城壁の残骸が転がり、雨漏りが水溜りを作る人知れない廃城。  
まともに歩くことすら困難な場所の中心部分、  
かつては壮麗を誇ったであろう王宮の広間に2つの影が踊っていた。  
 
1つは細身の剣を携え、白いローブに甲冑をまとった騎士。  
闇夜にも浮かぶ見事な金髪を結あげ、少女の可憐さと騎士としての苛烈さ  
意志の強さを同居させた瞳で相手を見据える美麗の女性だった。  
その視線の先にいるもう1つの影。遠目には人間の男に見えなくもないその姿は、  
よくよく確かめれば上半身の肉付きに比べて異様に両腕が長く、  
前髪の奥の瞳が山猫のような光を放っている。羽織ったマントは  
女騎士の剣によって無数に切り刻まれ、傷は全身に及んでいたが一向に弱る気配がなく、  
それどころか初めに受けた傷口がふさがり始めている。  
 
「手強い、、」  
その女騎士 - シルフェール - 最早、力を出し惜しみしている場合ではない事を  
悟っていた。相手に蘇生能力がある以上、長期戦で不利になるのは自分の方だ。  
ここは、最大の力で一気に勝負をつけるのが最上の策。  
わずかに間合いを広げた彼女は、軽く息を吐いて心を鎮めると、  
次の瞬間には体の奥深くに秘めた力を一気に解き放った。  
「はぅ、、」  
高揚感に似た熱い波が背筋を上り脳天を目指して突き抜けていく。  
シルフェールの口にわずかな吐息が漏れた瞬間、眩い光が一面に満ちた。  
同時に彼女の背からローブを引き裂いて白い翼が姿を現す。  
それはシルフェールが神聖理力を得た神官騎士である証拠であった。  
光は勢いを増し柱となって彼女を包み込み、  
雲をも突き破って闇夜の空すら明るく照らし出していく。  
その巨大なエネルギーを剣に集め、彼女は文字通り敵に向かって翔けた。  
翼を目一杯開き速度のエネルギーも加えた必殺の斬撃は、  
立ちはだかる相手を打ち砕き、跡形も残さず無に帰すだけの威力を持っていた  
その強大な力の塊に、異形は真っ向から立ち向かった。  
背中に骨だけの翼を伸ばした化け物は、組んだ両腕を体の前に突き出し、  
不気味な咆哮とともに彼女に向かって飛び上がったのだ。  
崩れかかった広間の中心で巨大な力が衝突する。  
 
押しつぶされた空気が波紋となって同心円状に部屋をなぎ払い、  
砕け散った調度品が窓の外へ吹き飛ばさた。  
激しく揺れるシャンデリアを支えていた鎖が切れ、重厚な照明器具がガラスと  
金属の塊となって床へと落下してくる。その真下で対峙する2人の力は互角だった。  
互いの力を結集した必殺の一撃はシャンデリアの直撃さえ跳ね返し、  
1歩も引かずにせめぎあう。その均衡に綻びが生じたのはシルフェールの側だった。  
剣先にわずかにひびがはしったのだ。  
「そんな、」  
これまで同等の力にさらされたことが無かったため、それは彼女にとって初めて  
経験する事態だった。その動揺に付け込まれた。  
異形の骨だけの羽が前に伸び、一瞬の隙にシルフェールの純白の翼を絡めとった。  
「しまった、、、」  
さらに骨の節からは、黒い霧が噴出し魔の瘴気で翼を焼きはじめると、  
シルフェールの白い顔に初めて苦痛の色が浮かんだ。  
「く、あぁッ!!」  
彼女の翼は力の象徴であるとともに、最大の弱点でもあるのだ。  
通常、シルフェール達神官騎士は目に見える防具に加え、  
守護札の加護や自ら張った防護結界によって幾重にもその身を保護している。  
だが、巨大な理力を集め制御する翼は剥き出しで外気に触れている必要があり、  
防護を施すことができない。そこを魔の瘴気で焼かれたのだ。  
その苦痛は、傷口から抉った内臓に、直接塩を刷り込まれるに等しい。  
制御を失ったシルフェールの力が霧散し一気に均衡が崩れた。  
異形の拳が剣を打ち砕き、結界を貫いて、鳩尾に叩き込まれる。  
「ぐッ、はぁッ!!」  
 
物理的な打撃は大したダメージにならなかった。  
だが、同時に打ち込まれた黒魔法の一撃が腹を貫き、  
彼女の魔力中枢を打ち抜いていた。  
その衝撃波が体中に伝播し、魔力や理力を司る神経組織を  
末端に至るまで切り裂いていく。  
「あ、うぅ、、、」  
シルフェールは悲鳴すらまともにあげることが出来ない。  
彼女は、水が零れ落ちるようにして全身から力が抜けていくのを、  
ただ自覚するしかなかった。  
結界を保つ魔法陣が音を立てるようにして崩壊し、  
魔法甲冑も理力を失いただの鉄の鎧と化してしまう。  
守りを失った素肌が瘴気にあてられると、  
ついに手足までが麻痺して立つことすら出来なくなった。  
シルフェールは敗北の現実を受け入れる時間さえ与えられず、  
異形の前に倒れ落ちていった。  
 
