ソレナンテ=エ=ロゲ 第2夜 〜秋葉原を見ずに飯が食えるか  
 
 
しょwwwくwwwしゅwwwのwwwうwwwたwwwがwww  
きwwwこwwwえwwwてwwwくwwwるwwwよwww  
うぇwwwwwうぇwwwwwうぇwwwwwうぇwwwww  
うはwwうはwwおkkwwおkkwwうぇwwうぇwwうぇww  
 
ここは楽園の海。ロリッ子となったヲレサマは人魚よろしく足のみで優雅に遊泳中。  
泳ぎながら歌だって歌える。どうだいこの俺様の美声フハハハハハ  
ちょーきもちーとかいったマッチョ金メダリストなど今の俺様の前ではかすむであろうwww  
 
目の前に広がるパノラマ、見渡す限りの珊瑚礁、だがこれら全部、おそらく軟体生物であろう。  
よくみるとそのどれもこれも、つかまった犠牲者であろう女の子たちが  
思い思いの姿でその珊瑚礁の上で腰を振っているからだ。  
あっちでうにょうにょこっちであんあん、そしてあっちでずんずん。  
もうどこをとってみても絵になるというくらい、目を向ける方向に迷う広大な絵図だ。  
こんなシチュエーション、エロゲにもないぜ!!  
 
幸いにも、こんな状況の中俺様が捕まらずにいれるのは、  
第一にあまりのうれしさに遊泳スピードが速かったのと、  
第二は、ヲチを決め込もうと決めたその日から、珊瑚礁の生命体には  
あまり近づかないよう、ある程度の高度を保って泳ぐことに心がけたことと、  
 
第三は、俺様が処女を失う場所は、ある意味エロゲの永遠の聖地、  
秋葉原でと決めているからなのだ。  
 
・・・いやまあ、たいしたこだわりもないだけどさwwwww  
 
なぜに俺様がそんな考えに至ったのか?  
大体にして、物のほとんどが軟体生物と化すこんな世の中で、  
どうやってそんな場所を特定できるのかと、突っ込みたくてしょうがない  
亀頭諸兄もいるだろう。  
きっかけは、遊泳中に偶然見つけた巨大な2つの塔にあったのだよ。  
連続する鋭角なでこぼこが、巨大にしかも頻繁にでるとなれば  
それは都会、とりわけ都心ともなろうことは想像がつくであろうが、  
そういったなかで、連立する2つの巨大な塔・・・  
こんな、ある一方から突然枝分かれし、2本の巨大なものになる建造物なんて  
新宿に存在していた、東京都のエゴの象徴以外の何者でもないじゃないか。  
根拠といえば他にも色々あった。何しろ東京という場所は、  
思い思いさまざまに、エゴに彩られた建造物には枚挙に暇がないからな。  
見よ、此方には妙に高い一本の柱。おそらくこれは、世界一の電波塔という名の  
日本人のエゴの象徴であろう。  
あんな建物、こんな建物、そのどれもこれもに、必ずといっていいほど、  
肌色をした付着物がたくさん付いていることが、俺を妙に興奮させる。  
まあときどき、いまだに逃げおおせている肌色の粒もあるんだけどさwwwwwwww  
 
そうしているうちに、俺はものすごいものを目撃した。  
その肌色の粒が、集団を作って遊泳しているのだ。それも猛スピードで。  
なんかソコには、必死な様子が伺える。あんな見事なコンビネーションでありながらだ。  
よく見るとその集団の背後に、黒い影が・・・。  
俺は、ちょっとだけ近づいて様子を伺うことにした。  
 
