「捕まえたっ」  
 
首根っこから男を掴み上げ壁に押す。パワードテクニカルチャ−、  
俗称「パテカル」を纏った奈々子の前には誰であろうと最早なす術もない。  
 
「ひゅぅ、いい眺めだぜ。こりゃ」  
遅れて参上した谷口隊長はパテカルがぴったり張り付いた奈々子の大きなヒップに喜ぶ。  
 
「ちょっとどこ見てるんですか」  
頬を赤くし、クルンと巻き癖のある髪を背中で弾ませて怒る。  
その一瞬だった。  
 
「よそみをするなっ」  
男が何かのスイッチを押した。  
 
「ぎゃぁあああ」  
激しい放電と空気を切り裂く音がし、手をひきつらせながら大声をあげる。  
そのまま意識を失った。  
 
───  
 
「お目覚めかな」  
 
目を覚ますと目の前にいる男がワーズワースの本を閉じて立ちあがった。  
 
「ここは・・」  
高い天井。採光用の窓もその高さにある。山積みになった穀類の麻袋。  
どうやら、どこかの倉庫の中にいるらしい。  
次に自分を見る。  
「あっ」  
 
パテカルのフロントジッパーが腰の下まで下げられ、  
細身に似合わない大きな胸がジッパーの間から顔を覗かせている。  
「何をしたの?」  
ジッパーを戻そうとする腕が動かない。  
背後にある柱に縛られている事にここで気づいた。  
 
男は本を合金製のケースバックに仕舞いながら、  
「あと30分で迎えがくる。それまでは君は俺の保険。その後にお別れしよう」  
人差し指でキーを回しながらも男はチラッと時計を見る。  
 
「た、谷口さんはどこ・・」  
隊長の名を思わず口ずさむ。  
「ああ、相棒のノッポのことか?あいつならそこにいるじゃないか」  
 
部屋の隅にある黒い木炭のような固まり。  
なんでこんなところに、と思っていたが今、理解した。  
 
「いやぁーっ」  
奈々子は絶叫した。体中を揺すって暴れる。だが  
パテカルを作動してない状態ではどうしようもない。  
 
「愚かな自分たちを責めるんだな。俺の周囲を詮索すると、どうなるか勉強になっただろ」  
と言いかけ、アゴに手をやり天井を見る。  
「まっ、もう役立つこともないがな」  
 
目を潤ませ、歯を食いしばって男を睨む。  
「あなた、なんてことをしたの。絶対に許さないわ」  
縛られていない足だけを使い、膝を起こして立ち上がろうとした。  
 
「ムダだ。おまえも俺の支配下、アンダーコントロールなんだよ」  
男は奈々子を肩から押えつけてコンクリートの床に戻す。  
 
そして、もう一方の手をジッパーの中に滑らす。  
「びくっ」  
冷たい指がブラのカップの中に侵入してきて、身震いが出た。  
(それは・)  
奈々子の大きな胸は揉まれることに弱い。  
電車で他人の体が当るだけでも感じるほど敏感な場所だった。  
 
「どうした?」  
ブラの中で指が乳房を激しく弄る。  
「あん・あぁ・」  
反対の乳房にも手が入って、奈々子の胸を両手で激しく揉む。  
「あぁ・あぁ・や、やめて・」  
「ふっ、ふふ、はははは。よく言うぜ」  
言葉では拒絶するが、体が反応している。  
乳首が固くなり、ただでさえ小さめのブラの中が  
さらにきつくなる。  
 
「これはすごい。苦しいだろうに」  
男が肘でボディスーツをはだけさせると、  
そのサイズの合わないブラに包んだ胸が飛び出した。  
男はフロントホックをつまむ。胸がつられて持ち上がり、  
桃のような谷間が形成される。  
 
「きついのか?」  
男は奈々子の乳房の下に手をやって掬ってあげる。  
「だめぇ・外さないで・」  
「どうして?」  
「・・」  
「見るからにきつそうだ、楽にしてあげるよ」  
「いい・やめて・」  
 