 
静寂を取り戻した広間にむせ返る様な瘴気が満ち、  
敗北感に打ちのめされる体を激しく咳き込ませる。  
シルフェールの両手は、広間に並ぶ柱の一つに括られ、  
頭上高くに吊り上げられていた。  
その手首に巻かれた鎖は踵が浮く程の長さに調整され、  
身をよじることもできない。  
自由を奪われ、魔力を失って抵抗力をなくした体に、  
麻痺作用を持つ瘴気が染み渡っていく。  
「く、早く止めを刺しなさい。」  
だが眼前に立つ影にそれに応えるそぶりは見られない。  
戦いにおいてシルフェールを圧倒した異形の化け物は、  
それ以上戦闘を続けようとはせず、  
ただ捕えた彼女の体に繰り返し瘴気を浴びせかけていた。  
吐き出された淡いピンクの霧は、剥き出しの肌はもとより、  
甲冑の下にまで潜りこんで全身を余すところ無く包み込んでいく。  
 
「ん、くぅ、、」  
体の隅々に至るまで瘴気の毒にさらされて、  
シルフェールの白い翼がわなないた。  
「あぅ、、はぁ!」  
思わず挙げた声は悲鳴になりきらない。瘴気の霧は、肌に触れると液体へと  
変質し、粘性を持ってベットリと付着してくる。  
そうやって全身くまなく張り付いた粘液が、  
肌を焼いて耐え難い疼きとともに神経を敏感にさせていく。  
「は、、早く止めを、、んぁっ、」  
シルフェールも、もはや異形の目的が自分の打倒では無い事ぐらい察していた。  
その懸念に応えるように、  
ごつごつした腕が腰にまわされ、鎧の下に秘められた女体の丸みをあぶりだすかのように  
撫で回わしてくる。さらに異形の手は上下に別れ、片方の手は尻の丸みへ向かって伸び、  
もう一方は背筋に沿いながら這い上がって翼の付け根を鷲づかみにしてくる。  
グンと力を込めた腕に抱き寄せられると、生気のない異形の顔が眼前に迫った。  
 
「そ、その汚らわしい手を離しなさい!」  
彼女は相手の不気味な形相に怯むことなく、にらみつけるようにして言い放った。  
だが、それがむなしい抵抗に過ぎないことはわかっていた。両腕を鎖の拘束具で封じられ、  
腹に打ち込まれた黒魔術のせいで魔力が戻る気配も一向に無い。いかな神聖理力を極めた  
神官騎士でも、この状況では成す術があろうはずが無い。  
そんな彼女の境遇をあざ笑うかのように異形の指がスカートの止め具にかけられる。  
「な、そんな事、、や、やめなさい、、、はぁ、いや!!」  
衣服が触れるだけで感じてしまいそうなほど全身が敏感になっているのに、  
いざ動かそうとすると手足にまったく力が入らない。  
異形は、シルフェールの抵抗を赤子をあやすかの様にやすやすと退け、  
腰から甲冑をはずしベルトを抜き、そして止め具にかけた指に力を入れる。  
軽い金属音が弾けるとあっけないほど簡単に、支えを失ったロングスカートが  
足元に落ちていった。  
 
「くぅん、、」  
あらわになった白い脚線が羞恥に震えている。その付け根には、  
逆三角形をした黒光りする金属が張り付いていた。  
それは貞操防御の呪文を施した護符で、  
シルフェールの女を守るまさに最後の砦であった。  
だが、術者である本人が魔力を失った今ではただの貞操帯に等しい。  
異形の指は何の苦労も無くその止め具までを外してしまう。  
「くっ!」  
ここに至って強がっていたシルフェールの瞳にも恐怖の色が浮かぶ。  
だが、異形はそれを脱がすのではなく、反対に一段きつい止め穴を使って、  
彼女の股間に縛り付けてしまう。  
「はあぁ!!、き、きつい、、」  
一瞬、シルフェールは何をされたか理解できなかった。  
硬い金属がTバック状に尻に食い込み、ハイレグ状態の前面からは  
下に着けたシルクの下着がはみ出してくる。しかも、薄手の下着の上には  
搾り出された性器の形がはっきりと浮かび上がっていた。  
 
「やめなさい、、こ、こんな事は、、」  
事態を理解するにつれて、考えもしなかった羞恥にさらされ、  
強がる声から余裕が消えていく。  
もちろんシルフェールにしても、戦いに身をおく者としての最悪の覚悟は  
いつも持っていた。  
だが、神官騎士などというある意味で純粋培養された者が  
想定する事態など、たかが知れていたのだ。  
異形によって与えられた変態的な辱めは  
彼女の想像をはるかに超えるものであった。  
動揺した頬が紅潮し、目の端にはわずかに涙の雫が浮かんでいる。  
しかも、より不幸だったのは、  
シルフェール自身の精神の奥底にその異常な責めを  
望むような性癖が秘められていた事だった。  
本来なら本人にすら自覚されることなく一生を終えるはずだったそれが、  
今まさに目を覚まし始める。  
足元にかがみこんだ異形によって視姦されるシルフェールの股間から、  
瘴気の粘液とは別の液体が滴り始めていた。  
 
