右腕を押さえ身体を震わせながらようやく立っている様子のブルームーン。その彼女にテルトグラスが無造作に歩みを向ける。  
彼女は未だ敗北の衝撃から覚めず、痛む手首から瞳を放せなかったため近づく獣に気づかない。目の前まで近づいたテル  
トグラスの巨体が形作った影がブルームーンを包む、ようやく危機に気づいた彼女は視線を上げ、影の元凶の姿を捉えよう  
とした瞬間。  
 
ガギッ!  
「うっ!?むぐっうぅぅーー!?」  
 
突如、彼女の視界は闇に閉ざされた、テルトグラスの左掌に顔を鷲掴みにされたのだ。捕らわれ、視界を失った恐怖からか彼  
女は痛みを忘れ、手足を振り乱しながらくぐもった叫び声を上げる。  
そんな抵抗を意に介さず、テルトグラスは彼女の身体をそのまま吊り上げる。ジタバタさせている脚が地から離れる。  
 
ピシッ!キキッ、キシッ!  
「むぅ!?うっ!うむぅぅーーー!」  
 
獣が掌に込める力が増したのか、ブルームーンの通信機が内蔵されている耳当てやバイザーから軋むような音が聞こえ、とうとう  
バイザーにひびが走る。痛みはさほど無いが、闇一色の視界がさらにひび割れたことで彼女の暴れようは増す。  
 
「レディーにふさわしい品のある立ち居振る舞いはどこに行ってしまったのですか?ブルームーン嬢。まぁ猫のように暴れられる  
あなたを制しようとするのもおもしろそうですが。」  
 
そう必死で抗うブルームーンを茶化しながらテルトグラスは自分の体長のさらに上まで左手を上げ、捕らわれの女戦士の身体を  
高く掲げる。  
そして右手を、ちょうど彼の腹のあたりの高さに浮いている彼女の股にまわす。プロテクター越しだが陰部を触られたことでブルー  
ムーンの身体が一段と強くビクンと跳ねる。  
 
「では、無粋な物を剥がさして頂きましょう。」  
 
淡々とそう告げたテルトグラスは女戦士の陰部のプロテクターを握る手に力を込める。  
 
「ぐうむぅぅーー!っぐぅぅーー!」  
ピキンッ!パキッ!  
 
プロテクターとスーツに保護されているとはいえ、女陰をそれごと握られているのである。激しい痛みに脳髄を焼かれ苦悶の叫び  
を張り上げるブルームーン。彼女を護る鎧から徐々に破壊音が漏れ伝わり、戦士の心を恐怖で染めていく。  
 
「こんな豊かな乳房が目の前で揺らされているとしゃぶりつきたくなりますね。」  
ガキッ!  
 
テルトグラスは暴虐の手を緩めず、ブルームーンの双胸のプロテクターに噛り付き、そのまま噛み砕こうとする。  
 
「むうぅぅーー!ひうぅぅーー!」  
 
陰部と乳房、過敏な部分の激痛に彼女は身を悶えさせる。その凛とした柱が通っていた精神も、自分を護る鎧が破かれようとし  
圧倒的な強さを持つ野獣に身を触れられていることで崩れかかろうとしていた。  
 
ブルームーンの蒼き鎧が軋む音と彼女の苦悶の呻き声は長い間続いた。  
 
プロテクターを破壊する音が止み、静かになった室内。  
先ほど振り回していた手足はだらりと下がり、ブルームーンは身動き一つしない。テルトグラスの巨掌に覆われた頭からは荒い息  
遣いの音しか聞こえなくなっていた。そして蒼き狩人の女としての部分を護っていたプロテクターはその身から引き剥がされ、彼女  
の足元に砕け散った破片を晒していた。プロテクターの下の白いスーツもたわみ、ほつれ、無残に汚されていた。だがまだ雅の身  
を護る衣としての力は失われていないようだった。  
 