すごい光景、圧巻であった。  
大人数の肌色の集団が、衝突もせず摩擦も起こさず、  
右左上下縦横無尽、大人数一糸乱れず移動しているのだ。  
その後ろで、じりじりと迫っている大型の何か。  
恐らくは多くの女性を一人でも多く確実に物にせんと、  
機を伺っておるのだろう。  
女性は女性で、「頼りない女性を守るために集団をつくり」、  
「固まるだけでは無力なのでなるべく移動」という知恵なのだろう。  
それはさながら、集団で見事な銀の河を作り上げるイワシの群れと、  
それを大口をあけながら追う大型の魚、といったかんじだ。  
荒唐無稽な光景でありながら、俺は「おお自然の神秘」と  
勝手に祭り上げ感動に目を見開いていた。  
恐らく俺様の目は、アニメ表現でいう「キラキラ星の目」状態の筈だ。  
そんな中、この追跡劇に、変化が生じた。  
それまで調子よく大移動を続けていた肌色の集団。  
その背後で、悲鳴と怒号が響いたのだ。  
 
よく見ると、機を伺っていた巨大生物が突然、  
その透明な身を多岐に延ばし、女性たちを捕まえにかかっていた。  
女達はもがく隙も与えられず、  
間髪いれずに生物の体内に取り込まれて行く。  
まさに入れ食い躍り食い。まるで映画グリードをみているようだ。  
映画と違うところと言えば、やはりお約束どおり、  
中の女性たちは消化もされず五体無事なところであろうか。  
それを示すかのように、その生物、巨大アメーバは  
肌色の模様をまだらに飾っていた。  
恐らくその1つ1つ、今でも生殖活動がなされているに違いない。  
追跡と捕獲が終わったようである。巨大アメーバはその身を  
ゆっくりと後退させていく。  
肌色の集団の悲鳴のなかに哀号が交じっている。  
引き離された姉妹か親友か、それらの行く末を案じての涙か。  
いずれにせよ、ヲチ決め込んでる俺にとっては、  
格好の興奮材料でしかない。  
うはwwwwww触手寝取られ最高wwwwwww  
 
女達による愁嘆場にしばらくつきあってもいたかったが、  
俺はこの先を急ぐことにした。  
実は先ほどの大量捕獲が俺を一層興奮させたらしく、  
泳ぎながらも俺の息はかなり上気し、  
下半身に疼きを異様に感じていたのだ。  
行く先々で凌辱場を見せつけられる度に、それは更に増していた。  
それは今こうして泳いでるときでも続いているのだ。  
これが女の興奮ってやつかよwwwwwww  
やばすwwwwwヤバスwwwwwテラヤバスwwwwww  
こんな場所で油を売っている暇などないのだ。  
俺様が目指す、恐らくは快楽の極限wwwww  
あらゆるヲタエロの極北wwwwwwwwwwww  
 
ここで賢明なる御諸兄はそれこそ突っ込みたくてたまらなくて、  
亀頭を我先に突き出さんとしているだろう。  
まあまあおちつきたまへ。順番に順番に。  
「アキバごときに何を期待してるんだこのロリヲタ」?  
OKOK、ぽまいらのいいたいことはよーくわかる。  
だが、俺は今興奮の只中にあったんだよ。  
下半身の疼きが増大に増大を極め、  
いつのまにかそこにしか思案が行き届かなくなっていた。  
おおおおおお俺おれをれヲレオレore  
うずくうずくじんじんじんじんwwwwwwwwwwwwww  
やばいやばいやばいやばいやばいやばいwwwwwwwww  
やばいwwwやばwwいwwやばwwいやwばwいwやwwばいwwwやばwwwwwい  
誰かオレを抱け、いや抱いておにいちゃん、うずくの、うずくよぉ  
うはwwwwwwwwwだれでもいーからつっこめこらああああああああ  
おそらくそのときの俺の状態は、エロ漫画で言えば  
頬紅潮しまくりで、目の描写は光を失った感じか、  
狂気を表す同心円がいくつも描かれた感じで、  
舌だしまくりであえいでいる感じだったに違いない。  
 
そのくらい取り乱したんだ、アキバごときに至上の期待をしても  
何ぞおかしなことあろう?なあ?  
 