股間を辱められている間、彼女のそれ以外が  
無事で済まされているわけではなかった。  
捕らわれの女騎士、シルフェール、の上半身からは  
胸当てが下着もろとも引き剥がされ、  
母性の象徴ともいえる、豊かな乳房が異形の陵辱者の前に  
無防備にさらけ出されていた。  
先端の突起をピンと上を向かせ、  
まるで刺激を欲するかのように硬く張っている。  
その豊かな膨らみに向かって、化物の股間から触手が伸び、  
毒蛇のような体を食い込ませていく。  
激しくくねりながら捕らえた膨らみを左右に揺すりたて、  
充血した乳首を無数の舌で容赦なく嬲り倒す。  
「はぁ、、やめ、なさ、、、」  
尖らせた舌先で乳腺を抉られ、くわえ込まれた乳首全体を  
きつい搾乳責めで吸い込まれる。  
無垢な乳房に激しすぎる愛撫を受け、たちまち息を上がらせた  
シルフェールに、更なる苦悶が押し寄せる。  
大量の唾液で乳房全体が覆い尽くされる頃合になると、  
触手の舌先から毒針が現れたのだ。  
しかも透明な針の中に白濁したゲル状の液体が充填されているのが見える。  
それが何であるか、シルフェールには想像するのもおぞましかった。  
揉み絞られた乳首に金属に似た冷たい感触をあてがわれると、  
仰け反った背中に震えが駆け抜けた。純白の翼にも悪寒が走る。  
「、きゃぁ、、あぁ、、、だめ、そんなの、、いやぁ!!」  
 
触手の群れは、翼の根元に絡みつき、必死にもがくシルフェールの  
肩と首を押さえつけると、胸の上下に巻きつき彼女の体を固定する。  
そして、わざと彼女に見えるようにゆっくりと胴体を伸ばすと、  
身動きの出来ない乳首に、その針をつき立てていった。  
「ひっ、!!」  
その瞬間、シルフェールの乳房は内側から灼熱した。  
毒針は乳首に食い込むと、たちまちの内に"絶頂"に達していたのだ。  
熱く激しい粘液が流れ込んでくるのがはっきりと分かる。  
「はぁ、やぁぁぁ!!」  
その量は決して多くは無かったが狭い乳腺を埋め尽くすには十分だった。  
内側に射精を受けた乳房が、たちまち果汁の詰まった果物のように熱く重く熟れていく。  
だが、外側を触手にきつく締め上げられているため、それはすぐに行き場を無くしてしまう。  
吐き出された精液は逆流をはじめて乳首に殺到し、そしてまるで母乳の様に乳首から溢れ出す。  
「は、ぁ、反対側にもなんて、いやぁぁぁ!!!」  
女騎士の完全な敗北を示す悲鳴が、廃墟の館に響き渡って行った。  
 
2本の毒針によって左右の乳腺に注入された粘液は、へその上にまで滴っていた。  
泣きぬれた彼女の瞳が成す術なくそれを見つめている。  
膨張した乳房の周囲を目玉を付けた触手が這い回り、捕らえた映像を  
魔力でシルフェールの眼前に映し出しているのだ。  
汚されながらも、まるでそれを望んでいるかの様に勃起した乳首を見せ付けられ、  
彼女は自分の痴態を嫌でも自覚してしまう。  
「そ、、そんなもの、、見せな、い、、で、」  
シルフェールはこうまで簡単に堕ちてしまった自分に愕然としていた。  
神官の規律と騎士の誇りによって自らを厳しく律してきた筈なのに、、、  
生まれて初めての男を乳首で味あわされ、それで発狂でもするならともかく、  
歓びの淫声をあげ、あまつさえ、ふしだらに身悶えてしまうなんて、、  
いまや根本的なところで彼女を支えていた何かが崩れ去っていた。  
貞操帯の裏にまで潜り込んできた触手に敏感な肉芽を搾り出され、  
きつく食い込む甲冑に激しくこすりつけられる。  
シルフェールは、女の急所から迸る電撃に素直に悦びを見出していた。  
「はぁッ、こ、こんな事、拒みきれないなんて、、はぁう、そこは、あぁぁぁ!!」  
量を増した愛液が、両脚を伝って床に染みを作る。  
その周囲にいつの間にか巨大な円陣が出現していた。  
青白い光を放ってまがまがしく輝くそれは、  
すぐに、黒魔法の魔法陣であることが理解できた。  
「淫姦の魔法、、」  
彼女の決定的な堕落によって、禁呪の発動を抑えていた  
最後の理力までが消えてしまっていたのだ。  
次の瞬間、シルフェールの腹の奥に鈍い衝撃が叩きつけられた。  
 
