神官騎士エリスは、魔族殲滅の命を受けダンジョンを進んでいた。
細身の体に纏った甲冑に柔らかに波打つ銀髪が映える見事な騎士の出で立ちである。
だが、その表情は険しい。彼女の脳裏にはこのところの魔の勢力の著しい伸張があった。
先般、突発的に発生した迎撃戦では、魔族対抗の切り札の一つであった大魔導士の公女が
倒されてしまうという大敗北まで喫している。同じ戦いでは仲間の騎士も魔の手に落ちたと聞いている。
今回はそんな状況の中で下された任務である。多少なりとも劣勢を挽回するため、
エリスにとってこの先に潜む敵は必ず打ち滅ぼさなくては成らない相手であった。
だが、不埒な侵入者に対してはそれ相応のもてなしがあって当然である。
ダンジョンを進むエリスの周囲に巨大な石像群が立ちはだかっていた。
魔族が作り出した門番であろう。
外見からは想像もできない速さで石像達が一斉にエリスに襲いかかる。
文字通りの巨岩の拳が振り下ろされて彼女に迫った。
だが、次の瞬間それが打ち砕いたのは秀麗な女騎士の身体ではなく、
床に敷き詰められた石版だった。エリスは石像をさらに上回る速さで舞い、
紙一枚ほどもない石像の関節部から剣をつき入れ核を打ち砕いていた。
恐ろしいほどの速さと正確さ、そして石像の弱点を見抜いた洞察力である。
制御を失った石像が次々と床に倒れ崩れ去りその活動を停止した。
しかし相手の方も退けをみせない。倒される数を上回る勢いで数を増して迫りくる。
「一対一の不利は織り込み済みってことね。」
不敵な顔に多少の焦りを浮かべつつも、冷静な思考は既に次の一手に考えを巡らせていた。
その時、唐突に飛び散った破片が前方の視界を掠め飛ぶ。
「なっ!」
殺意を持たない偶然の一撃は、完全にエリスの意識の外にあった。
そしてそれによって引き起こされた間は敵にとって十分過ぎる程の隙となる。
エリスが気を取り直した時には防御の間合い深くに侵攻され、
眼前で巨腕が振り上げられていくのが目に入っていた。
「くぅ、、」
体勢を立て直している暇はなかった。いちかばちか迫り来る拳に向かって斬撃をたたきつける。
瞬間、脳天を揺さぶる衝撃にエリスは思わず目がくらんだ。
風圧に巻かれた髪が舞いあがり、飛び散った剣の破片が白い頬に赤い筋を引く。
拳の重心がエリスの顔を僅かの差で捉えきれないまま、金切音と火花を散らしながら後方へと
過ぎ去っていった。まともに受けては到底歯がたたない一撃を、エリスは角度をつけた剣撃で
巧みに逸らしてみせたのだ。さらに、身を沈めると返す刀でもって石像の膝を打つ。
体勢の崩れた渾身の一撃は空しくダンジョンの壁を打ち抜き、天井を崩壊させた。
降りしきる土砂を巧みにかわして駆け抜け、
エリスは一気に石像たちの後背へと逃れることに成功していた。
幾ばくかの間ダンジョンをかけやがてその終着に扉を確認するとエリスはその中へ飛び込んだ。
後ろを確認し石像達の追跡を巻いたことを確認すると彼女は息を吐き出した。
さすがにあれだけの運動をさせられると汗をかく。
乱れた呼吸を整えるため大きく息を吸い込んだ瞬間、深紅の瞳に初めての動揺の色が浮かんだ。
「しまった、、、」
闇の中で無数の影が波打つのが見えたのだ。それは、斬撃がほとんど通用しない、
剣を主体とするエリスにとって最も苦手とする類の相手。
「スライム!」
目を凝らせば部屋を埋め尽くす程の光沢が蠢いている。他に気配はない。
ダンジョンの主は危険な魔導生物を置き土産にして、既にここを放棄した後だったのだ。
「つまり、罠、、か。」
魔術によって残された思念が魔族の影となってあらわれる。
「ご苦労だったな、人間の諸君。我が研究の産物、得と味わってみたまえ。」
影が語り出すと部屋全体を不気味なざわめきが覆った。身の毛のよだつ粘着質の音が
そこかしこから響き、目が霞むほどの生臭い臭気を放つ。敵の勢力は思ったよりも多い。
「く、醜悪な、」
嫌悪感に背筋が震えたが、背中を見せて逃げ出す愚は冒さない。一閃して魔族の影を薙ぎ払うと、
