先日まで一人暮らしだった俺も、今は可愛い女の子と同棲生活を送る身分となっていた。  
 彼女の名前は翠(すい)。これがまた極上の美少女で、しかもかなりのエッチ。正に男のための少女。  
 人間じゃなくて河童だってところはこの際は無視。  
 翠の話じゃ、河童ってのは大人になるにつれて河童の特徴が無くなり、成人を迎えたころにはほぼ人間になるのだということだ。  
 ってことで、全然問題無し。  
「ただいま」  
 俺は玄関を開けて部屋の中に入る。  
 いつもならこの時間は、翠が食卓に晩御飯を並べている頃だ。  
「今日の晩御飯は何かなぁ」  
「ごちそうさま」  
 普段俺が座っている場所に、翠とは違う美少女が座っていた。  
 翠はいつもの自分の場所に座って俺に苦笑いを浮かべている。  
「おかえりなさい・・・あの・・・」  
「お前がここの家主か。邪魔しているぞ」  
 まるで日本人形のようか長い黒髪と白い肌。  
 着ている服が和服ならまさにそのまま・・・あれ、あの服って、近くの金持ち御用達の小学校の制服だよな?  
「翠の友達か?まぁ、いいけど。腹減った。着替えてくるから晩飯頼むな」  
「え。あ・・・あの・・・彼女が・・・全部食べちゃった」  
「は?」  
「翠の料理は久しぶりに食べたが。うむ、美味であった」  
 少女がお茶を飲み、翠がオロオロと俺と少女を見比べる。  
 テーブルには先ほどまで料理が盛り付けられていたであろう皿が何枚も置いてあった。  
「って、おい!俺の飯を食っただぁ!?」  
「ごめんなさいごめんなさい。私は止めたんですけど」  
「人間一食抜いたくらいでは死にはせん」  
 死なないかもしれないけど、死ぬほど切なくなるのは間違い無い。  
 それにしても、小学生くらいなのに酷く毒舌で傲慢じゃないか。親は一体どんな育て方しているのやら。  
「お前なぁ」  
「睦月」  
「は?」  
「ワシの名じゃ。睦月。それにしても、名も聞かずにワシをお前呼ばわりするとは。見上げた度胸じゃ」  
 小学生・・・じゃなかった、睦月の鋭い目が俺を射抜く。  
「睦月。あの、お兄さんは・・・えっと」  
「翠。友達は選んだほうがいいぞ。こんな生意気なガキなんて」  
「あ・・・お兄さん。謝ったほうが・・・」  
「どうした?翠」  
「・・・齢伍佰を超えたワシをガキ呼ばわりか・・・この座敷童を・・・何だと心得ておる!!」  
 なに?ざしき・・・わらし?  
 
