その日は、トゥルーデとの戦いで消耗していたし、  
誰もいない町を散々さまよっていたせいで  
もう大分日も傾いていたので、宿屋らしきの町の家屋を一軒間借りし  
そこで一夜を明かす事になった。  
 
新たに一行に仲間として迎え入れられたグレーテルは  
その日の夕食では、新しく出来た仲間のみんなに  
得意である料理の腕前を披露して大満足だったが  
少々、準備に張り切りすぎた。  
それにその日の戦いで大活躍して疲れていたし、昨日まで牢獄の中にいて  
まともなベッドで寝られず、眠りが浅い日が続いていた。  
サンドリヨンの城と違い、環境的にリラックスできていたかも知れない。  
まあ、後にして思えばいろいろな要因が重なっていたのだろうが  
それを差し引いても、少し警戒心が足り無かった。  
自分に割り当てられた部屋に入ったグレーテルは  
ベッドに飛び込み、そのままぐっすりと眠りについてしまった。  
それがまずかった、次にグレーテルが目覚めたときには  
すでに、全裸の草太やハーメルン、いばら姫や白雪姫の4人に取り囲まれていた。  
 
「…え?」  
想定外過ぎる光景、自分が今どういった状況におかれているのか  
全く理解できず、呆けた顔であたりを見回すグレーテル  
「え…何…?夢?」  
まだ完全に眠りから覚醒できていないのか、  
ややろれつが回らない口調でそう問いかけるグレーテル。  
草太や白雪たちは、お互いに顔を見合わせていたずらっぽく笑うと、  
4人でいきなりグレーテルに飛び掛ってきた。  
「え!?え!?え!?ちょ…やめ…何するの!?」  
完全に意味不明な状況、どうしたらいいのか分からないグレーテルは  
抵抗らしい抵抗も出来ないまま、あれよあれよという間に  
自分も4人と同じ丸裸にされてしまった。  
「酷い…何するの…?」  
 
全裸にされたグレーテルは、自分の胸と股間を必死に隠しながら  
4人にそう問いかける、今にも泣き出しそうだ。  
その様子を見た草太は、やりすぎたという顔をしながら  
グレーテルを優しく抱きしめ、頭を何度も撫でる。  
「ごめんね…ちょっとびっくりさせちゃったね…グレーテル。」  
その優しい草太の抱擁でなんとか落ち着いたグレーテルは  
グレーテルが泣き出すような事態は何とか避けられた。  
「だって…こんなの無いわよ、一体何しようって言うの…?」  
「グレーテルの歓迎パーティーだよ、グレーテルがメインゲスト。」  
「歓迎パーティー…?」  
草太の言っている事のが分からない、それでなぜ全裸なのか?  
なぜ自分まで全裸にされなければならないのか?  
歓迎するとは?自分を一体どうしようというのか?  
「歓迎って…どういうこと?」  
「うん、折角グレーテルとも仲間になれたんだもん、   
 みんなグレーテルともっと仲良くなりたいんだよ。」  
「それってどういう…」  
「もちろん、こういうことですわ。」  
 
お互いの息がかかりそうな距離で会話する二人の間に白雪姫が割って入ってきた。  
会話に突然割って入ってきた白雪姫に視線を移すグレーテル  
白雪姫はそのタイミングを逃さず、すばやくグレーテルに唇を重ねる。  
「んむぅっ!!」  
そのままグレーテルの口内に舌を割り込ませ、舌を激しく絡ませる。  
「んむっ…んんっ!んーっ!!」  
始めは抵抗していたグレーテルだが、白雪姫を舌を激しく絡ませるうちに  
グレーテルの抵抗は徐々に弱弱しいものになっていき  
やがて、されるがままになった、しばらくして、  
グレーテルから唇を離す白雪姫、お互いの唾液が白い糸を引く。  
「お分かりになりまして?」  
そういってグレーテルに微笑みかける白雪姫  
当のグレーテルはキスだけで感じたのか、瞳をとろんとさせている、  
「これが…パーティー…?」  
 
「うん…そう。」  
今度は逆方向から、いばら姫が自分にキスしてくる  
やはり舌を激しく絡めてくるいばら姫。  
「やっぱり、キスはいばらが一番上手ですわよね。」  
白雪姫はそういいつつ、グレーテルの股間に手を伸ばし  
グレーテルの割れ目を指でなぞり始める。  
しかも、ずっとグレーテルのキスの様子を見ていた草太や  
横で見ているだけだったハーメルンまで自分の体をまさぐり始めた。  
「んふぅっ!!んっ…んぅっ…ちょ…待って…」  
グレーテルは驚いていばらから口を離す。  
ここまでくれば、さすがにグレーテルも、  
草太たちがこれから何をしようとしているのかは理解できた。  
「あ…あの…パーティーって…みんなで…その  
 エ…エッチな…事…するって言う事…?」  
「うん、そうだよ、嫌…?」  
要はこれから自分を交えて乱交パーティーをしようというのだ。  
正確に言うと、グレーテルは乱交パーティーなどという言葉は知らないが、  
草太たちがこれから多人数対多人数の行為をしようとしているいう事は  
なんとなく察しがついた。  
 