乾いたプラスチックの外れる音がして奈々子の1/2カップブラが  
膝の上に落ちた。  
 
「うん、見事な体だ」  
男は体の真ん中から縦に開いたパテカルから覗く奈々子の  
素肌とだらしなく拡がった巨大な乳房をまじまじと眺めた。  
耐えられずに横を向く奈々子。乳首はいきり立っていた。  
 
「まだ時間はある」  
背後に回り、ロープを柱の上に投げると奈々子の手首の間に  
通して、引き上げる。  
強制的に奈々子の腕はどんどん引きずられ、  
「痛い痛い」と苦痛の声を出した。  
 
「こりゃすまん」  
男は奈々子の手を一旦ほどいて、楽にしてやると  
直ぐに結び直して今度は一気に引き揚げた。  
 
腕を真直ぐ上に伸ばして、吊られた格好で立たされると  
男はロープを側にある柱に結び付けて前方に戻ってきた。  
 
「さぁ、股を拡げて」  
男はジッパーをこれ以上下がらない所までおろす。  
陰毛のはみ出たパンティーが顔を出すと、そこを軽くなでて  
あげた。  
「あぁ・あぁ」  
自由になった乳房が波を打つ。  
 
「これをプレゼントしよう」  
先ほど遊んでいたキーを上着の胸ポケットから出すと  
パンティーの中に入れる。ビクリッと体を動かす奈々子。  
「あぁ・ぁ・何をするの・」  
「出力は弱めにしといてあげるぜ」  
キーの側面にある小さなスイッチを押す。電流が走った。  
 
「ぎゃぁぁっ」  
奈々子の体が垂直に硬直すると、巻き癖のある髪が針のように  
真直ぐ水平に立ち、大きな乳房も揺れ、乳首は固く突き出た。  
 
「あ・ぁ・ぁあ」快感が全身を疾走する。  
パンティーが見る見るうちに湿り始めた。  
その水分がさらに電流を走りやすくする。  
「ぎゃぁああ」  
奈々子は口を大きく開いた。口から唾液がこぼれ、さらにそこを  
電流が走る。  
 
「いやぁぁあ・気持ちいいぃ・」  
全身がウナギのようにくねり始めた。  
 
男は放電が目に痛いので3歩下がってその光景を遠めから見る。  
含み笑いをこらえる為、口に手をやって熟考のポーズを取り、ごまかす。  
しかし、体が小刻みに震えるのが止まらない。  
「あぁ・あ・あ」  
発光する奈々子を尻目に男は時計を見た。  
 
「そろそろだな」  
 
───  
 
リュンリュンリュンリュン・・  
 
「お待たせしました。大佐。さぁ、乗ってください」  
 
夜の港に漆黒の軍用ヘリが降りる。ドアが開くと中から  
風よけのゴーグルをつけ、迷彩柄の服を着た男が敬礼をして  
飛び下りて来た。  
 
「急ごう、このチップを今夜中に解読するぞ」  
男は合金のケースバックを迷彩服に渡すと時計をもう一度見て、  
一緒にドアの中に乗り込む。  
 
迷彩服が操縦室に向かって手でサインを送ると、ヘリはそのまま  
港風に流されるように斜めに浮上した。  
 
「よく分かったな、この倉庫だと」  
ベルトを腰に装着しながら隣の迷彩の顔を覗く。  
「あれだけ目立つ信号を出して頂けたので目認で分かりました」  
 
「でも消してこなくていいんですか?大佐」  
「なに、もうすぐ自然と消えるさ」  
 
大佐と呼ばれる男は、自分の手についた粘着物の匂いを鼻にあてて嗅いでみせた。  
 
小さくなった地上を窓から見ると、先程まで自分がいたと思える  
場所はまだ白く何度も発光を繰り返している。また、そこに吸い寄せられるように  
赤く点滅する沢山の光が集まっていくのも見えた。  
 
 

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