「ちゃんと拭かないと被れるんだぞ、ちょっとまってろ」  
そういうとヴァルの顔が赤ずきんの股間に近づく。  
「ん、ありがと、ヴァル。」  
赤ずきんは足を広げてヴァルの下を受け入れる。  
ヴァルは2,3度鼻を鳴らして赤ずきんの匂いを吸い込んでから舌で匂いの元である雫をなめ取っていく。  
ざらざらとした舌が赤ずきんのぷっくりとした部分を往復していく。まだ幼く敏感すぎる生肉に触れないように、丁寧に、丁寧に。  
ふとヴァルは自分の頭の上に赤ずきんの両手が乗せられることに気がつき、舐めるのを止めた。  
「どうした赤ずきん?」  
と、赤ずきんの顔を見上げる。  
「んふぁ、あ、な、なんでもないよ。」  
ボゥとしていた赤ずきんが慌てる。少々顔が赤い。  
「そうか、ならいい………んっ?」  
ヴァルが唐突に振り返り、遠くを睨む。  
「近い、急ぐぞ!」  
そういって走り出そうとするヴァル、だが赤ずきんはその場にへたり込んでしまう。  
「なにやってる赤ずきん!」  
「あ、あははは、ごめんすぐに追いつく。」  
なぜか腰が抜けたような赤ずきんが笑う。  
「ちっ、すぐに追いつけよ!」  
ヴァルが走り出す。その後姿をみながら赤ずきんは足に力を入れる。  
「ちょっと気持ちよかったなぁ。けど今は出会わなきゃ」  
ヴァルから遅れて赤ずきんが走り出す。  
 
 
そして赤ずきんは草太に出会った  
 

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