「い…嫌っていうか…そ…その…ここにいる全員で…?」  
「もちろん、そうだけど…?」  
「そ…それって変じゃない…?こういう事って…  
 人に隠れて…二人っきりでするものでしょ…?」  
「あー…それ、建て前。」  
「そうなの!?」  
事もなげないばら姫の言葉、それをハーメルンがフォローする。  
「まあ、結婚したらそうだけどな…でも、結婚する前は  
 どこの村でもこういうことやってるぞ?」  
「そ…そうなの?」  
「ああ、村とか地域ごとに形式とかルールとかが違ったり  
 大きな町ではやらなかったりするみたいだけどな。」  
ハーメルンのその言葉を聞いたグレーテルは、  
自分がサンドリヨンの城にいる間に、  
世間はそんな事になっていたのかとショックを受けた。  
実際には、ファンダウェーレには昔からそういう文化はあり、  
俗世間にいた頃のグレーテルは子供だから知らなかっただけなのだが。  
 
「これは…エルフの国方式…広い家とかに集まって  
 そこでみんなでするの…エルフの国は娯楽が少ないから  
 それが一番のお楽しみ…」  
ハーメルンの言葉の後を接ぎ、さらにフォローを入れるいばら姫  
その言葉を聞いて、エルフに対して清らかなイメージを抱いていた  
グレーテルは一種めまいのようなショックを受ける。  
「ほ…本当なの…?それって…」  
「うん…エルフ族は、人間に比べて妊娠する確率が低いから…結構重要…」  
いばら姫のその返答から得られた情報は、グレーテルの頭の中で  
一瞬、ちょっと面白い豆知識に分類されそうになったが、  
分類直前で、エルフの国のその文化の重大な問題に気が付く  
「ねえ…それって…父親が誰か分からなくなるんじゃ…?」  
「細かい事は気にしなーい…」  
次から次へと衝撃的な情報を教えられたグレーテルは  
ここまで来ると、ああ、そういう物なのだと、半ば諦めに近い感情で  
いばら姫のその返答を受け流した。  
 
「それで…どうする?グレーテル?やっぱり止める?」  
そんな一種ショック状態のグレーテルの思考を  
正常な状態に引き戻したのは、草太の問いかけだった。  
草太達が持ちかけてきたこの行為に参加するべきか?  
正直、抵抗はあった、敵同士でとはいえ、面識があった  
草太やいばら姫、白雪姫だけならともかく。  
殆ど面識も無いハーメルンにまで肌を許すなど…  
だが、今のファンダウェーレでは、こういう行為が普通で、  
その行為の中に、自分を好意で迎え入れようとしてくれているのは  
今までのやり取りの中でなんとなく分かった。  
断るのは、正直気が引ける。最初は反発こそあったものの  
どこにも行く所が無い自分を、皆は仲間と受け入れてくれたのだ。  
その仲間達が、自分を誘ってくれている。  
これは、自分を本当に仲間と認めてくれた証ではないか。  
僅かな時間の中で、それだけの事を考えたグレーテルは、  
ためらいつつも答えた。  
「やってみる…」  
「うん、分かったよ、グレーテル、無理だと思ったらいつでも言ってね。」  
グレーテルのその言葉を聞いた草太は、にっこりと微笑んだ。  
 
「そう言えば…赤ずきんとりんごは?」  
「ああ…えっと…今日は女の子の日なんだ…」  
草太にそう言われて思い出した。  
今日、風呂に入る直前、女の子だけになった時に  
赤ずきんとりんごがそういう話をしていて、  
赤ずきんは生理だったのにあれだけ動けたのかと感心した記憶がある。  
その時に、グレーテルは大丈夫かと問いかけられれて  
三日ほど前に終わったばかりなので大丈夫と答えた事も思い出した。  
もしかしたら、あの返答があったから、みんなが来たのかもしれない。  
「そう…残念ね…」  
自然とそういう言葉が口をついて出た。  
どうせ、仲間同士で楽しむのならば、やはり皆一緒が良かった。  
今、赤ずきんとりんごはどんな気持ちでいるのだろう?  
案外、割り切ってぐっすり寝てるのだろうか?  
そんなグレーテルの思考を、今度は白雪姫がさえぎった。  
「あーら、グレーテル。結構その気になって来まして?」  
白雪姫は悪戯っぽく後ろからグレーテルにもたれかかり。  
再びグレーテルの股間をまさぐり始める。  
今度の愛撫はは、割れ目を指でなぞるだけのような物ではなく。  
クリトリスへの刺激や、割れ目の中への指の挿入などかなりハードなものだった。  
 
「はぁんっ!!ああっ!!ひゃっ!!はぁん!!やぁっ!!」  
まるで、グレーテルはどこが感じるのか知り尽くしているかのような  
白雪姫の指技、ある程度、グレーテルの性器に刺激を与えた白雪姫は  
おもむろにグレーテルの股間から手を離し、グレーテルの目の前に  
グレーテルの愛液で濡れた自分の指を見せ付けるように持ってくる。  
白雪姫の指の中で何度も糸を引く自分の愛液を見て赤面するグレーテル。  
白雪姫はそんなグレーテルに対して問いかけた。  
「グレーテル、貴方、初めてじゃありませんわね?」  
にやりと笑う白雪姫、グレーテルはそんな事まで分かるのかと  
内心ショックを受けながらも、正直に答えた。  
「ええ…そうよ…お兄様と…」  
「まあ!!兄弟同士で禁断の愛を育んでましたのね?  
 意外ですわ〜、グレーテルの一方通行とばかり思ってましたのに。  
 でも、大丈夫ですわ。全然アリですわよ、そういうの。」  
そういって、ラプンツェルの塔に行った時と同じノリではしゃぐ白雪姫。  
だが、背後ではしゃいでいる白雪姫を尻目に。  
グレーテルは悲しげに目を伏せているのを草太は見逃さなかった。  
 
