの? 足らないぞ友よ! …っつぁ痛!」  
騒ぎ立て…皐月先生の一郎並な、チョーク・レーザービームを受ける優一。  
「そこ! はしゃぎ過ぎ! 鏡華さん、あの席よ」  
彼女が席に移動する間、男子は勿論、女子からの話し掛けに答えながら進む彼女が、ある席の前で止まる。  
 
「あ! 俺、柳原 優一! 君とはなんか運命のような? うんディスティニーって奴?それを感じ……」  
優一のPRに背を向けて止まったのは天音の席だった。  
「先程はありがとうございます、高原 天音さん。 これから、宜しくお願いしますね」  
そう…言葉と、ちょっぴり頬を染めて微笑む鏡華。  
「うん、宜しく」短い会話の後ろでは、優一がまだ一人で喋っていた。  
「…まー、俺のエアーギターを見れば君も…って、もう席に着いてるし!  
なんか無視されたっぽいし! つか、なんでお前はいつもいつも可愛い娘と仲良く!…」  
「うん? まぁ…偶然?」  
優一の心の叫びを聞き流し、天音は鏡華の初めてのプランを考えるのだった。  
 
 
CASE.1 ─終─  
 
 

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