もう、もう、だめ・・・そこらの適当な場所で・・・  
あ、とびっきりいい動きしそうなナマコがそこにいる・・・ちょうどいいや・・・  
もはや我慢も限度、これ以上この状態をほっといたら・・・いや、  
もうどんなに我慢しても体が勝手に動いていた。  
手近な生命体を発見し、ふらふらと近づこうとしていた。  
嗚呼、花の引力に惹かれる蝶、それが俺?ああ、採取されちゃうんだ・・・  
 
あと1かき、2かき、生命体の射程範囲内に近づこうとしたその時だった。  
ほとんど蕩けきったオレの目が、見覚えのある「看板」を見かけたのは・・・。  
ああ・・あれは、あの必要以上のスレンダーボディは・・・  
あの目立ちすぎるオレンジは・・・いつも本購入でお世話になった・・・  
おお、此方に見えるは、LA●×、彼方に見えるはT$∪K∪M○  
おおなつかしの愛しの看板たち・・・ってえ!?!?!?!?!?  
看板だと!?  
オレはとっさに身を翻し、もう少しで俺を捕まえていた触手群を紙一重でかわし、  
急ぎその場に向かっていた。  
 
何でこの街だけ、なんも変貌してないんだ?  
 
なぜかこの街だけ、その姿そのままに、すっぽり海に沈んだような按配だった。  
なぜ、よりにもよってこんな街を海底都市に選ぶんだ。  
町並みを隅々に見渡してみる、  
車がほぼないところを除けば、まるで代わるところのナイ街並みだった。  
ただ、この街から、その常連の象徴とも言うべき、  
「絶滅寸前種ヲタ」が一人もいなくなったことを除けば・・・。  
街を徘徊するのはオレだけじゃなかった。ぱらぱらと、人をみかけた。  
やはりというかなんというか、あうたびあうたび、質の高い女性ばかりだった。  
幼女から熟女まで年齢と顔つきはそれぞれではあったが、  
一つ共通して言えることは、  
どの姿も、ソノ手の琴線に触れるほどのいずれ劣らぬ美女ぞろいということだ。  
オレはソノ中の一人(オレと同年代な姿してる少女)をみつけ、  
一言「やらせろwwwwwwwwうぇ」といってしまう衝動をかろうじて押さえ、  
恐る恐る声をかけてみる・・・。と、  
 
「お、そこのかわいこちゃんwwwwwwもしかしてオレとご同輩?wwwwww」  
 
その台詞を聞いて、俺は瞬時に悟った。  
彼女が「元男」であること。wwwwwな口調から察するに、  
「犠牲者」ではなく「恩恵を受けた者」であること。  
そう、「俺と同じ種類」の人間なのだ。「彼」は。  
 
とたんに俺のトークは愛罠媚 a VIPSTAR  
「いよう同士wwwwエンジョイしてるかいwwww」  
「はwwwこんな状況でwwww愚問とかアフォスwww」  
「あんたもすきねえwwww」  
「何をおっしゃるwwwwお代官様wwww」  
こんな荒唐無稽萌えシチュに、  
聖地で同じ趣味を求める者同士が共有し会う第六感があいまって、  
俺らの会話はヒートアップwwwwwwwwwww  
会話しながら奴の姿を鑑賞する。  
栗色のショートボブに責め系おにいちゃん垂涎のたれ目ロリ。  
バストサイズはAであろう華奢な体を包んでいるのは  
不釣り合いに過ぎるLLのチェックのシャツ。  
そして下半身は、これまたLLのジーンズといういでたち。  
オーバーオールタイプであることが辛うじて着用を助けている塩梅だ。  
こいつどうみても元ピz(現在の姿から幻滅せぬよう検閲)  
こんな場所で、アキバ絶滅危惧種の成れの果てと会うことになろうとはwwwww  
 
まあ、俺も人のことは言えないなあ。  
元ガリヲタであること以外、奴とほぼ変わらないしwwww  
まあ、サイズあわなすぎて脱げないことがないだけ  
助かってるけどなwww  
ご紹介が遅れた、ちなみに俺は寒色系のツインテール。  
ツンデレ標準装備の吊り目ロリ。体は奴より大きめでバストはB。  
 
「所でwwこの街は廻ったのかいwwww」  
「実はまだwwwいまきたばっかwww」  
「まわってみwwwここが守られてるわけがわかるぞww」  
やはり同じ趣味を共有し会う者同士の第六感か?  
俺の胸中の疑問にあっさり即答しやがったwwwww  
 