エリスは慎重に後ずさりながら距離をとっていく。
幸いにしてスライムは活性化を始めたばかりで動きは鈍い。隙を見せなければ撤退は可能に見えた。
徐々に間合いを詰められ焦る気持ちを必死で抑えながら慎重に後退していく。
ついには触手の間合いに捉えられるが、剣で払いのけるとあっけなく切り裂かれた。
断片が再生する様子も無い。
「これなら、いける。」
あと、一歩。踵が壁際に届き後ろに伸ばした手が扉の取っ手を掴んだ瞬間、
突如、爆風のような衝撃が襲いエリスは扉ごと部屋の中央へ吹き飛ばされた。
「な、さっきの石像!」
足首に絡まるスライムを間一髪で斬り裂き、テーブルの上へ飛び上がる。
続いて迫った衝撃波を飛び越しざまに避けて石像の頭に着地すると、
そのまま出口へ向かって強引に飛んだ。だが、1体目の背後から2体目の石像が飛び出し拳を放つ。
「くぅ、ジェットス、、!!」
動揺しながらも、身を捻って拳を避け、飛び上がった石像の腹に剣を突き立てる。
しかし、崩れ落ちた2体目の影から更に3体目が現れる。
もう前方に逃げ場は無い。エリスは再び部屋の中へ後退するしかなかった。
着地する足元を狙ってスライムが触手を伸ばしてくる。
「こいつ、小賢しい!」
斬り散らされたスライムの断片が飛び散り、無理な体勢で剣を振るったエリスは尻餅を
つくようにして床に落ちた。その頭上を衝撃波が霞めた。
背中のすぐ後で大爆発が巻き起こり、哀れなテーブルが木片の残骸へと化す。
「うぁッ!」
まともに着地していたら今頃ああなっていたのは自分の方だ。
エリスは自らの悪運の強さに呆れながらも、自らを奮い立たせた。
「焦らなければ、いける。」
彼女は心に平静を取り戻しつつあった。
剣を構えなおし、改めて石像へと向き直る。困難な状況ではあるが退けられない相手ではない。
左右にならんだ石像の片方に狙いを定め、必殺の一撃を踏み出す。その瞬間、鎖骨に生暖かい
粘体が滴り落ちた。
「な、なに、上!!」
今更ながら彼女はスライムの活性化を見落としていた事に気づく。
危地の連続で集中力が綻んでいたのだ。
魔導生物は覚醒から時間を経るごとに再生力を強化する。先程はあっけなく消滅した断片が
今は再生しエリスを絡め取っていた。胸の上下に引き締まった腰。胴体の3箇所に触手を
巻きつかせ動きを封じてくる。力も先程までと比べ物にならず、
引き剥がすことも容易にままならない。
「く、あ、、、」
やがて身にまとった甲冑が圧力に耐えかねてひび割れ始める。
胸当てが砕けてむき出しになったローブの布地が、スライムの体液で溶解を始める。
膝を抱え上げられM字に開かれた両足の脛当てにもヒビが入りだしていた。
「ん、こ、これ以上は!!」
剣を握った右腕に渾身の力を込める。
だが、機先を制したスライムから媚薬の霧が噴出しエリスを直撃した。
「あくっ、、ひあぁ!」
不意に甘い衝撃に背筋を貫かれエリスは思わず悲鳴をあげてしまう。
すかさず唇に触手がもぐりこみ、今度は濃縮した液体媚薬を注ぎ込む。
「しまっ、、ぐむぅぅぅ!!」
嫌悪感にむせる喉を犯しながら、粘液が腹の底へ落ちていく。
(くぅ、、だめ、体がしびれて、、あぅ、、いや、、)
肉体に与えられる苦痛なら意志の力で絶えることが出来たが、
理性を溶かす快楽を拒む術をエリスは知らない。それ程の時を経ずに
指から剣が滑り落ち、下半身が自らを支える力さえ失って内股に崩れ落ちる。
「あ、く、、はぁう、いやぁ!」
軟体生物の群れは成す術を失った体を雁字搦めにして宙吊りにすると、
止めの毒針を首筋へと打ち込んだ。
媚薬の一撃が全身を駆け巡って研ぎ澄まされた剣士としての感覚をズタズタに引き裂いていく。
「ん、んぁ、ああぁ!!、」
媚薬の波に蹂躙された体は戦う力を奪われていた。
代わって与えられたのは、無理やり高められた肉欲のもどかしさのみであった。
「あぁ、やめっ、くぅ、!」
宙釣りにされた体中で不気味な感触を感じる。
