「ははは、聞いたかね芽衣子くん、我々はこの世界でも存在しているようだね」
「班長の言う世界とはどの世界の事を言っているかはわたくしにはよくわかりません。が、とりあえずここは第三EMP学園ではないことだけは理解しましたわ」
「うむ、それだけ解れば問題はない。では早速この世界を私色に染めようではないか」
「ははは、待ちたまえよそこの馬鹿者」
「だれだね貴様は? 芽衣子くん以外で私を馬鹿呼ばわりするとはとんだ馬鹿者だな」
「うむ、これは失礼したね。馬鹿に馬鹿というのはひねりがなかったね、これではまた新庄君にダメだしされてしまうね。ああ、ダメをだす新庄君……君が出すものなら私は全部飲み干す所存だ!」
「なんですの? この班長みたいにアレな人は……」
「ははは、芽衣子くんそんなに私をほめるものじゃないよ。私が天才なのは当然の事なのだから」
「日本語が通じませんの……」
「やれやれ、君も頭の狂った者の相手は大変だね。私も狂人に囲まれて心労が絶えないのだよ、同じくまともな新庄君も苦労してるみたいだよ」
「ああ、狂人は班長だけで十分ですのに」
「ともあれ、ここは私が新庄君とともにある世界なのだ、悪いが即刻退去してもらおう」
「ほう、この私を退けられるかな」
「ふふふ、尻なら私の得意分野だ」
「なんてことなのでしょう、狂人二人が狂った会話をしていますわ。だ、だれかこの状況を何とかしてくださいまし!」
○<アスタリスク>
終了する。
実行。
終了。