「いやあああああっ!」  
おあつらえ向に、俺らのコミュニケーションを中断する鋭い悲鳴。  
それは、俺も常連していたメイドカフェから聞こえた。  
うはwwwwwまさかご主人様が触手???wwwモエスwwww  
早速現場へ直行する俺たち。おーおーさすがご同輩wwww  
堂に入ったロリドルフィンキック、俺より手馴れてやがるしwwww  
 
渦中の場所に馳せ参じると、早速ショータイムが始まっていた。  
「ああっ、何をなさいますご主人様」  
「おやめください、おやめください・・・い・いああぁ・・」  
想像通り、メイド服を着込んだおねいちゃんたちが、  
さまざまな姿で触手どもに絡まれている。  
その触手の元をたどってみると・・・その塊は貴族服に身を包んでいた。  
ちょwwwwwww予想通り杉かよwwwwwwwww  
やがてメイドさんたちは、予定調和に従い触手どもによって服を脱がされていく。  
触手ども、ご丁寧にメイド服を破らずに丁寧に脱がしにかかってやがる。  
CかDかはあろうナイスな胸があらわになる。うっひょーこいつはタマランチwww  
ここまできて、俺は気がつく。  
そういえば・・・最初に触手エロシーン見たときも、犠牲者のおにゃのこは、  
服を丁寧に脱がされてたなあ。  
「あいつら、あれで実は結構楽しんでるんだぜ」  
まるで常連客のような台詞をかましながらご同輩が顔を紅潮させて見入る。  
「楽しんでる?」  
「あいつらも、趣旨は違えど、ご同輩だぜ?」  
 
いわれてみれば・・・  
メイドさんたちはどれもこれも上玉ぞろい。逆に言えば上玉に過ぎた。  
いつも俺が通っていたメイドのおねいちゃんたちは、  
今日ここで絡まれてる方々に比べれば、所詮は一般の女性だった。  
「つうことは、奴ら、メイドマニア??」  
「政界wwwwwwwwwwおkkkkkwwwwwwwwww」  
たれ目ロリがにへら〜っと顔を淫猥にゆがませる。  
うはwwwロリでその顔とかwwwヤバスwwwwwww  
ある意味萌えの新発見wwwwww  
「あ・・・あん・・ご主人様ぁ・・・だめですぅ・・・」  
「はぁ、はぁ、そんな・・・ごむたいな・・・」  
愛撫を受け快楽モードになりながら、確かにあいつら、  
台詞の端々に余裕のようなものを感じる。  
メイド服がご丁寧に脱がされている理由もこれではっきりした。  
奴ら、メイドプレイ常習者なのだ!!  
「このまま見入るのもいいが・・・お楽しみはここだけじゃないぜ?」  
この状況に釘付けになりながら、俺にそうのたまうご同輩。  
そういわれて、俺は、ピン、ときていた。  
確かに、ここは秋葉原、あらゆる萌えの聖地。  
一寸思慮するなり、俺は店を飛び出し、ある方向へ向かっていた。  
 
そうだ、ここはありとあらゆる萌えに今、触手が例外なく絡んでいるのだ!  
ということは、ということは・・・!!!  
俺は、一足飛びにゲーセンに向かっていた。  
 
ご神体、という言葉を聞いた瞬間、俺はある予感に捕らわれた。  
ご同輩の蠱惑的な笑みが、そんな俺を捉え、俺は一瞬たじろぐ。  
 
「お楽しみの所ほんと申し訳ないが、一応掟なんでね・・・」  
微塵も申し訳なく思ってないだろ、そのやらしい笑い。  
「ついてきてもらえないだろうか」  
一応問いかけの台詞だが、明らかにこれは命令だ。  
逆らう気などは元よりないし、逃げれる状況でもないことくらい、  
重々認識してるが、この笑いと威圧感により、  
脅されてついてくるように感じさせられる。  
奴について行く。行く先はこの電脳の街の入り口であった、  
JR秋葉原駅電気街口裏の広場だ。ここから線路で分けた先は、  
もう違う街と認識されているらしく、軟体な珊瑚礁に覆われている。  
 