「さて、どうしたものでしょうかね。やっかいですねこの衣は。噛み千切れず、我が爪でも切り裂けず……おやっ!?」  
 
ブルームーンの裸体を隠す強靭な衣を破く手段を思案していたテルトグラスは何かを視界の端に留める。身を少し屈め右腕を伸  
ばし、床に転がっていた剣、ムーンブレイドを手にした。手中に収めた敵の武器を笑みを浮かべながら見つめ、楽しそうな口ぶり  
で捕らわれの女戦士に告げる。  
 
「ブルームーン嬢、人間の世界には『矛盾』という故事があるそうですね。この機会に試してみたくなりました、あなたの”矛”と”盾”  
どちらが勝っているかをね。」  
 
すると彼は右手に持った剣をブルームーンの左胸のふくらみに当てる。僅かに彼女は身じろいだが意に介さず、そのまま刃を横に  
右胸まで滑らせた。一瞬の後、刃が通った後のスーツが裂け、そこからたわわな双乳が弾けるように飛び出した。その白肌には傷  
はついていない。衣のみが切り裂かれたのだ。  
 
「おやおや、”矛”の方が勝ってたのですか。では下のほうも試してみましょう。」  
 
その言葉を耳にしたためか、それとも胸に違和感を感じたためか、ブルームーンは弱々しく身を捩じらせて刃から逃れようとする。  
だがその動きも空しくムーンブレイドの刃は彼女の臍の下に押し付けられた。  
 
「動かない方がいいですよ。手元が狂ってあなたのピンク色の腸が飛び出すなんてこともあるかもしれませんから。」  
 
その言葉に恐れを抱いたのか、ビクッと身体を跳ねさせたのを最後に再び動きを止めるブルームーン。  
そして刃はすぅーと下に引かれた。股の覆っていた白いスーツの裂け目から黒い下着が姿を覗かせる。刃が身体から離されたため  
か再び束縛に抗うブルームーン。そんな彼女をテルトグラスは壁に向かって放り投げた。  
 
ドスッッ!  
「ぐうぅっっーー!」  
 
背中から叩きつけられ、彼女の身体は壁にもたれ掛かったまま床に尻餅をつく。身を起こすことも出来ず息を求めて喘ぐその顔は  
涙、汗、鼻水、涎と獣の掌に掴まれているうちに噴き出したあらゆる体液に塗れていた。荒い呼吸のため激しく上下させている胸は  
何にも護られずに白肌を、腿の間も同じように下着が晒されている。もはや女としての身体を護るすべを完全に失ってしまった雅  
だが座り込んだ彼女に近づくテルトグラスに向けた眼差し、ひび割れたバイザーから覗かせた瞳はまだ薄っすらと光を放っていた。  
 
「ほぅ、まだそんな眼が出来るんですか。いつまで持つか楽しみです。」  
「……!?やっ、やめ!放せっ!このぉ!」  
 
弱々しく抵抗する雅を意に介さず、テルトグラスは今度は彼女の脇腹を掴んでその肢体を持ち上げる。ちょうど『たかいたかい』の  
格好で雅は宙に浮かされた。さっき持ち上げられた時よりも体の間隔が近いため、彼女は脚をジタバタさせながらテルトグラスの体  
を蹴りつける。  
獣の足を蹴っていた彼女だが、何度目かに振った太腿に彼の硬い足とは違う感触の何かが触れた。いぶかしげに下に視線を向ける雅。  
 
「ひっ!!……」  
 
体を震わせた彼女の視線の先に在ったのは、テルトグラスの股から突き出た巨根だった。彼女の膝から腰あたりまでの長さがあり  
そうな生殖器が太腿にその先端を触れさせていたのである。  
 
「驚かれましたか。縮ませて収めておいたのですが、あなたのはだけた胸を見て抑えられなくなったもので。早速これであなたの  
女陰を貫いて差し上げましょう。」  
「いっ!いやっ!…やめっ」  
「冗談ですよ。素晴らしい苗床が壊れてしまったら私も困りますからね。まずは残っている邪魔なものを剥がしますか。」  
 
