たったったっ・・・今、俺、北園仁は休日の公園を軽くジョギングしている。なにも  
映画のロOキーを見たからでは無い。学校区別による剣道の試合を間近に控えている  
からである。有段者が数人しかいないわが剣道部では、初段の俺も大事な戦力の一人。  
勉強はともかく、部活だけは真面目にやっているので、鍛錬は欠かさないのです、ハイ。  
「ようし、もうひとっ走り・・・」  
広い公園を一周した所で息を整え、今、走ってきた道のりを引き返そうとしたその時、  
「わんわんわん」  
ひゃあ!い、犬だ!何を隠そう、俺は犬が苦手である。子供のときに近所で飼っている  
犬にケツを噛まれてから、どうにも相性が悪い。今、CMで話題のチワワにすら、怯えて  
しまうのだ。しかも、今、目の前にいるのは何とかレトリバーという、大きな猟犬。これは  
かなり怖い。さらにこの犬は俺の足に寄りかかり、腰を激しく振っているではないか!バカ  
モン!俺はメス犬じゃあないぞ!しっ、しっ!  
「ああ!ごめんなさい、大丈夫ですか?」  
俺が犬と格闘していると、前から非常に見目美しい、見るからにお嬢様って感じの女性が現れ  
た。年は高校生くらいかな。目鼻立ちがすうっと通って、中性的なお顔立ち。背中まで伸びた  
黒髪がとても美しく、キューティクルが満載といった感じだ。綺麗なお姉さんは好きですか?  
ハイ、好きですってなもんだ。イカスお姉さまだなあ・・・。  
「こら、タクちゃん!駄目じゃないの、離れなさい!」  
お姉さんは、俺にしがみついて腰を振っている犬に向かってたしなめる。  
「ハッ、ハッ」  
しかし、犬はよほど俺が気に入ったのか、中々離れ様とはしない。ううむ!畜生ながら  
骨のあるヤツだ。  
「本当に、ごめんなさい。普段は他の人には絶対になつかないのに・・・」  
お姉さんはそう言って、力ずくで犬を引き離すと俺の足元をしげしげと見詰める。  
 
「ああ、こんなに汚してしまって・・・」  
お姉さんの言葉に、俺がふと足元を見る・・・と、なにやら液体がついてるな。ちょうど  
犬のチンポが当たっていた部分だよ・・・って事は!ザ・メーンか、コレ!  
「ははは・・・」  
なす術も無く笑う俺。よもや、犬にぶっかけを食らうとは思いもよらなかったなあ・・・。  
森羅万象、人間何があるかわかりゃしないね・・・。  
「・・・でも、これは何のしみかしら・・・?おしっこにしては少ないわね」  
お姉さんはそう言いながら、俺の足元についたザメーンを指で掬い取ろうとする。い、いかん!  
「そ、それはおしっこじゃありませんよ!触ってはダメ!」  
「えッ?」  
俺が叫ぶと、お姉さんは慌てて指を引っ込める。ふう、嫁入り前の娘さんがそんなものを  
触っては、いけませんよ!赤ちゃんが出来たらどうするんですか!全く、もう・・・。  
「おしっこではない・・・?じゃあ、これはなんですの・・・?」  
お姉さん、目をパチクリさせながら俺に問い掛ける。  
「こ、これは、その・・・お、男の・・・体液と言いますか・・・」  
返答に困る俺。どう見ても彼女の方が年上なのに、かなり奥手らしく純粋な好奇心と  
いった面持ちで俺の顔を見ている。  
「あ・・・俺、ズボン洗わなきゃ。じゃあ、そういう事で・・・」  
これ以上付き合ってられないと思った俺は、くるりと踵を返して、お姉さんから逃げ  
ようとした。まさか、おしべとめしべの話をする訳にもいくまい。すると、お姉さんは  
慌てて俺を呼び止める。  
「あッ、待って下さい。せめて、おズボンはうちで洗ってらっしゃって・・・」  
ぴたりと俺の足が止まった。洗ってらっしゃって、って・・・もしかしてコレはお嬢様語  
・・・?初めて聞いたぞ、そんな言葉。  
 
「家は、すぐそこです。うちのタクちゃんが粗相をしたばかりに、あなたのおズボンを  
汚してしまって・・・ですから、うちで洗濯をさせてくださいませ」  
お姉さんはそんな事を言って、俺ににじり寄る。  
「あ、いえ・・・いいですよ。こんな、ぼろズボン・・・」  
俺はお姉さんがひょっとして、電波系の方かと思い、丁重にお断りをした。  
「いいえ!お願いします!」  
しかし、お姉さんは真摯な瞳で俺に訴えかける。結局、迫力に押された俺は、お姉さん  
についていく事になった。こころなしか、犬のタクちゃんも嬉しそうに見えるな、わん!  
 