奴についていきながら、俺は何か違和感を感じている。  
何かが足りなく、何かが余計な感じ・・・。  
なんだったっけな、と思考しながら歩いていると、  
先では大勢の女性たちが待ち構えていた。  
老若男女・・・いや熟若幼女といったところか、  
幅広い年齢層に幅広い趣味とスタイルな、  
例外なく上玉な女性たちが一同に会し、  
俺達の到着を待ち構えていた。みんなご同輩、だよな・・・  
 
「まってたよ」「そうかこの子が」「あら、ツンデレ系?ハァハァ」  
集団が口々に俺達の歓迎の台詞を言ってくる。  
「新入りつれてきたぞぽまいらwwwwこれでまたロリ陣営に援軍www」  
最初のご同輩が俺を紹介する。  
「くっ;;;;おねえ公国軍、やられはせんぞっ;;;」  
「ツインテール萌えスwwwww」  
「は?ポニーテールの魅力を知らぬとはワロスwww」  
「メガネだ〜〜!メガネかけろ〜〜!ツンデレメガネ!」  
口々に俺に対する感想が飛び交う。なんつか、さすがはアキバだな・・・  
俺もまあ人のことはいえんか。  
「さて・・・新入りも連れて来たし、そろそろご神体も目を覚ますだろう」  
そうだ、気になってたことを聞かないと。  
「ご神体・・・ってなんだ?」  
大体察しはつくが、なぜか俺は聞かずにはおれなかった。  
またしても、にへらーっとご同輩。  
「この町を保ってくださってる”神”の幹部の1つらしい。この街に来たものは、  
必ず一度、ご神体に謁見するという決まりになってるのさ」  
 
なにやら、核心っぽいように見えて全然回答になってない。  
神?幹部?次々発生する新たなキーワード。それなんてRPG?  
だが1つだけ確信することがある、俺はたぶん、その「ご神体」に・・・  
 
ゴゴゴゴ、と、突然の地響き。  
周りを見ると、広場の一部を陣取っていた巨大な白い物体が、蠢いている。  
わかったぞ!違和感の正体が。  
ここは、最近秋葉原の駅前で完成した、超巨大ビルが建っていた場所だ。  
それが今、なぜか忽然と姿を消し、なにやらのっぺりとした巨大なものが  
所狭しと陣取っていた。それが動いている!!  
白い物体は、見る見る上へ上へと立ち上がり、  
1本のきれいな流線型の生命体の姿になっていた。  
先端の口の部分の特徴的な形。どっかで見たことがあるな・・・と思ったら。  
これ・・・ヒルじゃないか・・・・。大きなヒル・・・  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダイビル!?!?!?!?!?  
うはwwwwwwwwwwwwなにこのオヤヂwwwwwwバロスwwwww  
 
すなわちご神体とは、最近建立の超大型ビルの、成れの果てであった。  
おそらくは、ヲタ化抑制という建前で建てられた、極右都知事のエゴの象徴であり、  
ヲタ色が極力抑えられていたために、今回、アキバに守られず、  
メタモルフォーゼの憂き目にあったのであろうと、最初はそう思った。  
だが、何かがおかしい、このヒルとほかの生命体との決定的な差・・・  
こいつ!肌色のアクセサリを1つもつけていない!  
まったくののっぺりとした白、つやつやなほどであった。  
そうか・・・だからご神体・・・ここまで思考し、ふと周りを見ると、  
女たちがみんな俺から離れているではないか。  
そして一同、明らかにとヲチろうという感じの、ワクテカな目の輝かせ方であった。  
 
何事か、とみんなの方向に行こうとした瞬間、俺の手をつかむものがあった。  
俺はいつもの調子でご同輩が悪戯をしたのだと思い、  
「おいどうしたんだよご同輩、これはいったいどういう・・・」  
振り向くと、手をつかんでいたのは白い、きれいな、蛸の足のような触手。  
刹那、俺の体は高度を上げる。触手がハイスピードで俺を持ち上げてるらしい。  
 
ある高さにまで俺をあげると、俺の両肩に触手をまきつける。  
そして触手は見る見る本数を増やし、俺の周りに集まる。  
まだつかんでいるのは肩の2本だけ。  
その様は俺の姿をじっくり見ているように感じられた。  
 
そして超巨大な生命体から、腹のそこから響いてくる声がした。  
 
UOOOOOOOOOOOOOO!!!!  
ツインテールツンデレロリ、モエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!  
 