ズンッ!!  
うつむいていた顎が仰け反り、背筋が反り返った。  
そして見開かれた目が絶望の色に染まっていく。  
いま、黒魔法によって彼女の操が奪われたのだ。  
愛する人からの求愛すら拒んで守り続けた物が、もっとも残酷な形で  
奪われ蹂躙されて行く。  
「あ、あぁぁ、、」  
力の抜けた体をなぶり尽す様に、どす黒い魔力が腹の中をかき分けてくる。  
それは物理的な挿入と違い、いくら脚に力を入れようと阻む事ができない。  
魔力のペニスは処女膜すら傷つけることなく、だが確かすぎる存在感と異物感を  
伴いながら、膣内に押し行ってくる。既にシルフェールは30cm近いモノを  
挿入されるに等しい魔力を受けていた。  
貞操帯にくびりだされた内腿が激しく痙攣している。  
しかも魔力の衝撃は易々と子宮口を通過し、さらにその奥までを伺っていた。  
「ん、、くぅ、あぁ、、こ、これは、、、」  
深すぎる一撃が、彼女に事態の真相を悟らせた。  
「うぅ、、こ、これは、、強制、、排卵の魔法、あぁ、」  
見開かれた瞳が揺らめき、引きつった背筋がいっそう仰け反る。  
子宮に満ちた黒魔術の妖気が卵管へと進入を開始したのだ。  
「ひっ、いやぁ、深すぎるぅッ!!」  
 
決して進入されるはずのない未知の領域を犯される凄まじさに、  
シルフェールは身を捩って泣き喚いた。  
貞操帯が激しく股間に食い込んだが、それにかまう余裕すらない。  
「こ、来ないで、、それ以上来ないでぇ!!」  
だが魔力は容赦なく卵管を埋め尽くしていく。  
悪寒とともに走った凄まじい快感がシルフェールの理性を焼き尽くす。  
「は、はぁぁ、いやぁぁ!」  
シルフェールは神官騎士の誇りも無く頭をゆすって泣き叫ぶ。  
手首を吊り上げた鎖がギシギシとなっている。  
しかし、魔法の心得のある彼女だからまだ正気を保っていられるのだ。  
これがただの町娘ならとっくに気を失っていただろう。  
ついに、卵管の奥まで埋め尽くした魔力が、その最終点である  
卵巣へと進入を開始する。  
「はぁぅ、あぁぁぁっ、、だ、だめ、、  
この魔法でイかされたら、魔族の卵を、、」  
次の瞬間シルフェールの足元に新たな魔方陣が浮かび上がる。  
「くぅ、こ、肛虐の魔法、、  
はん、、はぁ、あぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
悲鳴とともに女騎士の純潔が、また1つ散らされていった。  
 
 
敗北の女騎士シルフェールは、その麗しき体を魔の手によって陵辱されていた。  
半裸に剥かれた白い肌にどす黒い邪気と触手が絡みつき、  
身の毛もよだつ愛撫を加えて揉み解す。魔力と媚薬で敏感にされ、  
さらに急所を巧みに刺激された肌はたちまちピンクに紅潮し、  
秘め事に関しては無垢そのものといっていいシルフェールの精神に、  
女であることの悦びを忠実に伝播させていく。  
「あぁぁ、こ、、こんなの、、、こんなので、、、」  
操も既に奪われていた。淫姦の魔法によって子宮どころか卵管の奥まで犯され、  
尻を穿った肛虐の魔力に直腸の終点まで入り込まれている。  
魔力の奔流がうねりをあげて両穴を掻き回すと、  
腹が破裂しそうな錯覚に襲われ、シルフェールは身をよじって泣き喚いた。  
だが、その声に嬌声が交じるのを彼女は自覚していた。  
「そ、そんな、あうぅ、、」  
物理的な力を伴わない挿入は、処女のシルフェールにさえ痛みを感じさせず、  
淫楽のみを与える事ができるのだ。事実、彼女の処女膜は健在なままであったし、  
貞操帯に食い込まれたままの尻穴も物理的に割り開かれている訳ではない。  
だが、腹に突きこまれた淫術は、女の精神に挿入感を錯覚させて心を犯し、  
性感に悦楽を刻み込んで理性を打ち砕く。前後の穴を激しい律動で抉られている  
シルフェールにとって、それは現実的な陵辱を受けているのとなんら変わりはなかった。  
「このままじゃ、、おかしく、、な、る、、、」  
仰け反った体からは既に絶頂の気配すら感じられる。快感への耐性がない分、  
処女の方が効果が高い。黒魔法が与える肉悦は、今のシルフェールには  
憎むべき敵に痴態を晒す屈辱を凌駕していた。  
「あう、、ぅ、だ、だめぇ、、、」  
しかし、魔力の陵辱全てが精神的なものだけに留まるわけではない。  
卵管にまで分け入った魔力が、卵巣を絞りたてている。  
純潔の卵子を得て、子種を植えつけようというのである。  
「ふん、ッう、くはぁぁぁ!!」  
口に含まされた触手からは、排卵作用をもつ媚毒が放たれる。生臭い液体が染み渡り、  
シルフェールの腹の中で魔族の子種を宿すための卵子が生み出され始める。  
妊娠を先取りした乳房では母乳の生産までが始まっていた。  
黒魔術の陵辱によって、シルフェールの体は、ただの慰み者ではない、  
新たな魔族の母体へと作り変えられていたのだった。  
「い、いやぁぁぁぁ!!!」  
神官騎士の悲痛な悲鳴が響き渡った。  
 