「あれ。俺・・・どうしたんだ?」  
 目が覚める。俺の部屋のベッドの上だ。  
 ぐあ。体中が痛い。  
「大丈夫?」  
「あ・・・翠。俺」  
「少々ワシの力が効きすぎたようじゃな。まぁ、よい薬じゃ」  
 翠の隣りで俺を見下ろす少女。睦月だっけか。  
「座敷童って、あの妖怪の」  
「・・・本気で死にたいようじゃな」  
「お兄さん。座敷童って妖怪じゃなくて神様なんだよ」  
「そうなのか?」  
「神と言うには多少の御幣があるが、気様らが使う言葉の中では神が最も近い表現かもしんな」  
 睦月はベッドの上にのぼり、俺の上にまたがる。  
「ワシが今まで目をかけてきた翠を骨抜きにした男。どんな男かと思えば」  
「ほ、骨抜きって私は・・・別に」  
「頭も悪い。金も無い。性格もそれほどよさそうでも無い。外見は悪くは無いが良くも無い。ともなればやはり夜伽の方か」  
 睦月の手が器用に俺のズボンを下ろす。  
 体が痛くて俺は止めようにも体が動かないし。  
「ほほう。こちらはなかなか立派だな・・・ほれ、はよう勃起させい」  
「いや、無理だろ。この状況じゃ」  
「なんじゃ、ワシの体が気に食わんのか?ふむ。仕方ない」  
 そう言うと睦月の体が段々と変わっていく。まるで、人間の成長を早送りで見ているような。  
「どうじゃ」  
 20歳前後の体だろうか。スレンダーで綺麗な美女の姿に睦月は変わっていた。  
 服もそれに合わせて大きくなっているらしく、同じ制服だが大人サイズだ。  
「どうじゃって」  
「まさかお主、更に年上がよいと申すのか?いやまて・・・ふむ・・・なるほどなるほど」  
 睦月が翠の方を見てうなずいている。  
「え?なに?」  
 睦月の姿がまた変わりだす。今度は段々と小さくなって。  
「これじゃな」  
 今度は14・5歳。丁度翠と同じくらいの年齢。  
「・・・む?なぜじゃ。なぜ勃起せん」  
「あのなぁ。俺が好きなのは翠なんだよ。お前がどんな手でこようと俺はお前とはしないぞ」  
「お兄さん・・・ありがとう」  
 睦月は腕を組みながら、俺と翠を見比べる。  
 
「ならば。翠。お主がするのじゃ」  
「は?」「えっ!?」  
 睦月の言葉に俺と翠が同時に驚く。  
「少し空しいが、ワシはお主らのとなりでおこぼれをもらうとするかのぉ」  
 睦月が俺から降りて、変わりに翠を俺の上に乗せる。  
「お兄さん」  
「・・・ほれほれ。はやくせい」  
「あのね。私も・・・したい・・・いれて・・・いい?」  
 俺は小さくうなずく。  
 翠が俺の上で着ている服を脱ぐ。  
 小さなスリットはすでに濡れていて、蛍光灯の光でキラキラと反射していた。  
「んっ・・・はぅ・・・ちゅっ」  
 翠が俺のを口と手を使って勃起させる。  
「おぉ。なるほど。十人並みの容姿じゃが、人並み外れた男根じゃのぉ」  
「翠。いいよ」  
「うん」  
 翠の小さなスリットに俺のペニスが入っていく。  
 初めての時のように暴走することはなくなったが、この行為が大好きなのは変わらない。  
「あん。あ。おにいさんの。おく・・・まで。あん、あ、あ、あ、あぁ」  
 騎乗位で翠が上下に動く。  
 体が痛くなければ下から突きあげるんだが。  
「んっ・・・翠が・・・あの翠が・・・乱れておる・・・男のモノを咥え込んで・・・あぁ」  
 睦月の方を見ると、睦月は床に座りこんで指で自分を慰めていた。  
 はだけられた服から見える小さな胸。そして、その乳首は勃起し、血のように赤く綺麗だった。  
「睦月・・・おいで」  
 トロンとした目のままで睦月がベッドの横に立つ。  
 痛みを我慢しながら、俺は睦月の乳首を指で撫ぜた。  
「はぁっ。だめじゃ・・・そこは・・・よわい・・・のじゃ」  
 指でなぞっているだけで、彼女の脚はガクガクと震えて立っているのがやっとと言う感じだ。  
「お兄さん・・・私・・・私もう」  
「わしも・・・もうだめじゃ」  
 左手で翠のクリトリスをつまみ、同じように右手で睦月の乳首をつまむ。  
「ひゃぅっっっ」  
「くる・・・あ・・・は・・・あぁぁぁぁ」  
 翠のすさまじい締め付けに俺も翠の膣内で果てた。  
 翠は力なく俺の上に倒れ、睦月もその場に崩れ落ちた。  
 
