「よいしょっと…」
黒留渦は耳雄をソファの背もたれにもたれかかっていた状態から
ゆっくりとソファに仰向けに寝転ぶ状態へともっていく
今の金縛り状態の耳雄には手を握り締める力すらも無く、黒留渦の為すがまま――
体勢を変えられるというただそれだけの動作で、耳雄は更に今の自身の無力さを感じる事になる。
「うわぁ!」
突如として耳雄の視界が布で埋まった。
素肌が外気にさらされている感じから、黒留渦がパジャマを無理矢理脱がそうとしているのだと悟る。
上も下も脱がされて全裸となり、視界が開けたところで耳雄は黒留渦の意味深な視線に気が付いた。
「?」
「ふふ…」
一度ソファから降りた黒留渦はおもむろにパジャマを脱ぎ始める。
流し眼で耳雄の表情を窺いつつ、緩急を付けた速さで焦らすように一枚一枚自分の衣服を剥ぎ取っていく
パジャマの上下を脱ぎ去り、腰をくねらせながらショーツをズリ上げる
徐々に露わになる黒留渦のおっぱいは、耳雄にとっては物心ついて初めて目にする女性の胸であった。
「お兄ちゃん、凄くエッチな視線だね…見てるだけなのはもどかしいかな?」
そう言って耳雄の手を取り、お腹へと押し当てる。
お預けをされている耳雄にとって瑞々しくきめ細やかな肌の感触はそれだけで性的な刺激である。
耳雄の手はそのまま上へ上へと移動していき、手のひらで黒留渦の胸を覆う形となった。
手のひらに固く突起した乳首の感触を感じ、興奮は更に増していく
「留渦ぁ」
「んっ、あぅ……情けない声出しちゃって」
兄の手越しに自分の胸を揉む黒留渦は、いたって自分のペースで愛撫を続けており
それが無性に耳雄にはもどかしく感じられる。
本物の女の子の胸
それも最愛の妹の胸だ
自分の意思で思う様揉みしだきたいが今はそれも叶わない
「ふふ、我慢の限界って顔してるよ?」
黒留渦は胸の愛撫を中断するとソファに寝転ぶ耳雄に馬乗りとなり、
膝立ちの状態のまま見せつけるように耳雄の顔前に股間を突きだした。
黒留渦のパンツはお漏らしをしたかのようにぐっしょりと濡れており、もはや下着の意味を為してはいない。
「うわぁ…」
鼻先の股間からむわっと香る雌の匂い
湿り気を帯びた下着越しに確かに見える黒留渦の秘所
耳雄のペニスは呼吸する度にビクビクと跳ね、先走りの汁が滴り落ちる。
そんな兄の姿に悦びの笑みを浮かべ、黒留渦はゆっくりとパンツをズリ下ろした。
パンツとの間に糸を引きながら、ついに黒留渦の秘所が露わとなる。
「あはっ、これでお互い裸になっちゃったね」
片足を上げてパンツを脱ぎ去りながら黒留渦は嬉しそうに笑う
耳雄はというと目の前の光景に釘付けにされていた
黒留渦のオマンコには毛が全く生えておらず、
白い肌と柔らかそうな肉ヒダによる縦線のような隙間があるだけだ。
得てすれば子供の無垢な女性器そのものであったが
黒留渦の秘所は年齢に不釣り合いな程に濡れており、どうしようもなく卑猥であった。
「ねぇ、お兄ちゃん…これ見て」
黒留渦はぐちゅりと自らの指でヒダを広げると、そのまま中指でオマンコを擦り始めた。
ぐちゅぐちゅと淫靡な音が響き、次第に息が荒くなっていく
「前に言ったっけ?私って不感症なんだ
だからいつもオナニーとかしても達したり満足する事は無いんだけど…