「はぁ、うぅ」  
「だめぇ、いやぁぁ!!」  
連れ込まれた部屋は寝室の跡らしかった。華美な装飾で彩られた部屋の中央に、  
これもまた壮麗で、しかも1人で使うには広すぎる程の大きさの寝台が  
2つ並んでいるのが目に止まる。  
そこに数人の女性が横たえられていた。その誰もが若く美しい。  
おそらく、この城の使用人たちであろう。彼女たちの体には黒い影が這い回り、  
そのたびに、揃いの服に包まれた体をよがらせ、悲鳴になりきらない声をあげている。  
年端のいかぬ少女から円熟した色気を放つ大人の女性まで、、、  
「い、、や、、おなかが、体が熱い、、」  
饗宴とも言えるその光景の中心には、異彩を放つ美貌があった。  
一際目立つ漆黒の法衣がただならぬ由緒を持つ者である事を伺わせている。  
なにより、毒蛇の如き触手に嬲られながらいまだに気品すら感じさせる様子が、  
それだけで、彼女が相当な身分の持ち主であることを物語っていた。  
異形の手にかかえられていたシルフェールは、その美女の隣に横たえられた。  
豪奢な寝台のなかで2人の目が合わされる。  
「あ、く、、公女殿下、、、、」  
「、、神官騎士殿までが、、、」  
面識はなかったが、衣服の残骸が互いの正体を知らしめた。  
漆黒の法衣は高位の魔法使いの、そして、首筋を飾る紅玉は皇族に連なるものの証。  
その二つを見れば眼前の相手が、100年に1人とも言われる天才的魔道士としてその名を知られた、  
麗しの第三公女その人であることがシルフェールには分かった。  
だが、彼女の法衣は乳房をあらわにするように引き裂かれ、  
むき出しにされた豊満な膨らみを触手の愛撫によって揉みしだかれている。  
「うぅ、くっ」  
肩で切りそろえられた短めの黒髪が悩ましげに揺れ、艶を含んだ吐息が唇から漏れる。  
聞くところによれば公女は自分より2つ年下の筈だが、女としては彼女の方が年上に見えた。  
「くぅ、神官騎士殿にこのようなはしたない姿を、、あぁぅっ」  
凛とすました横顔は少女の面影すら感じさせるのに、それが快楽に歪んだ途端、  
悦びを知った大人の女の顔に変わる。悩ましげにしかめられた眉、涙で潤んだ瞳、吐息に濡れる唇。  
その全てが背筋が震えるほどの色気を感じさせた。いったい、どれほどの手で磨かれれば、  
自分より年下の女性がこれほどの円熟を得られるというのか。  
シルフェールの眼前で、公女の下半身からスカートが剥ぎ取られていく。  
あらわになった黒いレースの下着に浮かんだ染みを目にすると、  
シルフェールはなぜか自分の体までが熱くなるのを感じていた。  
だが、痴態をさらす様はシルフェールもかわらない。鎧を着せられたまま胸当てと  
スカートのみを剥ぎ取られ、純白のシルクの下着を性器の形が分かるほど股間に  
食い込まされているのだ。  
「私の方こそ、殿下の御前で、、きゃぁ、、」  
貞操帯の下でシルフェールの下着もまた濡れていた。  
 
「はぁ、き、騎士殿、んんっ」  
「く、、、殿下、はぁん」  
寝台の上に半身を起こし、公女とシルフェールは口付けを交わした。いや、交わさせられた。  
首筋から回って舌にまで絡みついた触手が二人の体を引き寄せ、無理矢理その唇を重ね合わせたのだ。  
 
今、シルフェールたちがいる寝室には異界とつながる無数の「穴」があけられている。  
黒く渦巻くその穴からは触手が幾つも這い出し、寝台の上の獲物たちを絡め取っていた。  
強制排卵の魔術を施され、魔族の卵子を身篭った彼女たちに子種を植え付けるためである。  
 
