草太「白雪が魔法で赤ずきんがここにいるって教えてくれたんだ。
ねぇ赤ずきん、どうして急に家を飛び出したりしたの!?ね、答えて!」
赤ずきん「草太…あたしは、あたしはね、人間じゃ無いんだよ!
ファンダヴェーレから来た、般若なんだ!!」
草太「!」
赤ずきん「・・・ビックリしたでしょう?」
草太「ううん。三銃士であろうと 般若であろうと赤ずきんは赤ずきんに変わり無いじゃない。例え般若でも」
赤ずきん「ありがとう草太」
草太「待って赤ずきん!いかないで!」
赤ずきん「白雪がピンチなんだよ!」
草太「あっ!」
赤ずきん「愛と勇気の女の子パワー!じゅ〜すぃ〜!」
草太「般若の正体は、僕たちの赤ずきんだったんだよ!
ファンダヴェーレから、エルデを守るために使わされた平和の使者で
自分を犠牲にしてまでこのエルデのために戦っているんだよ!
でももうこれが最後の戦い。赤ずきんは自分の世界へ帰らなければならないだ。」
りんご「あ、赤ずきん!いこう、エルデは我々人類自らの手で守り抜かなければならないんだゾ!」
白雪「赤ずきん!サンドリヨンから離れるんだ。サンドリヨンはわたくしに任せて」
全員「赤ずきん!」
いばら「赤ずきんは死ぬ気で戦っているんだわ。」
ヘンゼル「体の具合が悪ければ悪いと、なぜはっきり言ってくれなかったんだ」
グレーテル「赤ずきん、許して・・・」
グリムテイラーを投げるが、サンドリヨンにキャッチされてしまう。
赤ずきんは投げ帰されたグリムテイラーを再び投げ帰し、サンドリヨンを倒す。
薄暮の中、ふらつきながらも立ち上がる赤ずきん。明けの明星に向かって飛んで行く。
草太「赤ずきんは死んで帰っていくんだろうか。
もしそうなら、赤ずきんを殺したのは僕たちエルデの人間だ。
赤ずきんは傷ついた体で最後の最後まで、エルデのために戦ってくれたんだ。」
グレーテル「赤ずきんを殺したのがわたしたちなんて、あんないい娘を‥‥」
りんご「そんな馬鹿な。赤ずきんが死ぬわけないゾ。赤ずきんは生きている。
きっと生きているんだ。遠いファンダヴェーレからわたし達の地球を見守ってくれるわよ。
そしてまた、元気な姿で帰ってくるに違いないんだゾ!」
完