そういうとテルトグラスは蜘蛛の脚を二本前に伸ばし、器用に操って股間のスーツの裂け目を広げていく。下腹部の白肌が見える  
まで切り開いたら次は下着とその下の女陰の間に一本の蜘蛛の脚をかき入れる。それから生えるざらついた繊毛が陰唇をひっかき、  
雅は僅かにかすれ声を上げる。その脚でテルトグラスは彼女の秘所の最後の護りである黒いショーツを引き千切った。その情景を  
雅はただ身体を震わせながら見つめることしか出来なかった。  
あらわになった彼女の秘所、その周りの茂みは汗で湿って黒光りを増していた。そこに下着を剥ぎ取った蜘蛛脚が再度向けられる。  
小刻みに震える桃唇にそれは当てられ、なだめる様に周りをさすられる。  
 
「次は私の生殖器を受け入れられるよう、膣中をほぐさせて貰います。」  
「えっ……!?いぃっ、ぃいいいーーー!!」  
 
穏やかな動きから一転、いきなりその脚は雅の桃唇に突き込まれた。悲鳴を奏でる彼女の口唇。その彼女の身体を両脇に廻した  
腕を動かし上下に揺らし始めるテルトグラス。上に持ち上げられた時には中ほどまで引き抜かれた蜘蛛脚は、雅の身体が再び  
落とされたときにいっそう激しく彼女の膣中に突き入れられる。  
 
「はひっ!いっ…」  
グチュッ!グチュリ  
 
上下に身体を揺らされるごとに喘ぎ声、それと水っぽい音が響く。彼女の秘毛、そしてその秘所に出入りを繰り返すテルトグラスの  
蜘蛛脚は雫にまみれ、そこから滴り落ちたもので足元には黄色い水溜りが出来ていた。雅の膀胱は異物を肉洞の捻じ込まれる衝撃  
そして恐怖に耐え切れず失禁してしまっていたのだ。  
 
「これはありがたい。ブルームーン嬢、あなたが漏らしてくれたお陰で突き入れやすくなりましたよ。」  
「ぎいぃ!……こ、の…ゲスがっ…いぎっ!…あ…あた、しは…これぐらい……なんとも…無い……」  
 
テルトグラスの嘲笑に彼女が応えたものはどう見ても強がりだった。蜘蛛脚が突き入れられるたび、ある程度は彼女の尿で濡れている  
とはいえ硬さを失わない繊毛が淫襞をこすっていく。その今まで経験したことの無い痛み、そして疼きが敗れ去った女戦士の脳を焼いていく。  
 
「なんとも無いなら、手早く済ませるためもう一本いきますか。」  
「くひぃ!……はっ!ぁあ……?……アッ!ガァ…!ギイイィィーーー!!」  
 
軽い口調で宣告したテルトグラスはもう一本、蜘蛛脚を前に廻し、既に隙間など無い雅の桃唇を強引にこじ開けてそれをも捻じり入れる。  
肉洞を獣の脚で完全に埋められてしまい、彼女は声にならない絶叫をあたりに響かせる。  
再びテルトグラスは上下の抽送を始めるが脳髄を苦悶で占められた彼女は舌を突き出し、涎を溢れさせる口唇からかすれ声しかあげる  
ことしか出来ない。その蒼きバイザーの向こうの眼も大きく見開かれ、瞳は澱んだ影に覆われていた。  
 