触手に導かれ互いの舌が口腔に差し入れられる。  
「ん、くっ」  
「はぁ、、むぅ」  
白い喉が互いの唾液を飲みこむ間に、2人の体は触手によってきつく戒められて行く。  
乳首同士が繊毛触手で結ばれ、胸の谷間に二の腕ほどもあろうかという  
極太の触手が差し込まれる。  
「ふむん、、、」  
股間にも触手が通され、張り合わされた性器を嬲りたてる。  
触手の背には鋸の刃のような三角形のヒレが無数に立てられており、  
無遠慮に肌に食い込んでくる。それが激しく前後に動かされるのだ。  
貞操帯に守られたシルフェールはともかく、薄い下着しか履いていない公女は、  
敏感な場所へその責めをまともに受けてしまう。  
「、あうぅ、、」  
下着ごしに性器の熱が感じられるほどの動揺だった。  
高貴な気品に満ちていた美麗の公女が悶え泣き、  
股間から汗と愛液をブレンドさせた雫を滴たらせる。  
脚にからまった触手がそれを旨そうになめ取った。  
「そんな、こと、まで。、あぁ、はしたない、、舐めとられる、なんて、、、」  
公女が辱められている間、シルフェールはその神聖理力を触手たちに食われていた。  
彼女の中で異形に打ち砕かれた魔力中枢が回復しつつあったのだ。いまなら力さえ集中できれば、  
再び必殺の一撃を放ち周囲の魔物を殲滅することもできる。だが、もちろんそれは望むべくも無い。  
無垢な体を嬲られ、生まれて初めて味わう肉の悦びに身をよじらせるたび、  
力の象徴たる純白の翼から砂粒のように理力が零れ落ちてしまうのだ。  
神官騎士としての自負の支えとも言えたシルフェールの理力は、  
今や陵辱者を悦ばせるための餌でしかなかった。彼女の翼は、お礼にとばかり吐き出された、  
触手の白濁液によって無残に汚されていた。  
「ん、はぁぁ、、」  
眼前の公女も力を食われているのは例外ではない。  
彼女の背には、魔法使いの象徴としての、蝙蝠を思わせる黒い翼が出現していた。  
それをシルフェールと同様触手に絡めとられ、白濁液を塗りたくられている。  
「ん、、だめで、す、、翼は、、感じすぎて、くぅ、」  
敏感な翼を嬲られ息を上げた彼女の股間で、触手の動きが一段と深くなる。  
背ビレの先端が敏感な肉芽に触れると、峻烈な快感に焼かれた公女の子宮が収縮し、  
一際濃密な愛液を吐き出した。  
「は、はぁぁぁぁ、、、」  
同時に尾を引く悲鳴をあげた彼女はキュッと身を硬くしたかと思うと、次の瞬間には  
ぐったりとなって体をシルフェールに預けてきた。  
 
「で、殿下!?」  
「あぁ、き、騎士殿、だめで、す、動かない、で、、、」  
公女の股間は今程までと違う黄ばんだ愛液でネットリと濡れていた。  
それは卵子が完全に子宮へと降り、受精の準備が整った証拠だった。  
震える唇から無理矢理満たされてしまった女の嗚咽がもれる。  
「ぁぁぅ、、」  
やがて、周囲の女性たちからも次々と悲鳴があがり、寝台の上へぐったりと果てていく。  
その上気した体へ向けて、色も形も様々な種付け用の触手が胴体を伸ばし始めた。  
「はぁ、来ないで、、」  
シルフェールの背後で、怯えた声があがる。  
種付け用触手は、愛撫用触手に比べて一回り以上も太く、その太さを増した部分に  
子種である精子を溜め込んでいた。根元は穴の先にあるため正確には分からないが、  
彼女たちの拳ひとつ分ほど膨らんだ胴体が、少なくとも背の丈ほどの長さに伸びている。  
人間の男の射精など拳半分にも満たないのだから、その凄まじい量がわかる。  
しかも、彼女たちはその口や顔で、触手の精液がとてつもなく濃厚であることを教えられていた。  
自然、恐怖に身震いするが、果てたばかりの体は満足に動かない。  
間もなく種付け触手が最初の女性を貫いた。  
「ひッ、はぁぁぁ!!」  
一番年上の色気に満ちた声だった。それを皮切りに悲鳴が連なる。  
「はぅぅ!!」  
「だめぇぇぇぇ!!」  
「ん、あぁ!!」  
年端もいかない少女の声もあった。一通りの獲物をモノにした魔物たちは、  
最後に残された極上の2人にその毒牙を向けていった。  
 
