>出来れば眼鏡とスリットスカートのよく似合うツリ目の女性がうねうねヤられてるのを想像して下さい  
 
「カキコっと・・・」専ブラの書き込みボタンをクリックして手を上に組み軽く伸びをする。  
(こんなスレを女が見てると知ったらどう思うのかしら?)いつもは名無しとしてスレをROMって  
いた彼女だったが最近のSSのペースにちょっぴり欲求不満だったのだ。  
ここでこんな事書けばスレ活性化になるかもしれないし・・・・  
幼少の頃読んだ漫画で触手妄想オナニーに開眼した彼女にとってこのスレはまさしくおかずの宝庫だった。  
男性と違いそういったおかずが入手しずらい女性にとってはネットで触手SSが読めるのはありがたい。  
しかしおかげで触手SSに対する要求は高まる一方だ。もっと触手まみれの小説が読みたい!と毎晩のように  
触手サイトを徘徊するのが日課となっていた。  
「人も少ないしすぐにレスもないよね・・・」PCをそのままにシャワーでもあびるかとスタスタと  
バスルームに歩いていき、程なくして水の流れる音がワンルームに響く。  
と、その時。  
手も触れていない画面にピコッという音と共にポップアップ画面が現れた。  
広告でもウィルスアラートでもなくそこにはただこう書かれていただけだった。  
 
 
[ネガイハカナエラレタ]  
 
 
髪を乾かしながら部屋に戻りベッドに腰をかける。Tシャツにパン一というラフな格好だが  
一人暮らしなので誰の気兼ねも無い。エアコンのリモコンを弄りながらふとPCの画面に目が留まる。  
「あれ?なんか出てる・・・」メガネを掛けつつ画面に目を凝らす。  
「???なんか変なの踏んじゃったのかな・・・」と思いつつポップアップを消す。特に何も起こらず  
レスも無いのを確認してシャットダウンしてそのままベッドに倒れこむ。  
・・・と  
Beep音に振り返ると起動画面になっている。シャットダウンのつもりだったが再起動をクリックして  
しまったのか?軽く舌打ちして立ち上がろうとしたその時。  
足元に何かが絡みつき思わず転びそうになる。  
電源コードを足に引っ掛けた?と一瞬考えたがそんな所にコードは無い。  
何かに足を掴まれたような感触に足元を見ると直径2cm程の緑色をしたロープのようなものが  
しっかりと巻きついている。足を振って外そうとしたが逆により強い力で締め付けてくる。  
とその時、いきなりロープが立ち上がりまるでプロレスラーのような力で右足を持ち上げられる。  
「ひゃああっ!!」驚きのあまり出た悲鳴と共にベッドにひっくり返されてしまった。  
反射的に体を縮めこませるその腕にもどこから出現したのかロープが巻きつきこれまたすごい力で  
左右に引っ張りちょうどベッドの上で大の字になるように磔られまったく身動きが取れない。  
ロープは表面が濡れた様に光っているが冷たい感じではなくむしろ人が掴んでるような感触であった。  
首を左右に振ってロープの出所を探るが「本体」のようなものは見当たらない。まるでベッドの下から  
生えているかの様だ。更に数本のロープがウネウネとまるで蛇のように立ち上がるその様に  
悲鳴を上げることも忘れて凝視する。  
明らかに常識とは掛け離れた形態と動きだが何かに似ているような色と形・・・・  
ツウッとその1本が顔の近くに寄ってくる。顔を背けながらも観察すると・・・目のようなものは  
まったく無く変わりに先端には小さなイソギンチャクが生えているかのように細い触手が何本も  
蠢いているのが見える。胴体部分は柔らかそうな半球状の突起が無数に覆っている。鱗の無いまるで  
鰻の様にテラテラと濡れ光っている。  
 
ピコッと言う音がして反射的にPCのモニタに振り向くと、いつの間にか起動していた画面に先刻と同じ  
ポップアップが目に入る。  
・・・・・・・  
画面の文字と目の前のものを交互に見返しながら考えたどり着いた結論。  
夢なのか現実なのかをまるで自分に問いかけるように思わず口に出す。  
「しょ・・・触手責め?」  
[セイカイ!]まるで答えるかのように画面に文字がポップアップした。  
その途端、触手の1本がシャツの胸元から滑り込んでいく。「ヒッ・・・・!」  
その今まで経験した事の無い感触に思わず小さな悲鳴を上げる。  
触手は二つの豊かな双丘の外周に沿うようにして回り込みながらまるで揉み上げるようにして  
その先端は何かを探っているいるような動きを見せている。  
その絶妙な動きに小さく声を漏らしながら体を捩る。  
(な、何これぇ!想像してたよりすっごい気持ちイイ!!・・・・う、うん、そ、そんなとこより  
早く乳首を・・・・そ、そうだわ、こういう時の反応としては・・・)  
「い、いやぁっ!やめてぇっ!!」と思ってもいない事を口にして身体を捩らせイヤイヤをするように  
首を左右に振る。  
とことん触手マニアな女であった。  
 
つづく  

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