「おや、コワれてしまいましたか?あの気高い精神は見込み違いだったんですかね?まぁいい、身体だけででも楽しませてもらいますか。」  
 
バトルスーツの裂け目から突き出された雅の左胸にテルトグラスは舌を近づけ、その頂のうっすらと桃色に染まった乳首をチロリと舐めあげる。  
すると上向きに頂を舐められたことで乳房そのものがプルルンと震える。その挑発のような動きに衝動を駆られたテルトグラスはしゃぶりつくが  
如くその白桃を口に含み、ざらついた舌で舐めまわし、その白肌を唾液で汚していく。苦悶の表情はいくらか薄らいだものの、代わりに虚ろさ  
をその美貌に張り付かせてしまっている雅は自らの豊乳が汚されようと為すがままになっていた。  
やがて柔らかな乳肉の感触に物足りなさを感じた獣は尖った桃豆に舌を向け、コリコリとした硬さを味わい始める。舌の上で転がして芯の通った  
それを楽しんだ彼は次に歯応えを確かめようと、鋭い歯で甘く噛む。するとかすれ声がどこからか聞こえた。  
 
「ぁ……あたし、は……まけ…ない……おまえ…なん……かに………」  
 
頭上から聞こえた蚊の鳴くような声に気づき、テルトグラスは乳房を口に含んだまま視線を上に向ける。そこにはなんとか決意を込めた言葉を  
紡ごうとする雅の姿があった。まだ醒めきってない瞳に僅かだが再び光を宿し、テルトグラスを見据えている。言葉を吐き終え、口唇を閉じた  
彼女は一瞬の後、再び口唇を開き眼下の獣に唾を吐きかける。勢いは弱く、まるで雅の顎に垂れかかるようだったがどうにか届き、テルトグラス  
の頬にビチャリと降りかかる。  
 
「…ふ、ふふっ……いい、ザマ……ね…」  
「まだ、そんな目が出来るとは…。すばらしい、本当に素晴らしいです、ブルームーン嬢。本当はもっとあなたで楽しみたいが、お仲間が  
来ると厄介ですからそろそろ本題といきますか。」  
 
雅の左乳から口を離したテルトグラスは笑みを浮かべるほど高揚した口振りになる。頬に垂れかかった雅の唾液を舌なめずりするように  
舐め、彼女の秘径から蜘蛛脚を引き出す。ズブジュと濁った音と共に荒々しく引き出され、雅は咽喉をくぐもらせる。引き出された脚は  
朝露を浴びたかのように、彼女の愛液や小水で繊毛を湿らせていた。  
彼女が男性のモノを受け入れた経験は何度かあったこと、そして腕輪の加護のおかげで異物の挿入に何とか耐えきった秘所は楚々と  
した桃色だった唇を朱色に濡れさせ、淫豆も芯を通らせている。暴虐が去った雅の身体と心が休息を求めるがテルトグラスがそれを許す  
ことなどあるはずが無かった。  
引き出した双脚で彼女の腿を押し上げて股を広げ、その隙間に巨根を突き伸ばし、淫唇を撫でる。  
 
「いっ!ひぃぃっー!?」  
 
なかなか静まらず、息を求めるかのようにひくつかせている淫唇を固い感触で撫でまわされて雅は戸惑い甲高く叫ぶ。彼女の眼に入った  
のは今まさに突き入れられようとする獣の巨大な生殖器だった。  
 
ギブシュ!!ジュシュ!!  
 
何の躊躇もなく捻りこむようにその巨棒は柔らかな雅の淫唇に突きこまれ、まるで肉を引きちぎるかのような擦過音が響く。  
 
「あっ!?ぐうううぅぅっーーー!」  
 
いくら先にほぐされたとはいえ、彼女の肉洞にそれは大きすぎた。雅の痛覚のリミッターは弾け飛び、よりいっそう深く突きこまれる度に  
視界がバチバチと電光で覆われる。  
そんな彼女にお構い無しにテルトグラスは抽送をさらに激しくする。とうとう彼女の柔肉も耐え切れなくなったのか茶色の肉棒とそれに  
引っ張られ、押し潰される朱色の唇の間から鮮血が幾筋も流れ出て彼女の腿の白肌に滴り落ちる。  
 