一瞬後、俺の周りに集まっていた触手たちが、消えた。  
いや、消えたかのように見えるほど、すばやい動きをした。  
体がわずかに軽く感じられた。ふと本能的に顔を下に向け体を伺うと・・・  
げ、いつのまにかひん剥かれてるし!!  
しゅぱ、と大勢の触手たちがいっせいに姿を現す。要するに静止した。  
こんな状況にありながら、俺はしげしげと自分の体を見つめる。  
それにしても、なんてきれいな体になっちまったんだ俺は・・・  
体全体がすごくすべすべで、触ったら気持ちよさそうな肌。  
眼前にあるBは、なだらかだがしっかり胸!として主張する形といい、  
その頂のきれいで小さな桜色といい、何もかも完璧なBであったし、  
その先の、へその下の丘も(腹もへそも、完璧な形であったことを追記)  
最高の弾力とさわり心地を約束してくれそうな肌質で構成された、  
奥をぴったりと隠す割れ目。まさに極上のつぼみであった。  
つかまっている身分も忘れ、俺は完全に自分の体に没入していた。  
 
下から歓声のようなものが聞こえる。下から女たちが  
俺の様子を楽しんでいるようだ。  
だがよく見ると、女たちは一部の者しか上を見上げていない。  
大多数が、俺の右側、大ビルの隣のビルを見ていた。  
ふと右側を見ると、ダイビルだったものの隣のビルの大画面液晶パネルが  
俺の今の姿を丸映しししていたのだ。  
うはwwwwwwwww俺さらしもんwwwwwwwwwwうぇ  
一気に恥ずかしくなった俺の表情までもが丸映しになり、  
その表情が、再び俺のハートにパーフェクトシューティング!  
再び、俺の体の芯に火がつくのを感じた。じんじんwwwwww  
 
体が火照る、下半身が疼きを覚え始める。  
先ほどの萌えイベントの数々を見まくった興奮も手伝っているのだろう。  
うずきの復活は、思った以上のスピードだった。  
 
不意に、触手たちが1本、また1本と、俺の体に巻きつき始め、  
少しずつ大ビルのつるつるとした本体に近づけていく。  
・・・奪われてしまうのはもう確定だろうが・・・一体どうする気なんだろう?  
うじゅるじゅる・・・つるつるとした本体表面の俺の前の部分が、  
おもむろにうねりだしたかと思うと、いきなり裂けた!  
その裂け目はどんどん大きくなり、俺の身長を軽く超えた。  
そしてぱっくりと開いたかと思うと、きれいなピンクが中から現れ、  
何層ものひだひだが揺らめいて俺を迎えた。  
うはwwwwwwwwなにそのオ●●コwwwwwwwwwww  
だがそんな形が、さらに俺の興奮を高めたらしい。  
 
俺、この中に入れられる・・・  
そう思うと俺の心臓の鼓動はさらに高まった。  
怖さもあったが、好奇心が勝った。  
俺、どうなるんだ、俺、どうなっちゃうんだよぉ・・・  
 