「ほらほら、みんな見てるだけじゃつまりませんわよ。」  
それまでの流れで、他の三人が、なんとなく見てるだけに  
なっていることに気付いた白雪姫は  
グレーテルの割れ目をかき回しながら、もう片方の手で手招きする、  
それにあわせ、他の三人もグレーテルに群がってきた。  
「あっ…はんっ…ひぁっ、んむっ…んっ…んむぅっ…」  
草太はグレーテルの喘ぎ声をキスでさえぎると、  
グレーテルの肌にキスの雨を降らせる、  
グレーテルの肌が服で隠れる部分は、後が残るくらい強く。  
肌が露出する部分は、後でグレーテルが  
恥をかくことが無いように優しく。  
いばら姫はグレーテルの耳や頬、首筋を舌で優しく舐め  
ハーメルンはその手でグレーテルの肌を撫で回し始めた  
「はっ…くぅんっ!はっ…あっ。」  
草太はグレーテルの両胸や臍、太ももなどをキスしてまわると  
最後にグレーテルの股間に顔を埋めた、  
グレーテルの後ろに周り、ずっと乳首や性器を刺激していた白雪姫は  
草太が、グレーテルの股間に顔をやったのを見て、  
おもむろに指を割れ目に埋め、一気に左右に押し開いた。  
「ひゃっ!!ちょ…やめ…!!」  
グレーテルは慌てて秘部を隠そうとするが、その手をいばら姫が止める  
「だめ…手はこっち…」  
いばら姫は、グレーテルの左手をまだ勃ちきっていない  
ハーメルンの股間に導き、握らせ、  
自分は右手をとり、自分の秘部へと導いた。  
それを受け、両手をたどたどしく動かせるグレーテル。  
その隙に、草太は白雪姫が押し広げた  
グレーテルの割れ目の奥にキスをした。  
 
「ひゃぁんっ!!」  
草太のそのキスで体を大きくのけぞらせるグレーテル  
白雪姫はそのまま倒れこんでしまいそうなグレーテルを  
しっかりと支えると、そのまま、グレーテルの秘部への  
愛撫を続行した、草太と上手く息を合わせ。  
草太がキスしやすいように指をどかしながら、刺激を続け  
時には割れ目を押し広げて草太の秘部へのキスをサポートした  
「ああっ!!あんっ!!ふぁっ!!ひあぁっ!!ああんっ!!」  
グレーテルの股間で、白雪姫の手と草太の頭が動くたび  
グレーテルは身をよじり、今にもとろけそうな顔で  
切なげな声を上げる。始めこそ戸惑いを見せていたグレーテルだが。  
次から次へと与えられる快感に押し流され、  
今は完全に草太達の愛撫に身を任せていた。  
「あはぁっ…ひぃんっ!!は…あ…や、はぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」  
グレーテルは、もはや自分では快感を抑えられなくなっていた。  
 
その様子を見た白雪姫は、草太に目配せを行う。  
その視線から、白雪姫は、このあたりで一度  
グレーテルをイかせてあげようといっているのだと判断し。  
グレーテルの秘部への刺激をキスからクンニに切りかえた。  
加速度的に動きを早めていく白雪姫の指とタイミングを合わせ。  
グレーテルの秘部のありとあらゆるところを舐め上げる。  
「はあぁぁぁぁぁぁっ!!ひぃっ!!あっ!!くぅぅぅんっ!!」  
白雪姫はグレーテルの喘ぎ声の調子から、絶頂が近いと判断し、  
最後の仕上げに入った。  
「お願いしますわ…草太さん。」  
白雪姫は草太に向かってそう促すと、グレーテルのクリトリスの  
包皮を一気に剥いた。草太はすばやくそれにむしゃぶりつき  
何度も吸い上げると、口の中で飴玉を舐めるときのように舐め転がす。  
その刺激に反応したグレーテルっは大きくのけぞり、  
感電したかのように体を震わせた、何度も、何度も。  
「ひぃあぁぁぁぁぁっ!!んあぁっ!!んうっ!!んくぅっ…!!  
 あ…!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」  
一際大きい、絶叫のような喘ぎ声のあと、グレーテルは激しく痙攣し、  
絶頂を迎える。その後、グレーテルは脱力し、ベッドに崩れ落ちた。  
 