「いぎっ!ふっとぉ、太いっ!ぐっ、ぐるじぃ……」  
 
痛みに耐えかね頤を振り乱し、端麗な顔を崩す雅。その彼女の身に更なる痛打が加えられる。  
 
ブチュリ  
「ぐっ!?うっぅぅぅーーー!!」  
 
股のスーツの裂け目から捩子いれ、尻のすぼみに蜘蛛脚を突き込まれたのだ。粘った音と共に拘束された女戦士の身体が跳ねる。  
蜘蛛脚のざらざらとした繊毛に刺激され、彼女は必死に腰をよじらせる。  
 
「こちらの穴に脚を入れると皆、生殖器の締めつけが強くなるのですよ。あなたもそうみたいですね、ブルームーン嬢。」  
 
テルトグラスの言葉に答える余裕も無いのか、荒い息づかいで単節音を吐き出しながら雅は身をくゆらせる。もう彼女の身体には暴虐に  
立ち向かう余力など無かった。双穴への乱入者がよりいっそう突き込まれる度に桃尻から背筋をピンと仰け反らせても双腕は力無く垂れ  
下がったまま、俯いた顔からは影になって表情は読み取れない。  
やがて繊毛に腸膜が傷つけられたのかスーツと脚の間を鮮血が流れ落ち、彼女は身を揺らすたびに汗や血を周りに飛び散らせる。  
 
「ヒッ…………」  
 
その時、テルトグラスはかすかな音を耳にした。その音を耳にした瞬間、彼の心は歓喜に塗りつぶされていく。その音の源に顔を上げた彼が見たものは  
 
「ヒック……も、もう…痛いのはいや……ック」  
 
涙をぼろぼろと頬に流し、詰まりながら弱音を吐く雅の姿だった。  
 
「これはブルームーン嬢、勇ましい狩人である貴女がそのような振る舞いをなさるとは。」  
「いや………お願い、もう…ゆるして……」  
 
彼女は首を嫌々するように振りながら哀願する。ツリ目がちだった目尻は下がり、長い睫毛からは雫が垂れる。  
 
「クックックックッ、これはいい!弱々しく震える貴女の姿、そそられますよ。」  
「エグッ、いたいよぉ………?なに……!?」  
 
雅の姿に欲情を刺激されたテルトグラスはよりいっそう抽送を激しくする。突きこまれる度に彼女の柔肉が押し潰され、白肌をきしませる。  
その苦悶にむせび泣き、まるで幼女のような呻きを漏らす雅だったが苦痛しか感じなかった肉襞が何か違和感を捉え、瞳を震わせながら  
疑問の眼差しを股に向ける。  
その視線に気づいたのか、テルトグラスは女戦士に絶望的な言葉を告げる。  
 
「もう耐えられなくなりましてね、そろそろあなたの膣中に出さしてもらいますよ。私の精子をね。」  
「えっ!?…………いや…そんなのイヤッ!!絶対イヤよ!!」  
 
肉壷に差し入れられ、彼女の身体に絶望をもたらそうとしている肉棒から彼女は腰を振り、何としてでも逃れようとする。だががっちりと獣の  
腕に捕えられた身体は言うことを聞かない。身に纏っていた鎧だけでなく蒼き女戦士としての心の鎧も打ち砕かれ、只の娘としての姿を晒す  
雅は破局から逃れようとその朱唇から獣への屈服の言葉を口にする。  
 
「おねがい!お願いしますぅ。それだけはやめて、膣中には出さないで!もう…ヒドイことしないでぇ……グスッ…」  
 
必死に哀願する雅。恐怖からか次第に言葉は途切れ、くぐもった泣き声に埋められる。その姿からは狩人の面影は消え失せ、普段の彼女の  
立ち居振る舞いからは想像もつかないものだった。  
しかし雅がプライドをかなぐり捨てて懇願したのにも関わらず、肉壷の中の剛棒がいっそう膨れたように感じたことで彼女の口唇が呻きを漏らそう  
とした瞬間、熱い何かで肉壷が埋め尽くされた。  
 