「ここです。家人は留守にしておりまして、ばあやがいるだけですの。遠慮なさらずに  
入って・・・」  
お姉さんの家に着いた俺は、そのあまりの豪奢なたたずまいに腰が抜けそうになった。建て  
坪は三百坪くらい。なんか洋館のゲストハウスといった感じで、庭には噴水まである。奥の  
方には・・・なんと!プールまであるぞ!ひえ〜、正真正銘のお嬢様だ・・・  
「こちらで、おズボンをお脱ぎになって・・・」  
お姉さんに案内されて、俺はランドリーでズボンを脱ぐと、そばに控えていたばあやさんに  
手渡した。そして、かわりに貰ったタオルを腰に巻き、お姉さんの前に出る。  
「おズボンは一時間もあれば、洗濯と乾燥を済ませられますわ。それまで、わたくしのお部屋  
で、お紅茶でも召し上がってらして」  
「は、はい!」  
どう考えても住む世界の違うお姉さん。俺は緊張しつつ、彼女の淹れてくれた紅茶をなるべく  
品良く啜るのであった。  
 
「お名前、お伺いしてもよろしいかしら?あたしは、鬼塚せれなと言います。ふふ、  
よろしくね。十七歳、高校二年生よ」  
せれなさんかあ・・・いい名前だなあ・・・い、いかん!俺も名乗らねば!  
「あ、俺は・・いえ、僕は北園仁といいます。中学一年生です。こちらこそ、よろしく」  
俺が深々と頭を下げると、お姉さんは続ける。  
「せれなって、変わった名前でしょう?うふふ、お父様が日本人で、お母様が英国人  
なんですの。だから、ちょっと西洋風の名前がついたの」  
なるほど、お姉さんはハーフだったのか!どおりで、目鼻立ちが通っている訳だ。そこ  
で、俺も続ける。  
「俺の。仁っていうのは、親父が植木等の大ファンで、つけられた名前だそうです。  
えへへ、何考えてるんでしょうねえ、全く・・・」  
しーん・・・・・お姉さんは、何、それ?といったリアクション。貧民階級と、ブル  
ジョワジーの差がはっきりと出た形となった。重い空気が漂う。  
「ところで、仁さん」  
「は、はい。なんでしょう?」  
お姉さん、せれなさんに『仁さん』と呼ばれた事で、浮き足立つ俺。生まれてこのかた  
仁さんなどと呼ばれた事のない俺には、お嬢様言葉に免疫がないのだ。照れついでに  
紅茶をひとくち・・・・・。  
「さきほど、仁さんの足についた、液体・・・あれは何ですの?」  
ブーッ!俺は思わず口に含んでいた紅茶を噴出してしまう。  
「あ、あれは、ですねえ・・・そ、その・・・」  
何とか取り繕おうとする俺に、せれなさんは怜悧な視線を俺に向ける。  
「仁さんもやっぱり、わたくしにお隠しするんですね・・・」  
そう言うと、せれなさんは膨れっ面をして横を向いてしまった。  
 
「あ、あの、どういう事でしょう・・・?」  
俺がおそるおそるせれなさんに問い掛けると、彼女はとつとつと話し始めた。  
「わたくし、この年になるまで、異性の方とまともに話した事がないんです」  
「はあ」  
せれなさんは、真剣な表情だ。対して気の抜けた返事をする、俺。  
「学校は女子高ですし、送り迎えは専属の運転手がおりまして、寄り道もままなり  
ません。すなわち、世の殿方の事はほとんどわからないのです」  
「なるほど」  
「それでも、年を重ねるにつれて、男の人に興味が湧いてきまして・・・お父様や  
お母様を始め、ばあやや、学友にも色々と疑問を投げかけてはみましたが、誰一人  
答えてはくれませんでした!」  
ここで、せれなさんがドン、と机を叩いた。かなり、興奮気味の模様。  
「そこで、仁さん。あなたと出会った事で、わたくしは思ったのです!これはまた  
とないチャンスだと!異性の方についての疑問を、お答えしてくれる殿方と出会った  
と!・・・・・ねえ、タクちゃん」  
・・・・・何時の間にか、犬がせれなさんの脇に詰めている。怖いなあ・・・。  
「仁さん」  
「は、はい?」  
「あなた様には、わたくしめの長らく疑問だった事柄を、全て教えてもらいとう存じ  
ます。よろしいですね?」  
「え・・・それは、ちょっと・・・」  
俺はせれなさんの変節に正直、滅入っていた。何もそこまでして、知らなきゃならない  
物でもないと思ったからだ。  
 
