今日もいつものようにトーリ殿が不審な言葉を叫び殴られている。
自分まで巻き込まれ、その先にいたウルキアガ殿に衝突していつも通り机と共に山になる。
起きようとすると体に痛みが走る。
ついつい巻き込まれると解っていてもこの立ち位置に立ってしまうで御座る。これだからMは止められない。
しかし、今日のトーリ殿は聞き捨てならないことを言っていた。
「知ってっか浅間!? 巫女って神様と結婚するからエロいことは尻限定なんだぶぇげぉっ!!」
尻。
少しばかり興味はあったで御座るが流石にMな上に尻を開発済みとあっては忍者としては忍んでいない気がしたので抑えていた。
好奇心とイケナイ気持ちでお尻辺りがムズムズした。
思わず瞬動でシロジロ殿の隣りまで行き袖をつかむ。
シロジロ殿が疑問符の浮いた目でこっちを見てきた。
自分はそんなシロジロ殿に向かって小さな声で耳打ちをして、
そして――
「ひゃっ、くぁあああ! らめぇ!ん!お尻すごいで御座るぅ! うあっ、そこ、おくぅ! はっ、もっとトーリ殿、もっと突いてぇ!」
シロジロ殿にお願いして買ったコレはあの日以来、お世話になりっ放しで御座る。