「くっ……!?いっ、イヤヤァァァァーーーー!!」  
 
部屋の中に絶叫が響き渡る。雅が顎が外れるのではないかと思うくらいに口唇を大きく開けて悲鳴を奏でたのだ。  
 
「ごほっ!……あがっぁ!……」  
 
もう彼女は肉根の暴虐に逆らうことは出来なかった。さらに桃襞を白濁液で汚すためにテルトグラスが腰を突き動かすたびに、口からは唾の飛沫と  
共に聞くに耐えない呻きが漏れる。やがて獣の動きが静まったときには彼女の口唇は『ヒィーハヒィー』とかすれた音しか漏らさず、その双眼も大きく  
見開かれ、瞳の光は絶望に塗り潰されていた。  
 
ズチュリ!  
 
粘ついた音と共にテルトグラスの巨根が引き抜かれる。白液に塗れたそれが今まで挿入されていた雅の女陰は無残な姿を晒していた。  
まだ後穴に蜘蛛脚を差し込まれたままだが幾分苦痛から逃れられたためか、張り詰めていた首筋を緩めうなだれる雅、だが彼女の悪夢は終わりを  
見せなかった。  
 
「スッキリしましたよ、ブルームーン嬢。さて、この調子で孕んでいただけるまでお付き合いいただきましょう。」  
「あぅ……はぁ……あっ……えっ!?」  
 
テルトグラスの口から放たれた言葉、それに応じて首を持ち上げて彼の顔を注視した雅の容貌は蒼白に染まっていた。  
 
「い、やめて……もう、ゆるしてよぉ。妊娠なんてイヤだよぉ。みやび、壊れちゃうょ……」  
「ブルームーン嬢、あなたの本名はミヤビとおっしゃるのですか。ではミヤビ嬢、たっぷりと私の子種を注ぎ込んで進ぜましょう。」  
 
身体を縮こまらせ、眉をハの字に崩した雅が弱音をつぶやく。その姿からは戦士としての矜持は完全に感じることは出来ない。もはや彼女-瀬原雅-  
は獣に狩られる乙女でしか無かった。そして無力な少女に無情な宣告がなされた。  
 
「イ、いやっ、いやぁ!ひっ、アギィィィーーーー!!」  
 
部屋の中に何かが叩きつけられるような音と共に甲高い絶叫が響き渡る。そのうちにか弱い嘆願の声が悲鳴の合間合間に聞こえ、やがて巨体を動か  
す音の他には何も聞こえなくなった。  
 
私はこんなに自らの無力さを悔いたことは無かった。窓の向こうでは3人の”守護者”さんたちが謎の”複合体”と闘っているのに何も出来ない。この近くで  
雅先輩が助けを待っているかもしれないのに”複合体”が排除されるまではこの装甲車から出ることすら出来ない。  
最後に雅先輩にテレビ電話でからかわれてから何時間も経っていないのに、とってもセンパイに会いたい。センパイに抱きついて胸に飛び込みたい。  
 
『さっすがセンパイ!”複合体”が相手でも逃げ足速いですね、心配して損しちゃいましたー。』  
 
そんなことを言ってみてセンパイに小突かれたい。センパイなら私達がここにたどり着くまでの間、スピードを活かして逃げ切っていたと信じたい。だけど  
現実、私の目の前のモニターはブルームーンの変身制御装置の腕輪の内部にある発信機が前方200m、戦いの場の向こう側のビルの内部で微動だに  
していない事を知らせていた。  
 