あははっ、お兄ちゃんが見てるってだけでこんなにグチョグチョ」
ツツっと愛液まみれになった手を舐め上げる黒留渦
もはや耳雄にとって黒留渦の一挙一動全てが興奮を催すものとなっている
「随分ともどかしそうだね、お兄ちゃん
いいよ、特別に少しだけ自分の意思での奉仕を許してあげる
…確かお口ぐらいは動かせたよね?」
そう言うが否や黒留渦は耳雄の顔面に深々と腰を下ろした。
ぬちゃっ
「んんぅ…!」
「あぅ!ぅふふッ」
突然あれだけ舐めまわしたいと考えていた黒留渦のオマンコが
目の前に現れて耳雄は一瞬混乱した。
「ほらほら、口を動かさないと窒息しちゃうかもよ」
ヌチュヌチュと腰を擦りつけながら黒留渦は言う
黒留渦のオマンコは耳雄の鼻と口を塞いでしまっており、
言うとおりに口を動かさないと呼吸もまともにできない状態だ。
「ひゃうっ!うわぁ…思ってたよりすごぉい、コレぇ…」
初めは恐る恐る空気を吸い込む為と口を動かしていた耳雄であったが
段々と我慢ができなくなり、一心不乱にオマンコをしゃぶり始めた。
ぴちゃぴちゃ、れろっれろれろ・・・
ぐっしょりと濡れていた黒留渦のオマンコからは絶えず愛液が迸っており途切れる事は無い。
女の子の一番大切な処を舐めまわしているという現実
口先や頬に当たる、弾力が有りながらもすべすべしている秘所や太ももの感触
素肌同士が触れ合っている感覚はそれだけで達してしまいそうなほどの快感をもたらしている
黒留渦に予め二回抜いてもらっていなかったら既に射精してしまっているだろう。
んちゅ、くちゅっ、ちゅくっ、ぬちゅぬちゅ…
「ん、あはぁ、あっ、すごっ…そこイイよ」
視線を目の前のオマンコから上の方にある黒留渦の顔に移すと
そこには快楽にうち震えてる淫靡な表情が有った。
この表情一つでもとびきりの興奮を催されるだろう
くちゅ、くちゅ、くぷっ
「はぁ、はぁ…2,3回はイッちゃったみたい。こんなに気持ち良いのは初めてだよ」
荒い黒留渦の呼吸と同調するようにひくひくと肉穴が蠢めいている
見上げる耳雄の視線と恍惚の表情を浮かべる黒留渦の視線が絡み合った
「こういうのも悪くないけどね、私としてはやっぱり攻めてる方が性に合うかな…よっと」
そう言うが否や、黒留渦は顔面に騎乗したまま体位を180度回転させる。
「ん、むぐっ?!」
突然の出来事に耳雄は何が起きたのか全く理解できなかった。
状況を理解できていない耳雄が今できる事は、ただただ視界いっぱいに黒留渦のお尻を収める事だけだ。
「おチンチンの方をほっといてゴメンね…もう我慢の限界みたいだし」
一体何をするつもりなのだと考え付くより先に、耳雄はペニスにぐにっという刺激を感じた。
「んんんっ?!」
「わぁあ、お兄ちゃんって足で触られるだけで興奮しちゃうんだ
今おチンチンがビクって気持ちよさそうに跳ねたよ」
耳雄はようやく現状を理解する。
黒留渦は黒留渦は騎乗したまま身体を反転させ、足でペニスを刺激しているのだ。
先ほどのまでの顔面騎乗とは違い、黒留渦は膝で自分の体重を支えていない
顔に黒留渦の全体重がかかり、オマンコで圧迫されそうになる。
耳雄はこの様な仕打ちに息苦しさとそれをはるかに上回る確かな悦びを感じていた。
「ほーら、ぐりぐりしちゃうよー」
ずりゅうッ、ぬりゅ、ぬりゅうぅぅッッ…!!
