3匹の小さな妖怪が宙を舞っている。  
子供のような身体で背中に羽の生えた姿は天使のようだが、その顔に邪気に歪んだ笑顔が浮かんでいる。  
3匹は精神を集中させ、何やら呪文を唱えた。  
「ぬああああ、ハッ!」  
瞬間、時が止まった。文字通り、時間が制止したのだ。  
「ぎゃははは、止まってる止まってる!」  
「ワシら以外の時間が止まってるわい」  
「兄者、これで好き放題できるのお!」  
彼らの名は『ピタ朗三兄弟』。  
元は会話の最中、沈黙が生まれたときのみ時間を止めて悪戯をする妖怪であったが、修行の結果、自在に時間を止められるようになったのであった。  
ピッタリ3分後、制止した時間は再び時を刻み始めた。  
「さあ、これでまた女子にイタズラしちゃるけんのお」  
「兄者、どの娘にする?」  
「今日は学校が休みですけん、かわいい女子が探しずらいわい」  
兄者と呼ばれた妖怪はふところから奇妙な腕時計のような機械を取り出した。  
「まかしとかんかい!これはわしの作った美少女レーダーじゃ!これで探すんじゃい」  
「さっすが兄者!そこにシビれる!あこがれる!じゃのう」  
「このボタンを押すと近くの美少女に…おっ、さっそく反応したわい」  
「よし、反応はあの家からじゃ みんな行くぞ!」  
3匹はレーダーの示す家に飛んでいき、二階の部屋の窓ガラスに張りついた。  
 
そこはみちこの家であった。  
みちこは部屋でベッドにゴロ寝しながら携帯ゲームをやっている。  
傍らにジュースとスナック菓子を置いて。  
「…兄者」  
「なんじゃい」  
「さっきの美少女レーダー、ちゃんと機能してるんですかい?」  
「どういう意味じゃい」  
「だってこのムスメ、あんまり美少女じゃ…ぎゃふ!」  
そこまで言って弟分の妖怪は吹っ飛んだ。兄者の裏拳をもろにくらったのだ。  
わかる者にはわかるみちこの魅力は妖怪にも共通するのだ。  
「さあ、まずはこのオナゴからイタズラしちゃるけんのう!おまえらいくぞ!」  
 
時は止まり、3匹はガラスを通り抜けて部屋に侵入した。  
みちこを囲んでニヤける3匹。先ほど殴られた弟分も欲情しているようだ。  
「若い女子の部屋の匂い、たまらんのう」  
伸ばした手がみちこの身体を好き勝手にまさぐる。  
「ほうほう、このパサパサ髪、見かけによらずいい香りじゃのう」  
上着がまくりあげられる。  
「生意気にスポーツブラなんかしちょるわい」  
「どれどれ、ブラの下は…ぎゃははは、まだまだふくらみかけじゃのう!」  
「陥没乳首というやつじゃ ガキじゃのう」  
ゲラゲラ笑いつつも3匹はみちこの未発達な身体に目を奪われている。  
3匹は声を合わせた。「だが、それが良い」  
無いに等しい乳房をもみしだき、乳首に舌をはわせる。  
身体を這いまわる手は次第に下半身へと伸びていく。  
「兄者、そろそろ行きますかい?」  
「3分間しか無いですしのう」  
「お、おう、行ったれ!」  
3匹はみちこのジーパンを一気に引きおろした。  
 