「くっ、さすがに3人も相手にすると苦労しますね。まぁいい、ミヤビ嬢はひとまずお返ししましょう。」  
 
”複合体”がそんな捨て台詞を吐いてビル伝いに飛び去っていく。残された3人の”守護者”さんたちも傷つき、疲れ果てて追撃は無理みたい。今は雅  
先輩の救出を優先するべきだし仕方ない。  
……あれ、…何であの”複合体”はセンパイの名前を知っているの……?  
目の前のモニターを小脇に抱え装甲車の扉を開けて地面に飛び降りる。心がが締め付けられるように痛みを訴えているけど、こんな心配杞憂ですよね。  
そんな風に言い聞かせながら走る。そうしないと怖くて足を進めることが出来無そうだったから。  
 
「セナちゃん、危険よ!私たちが捜索するからあなたは来ないで!」  
 
”守護者”さんの一人が大声をあげたけど構わず暗い路地に飛び込む。モニターを持ち上げ目をはしらせると、この路地に沿ったビルの中に雅先輩の  
発信機の反応はあるみたい。  
やがてビルの壁面が崩れた一角が見えてくる。モニターを抱え直して瓦礫を踏み、意を決して恐る恐る中を覗きこんでみる。  
 
 
 エピローグ-セナの独白-  
 
 
ガチャリ!  
 
重いものが叩きつけられるような音が遠くから聞こえる。……いや、私がモニターを落としちゃったんだ。ドジだな〜私。やっぱオペレーター失格ですか?センパイ?  
頭の中がはっきりとしない。何故だろう?何かが小部屋の中の暗がりに見えるけどぼぉーっとした頭が受け付けてくれないからよく見えない。  
………っと!!  
ようやく衝撃から覚めた頭が指令を出す。私はその”何か”駆け寄った。そして  
 
「…い、いや…センパイィィィーーー!!」  
 
今まで出したことが無いくらいの大声が私の口から飛び出た。仰向けに横たわる雅先輩の傍に膝をつけ、センパイの身体を抱きかかえる。  
…軽い  
確かにセンパイはスタイルを維持するのにすごく気を使っていたけど、でも軽すぎる。まるで大切な何かを失ってしまったかのように……。  
急いで人差し指をセンパイの口元に回す。柔らかな上唇が触れ、それと共に僅かだが息の流れを感じた。最悪の想像は否定され、少しほっとする。  
でも瞳に入った来た先輩の姿が私の心を再び黒く塗りつぶさせる。  
ブルームーンとしての雅先輩を護っていたスーツはあちこちが傷ついていた。特に胸部のプロテクターは引き剥がされ、スーツも切り裂かれそこから  
白いおっぱいが飛び出ている。その白肌には赤い跡でくっきりとつき、ねっとりとした液体に塗れていた。  
そして、センパイの最も大切な場所。そこのプロテクターも引き剥がされ、白い液体に浸かっていた。目の前の現実が信じられなかった。無意識のうちに  
右手をそこに廻し、白い汚液から少しでもセンパイの身体をキレイにしようと夢中でセンパイの肌を手で掃いていく。だが、手を動かしても動かしてもセン  
パイの身体の中からそれが溢れ出して来る。  
 
ポトッ  
 
センパイの頬に幾滴もの雫が落ちていく、何だろう……わたしの涙だ。そう気づいてから涙は止まらなくなった。泣きに泣いた。自らの無力さ、センパイの  
無残な姿、様々なことが心の中を巡っていく。  
ふと、何か音が聞こえた気がした。涙に濡れた目を開ける。……センパイの唇がかすかに動いている!急いで私はセンパイの口元に耳を近づけた。  
 
「……ユ、ユルシテ、クダサイ……オネ、ガイ……ダレ…カ…タスケ、テ……ミヤビ…ノコトヲ、タスケテ……」  
 
私は信じられず、動揺して顔を離した。その拍子にセンパイの壊れかけたバイザーに当たり、それを弾き飛ばしてしまった。  
現れたセンパイの眼は大きく見開かれたままで、その瞳は暗く沈み、何も映していなかった。  
崩れた壁から射し込んだ月光に照らしだされる中、私は先輩の身体を抱きかかえたままいつまでも泣き続けた。  
 
 
 

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