その際、ずっと座った体勢だったため、触る事が出来なかった  
グレーテルのお尻が丸見えになった。好奇心から、  
そこを触ってみるハーメルン。  
「はぁ…んっ…」  
絶頂を迎えたせいか、思いのほか反応がいい、その様子に興味をもったハーメルンは  
尻の割れ目の中に指を滑り込ませ、何度か往復させる。  
「あ…んっ」  
やはり感じているようだ。ハーメルンは、ためしに肛門周りを刺激した。  
「ふわっ…あっ、あんっ!!」  
何度かグレーテルの肛門周りを指で刺激するハーメルン、  
グレーテルはそのたびに甘い声をもらした。  
「…グレーテル…お前、後ろも経験あるのか?」  
絶頂後の余韻でまだぼんやりしているグレーテルは  
ハーメルンのその問いに一泊おいて答えた。  
「…ええ。」  
「やっぱり、ヘンゼルとか?」  
ハーメルンがそう問うと、グレーテルはその表情を  
それまでの呆けたものから、悲しげに沈んだ物へと変え、頷いた。  
「お兄様は…本当は前のほうがお好きなんだけど…  
 月の物が来てるときとかは…仕方が無いから…」  
「仕方が無いって…」  
グレーテルの返答が何か変だと眉をひそめるハーメルン  
だが、グレーテルのその返答によって、草太の中の一つの疑念が  
はっきりとした確信に変わった、素直にそれを口に出す草太。  
「グレーテル…はけ口にされてたんだね?ヘンゼルの。」  
悲しそうに頷くグレーテル。目には涙が浮かんでいた。  
 
グレーテルが、ヘンゼルに対して兄弟以上の感情を抱いているのは  
これまでの言動から見て明らかだった。  
だが、当のヘンゼルは、これまでの言動からして、  
グレーテルの事など眼中に無いと思われていただけに、  
グレーテルがヘンゼルと行為に及んでいたというのは、  
草太達にとっては、正直、意外な話であった。  
だが、蓋を開けてみれば、何の事は無い。  
グレーテルは、単にヘンゼルの性欲処理の道具に使われていただけだったのだ。  
そして、グレーテルは明らかにその事で傷ついている。  
「…最っ低ですわね!! 女の子は物じゃありませんわ!!」  
「ああ…酷いな…たとえ娯楽だとしても、するときは  
 相手に精一杯の敬意を払うべきだ。」  
やはり、女性の視点から見ると許せないことなのか  
白雪姫といばら姫は口々にヘンゼルをののしる。  
いばら姫などは、怒りで完全に目が覚めてしまったようだ。  
しかし、それをさえぎったのは他でもない  
ヘンゼルに性欲処理の道具にされていたグレーテルだった。  
「やめて!!お願い…お兄様のことを悪く言わないで…  
 お兄様は、サンドリヨンに操られてるだけで…本当は優しい方なの…  
 私は大丈夫よ…痛いのには慣れてるし… それに、もしかしたら、  
 本当はお兄様は私を愛してくださってるんじゃないかって…  
 そんな夢も見れたから…だから…」  
必死にそう訴えかけるグレーテル、その様子をみて  
白雪姫といばら姫は言葉を失う。  
草太は、そんなグレーテルの頭を優しく撫でる。  
「グレーテルは、ヘンゼルの事が本当に大好きなんだね。」  
優しく問いかける草太の言葉に、グレーテルは頷いた。  
 
「しかし、どうする?そんな話きかされるとな…」  
そのハーメルンの言葉を聞いて、グレーテルはハッとなった。  
別に今言わなくてもいい事をぺらぺらしゃべって  
場の空気に水を差してしまった。  
それに気付いたグレーテルは慌ててフォローを入れる。  
「わ…私なら大丈夫よ!?慣れてるから!!  
 それに…草太とかハーメルンとか…もうそんなになっちゃったら  
 一回しなきゃ収まりが付かないでしょう?」  
グレーテルはそう言って、草太やハーメルンの股間に視線をやった  
二人の物は、先ほどまでのグレーテルの痴態に反応し  
痛々しいほどにみなぎっていて、少し時間を置いた今も衰えていない。  
二人は顔を見合わせ、情けなさそうに苦笑する。  
「でも…本当に大丈夫なんですの?  
 女の子にとって、そういう事って思った以上に心に負担がかかりますのよ  
 あんまり無理を重ねたら、最悪、心を病んでしまいますわ…」」  
「大丈夫…平気、さっきされた時も、ちっとも辛くなかったし、  
 それに、精一杯敬意を払ってくれるんでしょ?」  
そういって、いばら姫の方を見つめ、悪戯っぽく微笑むグレーテル  
急に話を振られたいばら姫は、鳩が豆鉄砲を食らったような顔で頷いた。  
「本当にいいの?グレーテル?」  
「うん…辛くなったら、自分で言うから…」  
草太の問いにグレーテルはそう答えると、今度は自分から草太にキスをした。  
それに応じる草太、二人はそのままゆっくりベッドへと体を埋めた  
 
草太はゆっくりとグレーテルの割れ目を撫でる。  
先ほど絶頂にまで達した事もあり、グレーテルの秘部は充分に濡れていた。  
これなら、すぐに挿入できると判断した草太は  
グレーテルの秘部に自分の物をあてがう、  
「ひ…っ」  
それだけでグレーテルは体をすくませてしまう。。  
目を硬く閉じ、歯を食いしばっているグレーテル、  
ヘンゼルとの行為がどのような物だったのか容易に想像が付いた。  
さっきまでは抵抗が殆ど無かったのに、いざ挿入となるとこの反応  
おそらく、前戯もロクにされてなかっただろう。  
いずれにせよ、想像以上に抵抗が大きい。、これで一つになるとなると、  
グレーテルにかなりの負担をかけることが懸念される。  
しかし、ここで止めるとなると、グレーテルを誤解させ  
かえって傷つける恐れもある。急にはやめられない。  
だが、こんな状態のグレーテルに無理はさせられない。  
 
