前略、お袋様。どうやらすぐに返してもらえそうです、こちらの人は  
見かけによらずとても良い人たちばかりで安心しました。  
 
       第3話  
 
「講習・・・ですか?」  
『はい、調べたところ妖霊安全衛生法による特別教育等を受講し修了  
していませんので、このままではあのお部屋で生活することができません。』  
 
 異質な警察署に連行され、これから取り調べ室か!? と思っていたが聞かれたのは、  
『今まで幽霊の類を見たことは?』  
の一言のみ、もちろん見たこともなかった、ついさっきまでは。  
「見たことはありません、今日までは。」  
『被害女性の聴取から事件性はまったく無いことも判りましたし、今回は今後必要な  
資格等について説明を受けてしっかり取得してから帰ってください。』  
との事だった、  
 で、話を聞いているわけだが、こっちの人にも色々と面倒な事があるらしい、  
簡単に説明すると、  
 ・彼女は現代妖怪で正式な手続きの元、俺のベッドの下に引っ越してきたらしい。  
 ・幽霊や現代妖怪の類が見えるようになった人間は特殊な講習を受けなければ  
 自分の部屋であっても共同生活をする事ができない。  
 ・講習は2時間程度で終わるものだが、認定の試験がある。  
 ・講習を受け、試験にも合格した者は政府公認の終了証(顔写真入りの免許証みたいなもの)  
 を発行してもらうことができる。  
 ・終了証にも複数あり今回とる必要があるのは略称で 普通妖霊系(人型)なる物。  
『では早速、特別講習課程に入っていただきますのであちらの部屋へ。』  
奥の部屋を示されるがふとここで、今まで親切に説明してくれたお嬢様系婦警さんに一つの質問をしてみいる。  
「ところで、婦警さんは妖怪ですか?それとも幽霊ですか?」  
婦警さんは俺の質問を聞くとにっこりと微笑み手を握ってきた、そしてそのまま  
俺の手を自身の後頭部へとまわす、彼女は目と鼻の先、傍から見れば恋人同士のように見えるだろう。  
「え・・・と、あの」  
『大丈夫、私に任せてください、痛くしませんから・・・』  
あのそれは、まさk  
 ちゅぷ ぴちゃぴちゃ  
!!!!!!!??  
「っうわあぁ!?」  
突然指が何かに嘗め回され驚いた俺は手を引っ込めようとする・・・が、彼女ががっちり掴んでいて  
動かせない。  
『ぁあん・・動かさないで、』  
俺はバッと彼女の後頭部を覗き込んだ、そこには・・・・・・  
『駄目ェ、止まらないのぉ、後ろのお口が止まらないのぉ〜』  
口だ、 彼女の栗色の髪、その中にパックリと口を広げて、おいしそうに俺の手を舐めている、  
『ごめ、御免なさいぃ、久しぶりの人をこのはしたない口がぁ・・・お口が寂しがってぇぇ、』  
『もう少しで、満足する筈ですからぁ、もう少しだけぇ』  
そのなんともこそばゆい舌技から開放されたのは10分後の事でした。  
部屋から出て行くときに、右の人差し指を前の口で咥えられ、  
『困った事があっても無くても、気軽に来て下さい』  
なんて赤くはにかみながら言われ、  
「は、はい、」  
なんて上ずった声で返事をしてしまった。  
 
 なんて良いんだ こっちの世界  
 

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