「メ、メアリ殿!?こ、こ、ここ、これはで御座るなあ……!」
混乱する。何の前置きもなしに陰茎を露出しているこの状況の理不尽さも相当だが、
それ以上にその一物をメアリがじーっと見つめているので冷静になどなれるわけが無い。
声を荒げたことで初めてこちらに気づいたようにメアリが顔を上げ、
「Ju,Jud!……大丈夫です!」
何が大丈夫なんで御座るかああああっ!?
喉まで出掛かったツッコミは、しかし、メアリの行動によって阻止された。
触ってきたのだ。その艶やかな指で、点蔵の陰茎を。
「…………っ!!!?」
状況開始時以上に固まる点蔵。ついでに陰茎も硬くなった。
その生理現象にメアリは少しビックリしたようだったが、程なくして感触を確かめるようにぺたぺたと触りだし、
「知識としては知ってましたが、やっぱり生で見ると凄い迫力ですね。
あ、おっきくなったってことは気持ちよかったんですよね、点蔵様?」
これはどんな拷問で御座ろうか……。
すでに経文を唱えてどうにかなるような段階ではないと理解しているものの、
それでも簡単に一線を越えてはならぬという理性が点蔵を繋ぎとめ……
「えいっ」
無理でした。だって目の前でいきなり胸はだけるんだもん。
自分、金髪巨乳の生乳にはいっさい耐性無いで御座るよ〜…。
「こうやって、胸に挟むんですよね。
ふふ、熱くてゴリゴリしてて変な感じですけど、こういうのがお好きなんですよね?
あとは……そうそう」
――ぺろっ。
「んっ、ちゅっ、気持ちいいですか?点蔵様…」