そこで、草太はやり方を少し変えることにした。  
草太は一旦、グレーテルへの挿入を中止すると、  
自分の物をグレーテルの割れ目に沿わせ、ゆっくりとこすりつけ始めた。  
「はぁ…んっ…はっ…あんっ…」  
少しずつペースをあげ、わざとクリトリスをこするよう  
自分の物を動かす草太。  
「はっ、やっ…あっ…あんっ。」  
グレーテルの体から少しずつ力が抜けていく、  
草太から与えられる快感が、グレーテルをリラックスさせているようだ。  
草太は、さらに自分の物の動きを変え、自分の物と  
グレーテルのクリトリスをこすり合わせつつ、  
指を割れ目に滑りこませ、入り口の様子を探る。  
「はぁんっ!ひぁっ!あんっ!!んっ!!」  
グレーテルの力みが大分取れたと判断した草太は、  
自分の物の動きの軌道を変えて、入り口に自分のものをあてがうと  
グレーテルを痛がらせないよう、最新の注意を払いながら  
一気に自分の物をグレーテルの中に挿入した。  
 
「んぅぅぅぅっ!!」  
何とか全部入ったところで、再び体を力ませるグレーテル  
体が少し震えているが、まだフォロー可能な範囲と判断した草太は  
自分の物は挿入したままは動かさず、グレーテルへの愛撫を始める。  
それには素直に反応するグレーテル  
挿入時とは違い、愛撫や前戯に対しては抵抗が無いようだ。  
もしかしたら、グレーテルは潜在意識レベルに  
恐怖感が植えつけられるほどの長期間にわたって、  
殆ど前戯もしないような行為を強要されてきたのかもしれない。  
「全部入ったよ…」  
「うん…分かる…全然痛くないのね…」  
そう答えるグレーテル、その息遣いから、  
何とか自分の体をリラックスさせようと努力しているのが分かる。  
「グレーテル、ちょっと緊張してるから落ち着いてから動くね。」  
「うん…」  
グレーテルへの愛撫を続ける草太。  
あくまで、グレーテルを安心させるためのものなので、  
乳首やクリトリスのような目立つ場所はあえて避け、  
グレーテルの素肌を撫で回すように愛撫を重ねる。  
「はぁ…んっ…ふぁ…」  
草太の手が肌をなぞるたび、熱い吐息を漏らすグレーテル。  
外側からみる様子や、自分の物に対する締め付けから、  
グレーテルがリラックスしてきた事を感じた草太は  
ためしに、ゆっくりと何度か自分の物を往復させてみる。  
「んっ…はぁ…あんっ…」  
はじめは少し体をこわばらせたが、すぐに力が抜けた、  
これならば大丈夫と、草太は少しずつペースをあげていく  
「はんっ…あっ、やぁんっ!」  
自分の動きに、グレーテルが反応し始めている事を感じた草太は  
ペースを速め、徐々に行為に没頭し始めた。  
 
「あの…草太さん…」  
グレーテルの事が心配で、すっかり他の三人を忘れていた草太。  
そんな草太が、すっかりいつもどおりのペースで腰を降り始めていた  
そんな草太に対し、白雪姫が言い辛そうに横から声をかけてきた。  
「あ…白雪、ごめん…何?」  
「あの…草太さんがその体勢ですと…私達が参加できませんの…」  
「一人だけずるいぞ…」  
白雪姫に言われて気が付いたが、今の草太は  
完全にグレーテルに覆いかぶさっていて、他の三人が参加できない。  
これでは皆でする意味が無い。  
「グレーテル、ちょっと体勢変えるね…」  
「うん…」  
草太は、グレーテルの体を持ち上げて自分とグレーテルの位置を変え  
繋がったままグレーテルを自分の上に座らせた。  
いわゆる騎乗位の体勢。自分の奥に体重がかかり、  
それがそのまま自分への刺激となったグレーテルは身をよじらせる。  
「はぁ…んっ。」  
自分の体勢が不安定なものとなり、少し不安そうな表情を見せるグレーテル  
白雪姫とハーメルンがそんなグレーテルの両脇を抱え、  
草太が動きやすいように少しだけ持ち上げる。  
「不安なようでしたら、私達につかまってくださいな。」  
そういいつつ、グレーテルの股間に手を伸ばす白雪姫  
グレーテルのクリトリスを転がし、耳元に息を吹きかける。  
ハーメルンも、胸元に顔をやって、乳首をついばみ  
さらに、グレーテルの背筋を優しくなぞる。  
「ひぁっ!!ちょ…これじゃ…あんっ!!つか…まるって言うか…  
 ひゃん!!ふぁっ!!ああんっ!!」  
草太の動きに反応し、徐々に大きくなっていくグレーテルの声。  
両脇で支えている白雪姫とハーメルンは、草太の動きに合わせ。  
こっそりと、グレーテルの体を上下させ、それがまた  
グレーテルの奥底から快感を引き出していた。  
絡みに出遅れたため、しばらく脇で見ていたいばら姫は  
思いだしたように動き出し、草太の顔の上にまたがった。  
 