強い魔力を持つ者にはより強力な子種を孕ませることが出来る。  
シルフェールにそれを成す栄誉を与えられたのは、彼女を捕らえた異形だった。  
異形の化物は寝台で悶える2人の元へ歩み寄ると、恐れ多くも公女の口でその肉茎を奉仕させた。  
そして十分な硬さを得ると軽く精を放ち、  
咳き込む公女を尻目にしてシルフェールのみを寝台の中心に組み伏せる。  
正上位で無理矢理開かれた脚の間に、異形の腰が割り込んできた。  
「け、汚らわしい手を離しなさい、、」  
普段のシルフェールならそれを払いのけることができた。だが、  
今は力の抜けた腕で肩を押し返すことしかできない。なんなく押さえ込まれ進退窮まってしまう。  
「く、こ、こんな事で、私を、、むぐぅ、、」  
異形は舌を伸ばしてシルフェールの口を黙らせると、止め具を引きちぎって貞操帯を外す。  
あらわになった下着は濡れそぼって透き通り、恥部を隠す役目も果たせていなかった。  
それを見た異形の中に人間の男と変わらない欲望が沸き起こる。  
掬い取った愛液を頬に塗りつけ、まずはシルフェールに己の痴態を自覚させてやる。  
そして下着に手をかけると、恥辱に震える股間に一気に食い込ませてやった。  
「ん、くぅぅぅ、、」  
シルクの布地越しに、翳りのほとんど無いピンク色の粘膜がくびり出された。  
やや膨らみ気味の恥丘がパックリと割れ、内部で蠢く狭口までさらされてしまっている。  
その中心に異形の男根をあてがう。  
「んっ」  
ビクッとシルフェールの背筋が震えた。すでに黒魔術で犯されていたとは言え、  
物理的な挿入はまだ受け入れた事がない。その未知の経験に対する恐怖は、  
勇敢な神官騎士である彼女ですら怯えさせるのに十分であった。  
しかもそれを、心を許した者にではなく、憎むべき敵の醜悪な手によって  
成されようとしている。口を塞がれていなければ泣き出していたかもしれない。  
眼前の化物が目を細め、いよいよその時が来たことを伝える。  
シルフェールの眉が僅かに震えた。  
(くぅ、こんなの、、いや、、)  
自分を苦しめてくれた女の怯えた表情を肴に一層男根を震えたたせると、  
異形は一気に腰を沈めた。同時に舌を引き抜きシルフェールの断末魔を楽しむ。  
「い、いや、はいって来ないでぇぇぇぇ!!」  
下着ごと突き込まれた亀頭が処女膜を何の感慨もなく突き破り、一気に子宮口まで達する。  
シルフェールは二度目のロストバージンの衝撃に意識を飛ばされていた。  
 
黒魔術の挿入で慣らされていたため、痛みはほとんど無かった。  
加えて異形の背から伸びた骨筋ばった翼が乳房や腰の括れを絡めとり、  
性感帯を上へ下へと揉みしだくと、むしろ喜悦のほうが大きく感じられてしまう。  
異形の挿入にシルフェールは女の声で応えていた。  
「あぁん、、ふ、深い、、はぁん、、」  
異形の方も組み伏せたシルフェールの胸と股間に手を伸ばし、  
巧みな愛撫で彼女を昂ぶらせていく。  
シルフェールの卵子がまだ卵管の途上にあって子宮に降りきっていない。  
種付けをするには彼女を絶頂させて排卵させる必要があることを、異形は知っているのだ。  
腰を深く沈めて子宮口をこね回すと同時に、  
肛虐の魔法を再び放って後ろからもシルフェールを突き上げる。  
「ん、いあぁぁぁ!!」  
 
 
シルフェールが処女を散らされる横で、公女は股間にある触手の圧倒的な存在感に身を硬くしていた。  
「ん、くぅ、、そんな、入るわけが、、」  
先程まで乳房を嬲っていた極太触手が彼女にあてがわれた種付触手だった。  
だが、彼女はそれだけではすまされない。もともとシルフェールに向けられるはずだった  
種付触手が内腿に絡まり尻を伺っているのだ。  
「だ、だめです、、そこは、」  
陵辱の中でも気品を失わなかった高貴な顔にも、徐々に恐怖の色が濃くなっていった。  
 
魔弾を受けたシルフェールの鎧はあっけなく砕け散っていた。  
異形は全裸に剥いたシルフェールを壁際にたたせると、  
翼をわしづかみにして後背位で彼女を犯し始めた。  
「は、後ろは、いやぁぁぁ!!」  
今度は自らの男根を尻に挿れ、代わりに子宮へ黒魔法のペニスを突き入れる。  
前後左右、腰を自在に振りながら腕を伸ばし、背中を流れる金髪をかきあげ、  
震えるうなじを生臭い口付けで吸いたてる。そのまま上体を引き起こし、  
穢れを知らぬ乳房を遠慮なく揉みしだく。  
「ん、くぅ、、はぁぁぁ、、」  
シルフェールの心は敗北感にまみれていた。実力で戦いに敗れた上に純潔を奪われ、  
そして不浄の穴まで辱められてしまった。しかもそれを拒絶しきれずに、  
辱めを半ば受け入れてしまっている。  
神官騎士としての厳しい戒律の中で築きあげてきた彼女の全てが、  
一夜のうちに崩れ去ってしまった。そして、彼女の中にあらたな感情が芽生える。  
(いっそ、このまま全て陵辱され尽くしてしまえば、、)  
シルフェールの中に眠っていた被虐的な性感が、極限の陵辱のなかで  
頭をのぞかせたのだ。  
「だ、だめ、、何を考えているの!」  
男根が尻から抜かれ、異形の方へふりむかされる。異形は向き合う形になったシルフェールの  
腰を抱えあげ、立ったまま男根を彼女の性器へ捻じ込んだ。  
今度は尻へは、魔力ではなく、翼を変化さえた触手を潜り込ませる。  
「ん、やぁァァァッ!」  
声音に拒絶の色はなかった。初めて前後同時に魔力でない実物の異物を受け入れた快感が、  
意識を弾きそうなほどの衝撃となってシルフェールの脳裏を焼いたのだ。  
「は、はぁ、何、、この感じ、、」  
収縮した子宮を突き上げられて全身が仰け反り、腰が浮くような感覚に捉われる。  
筋張った触手に肛門を出入りされると、背筋を悪寒に近い痺れがはしり、  
言葉では言いあらわせない、うねりの様な疼きが上ってくる。  
「んく、ひあぁっ、、」  
自分の声すら遠くに聞こえ、もはや何を言っているのか自覚できない。  
「こ、これが、イクっていうこと、なの、、」  
微かな理性が先程の公女の痴態を思い起こさせた。そして、このままイクという事が  
どういう結末を招くかという事も。  
眼前の異形が目でそれを伝えてくる。  
(お前がイクと同時に、子種を注ぎ込んでやる。)  
「い、いやぁぁぁぁ!」  
精一杯の拒絶とは反対に、異形に犯される結合部からは黄ばんだ愛液が噴出した。  
すぐさま周囲から触手が殺到し、それを舐めとるように股間を這い回る。  
「う、いや、だめ、、そこは、、」  
暴れまわる触手にクリトリスの皮を剥かれ、シルフェールの全身が  
悪寒に捉われたかのようにガクガクと震える。舌を噛みそうになって、もはや声すら満足に出せない。  
やがて、股間の群れに背ビレ触手が加わり、尖らせた先端で剥き出しの肉芽を前後に抉り始めた。  
「やッ、うぁ、そん、な、、すご、、はぁッ!」  
痙攣する体から異物が引き抜かれる。そして次の瞬間、男根と触手が前後の穴に一気に没入した。  
「うぁッ!」  
突き上げられた顎が天を向き、開かれた瞳が何も無い宙を見つめる。  
衝撃で揺らされた子宮が反動で男根の方へと降り、子宮口がなかば亀頭を咥え込む形になる。  
そこを激しく抽挿された。前後の穴を異物が激しく出入し、  
彼女の身体と意識を高みへと押し上げていく。  
「ふぁっ、もう、、だめ、、イ、ク、、」  
堪えきれない一線を越え、シルフェールの中で何かが弾けた。  
一瞬体の重さがなくなり、次には全身を硬直させるほどの熱い衝撃が体を貫く。  
同時に異形の男根が射精した。  
 
