「なあ、落ち着こうぜホライゾン。ほら、俺らそういうのするのまだ早いって!
ほら、未成年だしさ! 学生だし、そういう事すると条例が黙っちゃいないって!」
「何を仰っているのですかトーリ様。今まで散々ホライゾンの事を弄んで
おいて、いざセックスになるとおじけづくとは、それでも男ですか」
「ああ、いいなぁ、その無表情の罵倒はいい! でもそれとこれとは
話が別じゃね? どうよ?」
「違わないものと判断できます。いまだ自動人形であるホライゾンの判断は、
最善の物であるかと」
「じゃあ平行線の俺は、違うって判断するぜ?」
「ならば――無理やりですか。それもまた良いかもしれません」
「あれー? 平行線は? 平行線どこ行った!?」
「ホライゾン、こんな事もあろうかと学習してきました。こういった行為を
逆レイプと呼ぶのですよね?」
「うん、イエスだけど、だけどさ、ちょっと落ち着こうぜホライゾン。俺が
落ち着いてるのにお前落ち着いてないとか、ありえなくね? ほら、
メタな視点で見てさ。キャラ違うじゃん。ありえないだろ? な?」
「ご安心ください。ホライゾンはトーリ様をメタメタにいたしますので」
「性的な意味でか? 性的な意味でか!?」
「全て私に任せて気持ちよくなりなさい――どうでしょう、このトーリ様
秘蔵のエロゲから学んだ必殺の言霊の威力は」
「感情こもってない分逆にエローい! ってのは置いといて、ホント落ち着け
って、落ち着けってホライゾン」