目の前のひだひだがもう目の前だ。  
ひだひだから、無数のピンクの触手が現れ、さらに俺を迎える。  
それを見た瞬間、また俺の下半身が強烈に疼いた。  
 
白の触手たちの優しい誘導によって、俺はあおむけにされた。  
ああ俺、あのピンクのベッドに寝かされるんだ・・・そして・・・  
 
目の前を白い触手達が取り囲む。  
ゆらゆらとゆらめく無数の触手の美しさはたとえようがなかった。  
その白に送られるようにして、俺はピンクのベッドに着地する。  
その瞬間、触れた部分の肌がゾクリする。  
なんだこの肌をなめられるような感覚は。  
やがて白の触手達が俺の拘束を離すと、続いてピンクのベッドから  
触手たちが次々現れ、俺の体を拘束しだした。  
さらに手の先、足の先はピンクの肉そのものに埋没させてしまう。  
拘束が強まるごとに、舐められるような、  
ゾクリとする感覚が全身にいきわたる。  
ベッドそのものが舌でできているのだろうか。  
ひうっ・・・うああっ・・・うはあっ・・・  
たまらなくなり、俺は声を上げ始めた。  
俺のハートを射抜いた声に艶が混じって、それは珠玉のソプラノへと変わる。  
やがて全身の舐めに、前から襲撃してきた触手たちが加わる。  
顔に、首に、胸に、腹に、足に、そしてつぼみに、  
徹底した舐りが施される。びくっ、びくっと反応する俺の体。  
その激しさに、珠玉のソプラノは、ひときわ高いコロラチュラとなる。  
 
うあああっ!はっあっ、あ、あっ、あひぁっ、はひっ、あっ・・・  
 
どのくらい時間がたったのだろうか、俺は目くるめく快楽の中で  
朦朧としながら今の状況を何とか知ろうとする。  
だが、次々送られてくる快楽によってすぐにリセットされる。  
その繰り返し、繰り返し、ほんの短い時間かも知れなかったが。  
俺にはとてつもなく長く感じた。  
 
ふと、全身の「舌」たちが動きを止める。  
断続的に息をしながら、俺は「次」を待つしかなかった。  
両脚の間で、動きがあった。盛り上がり触手を形成するも、  
その形態は「舌」に比べて、一回り大きく、特有の形を形成していた。  
先端から、にじみ出るものすらも見えた。  
これは、どう見ても・・・そうか、俺の初めては・・・。  
おぼろげに俺は、しかし確信を持ってそう認識し、覚悟を決めた。  
そりゃ恐怖だってある。初めては痛いって話は耳に蛸レベルだったし、  
でも躊躇したところで、もはや状況は変わるわけもないし。  
それに、全身を支配した快楽は、その「初めて」に、  
それ以上の期待をもたらしてもいたのだ。  
 
ゆっくりと、しかし確実に、そのモノは、おれのつぼみに狙いを定める。  
ぴと、と、先端が俺の割れ目に着いた。  
まだ開いてもいないつぼみなのに、それだけで俺はびくっとしていた。  
 
あ・・・  
俺は、そのモノが前進をしてくるのを感じた。  
少しずつ、柔らかな割れ目をかきわけ、進入してくるのを感じた。  
太さに、次第に圧迫されてくるの覚え、  
はぁあああぁぅ・・・  
同時にびくびくびくと体に駆け巡る快楽。  
これはGスポット通過のサインなのだろう。  
やがて、奥へ、奥へ進むにつれ、圧迫感がましていくのを感じ、  
そして・・・  
 
うああああああああああああああぁぁぁぅ・・・・  
 
痛かった。裂けんばかりの痛みを一瞬感じた。  
だが、どうやら快楽のほうが勝ったようだ。  
その後に来た鈍く重い圧迫と、こすられるたびにあがってくる強烈な快楽に、  
俺は思わず叫んでいた。  
 
うあっ!うあああんっ!ああうんっ!あうんっ!ひあああ・・・・  
突かれるたびに俺は連続した叫びを繰り返し、  
慣れてくるたびに、その叫びが甘く、切なくなり、俺の耳にからみつく。  
あっ、あん、あん、あ、はあんっ、あ、あ、あ  
モノの動きが一層早くなり、俺の淫声もそれに続く。  
そろそろ、だな・・・  
そんなことを考える余裕が、まだ俺にはあったみたいだ・・・  
 
さらに、モノの速さはあがっていた、  
俺の声はその速さについていけず、もう息だけとなっていた。  
そして、ここぞとばかりに深く突きさしてくる「モノ」  
俺は目を見開いてそれをうけた、声にならず口だけをあけていた。  
一瞬後に、大量の温かみを、圧迫するほど中に感じた。  
 
ああああああああああああああああああああっ!!!!!  
 