「仁さんはタクちゃんが怖いようですわね。うふふ、もし、お答えしていただけないの  
でしたら、もう一度タクちゃんとお遊びになりますか?」  
ひい!それは嫌だった。タクちゃんはせれなさんの言葉に反応して、俺に向かって  
ゆっくりと身構える。今にも飛び掛ってきそうな雰囲気だ。  
「あ、あの・・・具体的に何をすればよろしいのですか?」  
俺はせれなさんに問う。すると、彼女はこんな事を言った。  
「先ほどタクちゃんが出した物と、同じ物を出して頂けませんか?」  
「ええッ!」  
せれなさん!それは、俺に精液を出せ、とおっしゃっているんですか?  
「それは、ちょっと・・・・・」  
俺が戸惑っていると、せれなさんは意地悪く犬をけしかけようとする。  
「タクちゃん。仁さんと遊んでらっしゃいな」  
「わあ!み、出します!出しますから、犬をこっちに来させないで!」  
「うふふ。じゃあ、お願いしますわ、仁さん」  
こうして、俺は珍妙なお嬢様の好奇心に付き合うハメとなってしまったのである。  
ポテチン・・・・・。  
 
しかし、俺も押されっぱなしでは悔しいので、ここはひとつせれなさんにも強烈な  
一撃をかましてやりたい。そこで、こう言った。  
「せれなさん。さっき、犬が俺にしがみついてましたよね。あれは、求愛行動の一種  
で、相手がいないと駄目なんですよ」  
「それで?」  
せれなさんは身を乗り出して、俺の言葉を待つ。  
「人間の場合、その・・・口でですね・・・チンポを刺激してもらわないと、駄目なんです  
よ。チンポってわかりますか?」  
「性器の事でしょう?それくらい、知ってます!」  
せれなさんはどうだ!といった感じで、ふんぞり返った。そりゃ、好都合だ。  
「でしたら、俺のチンポ・・・舐めてくれませんか?それが出来なければ、タクちゃんが  
出したモノは出ません」  
俺は適当な事を言って、せれなさんの気勢をそごうとする。まあ、これで彼女が諦めてくれ  
ればそれでいいし、舐めてくれてもいいのだ。  
「ええ、よろしいですわよ。さあ、性器をお出しになって。早く、早く」  
どうやら、せれなさんは好奇心の方が勝っていたようだ。うーむ、仕方が無い。俺は、  
腰に巻いたタオルを外し、パンツも脱いで、イチモツを曝け出した。ぽろり。  
「まあ!これが、殿方のおちんちん!いや、性器ですのね!へえ〜、これが・・・」  
せれなさんは、偏った性知識を身に付けているらしく、何のためらいも無く俺の股間に  
近づき、しげしげとチンポを見詰める。ついでにタクちゃんまで、来やがった!怖い!  
しかし、負けんぞ!  
「せれなさん、コレを舐めてもらえませんか?」  
俺は肉厚なせれなさんの唇に、ちょっとエッチな印象を受ける。その、ぽってりとした  
お口でしゃぶってもらえるかも、という期待感で思わずチンポが硬くなってしまう、俺。  
 
「きゃあ!」  
ぴんっと反り返った俺のチンポを見て、驚くお嬢様。ふふふ、いい反応だ。  
「何を驚いてるんです?せれなさん。まさか、コレが大きくなることを知らなかったん  
じゃあ・・・」  
俺はせれなさんをことさらあおるように、言う。すると、せれなさんは気を取り直して、  
俺ににじり寄る。  
「し、知ってますわよ。勿論、知ってますとも!」  
顔を赤く染め、懸命に自分を取り繕うせれなさん。案外、扱いやすいな、へへへ。  
「じゃあ、お口で・・・ぱくっといっちゃって下さい」  
俺が彼女を促すと、せれなさんは一瞬、躊躇ったものの、フルチンで立っている俺の  
前に跪き、おずおずとチンポを咥えていった。  
「あむ・・・」  
せれなさんの温かな唇の感触が、俺のチンポに得も知れぬ快感となって、駆け抜ける。  
やったあ!お、お嬢様のフェラだあ!くうーッ!この、拙い動き!間違い無く、男を  
知らないな!しかも、ブルジョワジーのせれなさんが、貧民階級の俺様のチンポを・・・  
「んん・・・仁さん。これで、よろしいんですの?」  
ぴちゃぴちゃとアイスクリームでも舐めるように、せれなさんは俺のチンポを舐める。  
うーん、いい感じ。  
「いや、まだですよ。せれなさん、もうちょっと舌をですね、先の方に這わせてくれま  
せんか?ほら、先っちょに穴が開いてるでしょう?そこを、お願いします」  
「こう・・・かな・・?」  
せれなさんの舌先が、俺の尿道口に差し込むように触れてきた。こっ、これはたまらん!  
ちくしょう!チンポがひくひくしやがるぜ!ああ、お嬢様の生フェラ・・・・・。  
「ああ、せれなさん・・・唇をですね・・・すぼめて、ずずっと吸って頂けませんか・・」  
「これでいい?」  
ずずず・・・っと来たあ!お嬢様の生バキューム!う、うおお!チ、チンポが吸い込まれ  
るう!!!あはーん!イ、イカス!お嬢様!  
「あうう・・・せれなさん・・・チンポの根元・・・根元の辺りを手でしごいて!早く!」  
「わ、わかりました!」  
形勢逆転。主導権はすっかり、俺に移り、せれなさんは言われるがままに、俺のチンポを  
手でしごき上げながら、ちゅうちゅうとチンポの先を吸い付ける。  
 