「ちゅっ・・・ん・・・あは・・・んっ」  
「ぺちゃ・・・んん・・・翠・・・ここも舐めてやれ」  
 今、二人の少女は俺の足元で美味しそうに俺のペニスを舐めていた。  
 二つの小さな口と舌が今までにないくらいに俺のを刺激してくる。  
「ふぅ・・・ねぇ、お兄さん」  
「ん?」  
「睦月にも・・・してあげて」  
 翠の口から信じられない言葉が出た。  
 俺は翠のためを思って睦月の誘惑から逃げていたというのに。  
「私だけじゃなくて座敷童にとっても、人間の男の精はすごい栄養になるの。特にお兄さんみたいなすごい美味しい精はね」  
「いや。ワシはよい・・・こうして舐めさせてもらっただけで十分じゃ」  
 随分と愁傷な態度になったな。  
 俺に痴態を見られたからか?  
「睦月ね。もうずっと男の精を受けて無いの。このままいくときっと」  
 翠の顔が曇る。  
「翠はそれでいいのか?」  
「・・・私はお兄さんにも睦月にも気持ちよくなって欲しいから・・・あ、でも、睦月を好きになっちゃダメだよ。お兄さんは」  
「大丈夫。俺が好きなのは翠だけだ」  
 腕だけ動かして翠を抱き寄せ、口付ける。  
「少々妬けるのぉ」  
「睦月。お兄さんを貸してあげる」  
「ありがたい」  
「貸すだけだからね。絶対だよ。お兄さんを取ったりしちゃダメだよ」  
「わかっておるわ」  
 睦月は先ほどの翠のように俺の上に腰を下ろす。  
「ゆくぞ」  
「どうぞ」  
 俺の目の前で睦月の少しだけ開いたヴァギナにペニスが潜り込んでいく。  
「うぁ・・・はぁ・・・久方ぶりの・・・感覚じゃ」  
 睦月のソコは、翠とは違ってキツくない。だからと言って、ユルいわけでもなく。程よく俺のを包み込んでくれていた。  
「ふふん。どうじゃ、ワシの女陰は・・・気持ちよくて仕方ないって顔じゃのぉ」  
 素直な翠のソコとは違い、複雑に動く睦月の中は、予想だにしていない刺激が突然訪れたりする。  
「ん。あぁ・・・主のも・・・よい・・・ひっぃ!?」  
 急に睦月が目を見開いて声を上げる。  
「あ・・・あぁ・・・さらに・・・大きく・・・ダメじゃ・・・もう・・・きつい」  
「睦月・・・どう?お兄さんの・・・美味しいでしょ」  
「・・・はっ・・・あ・・・うむ・・・最高じゃ。翠は・・・幸せ者・・・じゃのぉ」  
 段々と体の痛みが引いてきた。  
 俺は睦月の尻を掴む。  
 
「はぁっ。な、なんじゃ」  
「痛みが引いてきたからな。もっとよくしてやるよ」  
 俺はそのまま睦月を上下に動かしながら、それに合わせて腰も動かす。  
「は・・・はげし・・・すぎる・・・久しぶりの・・・体に・・・あ・・・あ・・・それは・・・酷・・・じゃ」  
「いいなぁ・・・お兄さん。私にもまたしてね」  
「やめ。あ、だめじゃ・・・翠・・・そこは」  
 翠もベッドに上がって、手で自分を慰めつつ、睦月の乳首を舐める。  
 その度に、睦月の膣が俺のをきつく締め付ける。  
「睦月」  
「はっは・・・っ・・・なんじゃ」  
「翠の次くらいに可愛いな」  
「ば・・・ばかを・・・言うでない」  
 俺は上半身を起こし、睦月を上下に動かしながら翠とは逆の乳首に吸いつく。  
「はぁっ。だ・・・だめじゃ、もう・・・あぁ・・・後生じゃ・・・もう・・・しまいに」  
「ふふ。わかったよ」  
 俺は腰を動かすことに専念し、激しく睦月の中をかき回した。  
「くっ・・・睦月」  
「よい。よいぞ・・・だせ・・・すべて・・・飲み干してやる・・・だから・・・出すのじゃ」  
 俺は睦月の一番深いところまでペニスを押し込み、そこで精液を放出した。  
「んっ。あぁぁぁ」  
 睦月はクタとなり俺の方に力なくよりかかってくる。  
 体中が小刻みに痙攣している。それほどまでによかったのだろうか。  
「ふぅ」  
 睦月から抜く。かなりの量の精液を出したはずなのに一滴も出てこない。  
「睦月はね。全部子宮に貯めちゃってるんだよ。私も出来るけど、ここまで完璧には出来ないなぁ」  
「ふぅん。子宮か・・・え?子宮?」  
「うん」  
「まさか、子供出来たりしないよな?」  
 翠や睦月に子宮があるとは思わなかった。  
 そうだよな。ここまで人間そっくりなのに無いと考えていた俺の方がおかしいかもしれない。  
「ふふ。どうじゃろうなぁ・・・これほどまで濃いのを出されたことは無いからのぉ」  
 睦月が耳元で囁く。  
「私はまだ子供作れないけど・・・睦月は・・・出来るかも」  
 俺は翠と睦月の顔を見る。  
 ま、なるようになれ・・・だな。  
 