「じゃあ…私はここだ…」  
草太の目の前で、いばら姫の割れ目が広がる、  
「頼むぞ…草太…」  
いばら姫はそういってクスリと笑うと、グレーテルの肌を舐め上げ  
唇を奪い、激しく舌を絡め始めた。  
草太も、いばら姫の求めに従い、いばら姫の割れ目を舐めはじめる。  
「んふぅっ…はむ…んんっ…ふぅんっ…」  
「んむっ…んっ…んっ…」  
草太の動きにあわせて声を漏らしながら、  
淫らに舌を絡めあうグレーテルといばら姫。  
その様子を見つめた白雪姫の表情は徐々にうっとりしたものとなる。  
「おい…草太…まだかかりそうか…」  
そう草太に問いかけるハーメルン、彼もまたこの光景に興奮していた。  
「あ…うん…ごめん、グレーテルに合わせてるから…我慢できない…?」  
「いや…我慢出来ない事はないが…」  
所在なさげにそわそわと腰を動かすハーメルン、  
ハーメルンの物は、先ほどまでよりもさらにみなぎっていた。  
そのやり取りを聞いたグレーテルは、視線をハーメルンの物へと移す。  
「すごい…さっきより大きくなってる…」  
「ああ…いや…その…」  
凝視されて開き直るほどの度胸は無いのか、  
グレーテルの視線に照れてハーメルンは自分の物を隠した。  
 
「どうしよう…代わる?ハーメルン。」  
「それもなんだかな…」  
ハーメルンと草太が会話を始めたせいで、みんな行為を中断してしまう。  
急に快感が途切れたグレーテルは、快感を求めてもじもじと腰をくねらせる。  
だが、それでは足りない、早く続きをして欲しいグレーテルは  
我慢できずに会話に割って入った。  
「ねえ…早く入れたいの?ハーメルン?」  
「ああ…うん…まあ…」  
グレーテルの言葉に頷くハーメルン、それを聞いたグレーテルは  
ハーメルンに対し、自分の尻を誇示した。  
「あの…もしなんだったら…こっち使ってもいいわよ…」  
「いや…でもな…」  
「私なら大丈夫よ、初めてって訳じゃないし、前の方、思ったより大丈夫だから。」  
我慢も限界が近づいてきており、どんどん早口になっていくグレーテル。  
「でも、二本同時ってかなりきついぞ…?」  
「…もう!!きつくてもいいから…何でもいいから早く続きして!!」  
とうとう、大きな声で自らねだるグレーテル。  
その言葉を発してから、我に返り、顔を耳まで真っ赤にする。  
「ごめんなさい…今のまま我慢してるの…つらいの…だから、早く動いて…」  
うつむきながらそう主張するグレーテル、  
腰のくねりが先ほどより大きなものになり、呼吸はおかしなペースになっている。  
その様子をみた白雪は、ここまでくればもう形式はあまり関係ない  
それよりも、早く絶頂を迎えさせてあげないとグレーテルがかわいそうだ  
そう判断して、ハーメルンにローションを手渡す。  
「ハーメルン、ここまで来たらもうガンガン行っちゃえですわ。」  
「…わ…分かった。」  
ハーメルンは白雪姫に促され、自分の物にローションを擦り付けた。  
 
「よし…行くぞ、グレーテル。」  
「うん、早く来て…」  
ハーメルンはグレーテルの尻に自分のものをあてがい、一息に挿入した。  
「はぁぁぁぁんっ!!」  
それと同時に、明らかに快感によるものと分かる声を上げるグレーテル。  
平気そうだと判断した草太とハーメルンは、お互いに目配せすると  
二人でグレーテルの体を持ち上げ、立ち上がった。  
サンドイッチのようにはさまれた状態で抱え上げられるグレーテル。  
「んぅぅぅっ!!」  
体重が直接自分の中にかかったグレーテルは、身をよじり、足をばたつかせる。  
その動きで、バランスを崩しそうになった三人、  
慌てて、白雪姫といばら姫が両側から支えるが。  
草太とハーメルンが体勢を立て直すと、すばやく手を滑り込ませ  
グレーテルの体のあちこちをまさぐり始める。  
「可愛いぞ…グレーテル…」  
「本当ですわ…とってもいやらしくて…」  
普段ならば、グレーテルを赤面させるようなその言葉  
しかし、今のグレーテルには、それに反応する余裕は無い、  
グレーテルの中のあらゆる感覚を快感が押し流していく。  
そんなグレーテルの体重を支えつつ、交互に腰を揺さぶる草太とハーメルン。  
「ひぃんっ!!はあんっ!!あぁっ!!やぁっ!!」  
全てをかなぐり捨て、大声を上げて快感を享受するグレーテル  
その快感の中から、さらに大きな何かが迫ってくる。  
グレーテルがはっきりとそれを意識する間もなく  
あっという間にそれははじけた。  
「くぅんっ!!はあっ!!ああんっ!!あ、あ、あ、あ、あっ…  
 ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
草太は、締め付けから、グレーテルが絶頂を迎えたことを感じた。  
 