両手の指先から両脚のつま先に至るまで、エリスの体はスライムによって網の目に緊縛されていた。
艶かしい粘体が砕かれた鎧の隙間から入り込み、思うままに肢体を縛り上げているのだ。
「ひぃ、、うん、、、」
胸の膨らみや腰の括れがきつく搾り出され、尻も太腿も左右に大きく割り開かれている。
化物たちにとってエリスはもはや倒すべき敵ではなく弄ぶための慰みモノでしかなかった。
生殖本能の渇望をようやく得た獲物の体で存分に果たすつもりなのである。
股間の急所にはまだ触れられていなかったが、脚の付け根の際どい部分は何重にもわたって
厳重に巻きつかれていた。しかも布地の衣服は下着にいたるまでが溶かされている。
「あ、鎧にあたって、くぅ、」
全裸の体に砕けた鎧の残骸を纏っただけの姿にされたエリスが悩ましげな悲鳴をあげる。
それ自体が媚薬の成分をもつスライムには、ただ絡みつかれているだけで感じてしまうのだ。
しかも媚薬はスライムの核から伸びた毒針によって性感に直接注入されていた。
体中に打ち込まれた毒針から粘液が噴出するたび、快感が異常に高められていく。
「だ、だめ、触わらないでぇ、、んはぁぁ!!」
背筋に沿って媚薬を打たれた背中はピンクに張り詰めクリトリス並みに敏感になっていた。
内腿には片足だけでも10箇所以上、乳房の麓にも同じ数だけの毒針があり、
媚薬で痛いほど充血した乳首が胸当ての下で窮屈に勃起する。
「あ、あぐぅ、、んん、いやぁぁ!」
張り詰めた乳首がこね回されると、悲鳴がより大きくなった。
エリスはかつて禁忌を犯し処女ではなかった。だが、むろん化物相手の経験などある筈がない。
人間に抱かれるのとは比べ物にならない悦楽と恥辱が、
初めて体を許した時ですら自分を失わなかった彼女から冷静さを奪い
あられもない姿で乱れ悶えさせている。
媚毒に犯された姿からはもはや鎧の残骸にしか神官騎士の面影を見出せなかった。
「ん、あぁ、、」
悲痛な息遣いが瘴気でよどんだ空気を揺らした。
エリスが魔の軍門に下ってから幾ばくかの時が過ぎていた。
スライムと石像が融合した化物に抱えられ、
ダンジョンを連れられてきた彼女が下ろされたのは先程石像たちと戦った場所だった。
化物どもは倒された仲間への手向けに、
彼らの残骸の前でエリスを晒し者にしようと言うのだ。
「あ、くぅ、」
抱えられていた腰が下ろされ、壁に手を着かされた彼女は後背位の姿勢になる。
解けかかった融合体の腕が甲冑の下に潜り込み、股間を覆う貞操帯部分を外しにかかる。
「はぁ、だ、だめ、、、」
下着を溶かされたエリスにとって貞操帯は最後の砦である。
力の入らない腕が必死にスライムと石像の融合体を拒絶するが
逆に手首を掴まれて押さえ込まれ、ついには貞操帯を引きはがされてしまう。
「あっ、、くぅぅ、、」
スライムに責められ抜いた秘裂が濡れそぼってパックリと割れ、
隠し様も無いほどの痴態をさらしていた。
いきり立った化物の男根がその中心に宛がわれる。
「はぁ、だめ、それだけは、許して、入れないで、、、」
いかに神官騎士といえど異形の者に身を穢されんとする恐怖は耐え難い。
怯えた襞がプルプルと振るえ愛液の雫を滴らせる。
尖った亀頭に軽く抉られると澄んだ粘液がネットリと溢れ出して来た。
「ひぃあ、、お願いだから、許して、、」
エリスの表情からは先程までの勇壮さがすっかり消えうせていた。
嗜虐的な性癖を持つ者であればその様にいたく興奮を覚えるであろう。
「だ、だめ、お願い、、犯さないで、、」
僅かに力を加えるだけで蹂躙され、穢しつくされてしまう希望。
凛々しかった神官騎士がそんなはかない希望にすがり涙を浮かべ懇願してくる。
化物にとって、エリスを戦いで組み伏せただけでなく、心をも屈服させた証だった。
後は欲望に従いその体をモノにするだけである。
「んん、いやぁ、入って来ないでぇぇ!!」
ピンクに熟れた膣が化物のどす黒い男根で埋め尽くされていった。
「あぁ、わ、私、化物に犯されて、、ん、いやッはぁぁぁっ!!」
