「ハーメルン、大丈夫?」
「り、りんごか……」
ハーメルンは掘っ立て小屋のベッドで寝ている。お腹の周りが包帯ぐるぐる巻きで痛々しい。
「よかった、生きてて。ありがとう、私をかばってくれて」
目覚めたハーメルンの顔を、エプロン姿のりんごが覗く。
「りんごは無事か。ふーー、死ぬかと思ったぜ」
「グレーテルのやつ、今度あったらやっつけてやるんだから! 赤ずきんが」
りんごは最後の言葉を小さな声で言う。
ハーメルンは、りんごをかばってグレーテルの大剣に刺され死亡したが、白雪のザオラルっぽい回復魔法を十回ぐらいかけられて、ようやく復活できた。
「情けないところを見せたな……痛たたたた」
ハーメルンは上半身を起こそうとするが、傷口がまだ塞がってなくて、苦痛を感じた。
「駄目よ! ハーメルン、無理しちゃあ。今、赤ずきんたちが町へ繰り出して、買い物のついでに、傷に良く効く薬草を見つけてくるから」
「じゃあ、この小屋には俺たち二人しかいないのか? だったら危ないぞ、何時敵が攻めてくるかわからない!」
苦痛に顔を歪めながら、近くのテーブルに置いてあるヘルメットに手を伸ばそうとする。
「大丈夫よ! 出かける前に、ザオラルっぽい魔法を使いまくった白雪が、残り少ない魔法力を振り絞って結界を張ってくれたから」
「そ、そうなのか。だったら大丈夫だな」
ハーメルンは、力が抜けたようにベットに背中をつけた。
「今おかゆ作ってるからね。ちょっとまっててね」
りんごは台所へ行き、ぐつぐつと煮え吹きこぼれそうになる、なべの様子を見つめている。
「エプロン姿って家庭的だな。グレーテルはそう感じないけど」
横になりながらりんごを見ていると、何か熱い感情がこみ上げてくる。
「それにしても、りんごの後姿が変だな。いつものスカートじゃなくて、肌色のロングパンツなんて……って違うぞ!」
何も覆われていない、桃のような柔らかいラインのお尻が、ハーメルンの目に飛び込んでくる。
今のりんごはエプロンしか身につけていない。
「な、なんなんだ、あの格好は!? エルデではみんなああなのか?」
ただよく見ると、トレードマークの黒の長いソックスも身につけている。
強い刺激を受けたハーメルンの顔は真っ赤になった。
「ハーメルン、おまたせ。おかゆできたよ。食べさせてあげる」
「どうしたんだ? その格好」
掛け布団で紅潮した顔の半分を隠してたずねる。
「え? あ、ああ、これね。滑って転んで川に落っこちちゃったのよ。で、着替えがないから部屋に干してるの」
りんごが指を刺すと、その方向にいつものシャツと、黒のスカートがびしょ濡れで干されていた。
「ぱ、ぱ、ぱ、パンツも!!」
スカートのとなりに、白くて小さなパンツと、ブラジャーも干されている。
「前にヴァルが替えを食いちぎっちゃってね、あれしかないのよ。ソックスはあるんだけどね。だから、あのパンツ盗んじゃ駄目だゾ、ハーメルン!」
りんごは、人差し指を立てウインクをして注意する。
「誰が盗むかあ!」
ハーメルンは耳まで真っ赤になった。
「体、拭いてあげるね。それじゃあ、お風呂は入れないし」
「い、いいってば!」
おかゆを食べさせてもらったハーメルンは少し元気になった。
りんごはお湯が入った洗面器と、濡れタオルを用意して、ハーメルンの体を拭こうとしている。
「遠慮しなくいいよ。ほら」
「やめろって!」
身動きが取れないハーメルンは、ベルトを外され、ずるずるとズボンを下げられていく。
「良かったあ、元気になってくれて」
ハーメルンのズボンの下にはいている、ブリーフが膨らんでいるのをみて、りんごはつぶやいた。
「じ、じぶんでやるから、もういいよ」
膨らんでいるものは、りんごの後姿を見てからガチガチになっていた。ハーメルンにとっては、それは見られたくないものだった。