「イったね…グレーテル…」  
「うん…でも、草太達が…まだ…」  
たった今絶頂を迎えたばかりだというのに、  
もう、はふはふと甘い吐息を漏らしているグレーテル。  
どうやら、挿入された物の圧迫感だけで感じているようだ。  
「うん…もうちょっと付き合ってくれる…?ごめんね。」  
「うん…分かった…」  
グレーテルが頷くと、草太とハーメルンは再び自分の物を動かし始めた  
少し動きを止めた影響で、先ほどまでと少し違う角度で挿入してしまう。  
その動きに、グレーテルは敏感に反応した。  
「ひあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
尋常ではない声をあげ、大きくのけぞるグレーテル。  
草太は、ためしにもう一度同じ角度で注挿してみる。  
「ひゃぁんっ!!ひぃっ!!はぁっ!!あああああんっ!!」  
僅か数度の注挿で、グレーテルは絶頂に達してしまった。  
「そっか…グレーテルはここが一番気持ちいいんだね?」  
「そうみたい…」  
呆けた表情で頷くグレーテル。  
「分かった、じゃあ、ここがこすれるように動くね?  
 それとね、今とかさっきみたいにイク時は  
 声に出してイクって言って見るともっと気持ちよくなれるよ。」  
「分かったわ…言ってみる…」  
草太は、グレーテルのその返答ににっこりと微笑み  
グレーテルに軽くキスをしてから、再び腰をゆすり始めた  
 
「ひぁぁっ!!ひゃぁっ!!ああぁんっ!!」  
タイミングを合わせ、軌道が重なるように動く草太とハーメルン  
白雪姫といばら姫も、二人が動きやすいようグレーテルを支えつつ。  
開いた手で、今までの行為でグレーテルが感じた部分に  
集中的に刺激を咥える、それらの全てが  
大きな快感の渦となり、グレーテルを飲み込む。  
「いっ…いくっ…イクゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!』  
大きくぶるぶると体を振るわせるグレーテル、  
しかし、そのときの締め付けだけでは、草太達は射精できなかった  
再び注挿を再開する草太とハーメルン。  
絶頂を迎えるたびに高まるグレーテルの性感は  
絶頂までの周期をどんどん短いものへと変えていく。  
「はぁぁぁんっ!!あぅっ!!やぁん!!イっちゃう!!  
 …ひゃぁんっ!!イクっ!!またイっちゃうぅっ!!」  
草太とハーメルンの動きは、もはや何の遠慮も無いものとなっている  
お互いの快感を引き出すための激しい動き、  
それを上手にサポートする白雪姫といばら姫、限界は近かった。  
「グレーテル!!もうすぐ出すよ!!」  
草太のその言葉は、もはやグレーテルの耳には入らない  
「イクっ!!イっちゃう!!ああぁっ!!またっ!!  
 んはぁっ!!イクぅぅっ!!」  
何度も連続して絶頂を迎えるグレーテル  
制御不能な荒ぶる快感の中、一際大きな物が迫ってくるのを  
グレーテルははっきりと感じ取った。  
「ひゃぁっ!!来る!!何か来る!!あぁっ!!はんっ!!くぅっ…  
 んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」  
それまでとは比較にならない激しい快感に一際大きく痙攣するグレーテル、  
そこでようやくハーメルンが射精し一泊おいてから草太が射精した。  
グレーテルは自分の中に出されているのを感じながら気を失った。  
 
「ん…」  
ベッドの上でゆっくりと目を覚ますグレーテル。  
一瞬、今までのは全て夢だったのかと思ったが。  
空気の中に先ほどまでの行為の匂いを感じ取り  
やはり夢では無いと自覚する。  
どうも、あまりの快感で自分は失神してしまったようだった。  
「あ、気がついた?グレーテル。」  
草太はグレーテルが目を覚ましたことに気が付くと  
近くにあった水差しからコップに水を注ぎ、グレーテルに手渡した。  
「ありがと…私、どのくらい寝てた?」  
「5分くらいかな…?そんなにたってないと思うよ。」  
「そう…」  
グレーテルは水を飲むと、少しうつむいた。  
先ほどまでの行為が思い起こされ、恥ずかしくて皆の顔が見れない。  
「どうだった?グレーテル…」  
「…気持ち…良かったわ。」  
先ほどまでなら素直に答えられたその問いも  
今は恥ずかしくてまともに答えられない。  
また耳まで真っ赤にして照れるグレーテル。  
 
「本当、グレーテルってば可愛いですわ。」  
「うん…かわいすぎて…いじめたくなる…」  
体を冷やさないようにするための配慮か  
白雪姫といばら姫はバスローブを羽織っていた。  
さっきの行為中は目を覚ましていたいばら姫も  
今はまた、うとうとと半分寝ていた。  
「でも、不満ですわ!!草太さんとハーメルンばっかりで  
 私達、あんまりグレーテルと出来ませんでしたわ!!」  
「1対4はさすがに無理があったかも…」  
「あはは…ごめんね…」  
行為中の淫らな雰囲気はどこへやら、皆すっかりいつもの調子に戻っている。  
ちょっと前までは、はたで見ているだけで  
皆の仲間となった後でもなんとなく抵抗があったその会話の中に  
すんなり入っている自分に驚くグレーテル。  
ああいう行為で仲良くなるとはこういうことか、  
ならば、悪くないかもしれない。  
そんな、グレーテルの暖かい気持ちを、白雪姫が打ち消した。  
「だから!!今から第二ラウンドですわ!!」  
それまで羽織っていたバスローブを脱ぎ捨てる白雪姫、  
いばら姫もそれに続く。よくみると、二人の股間に  
男性器をもした模型が付いている。  
 