俺は一瞬遅れて叫んでいた。あまりの快楽に全身が硬直していた。  
 
・・・  
 
あれから、一体どれくらい、俺はここにいるんだろう。  
あれから、俺は何回犯されたんだろう。  
あれから、俺はどのくらい注がれたんだろう・・・  
 
俺はいまだに、ピンク色のベッドに拘束され続け、  
なおも犯され続けている。犯されながら、俺はこんなことを考え、  
そして長時間快楽にさらされ続けてるというのに、  
まだこんなことを考えることができるおれ自身に驚き、  
狂わないのは、思考がまともに働くのは、この世界特有なのかな、とまで思考し、  
やっとこの世界の本質を、見たような気がした。  
 
間違いない、この世界は、誰かの趣味によって構成されている。  
何の力によってかは不明だが、  
少なくともその手の趣味を持つ者によって、  
この世界は創造されたものであることは、間違いない。  
 
気がつけば、目の前から外の光がみえなくなり、  
視界は完全に赤一色となっていた。  
どういうこと・・・俺、飲み込まれてる?  
あいもかわらず赤一色の壁は俺の肌を優しく愛撫し、  
股間にはあいもかわらず1本突き刺さっている状況だった。が、  
すこしずつ、蠕動運動が、俺の全身を移送していることがわかった。  
俺、どこへ運び込まれるんだ?  
俺、どうなっちゃうんだろ・・・。  
股間に一本突き刺しつつも、全身のベッドのあまりの心地よさに  
少しずつまどろんでいく俺。  
やがて完全に眠る俺、俺の体はなおも移送され続けていた・・・。  
 
「もう何時間目になる?」  
「かれこれ2時間、かな?」  
「あれ、気に入られたな、神に・・・」  
「こりゃしばらく戻ってこれそうにないな、きひひ」  
「そいやおまい、"出戻り"を経験したんだっけな、いいなあ、どんな感じだった?」  
「ひっひっひ〜長くなるんでマンドクセ」  
「うはwwwwwwじらしとかwwww販促wwwwwwww;;;;」  
 
・・・  
・・・  
 
目が覚めた。  
ものすごくまぶしい光が目にやきつきそうだ。ものすごくまぶしい?太陽?  
そう感じて、俺は完全に目を覚まし、上半身を起こす。  
目の前にあるのは・・・  
 
ぎらつく太陽  
抜けるような青空  
そびえる入道雲  
じりじりする砂浜  
透明度により底まで見えそうな海  
 
海岸・・・?? 海水浴場・・・????  
今までのって、夢・・・だったのかな・・・  
すぅ、はぁ、うはwwwwww久しぶりの空気だwwwwwww  
こうして呼吸すると、なかなかに気持ちがいいものだな。  
そうか夢だったか・・・ちょっと惜しい気がしたがまあいいか。  
久しぶりの清清しい空気を全身に浴びる。全身??   
そいや、俺、服・・・そう思って俺はやっと体を見る。  
 
げええええええええっ!! 俺、ロリのままだしいいいっ(恐怖新聞  
しかも、裸だし・・・。  
 
どうやら、夢ではなかったようだ・・・  
そして「世界」が「陸地」にまで及んでいることが、  
次に俺の目に飛び込んでくる光景で即座にわかった。  
 
きゃはははは!まってー。はははーおにさんこちらー  
目の前で戯れるょぅι"ょ2名、そのどちらも、  
何にも着ていないすっぽんぽんだったからだ。  
しかもその割りに、水着の跡がしっかりあるってどおよ・・・。  
っと思って、俺の姿をもう一度見てみる・・・。  
うはwwwwwwナイス水着跡wwwwwwwwwww  
 
 
〜かくして、俺の奇妙で淫靡な冒険は、まだまだ終わりそうにないのであった。  
うはwwwwwwwwwおkkkkkkwwwwwwwwwwwww  
 
 

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