「やだあ、ハーメルンったらあ。引っかかって、脱げないゾ!」
ブリーフも下ろそうとするが、膨らんだものが引っかかって、脱がせない。
「よいっしょ! よいしょ! きゃあ!」
ようやくパンツを脱がすと、引っかかっていたものが、ブルンブルン震えた。それは丸い筒状のもので先端が卵の形になっていて、釣竿のようにハーメルンの顔へ向かい反り曲がっている。
「すっごーい、ハーメルンの! 草太のより大きいゾ!」
りんごはそれに顔を近づけ、まじまじと見つめ、興奮する。
「そ、そりゃあ、小さいころの草太よりは大きいさ」
ハーメルンは、恥かしくて顔を背けていた。その反面、見られているものは、さらにむくむくと大きくなり、ピンッとなって自己主張する。
「ううん、割と最近のだゾ。でも近頃、草太ったらお風呂一緒に入ってくれないんだよね〜」
「ええええ! お前たち、一緒に風呂入るのか!!?」
「草太とは幼馴染だもん。お風呂でフェラぐらいエルデでは普通だゾ」
「ふぇ、ふぇらってなんだ?」
聞きなれないエルデの言葉に、ハーメルンは関心を持つ。
「え、知らないの? こうやるの」
「うわっ! なにをするんだ!」
突然りんごは、そびえ立つハーメルンの竿の先端を、口を大きく開けてくわえこんだ。
口内で先端を舌先で舐め、くわえこんだ部分の下を右手で掴み、上下させる。
棒はハーメルンの体の一部で、りんごが刺激を与えると、より硬くなり血管が浮き上がる。
りんごは手を離し、歯を当てないように口の周りだけを棒の外周に這わせ、小刻みに頭を上下させた。
ハーメルンは苦悶の表情をするが、りんごが与える刺激で、今まで感じたことのない強い快感を味わっていた。
「りんご……やばい、出る!」
ハーメルンは過剰な快感に逆に苦しめられ、絞り出すように声をあげる。
「ふぁやいふお!」
りんごはくわえながら「早いゾ!」と言っていた。
竿を根元までくわえていたが、唇を上げて、竿の卵型の先端部分を口で包み込むようにする。
「くっ!」
ハーメルンは両目を強く瞑り、眉間にしわを寄せると、りんごがくわえている竿の先端にある、小さな裂け目から液体が噴出した。
「んんんんんんんんん!!」
りんごも目をつむり、射出された液体を舌で受け止めた。射出の勢いが強く、口をふさいでいて発音は出来ないが、苦しい声を出す。
液体は大量に出された後は、小刻みに少量ずつ射出されていた。りんごはそれらをすべて口の中に収めた。
射出が終わると、りんごは口で捕らえていたハーメルンを開放した。
離された唇と竿の射出口部分が、りんごの唾液とハーメルンが出した液体で出来た、細い糸でつながる。それは自重でアーチ状になり、しばらくしてぷつんと切れた。
「はあはあはあはあ……ごめん、りんご」
ハーメルンは息を切らし、顔が真っ赤になっている。目の前で、自分が出したものでいっぱいになっている口を、手で押さえ身をかがめているりんごに謝った。
りんごは、ハーメルンを拭くのに用意したタオルを広げ、そこへ口に入っているハーメルンの出したものを吐き出す。
液体は白く濁っていて粘りがあり、りんごの小さな口からどろどろとこぼれていく。
「ゲホッ、ゲホッ……いっぱい、ゲホッ……出た、ゴホッ……ね」
苦しい表情で咳き込んでいたが、すぐに頭を傾け微笑み、いつもの笑顔をハーメルンに振りまく。口元には、よだれとハーメルンの液体が混ざったものがこびりついていて、テカテカと光っている。
ハーメルンは力がぬけたようにぐったりする。液体を出した竿もまた、弱々しく縮んで腹に倒れこんだ。先端の裂け目には白濁液の雫が出ている。
「こんなに溜まっちゃって、赤ずきんにしてもらってないの?」
「そんなわけないだろ!」