エリスは鉄串で貫かれたかのような快感に身を仰け反らせた。
彼女には喪失感に浸る間も与えられない。
いきりたった亀頭で子宮口を執拗に抉られ、ほとばしる快感に
端正な顔を歪めて泣きわめく。
「ん、、いやぁぁ!」
ごつごつした石の腕が鎧の下の胸と股間を愛撫し、巨根が膣内を自在に動き回る。
化物の男根はエリスの経験したものなどと比べ物にならない程太くて固く、
そしてなによりこれほど長く挿入されつづけること自体が彼女には初めての経験だった。
一度だけの逢瀬で彼女は満足させられる事がなかったのだ。
自然、行為の先にある性の極みへと達した経験も無かった。
「あん、あぅぅ、、」
そんなエリスを男根は硬化と軟化を繰り返しながら容赦なく責め立てた。
スライムと融合してドロドロに解けた胴体部分が襞の一つ一つの裏側までを埋め尽くし、
固い石のままの亀頭が子宮口を突き上げる。
さらに左右にくねって膣全体を刺激する。
「あぁぁ、へん、変なの、、はぁ、お、おかしくなるぅぅ!!」
今迄感じたこともない深いうねりが腹の中で渦巻いている。
次第に大きくなるその波が意識すら飲み込みそうになり、
エリスは得体の知れない恐怖と快感に身を竦ませた。
「はぁぅ、やぁぁぁ!!」
突如、どろりとした粘液を残して、エリスから男根が抜かれた。
「くぅ、まさか、、孕ませる気、な、の?、、あぁぅッ!」
魔導生物であるスライムには、人間の女性の生殖器官を利用して繁殖する魔導の
技法が組み込まれていた。自らの遺伝子を組み込んだ核を女性の性器に送り込んで
産卵させることができるのだ。
もちろん神官騎士であるエリスは、最悪の事態に備え受胎防御の魔法処置を受けていた。
だが、それはエリス自身の意識が拡散し肉体が消耗すると綻びを生んでしまう。
例えばこのまま激しく性的絶頂を味合わされてしまったら、その瞬間は防御力を無効化されてしまうだろう。
化物のほうもそれを心得ているらしく、引き抜かれた男根が今度は後ろの穴に宛がわれる。
アナルセックスでエリスをイカせるつもりなのだ。
力を込めてギュッと亀頭を引き絞ると、一気に尻を刺し貫いてきた。
「あぐぅ、はぁぁぁぁぁぁッ!!」
わななく肛門の処女が人間とは比べ物にならないサイズの男根によって突き破られ、
直腸の終点までが埋め尽くされてしまう。
「ん、ひ、ひぃぃぃ、ぐむぁぁぁ!!!」
細くくびれた腰の内部に極太の異物が入り込んでいた。
体の芯まで犯されエリスは悶えることすら満足にできない。
かすかな悲鳴を漏らす唇から唾液の筋が流れ落ち、泣き晴らした瞳がだらしなく垂れ下がる。
「、、あ、、あぁ、、」
力なく痙攣する上体が引き起こされ化物の注挿が始まる。
胴体に浮き出た無数の凹凸を使って肛門を抉りながら、緩急をつけて尻から出入りする。
腹の奥を突き上げられるたび、エリスの背筋が痙攣とともに仰け反った。
「んぅ、はぁ、、へ、へんに、、な、、る、、」
媚薬漬けにされた体は人外の男根による肛門性交にすら快感を見出してしまう。
軽いオルガズムに何度も達し、辛うじて言葉をつむいだ唇は、
その先にある生まれて初めての絶頂を目前にした窮状を訴える。
それに応えるかのように大量の精子を充填した男根が胴体部分にまで無数の亀頭を形作り、
腸内の隅々にまで射精を浴びせかける準備を整える。
「あ、あぁ、いやぁ、、」
エリスの中の女の部分が本能的に危機を訴えた。このまま
旺盛な精力をもつ化物に思うがままの射精で蹂躙されたらどうなるか、、、
かつて一度だけ経験した溶岩の濁流が腹の中で暴れまわったかのような熱い衝撃。
それを媚薬によって理性のたがを外された体に人間の何十倍もの精力で注がれたら、、、
すでに受胎防御の結界が薄れはじめ、
子宮に入り込まんとするスライムの核を押しとどめられなくなっていた。
だが受胎の恐怖感とは裏腹に、肉体に与えられる暴力的な快楽によって理性が焼きつくされていく。
「あぁ、頭が真っ白になって、もう、、何も考えられ、、、、」
男根がペースをあげて止めを加えにかかる。