みちこの下着はグレーの地に黒のストライプという、実にみちこらしいそっけないものであった。  
しかし、中学生ならではのむっちりした太ももや、子供のような可愛らしいおへそとの組み合わせは変に色気のある下着よりもかえって3  
匹の欲情を煽った。そのまま震える手でパンティをゆっくりと膝まで引きおろす。みちこの下半身がむき出しになった。胸の発育途上ぶり  
に比べ、下半身は以外にも無毛ではなかった。とはいっても、赤ちゃんの頭髪のような柔らかな細い毛が申し訳程度に生えているといっ  
たところだが。  
指がみちこの下半身を撫で回す。割れ目にそって指を這わせ、その左右にかすかに盛り上がるぷにぷにとした肉の感触を堪能する。  
制止した時の中でもそこはじんわりと指が熱い。ほんのりと湿った指に少女の匂いが残る。  
「も、もうたまらんけん!」  
一匹が勃起したペニスをさらけだした。身体は小さいが、ペニスだけは一般の男性並みだ。  
怒張したそれを割れ目にあてがったところで、兄者の声が飛ぶ。  
「こら!わかってると思うがそれを入れちゃいけんぞ!少女の身体を傷つけずに楽しむのが我々のポリシーじゃ!」  
「わ、わかってますけん スマタでしますけん」  
名残惜しそうに割れ目にこすりつける弟分。  
「や、やわらかくてすぐにいってしまいそうじゃ!」  
もう一人もたまらず口の中にペニスをつっこんだ。そのまま乱暴にペニスを動かす。  
「時が止まってるから、舌も動かないし、口の中に残ってるスナック菓子のかけらがザラザラして…ううう」  
残った兄者はみちこの手にペニスを握らせ、その手を上下させた。  
「ふおおお、小さな手の平の感触がっ」  
「あ、兄者、そろそろ時間じゃ!」  
「なんじゃと、もう時間か!よし、おまえら、ラストスパートじゃ!ただし射精するときはココに出すんじゃ」  
兄者の指の先には、膝に引っかかっているみちこの下着があった。  
「うっ」「おふっ」「ぬふぅ」  
3匹はみちこの下着の内側、ちょうど股間にあたる部分に射精した。  
どくどくと吐き出される気味がかった液体は人間のそれと全く変わらない。  
3人分の精液を受けて下着は外ににじむくらいにぐちょぐちょになってしまった。  
3匹は大慌てでその下着を引き上げ、ジーパンをはかせ、上着も乱れの無いよう丁寧に直した。  
「来たときよりも美しく、それがわれらのモットーじゃい!」  
「兄者、5秒前じゃ!」  
「おお、それじゃあムスメよ、さらばじゃ」  
「う〜ん、もっといろいろしたかったなあ」  
3匹は窓から外へ飛び出していった。  
 
数秒後、時が回りだした。  
「ん…?」  
みちこは不思議な違和感にあたりをきょろきょろと見回した。部屋には何も変わった様子は無い。  
「なんだろ…口の中がねばねばするなあ」  
身体が不思議と汗ばんでいる。  
「なんか急に身体中がベタベタしてるし…んひゃ!?」  
みちこはベッドの上で飛び上がった。下着の中に何かぬるりとしたものを感じたのだ。  
あわててパンティを下ろす。  
「ええ〜…何だろこれ?びょ、病気になっちゃったのかな」  
股の部分が白く濁った液体でべたべたになり、みちこの体温で温まって湯気を立てている。  
たちまちむっとする匂いがたちこめた。  
うわ、あそこにまでぬちょってなっちゃってる。  
「…ん、この匂い、もしかして…」  
みちこは下着を完全に脱ぐと、股の部分を顔の前まで持ち上げ、その匂いを深く嗅いだ。  
「…やっぱり アレの匂いだ…!」  
みちこはしばらく考えていた様子だったが、何かを決意して隣の部屋に向った。  
「ねえ、アニキ」  
「お、どうしたんだい、みちこ?」  
「コレ、なあに?」  
その指先には先ほどのパンティがひっかかっている。  
「!? なあにってコッチのセリフだよ、パ、パンツなんかもってどうしたんだ」  
「なんか知らない間にパンツがベタベタになってたんだけど、これ、アニキの仕業でしょ」  
「べ、ベタベタって知らないよ、何の話だよ!?」  
「とぼけないでよ!このぐちょぐちょしたの、アニキの部屋のゴミ箱のティッシュと同じ匂いがしてんのよ!」  
「ちょっと待て、なんでみちこがボクの部屋のゴミ箱のティッシュの匂いなんか知ってるんだ」  
「う…!そ、それはカンよ!カン!」  
「なんかちょいちょい部屋に誰かが入ってる形跡があるなとは思ってたがまさかおまえ…」  
「う、うるさいうるさい!今はこっちがきいてんの!」  
二人の間に沈黙が流れた。  
「そうだ、アニキ、お、おちんちん見せなさいよ」  
「ぶふぉ! 何言い出すんだ急に!」  
「だってコレ見てよ、まだこんなにぬるぬるしてる!アニキのおちん…ちん見たら出したばっかりかどうかわかるわよ!」  
「おいおい、何だかわからないけどカンベンしてくれよ〜」  
「いいから、見せなさいってば ほら!」  
「わあああ、本気か やめろって!」  
 
…  
…  
その日、須藤家の2階の明かりは消えることが無かった。  
 

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