「何…?それ…?」  
「ペニスバンドですわ。」  
「ハーメルンが来る前までは草太一人だったけど  
 さすがに一人で全員を相手にするのは無理…」  
「でもこれを使えば女の子同士でも出来るのですわ。」  
自分のペニスバンドにローションをたらすと  
すばやくグレーテルの前後に移動する白雪姫といばら姫。  
「え…?ちょ、ちょっと待って!!もう少し休んでから…  
 ちょ…草太!!ハーメルン!!」  
助けを求めるように草太とハーメルンの二人に声をかけるグレーテル。  
しかし、二人は半ば諦めたような表情で視線をそらした。  
「すまん…グレーテル…白雪がそうなったら…俺には止められない…」  
「辛くなったら必ず言ってね…白雪も酷い無茶はしないから…」  
「え!?え!?ちょ…待…はぁぁぁぁんっ!!」  
慌てているグレーテルに、有無を言わさず挿入する白雪姫といばら姫  
先ほどまでは心配していたが、平気そうだと分かったので  
もう遠慮する気は無いようだった。  
「くすくす…グレーテルってば本当に可愛いですわ。」  
何かのスイッチが入ったかのように怪しく笑う白雪姫  
草太やハーメルン、ヘンゼルの物とはまた違った異物感  
少しひんやりした感覚と、ペニスバンドについているいぼいぼが  
グレーテルの中を程よく刺激し、再びグレーテルの性感を呼び覚ました。  
「はぁっ…んくっ、ああんっ!!」  
甘い吐息を漏らし始めるグレーテル、  
その様子をみた白雪姫といばら姫は悪戯っぽく笑い、  
腰をうごめかせ始めた。  
「はぁっ!!ああんっ!!やぁっ!!あ、そこ…だめ!!  
 イクゥぅぅぅぅぅッ!!」  
結局、グレーテルはこの後も何度も絶頂へと導かれる  
夜はまだまだ長そうだった。  
 
 
翌日、町を出発した一行だったが、グレーテルは昨夜の行為がよほど利いたのか  
朝起きたときには足腰が立たなくなっていた。  
仕方なく白雪姫が回復魔法をかけたが、まだ何か歩き方が変なので  
大事を取り、グレーテルはヴァルにまたがっての移動となった。  
「本っ当に信じらんない!!事情は聞いたけど、いくら何だって  
 グレーテルの足腰が立たなくなるまでやること無いでしょ!?」  
大声を上げて怒るりんご、草太とハーメルンは申し訳なさそうに  
隅っこのほうでこそこそとしている。  
「だってー、グレーテルが本当に可愛かったんですもの…」  
「だからあんたはいつもやりすぎ!!」  
全く悪びれる事のない白雪姫とりんごのやり取り。・  
そのやり取りを横から苦笑しながら眺めているグレーテルに  
赤ずきんがひそひそと話しかけてきた。  
「ねえ…グレーテル、気持ちよかった?」  
「うん、凄く良かった…」  
「そっか、良かった、いつまでも怖いままじゃもったいないもんね。」  
そういってにっこりと微笑む赤ずきん、グレーテルもそれに笑顔で返した。  
 
「ねえ…赤ずきん…聞いていい?」  
「ん?何?」  
グレーテルは、昨晩、ずっと頭の隅にあった疑問を赤ずきんに投げかける。  
「昨日みたいなのって、りんご的にはいいの…?  
 白雪と草太が混じってたじゃない?まあ、昨日はしなかったけど。  
 前にも、そういう時ってあったでしょ?逆のパターンも。  
 そういうのって、お互いどう思ってるの?」  
グレーテルも、白雪姫とりんごが草太を取り合っている事は知っている。  
昨日、一緒にいた時の様子だと、まだ決着は付いていないだろう。  
そんな状態だ、お互い、自分が参加できないときに、  
相手が草太とするというケースはどうしても出来てしまう。  
そういうケースは仕方が無いと分かっていても、  
やはり心中穏やかではないのではないだろうか?  
「んー…りんごは抜け駆けして、草太の初めてもらっちゃったからね…  
 負い目があるから、あえて我慢してるんじゃないかな?  
 白雪は、自分が草太の最後の人になれればいいって思ってるから、  
 案外割り切ってるよ。」  
事もなげにそう答える赤ずきん、だが、その内容は深いものがある、  
おそらく、りんごが怒っているのは昨晩我慢した反動もあるだろう。  
 
その事を聞いたグレーテルは真面目な返答が出来ず、乾いた笑いを漏らす。  
「ね、グレーテル。」  
「な、何?」  
「次は私やりんごともしようね?」  
赤ずきんはそういってにっこりと笑うと、ずっぎゅーんと叫んで走っていった。  
(今の台詞って、気楽に言ってるけど結構凄い事よね…  
 赤ずきんとかりんごも…昨日みたいな事…)  
グレーテルは、そこで不意に昨晩の行為を思い起こした。  
正直、凄いものだったが、心の奥にはどこか暖かいものを感じた。  
(…お兄様)  
グレーテルは空を見上げ、今もサンドリヨンの城にいるであろう  
ヘンゼルのことを思い起こした。  
いつか、ヘンゼルをサンドリヨンの手から取り戻し、  
また昔のように仲の良い兄弟に戻れる日がきたら…  
そんな日が来たら、ヘンゼルとも昨晩のような行為が出来る日が来るだろうか?  
(来たらいいな…そんな日が…)  
晴れやかな空を見上げ、グレーテルはそう思った。  
 
 

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