「私もムラムラしてきちゃった、もう二、三発はできるわよね? ちょっとまってて」
そう言うとりんごは、棚においてある自分のバックの中から、正方形の小さなカードのようなものを取り出す。
ハーメルンに背を向けしゃがみこんで、荷物を探す裸エプロンのりんごを、ハーメルンは見てはいけないと思いつつ、ちらちら覗く。りんごの内股が、何か透明な液体でしっとりしていた。
「あと何枚あるかな? 草太と、プリンセスモードの赤ずきんの分も取っておかないと」
取り出したカードのようなものは、中に丸いリングが入っていて、その形がくっきりと浮き上がっている。
「別冊少女コミ○クの、袋とじ特集に書いてあった通りに……」
りんごはそれを破くと、中に入っているリングをとりだし、舌を出してそれを乗せた。
「はあはあはあ……俺、もう出ないよ、りんご」
「情けないこと言わないの。男の子でしょ!?」
体の力が抜け、呼吸を整えているハーメルンをお構い無しに、りんごは縮こまっている竿を、再び右手で掴み持ち上げる。
竿はすぐに大きく膨らんだ。手でしごくと、いきり立つように硬くなる。
りんごは竿の先端をくわえ、口の中で舌の上に置いてあるリングをはめさせる。リングの径は竿よりも小さいが伸縮性があり、口の周りで押されると、広がって竿にはまった。
りんごが唇を使ってゆっくりと根元までリングを押し通すと、竿は薄い膜の袋で覆われた。
その袋は白くて透過性があり、竿にぴったり密着している。
「りんご、悪い……もう出そうだ」
りんごの唇と密着性のある膜で竿が圧迫され、それが先ほどのような白濁液の発射を促す刺激になった。
「はあ!? コンドーム被せただけで出そうになるなんて、草太より敏感だゾ! しかも一発抜いといて! あんた、どれだけ早漏なのよ!?」
りんごはしかめっ面になって、独特の高いキンキン声をだす。
「しょうがないわねぇ。じゃあ、今度は手コキで逝っちゃいなさい!」
ぎゅっとハーメルンの竿を強く握ると、乱暴に手を上下させしごく。
「うっ……くっ……で、でる」
ハーメルンは首を横に何度も振り悶絶した後、腰を少し浮かす。すると、またも大量の白濁液を竿の先端から吐き出した。
竿はりんごが被せた薄い膜に覆われ、射出液は飛び散らなかった。どろどろとした液体は、射出した先端位置で溜まり、膜がぷくっと少しだけ焼いた餅のように膨らんだ。
あらかじめその位置には、液体が溜まるように小さな突起がが設けられていた。膜もリングのように伸縮性があり、大量に放出されても破れない。
「こんなに出しちゃって。面倒だけど取り替えなくっちゃ。でもまあ、舌でつける練習になるからいいかも」
りんごは液体が詰まった風船状の部分を指先で摘まんでよじり、漏れないようにして、根元に下ろしたリングを、被せた膜を巻き取りながら引き上げる。
袋を竿から離すと、慣れた手つきで速やかに、液体が漏れないように強く結んだ。
「ちゃんと毎日抜いてるの? 二発目でこんなに出したのは、プリンセスモードの赤ずきんぐらいだゾ」
りんごは、縛った袋のリング部分をつまんで、揺らしながらハーメルンに見せ付ける。液体がぎっしり詰まっている部分は、頂点が丸みを帯びた三角錐を、逆さにした形になっている。
「さあ、仕切りなおしで、今度こそ第二ラウンド、は〜じめるゾ〜!」
りんごは、後ろで結ったエプロンの紐を解き、脱いで投げ捨てた。りんごの体を隠すものは、足の付け根辺りまで伸びている、長い黒のソックスだけだ。
りんごは両手を腰元へ当て、胸を張り自分の裸体をハーメルンにさらけ出す。ただ、いくら胸を張っても、手の平に収まる程度の乳房は大きくはならなかった。
「も、もう勘弁して……」
ハーメルンにとっては第三ラウンド目だ。