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
それは声を出していなければ気が狂ってしまいそうな衝撃だった。  
膣内に射精される感覚は、彼女が想像していたより遥かに鮮烈で、そして長く続いていた。  
化物の射精は何時までも止まらず、  
子宮の中に熱をもった不気味な粘液が満たされていくのがはっきり分かってしまう。  
「い、やぁ、おおすぎ、、る、、ん、はぁッ!」  
絶頂したばかりの粘膜を焼かれ続けるせいで、シルフェールもまた飛ばされる感覚が  
何時までも収まらない。張り詰めた神経が弛緩した瞬間、息をつく間もなく次の高みに襲われて、  
知ったばかりの女の愉悦を2度、3度と味あわされてしまうのだ。  
「うあ、や、はぁッ!、、あう、い、くぅッ!、、はぅ、ま、またぁぁぁぁ!!」  
瞬く間に3回上り詰める。絶頂の余韻に余韻を重ねられ、飛ばされる高さがどんどん  
高くなっていた。それにつれて味わう衝撃も余韻もより深く長くなるが、  
イカされる間隔だけは変わらない。ついにはイキ終わらないうちにイカされてしまい、  
絶頂感が止まらなくなる。  
「はッ、はうッ、だッ、めぇッ、もッ、もうッ、はぁぁぁぁッ!!」  
いまや言葉の1つ1つが絶頂の悲鳴だった。シルフェールは泣きじゃくる子供のように頭を振って、  
その凄まじい快感に踊った。すでに腹を満たすには十分過ぎる程の精液を注ぎ込まれ、  
新たに射精されても受け入れきれない。溢れた粘液がだらだらと脚を伝って流れ落ちるだけであった。  
だが、異形の精力は衰えない。腰を抱く腕に力がこめられ、肛門の触手までが脈打つと、  
シルフェールの瞳は恐怖に染まる。  
「そ、そんな、もういい、これ以上、後ろにもなんて、はぁう、先端が膨らんで、だ、出すの、、ッ!?」  
次の瞬間、直腸にむけて粘液の奔流が放たれた。  
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
後の穴に射精を受けた瞬間、シルフェールの精神は限界に達した。  
前後の穴への射精でイカされる回数が2倍となり、もはや彼女がイッていない時は存在しなかった。  
その後、それがどれほど続いたのかは本人すら覚えていない。彼女は薄れた意識の中で、  
ようやく異物が抜かれるのを感じた時、ただ一言弱々しくつぶやいた。  
「やっと終わったの、でも、、、」  
その先は聞き取れなかった。気を失ったシルフェールの体は異形の手に抱かれ、  
既に触手による種付けを終えた公女の横に横たえられた。  
「く、騎士殿、、、」  
美麗の公女は腹の中でうずくおぞましい感触に身悶えながらシルフェールに身を寄せると、  
自分と同様に穢しぬかれた神官騎士に唇を重ねた。そして、その温もりに微かな安堵を覚えると、  
彼女もまた深い闇の中へ意識を堕としていった。  
 
 

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