耳雄のペニスから垂れ落ちる先走りの汁がローション代わりとなり卑猥な音をたてていく
親指と小指の間で亀頭を挟むように刺激したかと思うと、優しくなでるようにサオの横腹を撫でまわす
ぺろ、れろぉ、くちゅっ、くぷっ
「あ、あうぅぅ、んんんんん…!!」
息をするために口を動かさなければいけないのだが、その気持ちよさから喘ぎが入り上手く行えない
ペニスへの快楽と、妹のオマンコに圧迫されているからという夢のような理由から来る息苦しさ
耳雄は意識を白黒させながらも、目の前でヒクヒクと蠢く黒留渦の尻穴を眺めながら無我夢中で口を動かしていく
ずリュ・・・ぐりゅ、むぎゅうぅ・・・・
くちゃ、ぬちゃっ、ぬちゅぬちゅ
卑猥な音と喘ぎ声が部屋中に響く
もともと興奮しきっていた耳雄は既に我慢の限界だった
「おチンチンが膨らんだね・・・お兄ちゃん妹の足に踏まれてイッちゃうんだ?
遠慮すること無いよ、ほらぁ、妹におチンチン足蹴にされて精液だしちゃえ…!」
トドメとばかりに両足で左右から挟み込み駆り立てる
ビュク、ビュ、ビュッ、ブビュル、ビュルルルルゥゥ
「ぅんんんん、ああ、あうぅぅぅぅ!!」
「うわぁぁ・・・いっぱい出たね、凄い量」
あまりの刺激に耳雄は半場意識を手放していた
そこへ不意に肩越しに黒留渦が振り返り、大量の精液を手で掬い見せつけるように舐めとってみせる
伸ばした舌を伝って、糸を引きながら口の中に滑り込んでいく精液
恍惚の笑みを見せながらコクコクと喉を鳴らす黒留渦
ただその光景を目にしただけで、何もしていないのに耳雄のペニスは我慢の限界だと言わんばかりに反り返った。
「凄い凄い、全然萎えない」
そう言って黒留渦は腰を上げると、横になっていた耳雄の身体を起こしソファの背もたれに掛けさせた。
そのまま覆いかぶさるように耳雄の頭をかき抱き、あと僅かでキスをしてしまいそうな距離まで顔をくっつける。
視線と視線を絡め合わせながら、おもむろに黒留渦は言った。
「お兄ちゃんってつくづく変態だよね
実の妹に欲情してセックスしたいだなんて打ち明けて、
さんざん情けなく一方的に攻められた挙句に何度も何度もイかされて
最後には足でも感じちゃうなんて…
喘いでたお兄ちゃん凄く可愛かったよ、まるで弟ができたみたい
…自分で情けないと思わない?
女性をリードできずにされるがまま
こんなお兄ちゃんじゃ、普通の女性なら愛想つかすに決まってるよ?」
畳みかけるかのような黒留渦の台詞
一言一句、丁寧に、強弱を付けながら囁くように耳雄に告げる
視線を逸らしたいのに、身体が動かせないうえに頭をがっちりと抱え込まれている
黒留渦の視線は耳雄の頭の中で何度も何度も先ほどの台詞繰り返させた。
そうだ、リードできないも何も身体が動かせないんだからしょうがないじゃないか!
そう考え平静を保とうとするも、不意に耳雄の目尻に涙が一粒浮かぶ
それを見て、花が咲いたかのように黒留渦は微笑った
「大丈夫だよ、お兄ちゃん」
黒留渦はペロリと目尻の涙を舐めとる
「私はずっと傍にいてあげるからね」
そうしてようやく二人の間での初めてのキスを交わす
黒留渦の唾液と先走りの汁と精液すら混じった頭が蕩けるようなディープキスは
耳雄が頑なに拒否していた自身の感情を無理矢理に認めさせた。
兄としての威厳を剥がれ、男としての矜持も無く
ただ年下の、それも実の妹の思うがままにされて悦んでいる事を
耳雄は受け入れざるを得なかった。