そんなこんなで、俺のチンポは暴発寸前。当然、お嬢様のプライドを崩すべく、ここは  
顔射で決まりだ!い〜く〜ぞ〜!それッ!  
「きゃあああああああ!」  
せれなさんの口からチンポを抜くと、俺はこれでも食らえ!という感じで、彼女の顔に  
ザ・メーンを浴びせ掛ける。くはーッ!い、いい!お嬢様へ顔射!  
「い、いやあ!」  
せれなさんは手で顔を隠し、ザ・メーン・シャワーを避けようとする。ちッ、これだから  
お嬢様は困っちまうぜ!自分がザ・メーンを見たいって言ったくせに・・・。  
「せれなさん、顔を隠しちゃ駄目ですよ。これが、さっきタクちゃんが出したものと同じ  
ものなんですからね。ほれ、ほれ」  
俺は言いながら、チンポを振って残り汁さえもぶっかけようとせれなさんに詰め寄った。ひひひ、  
この後はチンポに残った名残汁でも吸い出してもらうか・・・。などと、考えていた所、不意に  
部屋の扉が開いて、ばあやさんが飛び込んできた。  
「お嬢様、どうしました・・・?ああッ!こ、この、不埒者!」  
ばあやさん、それだけ言うと般若のお面のような表情になって、壁に掛けてあるショットガン  
みたいなものを手に取り、銃口を俺に向けて、言う。  
「お嬢様から離れろ!でないと、その貧相なモノごとぶっ飛ばすよ!」  
ガシャ、とポンプ音がする・・・ええ!ほ、本物だあ!あの、ショットガン!マ、マズイ!  
撃たれてしまう!せれなさん、何とか言って下さい!せれなさ・・・ん・・・?  
「うあーん!臭いよう!ばあや、わたくし、毒液をかけられてしまいましたわ!うわーん!」  
顔射のショックで、お嬢様号泣。となると、悪者は俺一人という事に・・・・・。  
 
「三秒以内に出ていかないと、体がミンチになるよ!いーち、にー・・・」  
ばあやさんが、アメリカン・ヒーローもどきのセリフを言う。しかし、その目には  
はっきりと殺気が漂っていた。  
「うわあ!で、出て行きますから、撃たないで!」  
俺はフルチンのまま、足元に落ちていたタオルを拾うと、部屋の窓から飛び降り、  
庭へ逃げた。その直後バスッという銃声が響いて、俺の足元に大きな砂埃が立つ。  
あ、あのババア!本当に撃ちやがった!飛び降りた窓を見ると、ばあやとお嬢様が  
俺を見下ろし、物騒な事を叫んだ。  
「ばあや!撃って!撃ち殺して!」  
「はい!お嬢様。この、間男め!よくもお嬢様の純潔を・・・」  
バスッ!うおお!また撃ちやがった!ショットガンは近距離でしか威力を発揮出来  
ない。それが幸いして、俺はなんとか逃げることが出来た。しかし、下半身はタオル  
一枚という情けない姿である。当然、道行く人の視線が突き刺さった。  
「ひそひそ・・・あれ・・・北園さんのところの・・・」  
「とうとう、頭に・・・ひそひそ・・・」  
こんな時に限って、近所のおばさんたちが立ち話などをしていやがったので、また俺の  
悪評が高まってしまった・・・。ちくしょう!自分から、誘っといてなんだよ、この仕打ち!  
しかし、まあ、純粋無垢なお嬢様におフェラさせた挙句、顔射までさせてもらったんだから  
良しとするか。と、その時後ろから、何かが息を弾ませて、近づいてきた。  
「わんわん!」  
あ、あれはタクちゃん!いやん!俺を慕って追ってきたのね〜!目、目が恋する乙女のように  
なっているもの!た〜し〜け〜て〜!こうして俺はフルチンのまま、ダッシュで帰路につくので  
ありました・・・・・。あはーん!  
 

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