「料理してる間、子供達の相手お願いしますね」
「いや、それは良いんだが」
「何か質問でも?」
「結構、見かけ違うのが混じってないか? とさか付いてるのとか、翼小さいのとか」
「交易に出た時に、外で作ったり他の支族の男を連れて来たりしてますからねぇ」
「マテ、ナニを交易に出してますか」
「んー、『春』とか?」
狭い島の中だけで子供作ると、色々と不都合が出るのは 経験的に 知ってるみたいです。
数は少ないけど、鶏や他の鳥も確実に居る、と。
多分、港で働いてたりするんでしょう。
「今日は、何でこんなに女の人が集まってるんだ?」
「月に何回か、子供の顔を見に来る方々が」
「ここだと、お茶やお菓子出てくるしぃ。子供たちの面倒もちゃんと見てくれてるしぃ」
「たまには、子供連れて帰って下さいよ・・・・」
「ここだったら、ちゃんとキョーイクしてくれるし? シューショクも世話してくれるし?」
「・・・・まとめて、騎士団宿舎に放り込みますよ!」
「あ、ソレいいかもー!」
白羽さんちは、『春を売る』商売の人達の託児所兼溜まり場らしーです。