鎧の下に伸ばされた腕が乳房を激しくもみしだきさらに彼女を追い詰めた。
もはやエリスに神官騎士としての誇りを保つ余裕はなかった。
目の前の壁にしがみつき頭をふってただ泣き喚く。
「はぁぁぁ!!だ、だめ、、も、もう、わ、私、イク、、イキますぅ!!」
次の一突きでイかされる。奥歯を噛んで覚悟を決めたエリスの
尻から男根が引き抜かれた。
「え!?」
肩透かしを食らったエリスの気が僅かに緩んだ次の瞬間、
再び肛門を貫いて一気に埋没した男根が直腸の中で精を放った。
無数の亀頭から濃密な精液が怒涛のごとく溢れ出し直腸を駆け巡る。
「んん、くぅぅぅ、はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
まさに腹の中にマグマを注がれたような衝撃だった。
不意打ちで注がれた射精の猛烈な熱量を受け、エリスの性感が臨海めがけて、
一気に駆け上がっていく。
「ああぁッ、イクぅッ!!お、お尻に射精されてイっちゃぅぅぅぅぅッ!!!!!」
それが訪れた瞬間、炎熱と電撃が一緒になった衝撃が脳天を焼いて全身を硬直させた。
絶頂と同時に子宮へと飛び込んだスライムの核が淫液を噴出し、
それを浴びた子宮が急激な生理を起こしたのだ。さらに卵巣がギリギリと収縮して排卵を始める。
自らの体にわきおこったありえない事態に身をよじって悶えるしかない。
エリスは絶頂感と生理痛、排卵痛という3つの性の衝撃を同時に味わっていた。
「ん、いや、はぁうぅぅぅ!!」
泣き濡れた瞳が淫蕩に揺らぎ、赤く染まった愛液が泡立ちながら溢れだす。
尻に注がれる射精がいつまでも収まらないせいで、エリスは生理中にも関わらず
無理やりイカされ続けてしまうのだ。
熱く尾を引く余韻がいつまでも体を縛り続け、満足に受身もとれない。
「だめ、だめ、だめぇぇぇ!!」
スライムの淫液に犯された卵巣からはついに卵子が排出される。
一方、子宮では既に胎盤が形成され始めていた。
スライムの卵子は有精卵として排出されるため受精を行う必要は無い。
このまま卵子が子宮へ降りてしまえば、そこで受胎が完了してしまうのだ。
「ああぅぅ、だ、めぇ、」
化物の卵を孕んでしまう。
絶望的な状況と裏腹に受精の準備の整った子宮へ卵子が降りてくる感覚は、
子を宿すという母性の根源的な悦びに共鳴しひどく甘美に感じられた。
濃さを増した射精によって一際高い絶頂へと打ち上げられるのと同時に卵子が子宮へと入る。
すぐさま卵子から根が伸び絶頂中の胎盤と結合した瞬間、嵩上げされた悦楽が全身を巡り、
エリスは最大の高みへ駆け上がる。
「ん、はぁぁぁぁ、、、、、!!!!!!」
凄まじいまでの性の充足感だった。
エビ反りでイキまくる全身から汗の粒が飛び、鼓動が激しく脈打って
沸騰した血流が全身の血管を突き破らんばかりに駆けまわる。
イキすぎて痙攣したままになった肛門からは注ぎ込まれた精液が溢れ周囲の壁にまで飛沫が飛んでいた。
「ん、、ッ、、、、!!!」
あまりに高く飛ばされたせいで、エリスは無限にも感じられる程の間イキ続けた。
熱く激しい波が去り、引き潮の段階になってやっと悲鳴が出せる。
「ん、、ッ、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
最後に一回りサイズを増した乳房から白濁した母乳が噴出し、受胎の完了を問答無用で知らしめる。
そこでやっと絶頂が終わった。
「ん、、く、、はぁぅ、、」
体力の全てを使いきるまでイカされたエリスはがっくりとうな垂れていた。
悲鳴を叫んだ形で開いたままになった唇から唾液の筋が糸を引く。
「はぁう、あぁぁ、、、、、、」
搾乳器と化したスライムに乳房を吸われ、余韻がぶり返してしまうのだ。
甲冑の下の下腹には卵子から伸びた根が浮き出ていた。
「んく、いやぁ、、、」
女騎士はそのままダンジョンの奥底へと連れ去られ、
魔族との戦いにまた一つ人類の敗北が刻まれる事となった。
終わり。
以上です。