 夜。翠と睦月は俺を挟んで俺の両側で寝ていた。  
「そう言えば」  
 睦月が俺に語りかけてくる。  
「先ほど視えたのじゃが、お主。今まで人と性交したことないじゃろ」  
「え?そうなの?」  
 逆側から翠が聞いてくる。  
「そんなはず無いぞ。俺の初めては高校の時の彼女と」  
「あれは人魚じゃ」  
「じゃあ、卒業旅行で北海道に行った時の旅館の女将」  
「雪女じゃ・・・それ以外のも、幽霊や九十九神が視えたぞ」  
 幽霊や九十九神?あ〜・・・なんとなく身に覚えが無いと言えないのが辛い。  
「お主は昔っから物の怪やワシらのような人ならざるものに好かれておったようじゃのぉ」  
「う・・・ウソだ」  
「でも。でも、そのおかげで私と会えたんだし・・・お兄さん。私・・・迷惑?」  
 翠が俺のパジャマをぎゅっと握って、目に涙を溜めて聞いてくる。  
「迷惑なわけないだろ。お前は俺が今までの中で一番好きな女だ」  
 翠を抱きしめる。  
 翠の体から力が抜けるのがわかる。  
「・・・のう」  
 後ろから睦月の声が聞こえてきた。  
「その愛情の半分でよい・・・ワシにも注いではくれぬか」  
「・・・なに!?」  
 俺は驚いて起き上がる。  
「さっきも言ったじゃろ・・・ワシらのようなものに好かれておると」  
「ひょっとして。睦月もお兄さんを?」  
「・・・う・・・うむ」  
 睦月が顔を真っ赤にして俯く。  
「わ、ワシは座敷童じゃ。住みついた家に幸福をもたらすぞ。お主が・・・ワシに精を注いでくれれば・・・半永久的に幸せをくれてやれる」  
 自分の利点をフルに使った文句は、今までの強気な睦月からは全然想像出来なかった。  
「お兄さん・・・睦月のお願い・・・適えてあげて」  
「へ?」  
「私・・・お兄さんも睦月も同じくらいに大好きだもん・・・お兄さんは睦月が嫌い?」  
 翠は首をかしげて聞いてくる。  
 睦月は顔を真っ赤にして目の下のあたりまで布団をかぶって、少し震えている。  
「こんな可愛い子二人に好きかと聞かれて断れる男がいるわけないだろうが・・・ったく」  
 この日から同居人が更に一人増えた。  
 全身全霊をもって尽くしてくれる翠と、強気ながらも相手を気遣う心と優しさを持った睦月。  
 俺・・・この時点ですでに幸せすぎなんですけど。  
 
 続く  
 

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